| 2008年08月25日(月) |
だってそれは生きている。 |
いちにちじゅうおなじことばかり。
ぐるぐるしながらかんがえていた。
こたえがみつかったとたんしぼむ。
それをひっしでふくらまそうとして。
しっぱいをする。あきらめないで。
またにているかたちをさがしては。
なんとかきれいにきちんとしよう。
そればかりにやっきになっていた。
どうして完璧でなくてはいけないのだろう。
しぼんでいたっていびつだって間違っていたって。
そのかたちそのものが愛しければそれでいいではないか。
こころをこめてこれからも大切にしてあげられるなら。
それはきっと育ってくれる。だってそれは生きている。
ゆるしてあげよう。みとめてあげよう。守ってあげよう。
昨夜眠りにつくまえにふっと開いてみた本から はらりっと白い紙きれが舞うように落ちてきた。
ノートを千切り四つに折りたたんだその手紙に。 またいっぱい話そうねって走り書きの懐かしい文字。
たぶん10年。ずっとこの本のなかで眠っていたのか。 それがやっと私の手のひらに届いた瞬間でもあった。
あの頃の彼女はとても悩みながら日々苦しんでいたっけ。 うなずきながら慰めながらかといって何の力にもなれず。 ずっと見守り続けていた日からこうしてはるか歩んで来た。
いまはたくましいお母さん。この夏再会した日の笑顔が。 とても嬉しかった。もうだいじょうぶ。きっとだいじょうぶ。
手紙をそっとまた折りたたみ。その本に願いをこめて預けた。
わたしはひとが愛しくてならない。
そのひとの未来に会いにいきたくてならない。
| 2008年08月23日(土) |
だいじょうぶ。なにもなくしてなんかいない。 |
処暑。またこの日がやってきたと思うのはよそう。
どんなに退こうと。それはまた巡り来るものだから。
だいじょうぶ。なにもなくしてなんかいないよって。
空に声をかけてあげよう。そうして風のように流れよう。
うん。これだ。このリズムが私は好きだ。 浮上しているのかな。そうだといいなあ。
昨日の今日で不安になりサチコを職場まで送っていく。 心配ないよと言いながら甘えてくれたのが嬉しかった。
まだ開店前のショッピングセンターって意外と楽しい。 「おはよう」の声がいっぱい聴こえる。忙しそうだけど。 なんだか。さあやるぞ!って活気がいっぱい溢れている。
そんな活気の中にサチコが駆けていくのを。ほっとして見ていた。 母もここで働いてみたいなあってちょっと思う。掃除婦さんかな。 お惣菜作るおばちゃんがいいかな。なんでもいいやここ好きだもん。
入り口の自動ドアのところには。お年寄りが多くみんなのんびりと。 そのドアが開くのを待っている。のどかな朝の空気が心地よく感じた。
母も一緒に行く。10番目くらいにその空気の一部になり溶けていく。 そうして真っ先にサチコが居るお店に行った。お客さんですよの顔して。
笑顔で働いている姿を見るとすごく安心する。無理してないかな・・って。 やはりちょっとは心配もするけど。だいじょうぶだよの姿が嬉しかった。
はぁ・・よかった。今日嬉しかったことちゃんと書けたみたい。
落ちるなよブレーカー。しっかり灯りともしておくんだよ。がんばれ!
| 2008年08月22日(金) |
それがただの感だとしても・・・。 |
晴れのち曇り。湿気を含んだ風が強く吹き夕方から小雨が降り始める。 真夏日が49日も続いていたそうだ。なんだか一気に熱が冷めたように感じる。
サチコがお休みの日だったので。ふたり台所で晩御飯の支度をしていた。 そしたら。なんか急に気分が悪くなったと言い出し。そのままどーんと。 真後ろにぶっ倒れてしまう。ほんとに一瞬の事で何が起こったのか解らなかった。
「おとーさん!」大声で彼を呼ぶ。サチコの顔は血の気が引いて冷たくなっている。 息もしていないように見えた。目は開いたまま白目になっていて。ああどうしよう。
大変な事になった。サチコ死ぬな!死んだら駄目だよ!母の心臓も張り裂けそうになる。
すぐに駆けつけて来てくれた父親が。サチコのほっぺたをバシバシ叩いた。 名を呼びながら「こりゃ!しっかりせい!」って怒鳴るように呼びかけていた。
ああ・・よかった。サチコの意識がそうして戻る。ほんとにほんとにほっとした。
そうしてしばらく安静にしているうちに。お腹が空いたと言い出して晩御飯を食べる。 お風呂も入りたいと言い出し。なんと髪まで洗って。いつもと変わらないサチコになった。
母はとても安堵しているはずなのだけれど。悪い癖みたいに心臓がばくばくしている。 とにかく気を静めようとこれを書き始めてしまった。ああ・・だいぶいい感じになった。
今夜はほんとうは二週間ぶりのバドの日だったけれど。 朝からずっと気が重くてしょうがなかった。 行きたいような行きたくないようなとても複雑な気分に苛まれていた。
いま思うと。これが虫の知らせっていうものなのかもしれない。
ここ数日。いろいろ思い悩むことが多く。なかなか思うように浮上できない。
だけど。いま信じていること。それがただの感だとしても。それを信念だと思って。
これからを歩んでいきたいと強く思っている。
明日のことはわからず。未来だってわからない。
だけど祈ることは出来る。それが私の精一杯の『ちから』だ。
