ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2011年09月16日(金) どしゃ降りの雨のなか

台風の影響だろうか時折りどしゃ降りの雨。
雨は決して嫌いではないけれど豪雨は怖い。

紀伊半島のほうは大丈夫だろうか。
どうかもうこれ以上の被害がない事を祈るばかり。

自然の猛威にひとは勝てない。
どうしようも出来ない事だけれどそれが悔しかった。


山里へ向かう朝の道。叩きつけるような雨の中。
雨宿りをする場所もなく歩き続けるお遍路さん。
深く深く頭を下げる。そうすることしか出来ない自分。

どんなにか辛いことだろうと傍目にはそう見える。
けれども颯爽と歩く姿からはそれが感じられなかった。

立ち向かう勇気。乗り越えようとする強い意志。
不思議なパワーが満ち溢れているように見えた。

ほんの一瞬の出会いであっても。そのパワーを。
分けてもらったような気持ちになるのだった。

些細なことでくじけてはいけない。

神様は乗り越えられる試練しか与えないのだと言う。



2011年09月15日(木) 風を見る

お天気は下り坂。青空が遠のいてしまうと。
一気に秋の色に染まってしまいそうだった。

散歩道を行けばススキの穂。野菊の花。
それに猫じゃらしも加わり風に揺れている。

風が見える。たしかにこの目で風を見ていた。



川仕事も一段落し、明日は山里の職場に行けそう。
けれども母には連絡をせずにいて明日を待っている。
突然に行って驚かせてあげようと目論んでいるのだ。

仕事も溜まっている事だろう。それが少し楽しみ。
忙しいほど私は嬉しい。やる気満々になるのだもの。

明日はあしたの風が吹く。

なんども言うけれど私はこの言葉がとても好きだった。

何が待っているのやら。嬉しい事ばかりではないかもしれないけれど。

行ってみないと何もわからない。

そこへ一歩踏み出す。そんな明日があることがとてもありがたい。



2011年09月14日(水) 夏の名残

厳しい残暑。忘れかけていた蝉の声に。
みじかい命の尊さをつくづくと感じる。

あした死ぬかもしれないという宿命を。
彼らはどんなふうに受けとめているのだろうか。

もう駄目なのだと決して諦めたりはしない。
最期まで燃え尽きるようにその声を響かす。



午前中は川仕事。午後は例のごとくお昼寝だった。
まさに動と静。その狭間にぽっかりと浮かんでいる自分。
気がつけば何も考え事をしていなかった。
思い悩む事など何ひとつもないのだろう。



散歩道。気だるさを振り切るようにして歩く。
あんずは相変わらず元気いっぱいに前を行く。
彼女の存在がなければ歩く事を諦めているだろう。

おかあさんがんばれ。さあ歩こう!
後姿を追うように歩いているとそんな声が聞こえる。

お大師堂の川辺には薄紅色の百日紅が咲いている。
真夏の頃よりもその花が増えているのにおどろく。

その花の下をさらさらと流れる水の清らかさ。
きらきらと光る川面にしばし立ち尽くしていた。



2011年09月13日(火) 十六夜

陽射しは夏の名残そのものだったけれど。
吹く風はほんのりと秋の匂いがする。
そんな風のことを好きになる自分がいた。


今週は山里の職場を休ませてもらって。
家業の川仕事に精を出すことになった。
まだまだ準備期間だけれどそれをしないと。
前へ進めない。こつこつとふたりで頑張る。

程よい疲れ。それがとても心地よく感じる。
やはり私は肉体労働に向いているようだった。
やれば出来るという自信にもつながってくる。

体調も良く。去年よりも元気な自分が嬉しかった。
それなのに不覚にも昨日は急な胃痛に悩まされた。
おそらく夏の間の暴飲暴食が祟ったのだろうと思う。
季節の変わり目には身体の弱い部分が悲鳴をあげる。
反省をしつつそんな自分を労わってあげなければと思った。


昨夜は中秋の名月も見ることが出来ずとても残念。

今夜は十六夜。月は私を待っていてくれるだろうか。

そうして語りかけてくれるだろうか。

いまここにあるちっぽけないのち。

祈ることしか出来ない無力なわたしのことを。

ありのままでいいのだよとゆるしてくれるだろうか。



2011年09月10日(土) 家族

久しぶりに家族が皆そろう。
お盆には顔も見られなくて寂しかったけれど。
こうして集まれる日があってとても嬉しかった。

ついついはしゃいでしまって話す声も大きくなる。
わいわいとにぎやかに皆で焼肉を食べた。


いろいろあった息子も仕事が落ち着いてきた様子。
愚痴ひとつもこぼさずに終始笑顔だったのにほっとする。

サチコ達も多少の苦労はあっても乗り越えている様子。
母の心配など吹き飛ばすように笑顔の花を咲かせてくれる。

いちばん嬉しそうなのはお父さん。
その満足そうな顔を見ているだけで幸せだった。

家族っていいな。ほんとうにいいなってつくづく思った。

みんなの笑顔が母の宝物。とても大切な宝物だった。

どうかこれからもみんなが平穏無事でいてくれますように。



2011年09月09日(金) おにぎり

午前中に気温が30℃を超え蒸し暑くなる。
夏は少し遠ざかっては後戻りしているようだ。
なんだか忘れ物を取りに帰って来ているよう。

秋はのほほんとしていてちょっと微笑んでいる。
バトンタッチはしたもののおっちょこちょいの夏のことが。
実はとても気になっているのにちがいない。


お昼。エアコンの効いた事務所が息苦しく感じて。
庭の木陰でおにぎりを食べた。風と話しながら食べる。

なんとも美味しい。風のおしゃべりが楽しいからかも。

風はなんだか昔好きだったひとに似ている。

私のことをくすぐりながら肩を抱いてくれるから。

ひとつっきりのおにぎりを分け合って食べる幸せ。

さいごのひとくちは風にあげたほうがよかったかな。

あーあ。食べちゃったねって風がくやしそうに笑った。



2011年09月08日(木) 平穏

夕陽を見るひまもなくあたりがすっかり暗くなる。
それを待ちかねていたように秋の虫たちが歌い始めた。

とてもにぎやかだけれどそれもまたのどか。
一晩中歌い続けるであろうちいさな命を想う。

りりん。りりんと私が虫ならばそう歌ってみたい。
お遍路さんの鈴の音のように声を響かせてみたかった。


いつもの散歩道。ススキの穂がずいぶんと育った。
ともに風に吹かれていると清々しい気持ちになる。
たとえばちっぽけな憂鬱もすぐに消え去ってしまう。

思い煩うことなどなにもないのだなとあらためて思う。


お大師堂の庭には白い萩の花が満開だった。
そのしだれ咲くのを手のひらで受けとめてみたくなる。
けれどもなんだか穢してしまいそうで躊躇ってしまった。

きっとだいじょうぶなのに。それを出来ない時もある。

そっとふれてみればよかったのにと少し後悔をした。


蝋燭に火を灯し手を合わせる。

平穏をありがとうございました。

どうかこの平穏がずっと続きますように。


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