ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2011年02月22日(火) 精一杯

三月中旬なみの暖かさだということ。
ぽかぽかとからだじゅうをつつみこむような陽射しだった。


久しぶりに母の声を聞く。
忙しいのだろう少し苛立っているように聞こえた。
私も川仕事を終えたばかりで疲れていたのだと思う。
優しい言葉のひとつも言えずとてもそっけなかった。

あれこれと思い悩んでいる事も話せず。
気の重さにまたひとつ重さを加えたような気分になる。

いっぱいいっぱいの今だった。
精一杯なのだ。これ以上のことはとても出来ない。

来月のことはそうなった時に考えようと思う。
来るものは拒まないというような気持ちで臨みたい。

あっけらかんと。それがいちばん楽なことなのだと知る。


いつもの散歩。今日は作業場に用事があったので。
あんずにそう語りかけると。なんとちゃんと通じたらしい。
いつもの道とは逆方向だというのにさっさと先を急ぐのだった。
すごいなあんず。私の言うことをちゃんと理解しているみたい。
ありがとうね。母さんはほんとに助かっているんだよ。

作業場にたくさん干してある海苔を取り入れる。
暖かな陽射しのおかげで順調に乾燥していてありがたい。

収穫も今日でひと月が経った。
ただただふたりでがむしゃらに頑張ってきた。

明日も頑張ろう。精一杯頑張ろう。



2011年02月21日(月) 菜の花

昨日よりも今日とずいぶんと暖かくなってきた。
そんな陽気にさそわれたのか菜の花が咲き始める。

やさしくふんわりとした黄色にこころが和む。
やがていちめんの菜の花畑になることだろう。

そんな道をのんびりと歩いてみたいものだ。
何もかも忘れてひたすら菜の花の気持ちで。


考え事はしばし小休止。
考えるのに疲れてしまって。
少しだけ開き直ってきたように思う。
なんとかなるのならどうにでもなれ。
そう思うと気が楽になってきた。

今日も川仕事に精を出す。
そうして程よく疲れるのが心地よかった。

一時間ほど炬燵で横になり身体をやすめる。
そうしてからいつもの散歩に出掛ける。

風が春風のよう。なんともやわらかな風だった。

しんこきゅうをいっぱいする。



2011年02月19日(土) ホトケノザ

暖かくすっかり春を思わす陽気となる。

ホトケノザという名の草には紅紫の花が咲き始めた。
農家の人達にとっては害草だと言われているけれど。
その花はなんとも愛らしくその色に心をうばわれる。


彼の発作も昨夜のうちに治まり。
今朝はすっかり元気になっていてほっとした。
さあ頑張るぞと言い張り切って川仕事に出掛ける。

ずいぶんと疲れがたまっているのだと思う。
もっと休ませてあげたくても本人が承知しない。

作業をしながらぐるぐると考えごとをしていた。
来月早々には母の手術と入院を控えている。
山里の職場にはどうしても手助けが必要になる。
けれども家業も今が最盛期。彼一人では無理ではないか。

