ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2010年05月27日(木) 川辺にて

川辺を歩きながら水の音に耳を澄ました。

ひたひたひた。ちゃぽんちゃぽんと。
さらさらさら。ぴちゃんぴちゃんと。

うまくことばにできないのだけれど。
たしかにそれがながれていることが。

なんともここちよく耳に届いたのだ。

急いでいるのでもない。ゆったりと。
おおらかな心であるかのように流れる。

こんな水のようになれたらどんなにいいだろう。



帰り道。川岸に立つ栴檀の木をあおいだ。
今が花の盛りでこぼれ落ちるようにそれは咲く。
ちいさな白い花びら。まんなかは紫色だった。
その色合いのなんと可憐なこと。好きだなと思う。

風がふく。みずが匂う。花はゆらゆらと揺れていた。



2010年05月26日(水) あんず

青空とさわやかな風。
気温もそれほど高くはならず過ごしやすい一日だった。

あんず。年に一度の動物病院。
狂犬病の注射とフィラリアの検査。
それと少し気になるところがあって診てもらった。
それがなんと足に腫瘍が出来ているのだそうだ。
人間で言うと皮膚ガンのようなものらしい。

でも悪性ではないだろうと言うことで。
しばらく様子をみることになった。
腫れがどんどん大きくなるようだったら。
手術をしたほうが良いだろうと言うこと。

とうの本人はまったく痛がる様子もなく。
散歩のときもぐんぐん先を行くほど元気だった。

犬も人間と同じでいろんな病気に罹ってしまうのだ。

老犬あんずよ。どうかどうか長生きをと願うばかり。


散歩道は風のみち。しんこきゅうをしながらあるく。
おしっこをしてうんちをして草を食べるあんずだった。

いつもとかわらないわがままぶりもまた愛しいものだ。



2010年05月25日(火) ほととぎす

しきりに鳴くのはほととぎす。
テッぺンカケタカ
テッペンカケタカ

声は聴こえど姿はみえぬ。

そこにあるのはただただ深い緑だった。



今日こそはとこころを決めて山里へ行く。
気が重ければ軽くすれば良いのだと思う。
深刻ぶることなどなにもないのだもの。
笑顔でいれば穏やかに時が流れるだろう。

先週から風邪をこじらせていた母は。
なんとか元気になったようでほっとする。
よほど話し相手が欲しかったのだろうか。
あれこれとうるさいくらいによくしゃべる。

庭のかたすみには雪ノ下の可憐な花が。
ちいさな天使のように咲き始めていた。
母も私も大好きな花だ。とても心が和む。

咲いたねって言うと咲いたよとほほえむ。
そんな母は見るたびに老いていくようで。
まるまった背中。白い髪がせつなかった。


テッペンカケタカ。テッペンカケタカ。

またほととぎすの鳴く声がこだまする。

山の緑が目に沁みるようにまぶしかった。



2010年05月24日(月) ゆうらゆうら

散歩道の土手には姫女苑の花が咲き始めた。
その白くて可愛らしい花がゆうらゆうらと。
風になびいている姿にこころがうばわれる。

折れてしまいそうなほどか細い茎。
緑の葉は手をひろげたこどものようだ。

そのかたわらにはチガヤの白い穂が。
いっせいに頭をたれて綿の海になる。

ふと潮の香がしたような気がして風に。
そのありかをたずねるように空を仰いだ。

雨上がりの清々しい空がそこにひろがる。

こんな風にあいたかった。こんな空にあいたかった。




月曜日だというのに動き出す事も出来ず。
朝からずっと自室にひきこもっていた。
悪く考えればきりがない。自分がなさけなくて。

けれどもあえて良いほうにかんがえてみると。
それがとてもひつような時間のように思える。

なにも思い煩うこともなくゆったりとかまえて。
たっぷりとある時間に身をまかせているような。

これでいいのだこれでいいのだとうなずきながら。

ゆうらゆうらとわたしもゆれる。

ゆうらゆうらときょうをいきた。



2010年05月22日(土) 紫陽花

