| 2008年05月19日(月) |
そんなことないよ。おおよしよし。 |
ざわざわと風がさわぐ。そうして雨のにおい。月曜日って。 少し憂鬱だけれど。そんなふうになりたくないなと思えば。
思うようになってくれる。だから丸書いてちょんしておく。 いい感じ。おはなに芽が出て植木鉢だってできるんだよね。
ねっねっのびたくん。どんなもんだいしずかちゃん。 この調子でいくと。6月6日にUFOに会えるかもしれない。
それなのに逃げるように家路につく。
宝くじ買おうかなって思うだけ思って。ホームセンターに寄り。 高齢犬用と書いてあるドックフードを。抱くようにかかえては。 いつもいてくれる犬の店員さんをさがしてみたけれど。いない。
まさか売られてしまったのか。そうかもしれないと思うと寂しい。 レジのそばに写真だけあった。きゅーんきゅーんと胸が鳴きそう。
そんな私のこと。見てなんかはいなかったと思うけど。店員さんが。 それはちょっとナイスな笑顔の青年で。「どうぞ〜」って呼ぶから。 待たせても悪いなって思って。ちょっと照れくさそうにレジへ行く。
いつもいるワンちゃんは?って訊けない。そこまで出掛かっているのに。 訊けなかった。かわりに犬のシャンプーの料金表をもらって。あれこれ。 いかにも明日ウチの犬を連れて来ますみたいな顔して。にこにこしたり。
そうして笑顔のまま家に帰る。さあ晩御飯作ろう。ビールを飲もう。
風はもう静まり。あとはやわらかな雨があたりを潤すばかり。 犬小屋の蚊取マットの電源を入れ。さあお食べと晩御飯を差し出せば。
「おかあさん。誰かほかのヒトのこと考えてるでしょ?」って。
うちのワンコはいつだってするどい。そんなことないよ。おおよしよし。
あたま撫でて。すりすりしたり。ごめんようってあやまってみたりの母。
| 2008年05月17日(土) |
ぽぽっとちいさなあかりがともる。 |
おはようと言ってくれる花。それは道端に咲く黄色の花。
ひまわり色のその花は。きちんと朝陽を見失わずにいて。
みんな一斉に顔を背けることなく。真っ直ぐに空を仰ぐ。
まるで眩しさを愛しんでいるかのような。素直なこころ。
おかえりなさいと言ってくれる時。それは夕陽に向かう。
追ってはいけぬ宿命を受け入れてしまったおんなに似て。
せつなくもあり。かと言って嘆かず。精一杯のこころで。
そのありかを守る。ここで感じるここで見つける意志が。
きょうも暮れていく。その花の眠る姿をわたしは知らない。

めも。今朝とても嬉しかったこと
山道をくねくね行って。二つ目の集落に差し掛かった時。 ちいちゃな女の子に会った。お母さんと花を植えていたらしく。 ちんまりとしゃがんでいたのだけれど。私のクルマを見つけるなり。 その女の子は立ち上がって。それはそれは嬉しそうに手を振ってくれた。
私もすごく嬉しくなって。千切れんばかりに手を振って応えた朝の道。 ほんの一瞬のことがなんだか贈り物みたいに思えて。ほろりっとする。
そのときずっと忘れていたものに。ぽぽっとちいさなあかりがともった。
| 2008年05月13日(火) |
なにかを伝えたがっている。なにか。 |
雨がはげしかったり。やわらかくなったりのいちにち。 そのはげしい頃に。朝の山道をくねくねと峠を目指す。
雨合羽のお遍路さんがうつむき加減で歩く道。ひとり。 ふたり。さんにんと追いつき。詫びるように追い越して行く。
あの白い紫陽花が今年も咲いた。去年も一昨年もそうだった。 いち早くまるで何かの報せのように咲くのだ。人里はなれて。 山肌から零れ落ちた真珠のように。ぽつんと一輪そこに咲く。
なにかを伝えたがっている。それはいったい何なんだろうと。
雨に打たれるひとやもしれず。その真珠色の花のことを想った。
そのやわらかくなった頃。白雨というのか陽のなかに雨のしずく。 山の緑が喜ぶように輝くのを見た。まぶしさが歓喜の声になって。
胸のあたりの濁ったものがすすっと。幕があがるようにすすっと。
いまなんだと思うことがきっと大切なことなのだろう。だからいま。
おおきく息をしてそこに在る。始まりはいつだってあたらしい色だ。
| 2008年05月12日(月) |
そんなふうな新しいかたち |
