ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2009年05月04日(月) いい日だったね

散歩中に時々見かける二羽の水鳥は
野生の鴨ではなくアヒルだと言う事
どうやら川向の観光所で飼われているらしかった。

今日も川面を気持ち良さそうにすいすいと
二羽が仲良く並んで泳いでいるのを見つけた。
ひとに慣れているのだろうすぐ近くまでやって来る。

可愛らしいものだ。しばし川岸に腰をおろして
おいでおいでと声をかけてみたりして呼んでみる。
とても澄ました顔をしているのがまた可愛いのだ。

どんな一日だったのだろう。このふたりにとって。
それは何事でもなくごく自然に暮れていくものか。

ゆったりと何も思い煩う事もないそんないちにちを思う。


今度は観光船が二隻やって来る。船外機の音があたりに響き
川面の静寂を破るようでいて。それも風情ある光景に思える。
観光客が一斉に同じ方向を見ながら手を振っているのが見えた。

まさか私とあんずではない。もしそうなら私も手を振るだろう。
照れくさいけれどそういうのが好きだった。あれは嬉しいものだ。

はて?とその方向を見ると。なんとお大師堂に居るお遍路さんが。
千切れんばかりに手を振っている姿が見えた。白装束の若者だった。
なんと微笑ましい光景だろう。心に花が咲いたように嬉しくなった。


いい日だったねとあんずに語りかけながら野バラの道をてくてく帰る。






2009年05月03日(日) そんなふうにきょうが暮れていく

野あざみの花が綿毛に変わり始め
チガヤの白い穂が風にゆれる土手

先週は肌寒い日が多かったけれど
季節は確実に春から初夏へ向かう
もうすぐ立夏もちかくなってきた

身体を動かすと薄っすらと汗ばむ
そうしてあいかわらずふうふうと
息を切らしては川仕事にはげんだ

海苔網の撤去作業も残り半分ほど
今週いっぱい頑張れば終わりそう
あと少しもう少しの辛抱だと思う
不調気味の身体もそれなりに動く
達成感が待ちどうしくてならない



炊き込みご飯を作りたくさん食べた
そうして食後のお散歩に行ってみる
お大師堂には若いお遍路さんが居て
ちょうど河原で自炊をしているところ
ふたりの若者のすっかり日焼けした
笑顔に会釈をすれば倍の笑顔が返る


嬉しいなと思う。そんなふうにきょうが暮れていく。





2009年05月02日(土) こころが動いた日

夕焼け空に飛行機雲が交差しているその直ぐさが
なんともいえず美しくはっとしながらこれを記す。

暮れゆく空には燕の姿。そのシルエットを目で追う。
我が家の燕もそろそろ巣に帰る時刻になったようだ。

ひなが一羽死んでいた・・・。ついさっき見つける。
こんな時はどうすればいいのか。毎年のことだけれど。
小さな命も試練をもって生まれてくるものと嘆くばかり。

昼間。近所の人が「まあ玄関に」と言って顔をしかめていた。
古巣は壊すべきだと言う。また作り始めたら壊せば良いと言う。
人それぞれだけれど。だからこそ我が家の巣は護りたいと思う。

まだ他のひなの姿は見えないが。今年もどうか無事にと願うばかり。





今日は遠方で親戚の祝い事があり。彼が出掛けて行ってからずっと。
私は独りでお留守番だった。昼食も夕食もひとりで簡単に済ました。
午後はずっとテレビを見ていた。関口知宏の列島縦断鉄道の旅とか。
見ているうちにすっかり夢中になってしまいとうとう最後まで見た。

車窓から見る景色。北海道の春から九州の初夏までその旅が続く。
そうして出会う人々の笑顔がとても印象的で心につよく残った。
関口君の絵日記も素晴らしい。ほのぼのと心に温かさが伝わる。

旅はほんとにいいな。ひとりで列車に乗って私もそんな旅をしたい。

すこしも動き出せず今日は『静』の日。けれどもこころが動いた日だった。





2009年04月30日(木) きのうとはちがうじぶん

田んぼの稲がずいぶんと丈夫になり
列をなして縫うように緑がつらなる

けやきの木には溢れんばかりの若葉
仰ぎ見てはこころに満ちる清々しさ


一週間ぶりの山里だった。峠の道でお遍路さんを追い越し
どのひとの足取りも軽快に見え。そうして元気をいただく。

自分はなんと情けない事だろう。ここ数日の体調の悪さに。
ついつい弱気になってしまい。くよくよと思い詰めてばかり。
何をするにもおそるおそる。それではまた転んでしまいそうだ。

どんな日も歩き続けていれば。まいにち新しい自分にあえる。
そう思うと勇気がわいてくる。転んだらまた起き上がればいい。



月末の仕事に追われているうちに。笑顔のひとつも生まれてくる。
愉快なお客さんが来てくれて。涙が出るほど可笑しなこともある。
『笑い』には不思議なチカラがあるようだ。お腹を抱えて笑うなど。
ここ最近なかったように思う。おかげでとても明るい気分になれた。

