ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2010年03月20日(土) ゆうじん

黄砂なのだろうか。霞がかった空。
気温も上昇しすっかり春らしくなる。


ぽかぽか日和に誘われて「しんむけいげ」に行った。
今日を逃せばこの春はもう無理かもしれないと思い。
いてもたってもいられないような気持ちで出掛ける。

お店はほぼ満席状態。窓際のカウンターは無理で。
いっそ春風に吹かれようと裏庭のテラスを選んだ。

吹き抜ける風にウグイスの鳴き声。なんとも心地よく。
美味しい珈琲と甘さを控えたロールケーキを食べた。

友人は変わらず天真爛漫。いつ会っても朗らかな笑顔。
私はといえばついつい不安な事などを口にしてしまい。
そんなことはないよと笑い飛ばしてくれるのを期待する。

私たちは決して似たもの同士ではないのだけれど。
不思議と気が合って長い歳月をともに過ごして来た。

ゆうじんとよんでいるのはかたおもいかもしれない。
彼女はうちの息子が小学生の時の担任の先生だった。
たまたま同い年であり文芸のようなものでつながる。
それ以外にはなにもないのかもしれないなとも思う。

けれども私にとってはかけがえのないゆうじんだった。


今度は夏ね。この店の窓から見える風景はどんなだろう。
きらきらとまぶしい川面。対岸の柳の木が夏風に揺れる。

わたしのふあんがたとえふえていたとしても。

かのじょがわらいとばしてくれるのがうれしい。






2010年03月18日(木) こだわり

彼岸の入り。朝の風は少し冷たかったけれど。
日中はほっとするような暖かさになった。

お昼にぼたもちを食べる。おやつにも食べて。
つい今しがた食後の別腹で最後の一個を食べる。

死んだお祖母ちゃんのぼたもちを思い出す。
きな粉のじゃなくて小豆餡のぼたもちだった。
もう二度と食べられないその味がとても懐かしい。

しんだひとはみんなひがんにいるのかしら。
ごくらくじょうどとはどんなところなのだろう。



我が町にはいくつか沈下橋という橋があって。
そのひとつの近くに「しんむけいげ」というお店がある。

店の名は般若心経の一節より名付けられているらしい。
「こころにこだわりをもたない」というような意味だ。

お正月の3日だったろうか。友人と食事に出掛けた。
窓際のカウンター席。そこから見る景色の素晴らしさ。
春になると川向に菜の花がたくさん咲くのだと言う。

その時友人と約束をした。きっと春にまた来ようねと。

先日友人から電話があった。ねえもうそろそろ行かなくちゃ。
今度の連休はどう?私はなんとしても行きたいのだけれど。
不作とはいえ川仕事を休むわけにはいかないなと複雑な気分。

お昼ごはんは無理でもお茶するくらいの時間はとれるかも。
一時間でもいい。あの場所にもう一度行ってみたいと思う。

こころ魅かれる場所って誰にだってあるだろう。

「しんむけいげ」にこだわっているのかもしれないけれど。



2010年03月17日(水) いきる

今日も冬の名残。北からの風はやはり肌寒く。
けれども夜明けがなんと早くなったことだろう。
それだけで春を感じる。青空と陽射しが眩しい。


彼の58歳の誕生日だった。
父親が亡くなった年をやっと乗り越えたことになる。
この一年どんなにか不安に思っていたことだろう。
俺は親父の年まで生きられればそれでじゅんぶん。
などと口癖のように言い続けていた一年だった。

なんだか還暦のお祝いみたいね。ふたりで笑い合う。
そうもちろん還暦だって喜寿だって米寿だって来る。
俺生きたなあ。なんかめちゃめちゃ生きてるなあと。
また笑い合える日がきっと来るだろう。ねえお父さん。

よほど感慨深かったのだろう。今夜の彼の嬉しそうな顔。
いろんなことがあったけれどこの人と暮らせてよかった。
つくづくとそう思う。そうして感謝の気持ちが溢れてきた。


ひとはいつかかならずしぬ。そのいつかのためにいきる。

たすけあいゆるしあいささえあっていっしょうをおわる。

おとうさんおたんじょうびおめでとう。ながいきしようね。



2010年03月16日(火) 老犬とわたし

風の強いいちにち。
冬の名残の北風がひゅるひゅるとないて。
咲き始めたばかりの桜の花にすがりつく。

そうたしかに。寒さなければ花は咲かなかった。



午前中に川仕事を終え午後から少し損保の仕事。
自宅でそれが出来るようになってとても助かる。
山里の職場も気掛かりだけれど正直なところ。
なるべくなら行かずに済ませたいと思っている。

