ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2011年04月05日(火) 花冷え

霜注意報があった朝。
冬のそれほどではないけれど肌寒さを感じる。

桜の季節にはかならずある花冷え。
ほぼ満開となった桜が寒さを恋しがるのだろうか。

寒さあってこそ咲いた花。
なんども言うけれど今年ほど胸に沁みることはない。

胸の痛みを癒すように桜は咲いてくれる。

なにがあってもどんな時でもその季節がめぐってくる。



山里に向かえば、もう田植えの準備が始まっていた。
そんな頃なのかと思うと日々がとてつもなくはやく。
流れているように感じた。前へ前へとそれがすすむ。

いかなくちゃとわたしもおもう。

いってみないとわからないところ。

いかなくちゃ。いかなくちゃ。




2011年04月04日(月) 日が暮れて

その犬の名はバンちゃん。
先日気仙沼沖で奇跡的に救助された犬だった。

飼い主と再会する事が出来てほんとうに良かった。
尻尾を千切れんばかりに振りながら嬉しそうな姿。

抱きしめる飼い主さん。愛しくてたまらないいのち。

感動で胸がいっぱいになる。涙があふれるニュースだった。




いいか、もし大きな地震が来たらすぐに高台に逃げろ。
俺は浜の地区へ行く。一人でも多くの人を避難させないといけない。
逃げる時に犬を放せ。絶対に一緒に連れて行こうとするな。

何度も何度も彼は言う。それは真剣な目をして私に言い聞かす。

それはいったいいつのことなのか。
今夜かもしれない明日かもしれないといつも不安に思う。


そうしながら平穏に一日が暮れていくありがたさをかみしめている。







2011年04月02日(土) 春風

自転車で買物に行く

春風がとても心地よい

風にふかれていると

胸の中がすぅっとする

沈みがちなきぶんとか

心ぐるしいきぶんとか

だいじょうぶだよと

風がはげましてくれる

びゅんびゅんびゅん

びゅんびゅんびゅん







お大師堂でお遍路さんに会った。
去年から数えて三度目の再会だった。
ちゃんと憶えていてくれたのが嬉しい。

私のことを「おかあさん」って呼ぶ。
なんかくすぐったいような気持ちだ。

縁ってほんとにふしぎ。

縁ってありがたいものだなとつくづく思う。



2011年04月01日(金) 卯月

桜並木をあおいだ。
昨日よりも今日と桜色に満ちている。

胸が熱くなる。痛いような熱さ。
毎年咲いているはずの桜の花が。
今年ほど胸に沁みることはない。

いつの春だったか。私は明日死ぬかもしれないとおそれ。
まるでそれが見納めのように思ってその花を仰いだことがある。

けれどもことしの春はちがう。
なんとしても生きていたいとつよくおもう。
死んでたまるかと勇気のようにそうおもう。

なんでもないような平凡ないちにちが愛しい。
平穏であることが今はとても心苦しいけれど。

ああ今日も生きていてよかったと素直におもう。





2011年03月31日(木) 空よ

早咲きの桜の花が咲いたという

そこにも嬉しそうな笑顔があった

どんなに悲しくても

どんなに辛く苦しくても

そこには春を待ち望むひとたちが

かたをよせあって生きているのだった

空よどうかそんなひとたちを見守って

あげてください春の光を届けてあげて

くださいほんとうの春をほんとうの春を






今日は久しぶりの山里だった。
母のことを懐かしいと思ったいちにち。
月末の仕事をこなしながらあれこれと語り合う。

せきを切ったように話し出す母。
うんうんとうなずくばかりの私。

それでいい。何もかもがいつもと変わらない。

変わらないということが今はとてもありがたい。




2011年03月30日(水) 茜色

それぞれのいちにちが暮れていく

夕陽が空を染め茜色が胸に沁みる

泣いているかもしれないひとをおもう

心ぼそく不安でならないひとをおもう

だいじょうぶよとかたをぎゅっとして

抱きしめてあげられたらどんなにいいだろうか





散歩道を歩きながらゆったりと流れる川を眺める。
きらきらとまぶしい。こんなに光に満ちているというのに。
私はこわくなった。ふとすべてを失う日がみえたような気がして。

平穏であることが心苦しい。それはあの日からずっと。
けれどもそうして生きていくことを与えられているのだとしたら。
いちにちいちにちをかみしめるようにありがたく受け止めなければ。

おかあさんどうしたの?とあんずが振り向く。

だいじょうぶ。なんでもないよと微笑みながら歩いた。



2011年03月29日(火) 微笑むひと

そこには梅の花が咲いていた

あたり一面瓦礫の山だというのに

生きている証のように咲く花がある

嬉しいですねえと微笑むひとがいる

たくさんの大切なものを失っただろうに

そのひとは目に涙を浮かべ微笑んでくれた

ちいさな春がささやかな希望につながる

そのひとは微笑んでいるのに私は泣いた







髪を切りにいく。
春は髪を切る人が多いんですよと美容師さんが言った。
ほら、いろんなことがこれから始まるでしょと。
さっぱりとして心機一転になりますからねと。

私もさっぱりした。身も心も清々しくなった。

微笑まなくちゃとおもう。どんな時もこころから。



※『エンピツ』のサーバーエラー復旧しました。
 今朝、管理人さんのサポート日記を読みとてもほっとする。
 災害時に迷惑をかけてはいけないと力を尽くしてくれていたようだ。
 被災されていても利用者への心遣い。ほんとうに頭が下がる。
 管理人さんほんとうにありがとうございました。


 < 過去  INDEX  未来 >


anzu10 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加