| 2008年04月07日(月) |
こぼれてあっち。あっちはあした。 |
雨がたくさん降った。けれど。雨のち晴れ。
窓から夕陽を見てた。ぽっかりと二つの雲。
ひとつはクリームパン。そしてクロワッサン。
ふたつとも恥ずかしそうに寄り添っている空。
いたずらっこの風が吹く。そよそよっとして。
ゆだんしているまにぱくっとする。かけらが。
こぼれる。こぼれてあっち。あっちはあした。

ラベンダーのお香が好きで。もうなくなったからサチコにメール。 買ってきてねってお願いの顔文字くっつけたのに。忘れたあって。
さっき帰って来て。いま晩御飯食べてる。母はちょっとむくれてる。 「一晩くらい嗅がなくたって死にはしないよ」って言うからきらい。
でも笑わなきゃ。怒ると眉間にシワが出来たりするからいけないよ。
明日。サチコのお店に「こんにちは」ってお客さんの顔で行こうかな。 そうして見てるだけいっぱいしといて。お香だけ買って帰ろうかなあ。
ふふふ。それがいい。レジにサチコがいたらもっといい。それがいい。
あしたが楽しみ。あしたはあっちだ。さあいそいでいこう!
| 2008年04月06日(日) |
てくてくいくね。ずっといくね。 |
 
てくてくしてみる。すってはいてすってはいてしながら。
てくてくしてみる。からすのえんどう白花たんぽぽ野あざみ。
水のにおい。風のにおい。はらはらと舞うのは桜の花びら。
さようなら。またあおうね。てくてくいくね。ずっといくね。
| 2008年04月05日(土) |
この気だれの気じぶんの気。 |
ホームセンターに。ドックフードを買いに行ったら。
店員さんが犬だった。赤いスカーフをした犬だった。
首にちゃんと名札ぶらさげていて。ああなんて名前。
その時は名前で呼んで話したのに。今は忘れている。
苗という字があったような。うん『早苗』にしとく。
で。その早苗ちゃんがすごい可愛かった。すりすり。
いっぱいした。ぺろぺろもした。すごい優しい瞳で。
また会いたいなって帰る。今日ってなんかいい日だ。

昨日。ネットで注文していたファインブルーのTシャツが届く。 すごい好きな色で。おっし、これ着てまた頑張ろうって思って。 夜バドミントンに行った。けれどクルマ運転していてなんか変。
無理なのかな。楽しみにしていたことまで無理なのかなって思う。 不安なのと。悔しいのと。情けないのと。寂しいのにドボンする。 いかんのだ。こんなんだからいかんのだ。でもしかたない。ああ。
でもほら。お得意の呪文唱えて。ドンマイドンマイダイジョウブ。 来週こそは。ファインブルーデビューだから。素敵に決めるわよ。
って。気は何度でもとり直せるものだ。気を見くびってはならない。
この気だれの気じぶんの気。そう思って信じてあげようと思うんだ。
ああ。かっこいいな。わたし。
| 2008年04月03日(木) |
せめてプラス。ぷらすの心を育てていこう。 |
帰って来たツバメの姿が。ここ数日みえなくて心配。
古巣の補修をしていたのに。途中でやめてしまった。
そういえば前にもそんなことがあった。あのときは。
なんだか不吉なことが起こりそうで不安だったけど。
ある日ふっと帰って来てくれて。すごいほっとした。
うん。だから大丈夫。恋をしているのかもしれない。
ツバメも振られたりして。ライバルだってたくさん。
頑張っているんだな彼も。お嫁さん見つかるといいな。