気分一新というほどではないけれど。ちょっと新しくしてみる。
そんなちょっとがいい時もある。たとえば前髪を5ミリくらい。
切る。あっ落ちたなって思うその手ごたえがいい。はらりっと。
わだかまりのようのもの。じぶんをつつみこむ殻のようなもの。
拾い集めずにいたいなと思う。そんなふうな新しいかたちがいい。
きのう。頑張るよって言って闘志満々にしておいて。 大好きなバドをおもいっきり楽しませてもらった。
老体にムチ打つっていうけど。ほんとそんな感じで。 即席の自信でもなんとかなるもんだなってつくづく思う。 もしかしたらプライドも少しはあるのかなって。じぶん。 そういうのなくしたらもう駄目だなって。だからちゃんと。 そういうのあるんだって信じて。一生懸命頑張ってみたんだ。
やれるだけやったのだから悔いはなく。負けてばかりだったけれど。 なんかすかっと心地良くて嬉しくてならず。とても楽しい一日となった。
身体は少し気だるく帰宅して。のらりくらりと晩御飯の支度しながら。 彼に「今日はありがとさん」とか言ってみる。バド三昧させてもらった。 好きなことだから当たり前みたいにして。さっさと出掛けてしまったから。
「なにが?」って笑っていたけど。その何かが伝わったような気がする。
あの頃。サチコがやっと保育園の年長さんになった頃。バドを始めた。 最初は週に一回の約束が。数年後には週三回。隣町まで出掛けたりして。 子供達がいつ寝たのかも知らず。ずっとずっと彼に世話を押し付けていた。
喧嘩もした。とてもとても大変な事態にもなった。認めてほしくって。 もっと自由でいたくて。どんなにか我がままを通し続けたことだろう。
そうして今がある。下手なりにもずっと続けてこられたのは。他ならず。 彼のおかげだと思う。ながいことこんなにながいことほんとにありがとう。
わたし。これからもやれるだけがんばってみたい。 もうこそ駄目だってくたばるまで。どうか見守っていてねおとうさん。
昨夜サチコからもらった母の日の贈り物。
お地蔵さんがふたり並んだ絵のなかに。こんな詩が書いてあった。
『日々是幸日 感謝のこころに まあるい笑顔の花開く』
| 2008年05月10日(土) |
りふれっしゅ。再生おっけいなり。 |
静かににしっとりと雨。とくに何も急くこともなくのんびりと過ごす。 こんな穏やかさがいい。じぶんをじぶんらしく真綿にくるんだような。 あばれずさわがず。のほほんとするのがいい。つかの間で充分の気持。
午前中に買物に行ったお店で。花の苗をいただく。明日は母の日らしい。 どれでもお好きなのをどうぞと言われ。例のごとくしばらく迷ってみて。 みかん色のマリーゴールドを貰った。うきうきと弾むような嬉しい気持。
帰るなり。小雨に濡れつつその花を植える。紅色のゼラニウムのそばに。 いつかの母の日に。サチコの彼氏から貰ったピンクの薔薇が今年も咲く。 蕾もいっぱいで嬉しくてならない。しばし花たちと語らう幸せなひと時。
優しさにはもっと優しさを。微笑にはもっと微笑みをと心がけたいものだ。
早目に昼食を済ませ。やっとこさ念願のお湯に浸かりに行った。 はるばると遠くまで行かなくても。家から5分の『癒しの湯』へ。 ほんとうにじゅうぶんなのだ。混雑もなく静かに寛ぐ事が出来る。
好きなのは海水の露天風呂。雨のしずくを愉しみながらゆっくり浸かる。 新緑を仰ぎつつ。「よはまんぞくであるぞ」「くるしゅうはない」とか。 独り言を言いながら。名も知らぬ鳥たちがその声に応えてくれるのが愉快。
湯上りに冷たい牛乳をごくごくと飲み。百円のマッサージ機でモミモミ。 ほんにほんにいい気持。とろんとろんと眠くなるくらいまったりと出来る。
帰るなり。倒れこむように昼寝。毛布にくるまって猫みたいにすやすやと。 こんなぜいたくをいいのかな。いいのだな。ありがたいことだなって思う。
りふれっしゅ。再生おっけいの気分で。明日は大好きなバドの大会に行く。 自分にとっては今年初の試合なので。精一杯の自信を持って臨みたいと思う。 もう年だからは禁句。どうせ体力尽きるからも禁句。やれるだけ頑張って。 結果はどうあれ。ああ気持ちよかったなあって快い汗を感じたいなと思う。
母の日だもん。おかあさん元気いっぱい頑張るよ!!