帰宅するなりその可笑しかったことを彼に話し笑ってもらえる。
今度はサチコの帰りを待ちかね。ついさっきまた笑ってもらった。

きのうとはちがうじぶん。いつだって待っていてくれるあしたに。

あいにいけるじぶんが。いまちゃんとここにいることがうれしい。





2009年04月29日(水) ゆうらゆうらとこの波に。

トレーナーはもう要らないかなとしまっておいたのを。
また引っ張り出して着ている。肌寒い朝にこれを記す。

空はなんと素晴らしく晴れていることだろう。そっと。
窓を開けてひんやりとした空気を吸って吐いてしながら。
どうにも落ち着けなくて。この苛立ちは何処からくるのか。

わからない。わかろうとするからきっといけないのだろう。

いいんだこれで。こんなありのままをそっとしておいたら。

そのうちなにを考えていたのかも忘れてしまうのにちがいない。


ゆうらゆうらこの波に浮かんでいよう。かたのちから抜いて。




昨夜けいちゃんの夢を見た。なんと我が家に同居することになり。
手荷物ひとつも持たず着の身着のままで遠い所から来てくれたのだ。
服が汚れていて洗わなくちゃって。でも着替えが一枚もないから。
うちの息子君の古いやつを。うんこれで大丈夫と言って喜んで着た。

家族は誰一人嫌な顔をせず。みんな歓迎をしてくれて嬉しそうだった。
ずっと一緒に暮らせるのだなって。私も嬉しくてすごくほっとしたのだ。


おかしな夢を見たな・・って苦笑いしながら。
けいちゃんが家族だったらどんなに救われるだろうと思った。

いつまでたっても私は母になれない。




追記:今日はお散歩に行けた。いま夕焼けがとても綺麗。



2009年04月27日(月) どんな日もあるのだから

昨日から少し肌寒い。初夏の陽気に慣れ始めていたせいか。
カラダがこわばったようになり。なんとなく不調気味になる。

思うようにはいかないものだ。気の流れにうまくのれていない。
ついつい負に向かいそうになり。はっと気づくことが多くなる。



午後。気分転換も兼ね『春のいけばな展』を観に行った。
知らせてくれた友人にきっと行くねと約束をしていたし。
なによりも花たちにあえるのが楽しみでならなかったから。

そこはもう初夏の彩り。紫陽花や向日葵の花さえもあって。
とても心を和ませてもらった。まさに今の季節の彩りもあり。
好きだなって思ったのは。野ばらと野あざみをあしらったもの。
その作品の前に佇んでいると。まるで川辺の道のように思った。

私にはどちらも手折れない。手折るものではないと決めつけて。
けれどもこんなふうに存在できるものなのだと心を動かされた。



夕方。いつものお散歩に行きたかったけれど。行けないまま日が暮れる。
食後の後片付け。お腹を空かしたあんずの声。かすかな苛立ちがつのる。

どんな日もある。きょうはこんな日と潔く諦め。時に身を任せている。

つもり。髪の毛を何度も掻きあげながらいまこれを書き終えるところ。



2009年04月25日(土) わたしをみてごらんなさい。

雨音に目覚める。いつまでも眠っていたいような朝。
動き出すのが億劫なのと。腑抜けたような脱力感が。
心地よいと思う。ふにゃふにゃとだらだらが似合う。


昨日川へ行ってとてもおどろいてしまった。海苔が。
一晩のうちに弱り果てて流れてしまっていたのだった。
嘆きつつも。もう寿命だったのだろうと潔くあきらめる。

もうじゅうぶん恵まれたことをありがたく思う。おかげで。
日々の暮らしが成り立つ。今年も自然に助けてもらったのだ。
明日からは後始末に励もう。最後まで感謝の気持ちを忘れず。


午後には雨もあがり薄日が射し始めていたけれど。ひたすら。
横になり眠ってばかりいた。だらしなさも気にならない時間。
あくせくと急く事は何もないのだと思うとありがたい休息日。


そんな一日が暮れていく。思いがけないほど紅い太陽が沈むのを見た。
ああ歩きたいなと思う。いてもたってもいられなくなり外に飛びだす。

待ってもう少しだけ待ってと太陽を追い掛けるように川辺を歩いた。
冬枯れたままの背高泡立ち草が。まるでヒトの影のようにそこにある。
手を触れればいとも簡単に折れてしまうだろう。老いたるその姿にも。
いのちが宿る。わたしをみてごらんさい。そんな声が聴こえるようだ。

水はひたひたと静かに流れる。今日の雨もともに流れているのだろう。
その水が紅く染まっては。太陽はもう引き止められずに落ちゆくばかり。

ああいるな・・と。わたしはわたしを確かめるように佇んでいられた。



精一杯の日々ってどんな日々なのだろう。

いったいどれほどの心を尽くせばいいのか。

わたしにはわからないことがたくさんある。


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