母を助けてあげなければと任務のように思って。
そのくせそれを実行しないのは矛盾しているかも。
しれないけれど。気が進まないことが多くなった。

無理をしないこと。それが何よりいちばんだと思う。
母は無理をしているかもしれないというのに・・・。



夕方。洗濯物を取り入れていたらあんずがしきりに。
きゅいんきゅいんと甘えた声で散歩をせがんでいた。
いつもとはちょっとちがう様子で急いで連れて行く。

おしっこを我慢していたらしい。土手に駆け上がり。
けつまずいて転んだ。あらまあと思わず笑ってしまう。

それからうんちも我慢していたらしい。歩きながら。
それをちびった。ぽろんぽろんと道に落としていく。

慌ててスコップですくっているとぐいぐいと引っ張る。
もしや彼女は無意識のうちに。そう思うとやはり老いか。

けれどもそんな心配をよそに先を急ごうとする彼女は。
とても老犬とは思えない歩きぶりだった。すごい元気。
ぜえぜえと喘いでいるのは私のほうで負けたなと思う。

そんな彼女の元気にずいぶんと助けられているこの頃。

私もあんずみたいに元気なおばあちゃんになれるかな。

老いることはせつないけれど。たのしく愉快に老いたい。




2010年03月13日(土) ほろりと涙が

朝は少し肌寒かったけれど日中は春そのもの。
うす曇の空からやわらかな陽射しが降り注ぐ。

あたりの山にはピンク色のツツジの花が咲く。
冬枯れていた山にその色がとても可愛らしく。
こころがなごむ。アイニイキタイなと思った。



川仕事。ぼちぼちとまた収穫を始めることになった。
川辺の木々のあいだからウグイスがしきりにないて。
焦りや不安をその声で打ち消してくれるありがたさ。

すっかり弱っていた海苔も少しずつ元気になっている。
なんと愛しいことだろう。胸が熱くなりほろりと涙が。
頑張ってくれているんだね。こんなに嬉しいことはない。

決してあきらめないこと。そして信じる事を今日は学んだ。



2010年03月11日(木) 青空

昨日の寒さがうそのように暖かくなる。
久しぶりの青空だった。洗濯物も嬉しそう。


割ぽう着姿のまま畑に出掛ける。
長靴を履いてゴム手袋をはめて。
よいしょよいしょと大根を引き抜く。
大きいのもあれば小さいのもある。
全部で20本ほどの大根を収穫した。

とても食べ切れそうにはなくて。
姑さんにお漬物にしてもらうことに。
自分でもやってみようと浅漬けを作る。
お昼に漬けてさっそく晩御飯に食べた。
うむ。ちょっといまいち。でも美味しい。

それからキャベツは初めての収穫だった。
なまでむしゃむしゃと食べてみたくて。
トンカツを作りてんこもりのキャベツ。
やわらかくて甘味があって我ながら上出来。

苗を植えたばかりの時には蟹に食べられた。
もう駄目かなってあきらめていたのに。
寒い冬のあいだいっしょうけんめいに。
育ってくれたキャベツ。よくがんばったね。

なんか今夜は嬉しくってテンションがあがった。



2010年03月10日(水) 明日は晴れ

寒の戻りもそろそろピークだろうか。
雪混じりの雨と強い北風が吹き荒れる。

そんな寒い日に高知城では桜の開花宣言がある。
ほっと嬉しくなるようなニュースだった。

あと少しもう少しでこの寒さともお別れ。
桜の季節がやって来る。やっとほんとうの春だ。



軽トラックにビニールシートをかけて。
無事に海苔のお嫁入りを済ませた。
例年ならば三回はある出荷だったが。
今年はこれっきりになるやもしれず。
いやそんなことはないだろうと首を。
横に振りながら不安を打ち消している。

ど〜んとかまえてひとやすみのつもりでも。
どうにも気分が落ち着かず苛々としてしまう。


明日は晴れてあたたかくなりそうなので。
ほったらかしにしてある畑のことをしよう。
とにかく大根を引いてしまわないともう花が。
咲きそうになっている。大根の花畑になりそうだ。

初めての畑作りで大根だけはたくさん育った。
自分で作った大根は柔らかくてとても美味しかった。

やってやれないことはない。これからもがんばろう!


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