ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2011年04月09日(土) 桜吹雪

気温がぐんぐんと高くなりまるで初夏のような陽気となる。
風に桜の花びらが舞う。散っているのではなく舞っている。

儚さやさびしさを忘れさすかのようにそれはとても美しかった。



ふつうにしていましょうよと友が言う。
ふつうに仕事をしてふつうにご飯を食べて。
お風呂に入ってビールも飲んだらいいよと。

なんだか胸の中にあったかたまりがふわっとやわらかくなった。
気が楽になる。だってそのふつうがとても心苦しかったから。
あたりまえのことがずっとあたりまえではないように思っていたから。

ふつう。なんてありがたいことなのだろうとつくづく思う。


川仕事をがんばる。お昼は作業場でおにぎりを食べる。
少しだけお昼寝をしてからいつもの散歩道を歩いた。
晩ご飯はトンカツにする。キャベツは畑でとれたもの。
お風呂に入りまったりとする。そうしてビールを飲む。


ふつう。こうして生きているのがわたしの日常。

ふつうにしていました。これがありのままのわたしですもの。



2011年04月08日(金) 桜雨

なにごともなかったように雨はふる

桜はうつむくこともせずそんな空をあおぐ

しかたのないことなのだよと誰かが言った

どうしようもできないのだものとまた誰かが

わたしはかなしくてたまらなくなって空にきく

どうしてどうしてとおなじことばを繰り返す

かみさまはきっといるのだと信じているから

かみさまのことをきらいになんてなりはしない

もしかしたらかみさまが泣いているのかもしれない

桜はそんな涙をせいいっぱいにうけとめているのか





被災地に追い討ちをかけるような大きな余震。
必死に耐えている人達になんて酷い仕打ちをと。
天を恨みたくなった。こんな酷いことがあってよいのか・・。
亡くなった方もいると聞き遣り切れない思いでいっぱいになる。

何もチカラにはなれない無力感にまた苛まれているけれど。
ひたすら祈り続ける。どうかどうか・・そればかり繰り返している。



2011年04月07日(木) いのち

明日は雨になると言う

雨に打たれる桜をおもう

痛くはないか辛くはないか

いいえ生きていますから

いいえ生きていますから


いのちのことをこれほどまでに

ふかくふかくかんじた春はなかった


生きているだけでじゅうぶんだと

微笑むひとたちがそこにいる

どんなにかつらいことだろう

どんなにか悲しいことだろう


いいえ生きていますから

いいえ生きていますから


春よどうか抱きしめてあげてください

春よかけがえのないいのちを守ってあげてください










2011年04月06日(水) 恵み

心を痛めつつも日々の暮らしを精一杯に。
そうでなければいけないように思って。
今日も暮れていく。なんと平穏なことだろう。

心苦しさを覆い隠すようにありがたさをかみしめている。


今日は海苔の出荷日だった。
津波の被害はあったもののわずかに残ってくれた海苔。
その海苔が順調に生育してくれたおかげで収穫が出来た。

自然まかせのこと。一時は嘆くことはあっても。
こうして救われる事もある。恵まれる事もある。

被災地を思えば申し訳ない気持ちにもなるけれど。
とても複雑な気持ちになりながらも素直に感謝している。

なんとか暮しのめどが立つ。それはとても幸せなことだった。


けれども明日は我が身。そのことを決して忘れてはいけない。



満開の桜を今日も仰ぐ。

やがて儚くそれは散っていくだろう。

せつないけれど潔く散る花。

そんなふうに生きていたいとしみじみとおもった。



2011年04月05日(火) 花冷え

霜注意報があった朝。
冬のそれほどではないけれど肌寒さを感じる。

桜の季節にはかならずある花冷え。
ほぼ満開となった桜が寒さを恋しがるのだろうか。

寒さあってこそ咲いた花。
なんども言うけれど今年ほど胸に沁みることはない。

胸の痛みを癒すように桜は咲いてくれる。

なにがあってもどんな時でもその季節がめぐってくる。



山里に向かえば、もう田植えの準備が始まっていた。
そんな頃なのかと思うと日々がとてつもなくはやく。
流れているように感じた。前へ前へとそれがすすむ。

いかなくちゃとわたしもおもう。

いってみないとわからないところ。

いかなくちゃ。いかなくちゃ。




2011年04月04日(月) 日が暮れて

その犬の名はバンちゃん。
先日気仙沼沖で奇跡的に救助された犬だった。

飼い主と再会する事が出来てほんとうに良かった。
尻尾を千切れんばかりに振りながら嬉しそうな姿。

抱きしめる飼い主さん。愛しくてたまらないいのち。

感動で胸がいっぱいになる。涙があふれるニュースだった。




いいか、もし大きな地震が来たらすぐに高台に逃げろ。
俺は浜の地区へ行く。一人でも多くの人を避難させないといけない。
逃げる時に犬を放せ。絶対に一緒に連れて行こうとするな。

何度も何度も彼は言う。それは真剣な目をして私に言い聞かす。

それはいったいいつのことなのか。
今夜かもしれない明日かもしれないといつも不安に思う。


そうしながら平穏に一日が暮れていくありがたさをかみしめている。







2011年04月02日(土) 春風

自転車で買物に行く

春風がとても心地よい

風にふかれていると

胸の中がすぅっとする

沈みがちなきぶんとか

心ぐるしいきぶんとか

だいじょうぶだよと

風がはげましてくれる

びゅんびゅんびゅん

びゅんびゅんびゅん







お大師堂でお遍路さんに会った。
去年から数えて三度目の再会だった。
ちゃんと憶えていてくれたのが嬉しい。

私のことを「おかあさん」って呼ぶ。
なんかくすぐったいような気持ちだ。

縁ってほんとにふしぎ。

縁ってありがたいものだなとつくづく思う。


 < 過去  INDEX  未来 >


anzu10 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加