なんとかなるさと彼は言ってくれるけれど。
私の気持ちは家業を優先させたくなっている。
そのことを母には言えなくてとても困っている。

5年前の私ならどちらも手助け出来たことだろう。
かけもちするくらい平気だった頃が私にもあったのだ。

なんとも情けない事だけれど。体力も気力も激減している。

考えれば考えるほど気分がマイナスに向かってしまう。
いったいどうすればいいのかと日に日に悩み始めてしまった。

母もきっとなんとかなるよと言うにちがいない。

今すぐにでも電話してみようかと思いつつ臆病になる。

これ以上のマイナスはいやだ。

なにかプラスしたい。なにを足せば楽になるのだろうか。




2011年02月18日(金) おぼろ月夜

やわらかにかすむ満月。
こんな夜をおぼろ月夜というのだろうか。

そんな夜空に心を和ませながら春を感じた。


今日は山里の職場に行く予定だったけれど。
彼の持病の発作がおこりそれを中止する。
母のことも気掛かりでならないけれど。
それ以上に彼のことが心配でならなかった。

みんなが健康に。そればかりを祈っているのだけれど。

心配事は絶えない。みんながちゃんと生きている。
それだけでありがたいことだと思うことにしよう。

私もちゃんと生きている。

いちにちが暮れるとそればかりを思う。

ありがとうございましたと手を合わす。

どうかみんなに明日がありますように。


お月様はかすんでいるけれどちゃんと見てくれている。




2011年02月17日(木) 優しい雨

朝から雨が降り止まぬ。
けれどもその雨のなんと優しいことだろう。
いかにも春を告げる雨のように静かに降り続く。

畑の作物や植物たちには恵みの雨になったことだろう。
雨音とともにそんな緑たちの息吹く音が聴こえてきそうだ。



今日は伯母の三回忌だった。
亡くなったのがつい先日のように思われる。
それなのにあの時の悲しさが嘘のように薄れている。

法要のため親族がみな集いにぎやかに過ごした。
遺影の伯母が微笑んでいる。きっと嬉しいのに違いない。
みんな来てくれたんだねえ。そんな声が聞こえて来そうだった。

残された従姉妹たちも元気そうでほっとする。
ただ法要の準備で数日前から忙しかった様子。
肩が凝ってどうしようもないと言うので。
私でよければと少しだけ肩をもんであげた。
ただそれだけの事なのにすごく喜んでくれた。


伯母の家の庭には梅の花がもう満開。
亡くなった日にも咲いていただろうに。
どうしても思い出せないのだった。

その白い花びらを撫でるように雨が降る。

優しい雨でよかった。伯母もきっと見ていることだろう。



2011年02月16日(水) ちゃんちゃんこ

お天気は下り坂のもよう。
今にも雨が降り出しそうな夜になった。

寒気は少しゆるんでいるけれど。
お気に入りのちゃんちゃんこを羽織っている。
これを着ていると不思議と気分がまったりとするのだ。

お風呂上りのビールが美味しい。
今はなにも考えることもなくてぼんやり。
考えてしまうとざわざわと騒ぎだすこころ。
たまにはからっぽにしてあげるのも良いものだ。


義妹の誕生日。モンブランを買って持って行く。
ケーキ屋さんに行くと自分も食べたくなって。
チーズケーキを買った。久しぶりのケーキが美味しい。
義妹もすごく喜んでくれたので良かったなって思う。

また来年も忘れずにいよう。笑顔に会える日だもの。


これを書いているうちにビールを飲み干してしまったので。
階段をどすんどすんと下りて行って焼酎のお湯割を作ってきた。

一口飲んではぁと言ったりふぅと言ったりするのもよい。

ちゃんちゃんこの背中がぽぽっとあたたかくなった。



2011年02月15日(火) ほっこりにっこり

あたりいちめん霜の朝。
きりりっとした寒さに身が引き締まる。

空は青空だった。降り注ぐであろう陽射しのことをかんがえる。
まるで空に恋をしてしまったかのように心が浮き立っていた。


あいかわらずの川仕事。
今日頑張ったら明日は休もうなと彼が言うので。
えっさほいさといつもいじょうに馬力を出してみる。

収穫は嬉しい。なんともいえない達成感がある。


午後。いつもの時間にいつもの道を散歩する。
土手にはスミレらしき緑の葉が見え始めた。
タンポポも見え始めた。やがては花が咲くだろう。
誰よりも先にそんな花たちを見つけてあげたくなる。

お大師堂につくと一心にお経を唱える声が響いていた。
お遍路さんかな思ったら、なんと親戚のおばあちゃんだった。
90歳はとっくに過ぎているという高齢だけど元気なおばあちゃんだ。

声をかけるのもはばかられ。その後姿に手を合わす。
その時すごくこころがあたたかくなってほっこりとした。

私も長生きをすることが出来るものなら。
おばあちゃんみたいになりたいなと思った。

誰かの心をほっこりとさせて。

そうしてにっこりとさせてあげたい。


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