| 2008年08月21日(木) |
わたしも好きなように鳴こう |
部屋中に西陽が降り注ぎ。はっとするほどの紅に満ちていた。 西向きの窓辺からその姿を見る。そこはいつもと違う場所で。 どんなにか私が無関心であったかを。知らせるように眩しかった。
ぐんぐんと落ちていく。成すすべもなく落ちるものが愛しくてならない。
そうしてやすらぐ。やっと戻ってこられた。ここで安堵しよう。 そうなのだ。やはりどうしても時が必要だったと今更ながら思う。
一気になんて戻れない。誰にだってそんなもどかしさがあるのだろう。 気づいたってどうしようもなくて。見つけたって上手く掴まえられない。
とことん落ちてしまえばいい。そうすればきっと太陽のありかがわかる。
ああいま。川辺の道を甥っ子と姪っ子達が散歩しながら横切っていった。 ちいさな犬も一緒に。なんて名前だっけ?そういえばまだ訊いていなかった。 雄なのか雌なのかも知らない。すぐ近所だというのにおばちゃんいけないね。
こんどは夕暮れせみの声。なんだか命そのものに聴こえる。とても必死だった。 その声を追うように秋らしい虫の声が聴こえる。おっとりと静かにか細くそれが響く。
わたしも好きなように鳴こう。口笛を吹くように鳴こう。
そうしてたしかめていたいことがある。それが私の意志なのかもしれない。
| 2008年08月20日(水) |
諦めるなよ私。負けるなよ私。 |
気持ちよく流れていきたいのだけれど。気がつけばひどく澱んでいる。 その澱みのことをもっと知りたいとつよく思うようになってきたのだった。
何かが引っ掛かっている。それは何だろう?それをこの手で掴みたい。 そうしてそれを処分する。そう思っただけで不思議な勇気がわいてくる。
もう少しでそれがわかる。あと少し。諦めるなよ私。いま諦めたら台無しじゃないか。
それでも嬉しい日がちゃんとあって。ほっとする日もちゃんとある日々のありがたさ。
ほんとうに感謝しているのか?こころからそう思っているのか?答えなさい!
自問自答を繰り返していると。おろおろと泣き出しそうな弱い自分が見えてくる。
嘘じゃないもん!ほんとうに嬉しいもん。ほんとうにほっとしてるもん!
うん・・わかった。それはとても素直でよろしい。信じてあげようではないか。 じゃあなにかい?それなのにどうしてそれをもっとぎゅっとしないのかねきみは。
ああ・・それね。たぶんそれなのに違いない。何かがそれを壊そうとしている気がする。 それが何だかわかれば。とてもすっきりするはずなんだ。ああ・・もう少し。
ぼんやりだけどその輪郭が見えてきたような気がする。もやもやしていて。 今はまだ掴めそうにないけれど。たしかにそこにそれが漂っているのがわかる。
ははは・・ごめん笑って。だってこんなきみにあうの久しぶりだから懐かしくってさ。
もう・・ひとのことだと思って。笑っている場合じゃないでしょ!助けてよ・・。
いやだね。きみのこころのモンダイじゃないか。俺には関係ないことだもんね。
俺って・・あなたいつから男になったのよ?身勝手にもほどがあるわね。ぷんぷん。
おいおい。いまはそんなことで揉めてる場合じゃないだろ?ちゃんと見ろや! もう少しじゃないか。ほらそのもやもやしているのしっかり見てみろ。今しかないぞ。
わかった・・そうする。もう助けてなんて二度といわない。でも・・そこにいて。
そこでそっとわたしを見ていて。どこにもいかないでずっとそばにいてよね。
そうして今夜も。わたしÅと。わたしBの夜が刻々と更けていくのであった・・・。
諦めるなよわたし。負けるなよわたし。いくら飲んでもいいから頑張れよ!
| 2008年08月19日(火) |
もっともっと守ってあげたい |
だいじょうぶ。まだ夏。そう太陽がおしえてくれたいちにち。
窓辺にいて。ぽかんぽかんとしながら今暮れていく空をみている。 今日の夕陽は少し遠くて。そこには茜雲がひとつふたつたしかに。
置き忘れてあったのだけれど。刻々としたものがすいっと流れてしまって。 もう見失ってしまいそうだった。こんな夜には何も思い煩ってはいけない。
昼間。事務所にアマガエルさんが忍び込んでいるのをオババが見つける。 それは保護色というのだろうか。半分緑で半分茶色がかった姿だった。
メダカの水槽に浮かべてある水草の葉に居て。とても眠そうな顔をしていた。 それを見つけたオババが大声を出したのだけれど。びくっともせず平然としている。
「食べたわね?犯人はあんたに違いないわ」とオババが誘導尋問をしている。 でもそこはさすがにカエル。ケロっとした顔をして逃げようともしないのだった。
そうして会話にもならないやりとりがしばらく続く。お説教をしているような。 そのうち飽きれたような笑い声に変わり。終いにはメダカの水槽を抱え外に出て行く。
仕事の手を止めそんな一部始終を眺めていると。なんだかここは何処だろう?って。 一瞬思ってしまった。遠い昔に記憶していた母に再会したような気持ちになった。
私は大切なことを忘れてしまっている。このところそれが波のように押し寄せてくる。
後戻りが出来ないからこそ。それを思い出してあげなければいけないのだろう・・。
思い煩うのではなく。思い遣っていこう。大切なものをもっともっと守ってあげたい。
|