よく晴れてきもちいい日。だけど。ほんとどんな日もあるものだ。 今朝は。布団から起き出すことが出来ず。何がなんだかパニック。
すごいグルグル。こんなひどい眩暈は初めてだった。悔しくなる程。 朝御飯の支度も出来ない。ちゃんとしたいのにちゃんと出来なくて。
やはり悔しい。元気なのに気分も良いのに。なんでやって思うばかり。 彼に頓服薬を飲ませてもらい。しばし安静にしている。とろとろっと。 いつの間にか眠っていた。もう7時半になっていてびっくり。そろり。 恐る恐る起き出してみたら。あらまあ。大丈夫じゃん。もう平気だった。
私が眠っているまに。彼は一人で川仕事に行っていた。卵かけご飯して。 お味噌汁も作れなくてほんとごめんよ。とりあえず洗濯。ああそれから。 なんだかそわそわと落ち着かない。一人で川仕事はほんとにしんどいのだ。
作業場の庭にクルマを停めて帰りを待つ。シート倒して楽にして待つ。 はあ。なんかこういうのもいいなって思う。楽させてもらったんだな。
その後もまずまずの元気。だけど午後から山里の職場へとは言い出せず。 今日も諦める。行ってあげたい気持ちと。ほんとはやはりしんどい本音。
明日はあしたの風が吹く。いつだってそう思う。けれど思うようには。
いかないことがいっぱい。せめてプラス。ぷらすの心を育てていこう。
| 2008年04月02日(水) |
雲の上には。いつだって太陽がある。 |
蔓日日草の花が咲く。紫のプロペラみたいなかたちの花。
蔓だからぐんぐんと伸びて。ブロック塀をよじ登ったり。
陽の当たらない物陰も忍びつつ。ぽっかりと顔を出して。
こんにちはって澄ましている。真っ直ぐには立てなくて。
でも風に倒されても平気。寝そべっていたって咲き誇る。
千切られても伸びる。踏まれても伸びるだろう逞しい命。

花曇のいちにちだった。うぐいすがよく鳴く。とても心地良い声。 のどかにしてみる。そうするとざわつきそうなこころも楽になる。
どんな日もあるものだ。ほんとうにいつも同じだとは限らなくて。 にわかに曇る日。にわかに降る雨。雲の上にはいつだって太陽が。 そこにあるというのに。そのことを忘れてしまう日だってあるのだ。
晩御飯の時。彼と差し向かっていて。めずらしく笑いをご馳走になる。 このひとも少しは私に似てきたらしい。いや私の洗脳が効いたのかも。
すごい楽しかった。今日は午後から眼医者さんに行く日だったけれど。 午前中の川仕事で腰が痛くてたまらなかった彼。二階の眼科へ階段を。 よっこらせとよじ登っていたら。後ろから来たお年寄りに声をかけられ。 「おにいさん。あんた階を間違えているよ」って言われたのだそうな。
俺、思わす腰を伸ばしたよって笑う。その病院には整形外科もあるので。 お年寄りも親切心で言ってくれたようだ。そんなには可笑しくないかも。 でも。可笑しかった。なんか大げさに笑ってしまう。彼もまた笑いつつ。
まだあるぞって言う。眼医者さんが「今日はちょっと視力が落ちてる」 って心配顔で訊ねられて。「パソコンで仕事とかしてますか?」って。
すぐに思い当たった彼。実は毎晩夢中になってゲームで遊んでいること。 だけどさすがに本当の事が言えなかったらしく。咄嗟に嘘をついてしまう。 「溶接の仕事していて。あの火が目に悪かったかな・・」この大嘘つき。
手を叩いて喜ぶ私。わたしが笑うと。ほんとうに嬉しそうに彼も笑った。
眼は。これ以上悪化すると大学病院へ行かなければいけないのだそうだ。 定期的な検査が肝要で。今日もなんとかおっけいをもらった。よかった。
心臓の持病もあり。彼が通院する日は。どうしても心が落ち着かない。
笑いあって今日も平穏に夜が更ける。ありがたいことだなとつくづく思う。
| 2008年03月31日(月) |
きょうあえてよかった。きょうが桜の日。 |
桜もいろいろ。真っ白な花も咲く。ソメイヨシノではなく。
なんていう名の桜なんだろう。葉がくっきりと薄緑なのが。
なんだか花を抱くように。花をささえているようで好きだ。
明日はもうあえないのがさびしい。今度会えた日にはもう。
葉というなの桜。きょうあえてよかった。きょうが桜の日。