あたまのなかがぐるぐるしている。

あれもこれもとかんがえてしまうから。

あっけらかんはかんたんなことじゃない。

すべてをうけとめてさらりさらりとながれたいな。



曇り日。夕方になり小粒の雨がぽつりぽつり。
ちょうど散歩に出たところだったからすこし。
しっとりと濡れたけれど。それが心地よくて。

ご近所の紫陽花もうっすらと色づきはじめた。
そのなんともいえない淡い色が好きだなと思う。

こんなふうにひともこころを映してしまえたら。
どんな色になるのだろうとわくわくとしながら。
生きることがたのしくて生きることが嬉しくて。


あたまのなかがぐるぐるしている。

いろんないろがまざりあったような。

すきないろはどんないろ?

たったひとつのいろになれたらいいな。



2010年05月20日(木) 平穏

うすく陽が射しているかと思えばにわかに雨。
やはり梅雨入りが近いのだろうとおもわれる。

出しっぱなしだった茶の間の炬燵をかたづける。
そのあとには彼のお気に入りのシートを据えて。
ああこれこれとすっかりご機嫌の様子の彼だった。

午後には私もソファーに寝転んで本を読んだり。
いつもは自室に閉じ篭っていることが多いけれど。
茶の間もたまには良いものだなとつくづく思った。

世間のひとは皆働いているだろう平日に。
このところの我が家は毎日が休日だった。

焦る気持ちはどうしても消えないけれど。
今はこうするしかないのだと心を決める。

動く日にはうごく。進むことだって出来る。



明日は一週間ぶりに山里の職場へ行こうと思う。
とてもとても気が重いけれど見捨てるわけにもいかず。
母の体調はその後どうだろうと気掛かりでもあった。

また逃げるように帰宅するはめになるかもしれない。
けれどもそれが今の自分に出来る精一杯の親孝行だ。

しかしこの言葉に出来ないようなプレッシャーは。
いったいどうしたことだろう。もっと気楽にと思う
けれど。イカナケレバイカナケレバと思ってしまう。



夕方には雨も降り止みあんずといつもの散歩道を行く。
しっとりと雨に潤った緑。その匂いがとても心地よい。

お大師堂で祈った。どうかどうかたすけてください。
いつもはお願いなどしないように心がけているけれど。
手を合わすと自然にそんな言葉が出てくるようになる。

お大師様もびっくりしたことだろう。そうかそうかと。
今度ばかりは願いごとをきいてくれそうな気がしてきた。

叶わないこともそうすることで救われていくように思う。


お大師さま。平穏ないちにちをありがとうございました。



2010年05月19日(水) ひとやすみ

いちにち雨がふったりやんだり。
蒸し暑く梅雨を思わすような雨だった。


昨日は少し遠出をして大学病院へ行っていた。
やはり彼の白内障は悪化しているらしくて。
来月早々に手術をしなければいけなくなった。
手術自体は簡単なものらしのだけれど。
数日の入院を要するとの事で少し気が重い。
それに病院が遠すぎるのも不便なのだけれど。

とうの彼はとてもあっけらかんとしている。
私もくよくよ考えていてはいけないなと思う。


そんなことが突然に決まったりしたものだから。
私の職探しも来月まで少し様子をみることになった。
先日の面接先からも連絡がなかったから不採用だし。
これもなるようになっているのだと思えば気も楽だ。

あれこれと思い煩う悪いくせ。ここらでひとやすみ。
とにかく目の前の事からひとつひとつかたづけようと。
彼が言う通りだと思う。いいこと言うなあって思った。



なんとなくふんだりけったりだけれど。

おもったほどはいたくないのがふしぎ。

ただちょっとみがまえてしまうのは。

つぎはなにがくるのだろうとおもうから。

わるいこととはかぎらない。いいことだって。

きっとくる。やまないあめがないのとおなじ。


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