ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2011年04月26日(火) おにぎり

朝の肌寒さもつかの間のこと。
日中は気温が上がり初夏のような陽気となる。

お昼休み。職場の庭に腰を下ろしおにぎりを食べる。
空を見上げつつひとくち。風に吹かれながらひとくち。

それはとても美味しくて幸せな気持ちになった。

そうして自分がなにも考えていないことに気づく。
空っぽというのではなくてすっきりとした空白だ。

ずっと不安定だったのかもしれない。
ざわざわと落ち着かない気持ちでいたような。
平穏である事を心苦しく思う時がいっぱいあった。

これでいいのかもしれないと今日は思う。

こんな日々を与えられている事に感謝しなければ。



2011年04月25日(月) 野の花

散歩道を歩いていると野あざみの花を見つける。
もう咲いてくれたのねと声をかけては。
またてくてくとすすむと今度は野バラに会った。

野の花はほんとうにさりげなく咲く。
控えめで素朴なそんな花たちが好きだ。

どちらも触れられないほどの棘を持つ。
そうして身を守っているのかもしれなかった。

だいじょうぶよ。そう語りかける。

だいじょうぶよ。どうかそのままでいて。



わたしはわたしの棘にそっとふれてみる。

そうして傷つけたかもしれないひとをおもう。

だからといってほかにどんなほうほうがあったのだろうか。


だいじょうぶよ。そう語りかける。

だいじょうぶよ。どうかそのままでいて。



2011年04月23日(土) 藤の花

桜の季節が終われば藤の花が咲き始める。

いつのまにこんなにとおどろくほどそれは咲いて。

芳香を放ちながらしだれ咲いているのだった。

手を差し伸べてそっとうけとめてみたくなる。

その花がそれを望んでいるのかはわからないけれど。


そんな衝動に駆られるときがひとにはある。

いいことだとかいけないことだとかいったい。

誰がそんなことを決められると言うのだろうか。

ただ受けとめるしかない現実にあふれているいま。

それが花であればどんなにいいだろうかとおもう。



2011年04月22日(金)

静か過ぎる雨。しんみりとその気配を感じる。

私にはもうじゅうぶんだと思えることがたくさんある。
これ以上恵まれることも。これ以上の幸せもいらない。

ただ生きたい。それが唯一の欲なのかもしれない。



元キャンディーズの田中好子の死。とてもショックだった・・。



2011年04月21日(木) 愛しさ

失いたくないとつよくつよく思うようになったこの頃。

なにもかもが当たり前のことなんかじゃなくて。

すべてがかけがえのないことのように思えてならない。

愛しさが日に日につのる。どうかこのままでいて。

どうかずっと変わらずにいてと祈るようになった。


今日の平穏をかみしめながら夜が更けていく。

心苦しさがうすれていくことを罪のように思いながら。

生きるしかない。かけがえのないものたちのために。

在り続けたいと思う。ちっぽけなひとりになって。

生かされている。それはとてもありがたいことだ。



2011年04月20日(水) 足るを知る

日々たんたんと目前の事をこなしていく毎日。
いつも通りのこと。普通の暮らしを心がける。

今期の川仕事も一段落してほっと息をつく。
やれるだけのことをやったのだと思う。
大変な事もあったけれどなんとかなったのだ。

足るを知るということばが身に沁みる。
もうじゅうぶん恵まれたのだと思えるようになった。



お昼。夜勤明けの息子が帰って来て三人で昼食。
相変わらず質素なものだけれど文句ひとつ言わず。
昨夜から何も食べていないのだと言いご飯を頬張る。

仕事の話しはいっさいしない。
あれほど辛がっていたのに愚痴ひとつ言わなかった。

被災地の避難所にいる人達のことを話し始めた。
小さな避難所では一日一食のところもあるんだぞ。
おにぎり一個とかパン一個しか食べられない人もいるんだからな。


仕事頑張ってねとは父も母も言わない。
明日は休みだという息子に「ゆっくり休みなさいよ」と言う。

うん、また来るわ。メシ食わせてくれよな。

またまた嵐のように息子が去って行く。

嵐の後の静けさに母はつぶやく。

あのこもうだいじょうぶかもしれないね。





2011年04月19日(火) せめて少しでも

寒の戻りを思わすような肌寒さ。
冷たい風が吹き荒れて身震いするばかり。

夕方近く大橋のたもとの東屋にお遍路さんがいた。
どうやらそこで野宿をするふうで気になって仕方がない。
おせっかいを承知で話しかけてみたらやはりそうだった。

お大師堂の場所を教えると「行ってみます」と言ってくれる。
その笑顔がとても嬉しかった。声をかけてみて良かったなと思う。

帰宅してずっと窓の外を見ていた。
大きな荷物を背負ったその人が土手を歩く姿が見えてほっとする。
冷たい風に立ち向かうように歩く姿に胸が熱くなるほどだった。

吹きっさらしの東屋で一夜を明かすことを思うと。
お大師堂の畳がどんなにかありがたいことだろう。
ぐっすりと眠ってまた明日から頑張ってほしいと願う。


お風呂にもはいれないひと。
お布団で寝ることもできないひと。

お遍路さんと被災地の人達が重なる。

せめて少しでもほっとする時間があればどんなにかいいだろうか。


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