早朝から川仕事。西風が強く吹く。ざぶんざぶんと船は追い風。
せっせと頑張ったおかげで。午後から久しぶりに山里の職場へ。 月末なのでなんとしても行ってあげたかった。母は大丈夫かな。 会社はどうなるのだろう。あれこれ心配でたまらず車をとばす。
国道から山道へ入ると。いつのまにかもう田植えがしてあった。 久しぶりに通る道が懐かしい。山菜採りをしている人もいたり。 ここもすっかり春なんだなって思う。民家の垣根からは。雪柳。
急いていた気持ちが。ふっとゆるむ。ゆっくりだってかまわない。 母はきっと元気でいるだろう。会社だってまだきっとだいじょうぶ。
よかった。元気だった。少しやつれていたけれど。私の顔を見るなり。 満面の笑顔。「まあ、よう来てくれたねえ ありがとう」少し照れる。
だから私も笑顔。これまで散々ぶつかってきた事なんて。すっかり昔。 それよりも。会社の危機に毎日そばにいてあげられないのが心苦しい。
こちらをたてればあちらがたたない。わたしがふたりいたらいいなあ。
今日のことは今日のことよ。明日のことはまた明日のことよって言って。 今日を終える。月末はいつだって山だ。また谷を越えて行こう。あした。
あしたがくればまたあした。いけるところまでずっとあしたがあるんだ。
すっからかんの金庫だというのに。母がお駄賃をくれるというので。 とっさに突きかえす。でもあちらも負けずに差し出す。とうとう頂く。
五千円が重い。こんなに重いお札は初めてだった。ありがとう母さん。
「じゃあね。倒れない程度にがんばって」後ろ髪をひかれるように帰る。
山里から下る坂道。その道を下りきると。桜並木の道に差し掛かる。 幾春この道を帰ったことだろう。桜は散ってもまた来る春がいつも。
いつだってそこにあった。最後の春かもしれない。その想いをぐっと。 押し殺すようにしながら。咲き誇る桜を見上げた。この道は消えない。
桜という名のひとがいる。ふとそんな気がした。きょうが桜の日だった。
| 2008年03月29日(土) |
るりらんゆりらんぴょろんとららら。 |
堤防の土手に。つくしん坊がいっぱい。にょきにょきすごい。
下の道から見上げていると。小人さんのお祭り広場みたいだ。
わたしは巨人。のっしのっしとゆっくり歩く。スキップな心。
小人さんたちは歌ってる。みんな一斉に首をふりながら歌う。
るりらんゆりらんぴょろんとららら。そよ風の演奏が嬉しい。

お休みのはずのサチコがいない。夕方には帰るだろうって思った。 けれど帰らない。どうやらまた『プチ家出』ちょっと遠い所から。 メールが届く。明日帰りますと言う。サチコのいない夜は寂しい。
晩酌に。また純米大吟醸を呑む。四万十町の地酒『呑みほうばい』 ほうばいは朋輩のこと。すごい仲良しで気が合うというか。むかし。 私にも朋輩がいた。いまは。今はうちの彼だろうか。ちょっと違う。
彼は。なんだかお兄ちゃんみたい。時々はお父ちゃんにも似ている。 そしてある時は教官。厳しい師匠。病気の時だけか弱い息子のよう。
でも。まあそんなことはもういい。とにかく呑み朋輩のありがたさ。
ほんの少ししか呑まなかったのに。また眩暈がする。ぐるぐると変。 真剣に健康管理しないとなって反省しつつ。眠くなるまで寝酒が続く。 いかん。いかん。ほんとうにいかん。誰か私をぶって下さいって思う。
だけどくよくよはもうしたくない。もっとあっけらかんと生きてみたい。
いつもそっとしておいてもらえる。それが何よりもありがたいこの頃。
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