| 2008年05月08日(木) |
けろっと鳴こうよカエルさんの気持。 |
田んぼの稲がすくすくっと。その緑に目をうばわれて。
いつしか桜も緑の木。草木の語らう声に耳をすませば。
ちっぽけなこと。ささいなこと。みんな風の独りごと。
いまなにか言った?そう問うよりも。そっとしながら。
もっと耳を澄ませていよう。声なき声を見つけてあげよう。

きのう。めでたく川仕事を終了。秋までのお暇をちょうだいする。 けれど。それを待っていたかのように。山里の職場へ完全復帰する。
ほんとうは完全でいたくない気持ち。それが少し苛立ちとなって。 思うように気持ちが定まらないでいる。心から微笑むことをしない。 そのせいで母とぶつかる。「もういい!全部自分でするから」と怒る母。
反省はいくらでもしよう。何が一番大切なことなのかをもっと考えよう。 ああ胃が痛い。むしゃくしゃする。けろっと鳴こうよカエルさんの気持。
これは流れなんだと思ってみるテスト。カエルが池から押し流されて。 急流の川まで来てしまったんだな。やたらもがいているなあ。カエル。
さあどうする。このまま何もしないでいると。あんたは海まで行くよ。 塩の効いた干物になるのか。それとも魚の餌になるのか。さあどっち。
ちょっとまちな。いま考えているカエル。そうわいわい急かすでない。 きっときっと答えがあるぞ。うーむうーむ。カエルはかえるに帰れない。
帰れないとなるとどうする。泳ぐのか泳げるのか。跳ぶのか跳べるのか。
それはわからないさ。泳いでみないと。跳んでみないと。とにかく行くか。
うん行こう。行けば岩もあるだろう。ぶつかってしまえば登ればいいさ。
そうしてけろっと鳴くんだ。空ってこんなに広かったんだなあって。
微笑めばいい。なあんだ。かんたんなことじゃないか。なあカエル。
| 2008年05月06日(火) |
きもちいいね あおいそら。 |
おとこがふたり。せっせよいしょっとはたらいてくれる。
ちからもちがふたり。たがいにきそいあっているのがわかる。
べてらんはまけない。ひよっこもまけない。どうだまいったか。
おんなはらくちんで。なんだかおひめさま。ふふっとほほっと。
ありがとう。きもちいいねこんなかぜ。きもちいいねあおいそら。

お泊りしていた息子くんも早起きをして。一緒に川仕事に行く。 川にはもう杭しか残っていなくて。その杭を抜き撤去する仕事。 川底にしっかりと打ちつけてあるので。ちょっと抜き難いのを。 ぐいぐりっとまわしながら引き抜いていく。男手は逞しいものだ。
見る見る間に杭が抜けていく。私は川船を引っ張るだけで楽ちん。 潮がどんどん引いていくので。水があるうちに済まさねばならない。 おかげで今日はすごいはかどった。こんなに助かった日はないくらい。
ほっと帰宅して。午後は少しお昼寝。息子くんは鼾をかいて寝ていた。 慣れない仕事をしたのでなんぼか疲れたろうなって思う。でもほんとに。 いつのまにこんなに逞しくなったのだろうって。母はとても嬉しく思う。
目覚ましにチョコモナカアイスを食べて帰る。その姿を縁側から見送る。
「ありがとね。しんちゃん」今日はちゃんとそう言えたからよかった。
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