| 2008年03月27日(木) |
ひとり漫才みたいにしている。 |
朝は。トマトの焼きサンド。この一週間ずっとそう。
スライスしてお塩ちょっとして。チーズとか卵とか。
一緒にはさんでこんがりと焼く。じゅわじゅわっと。
するけどトマトが熱くならないうちに。出来上がり。
はんぶんこの三角を端っこから食べる。とろりんと。
トマトがすべり落ちそうになるのを。しゅるりっと。
すするようにしながら食べる。おいしいのですこれ。

花冷えというのだろうか。少し肌寒さを感じたいちにち。 午後には曇り空になり。ぽつりぽつりと小粒の雨が降る。
そんな雨もすぐに止み。いまは少しだけ星が見えている。 しーんと静かなので。なんだかぼんやりが似合う。ぽけっと。 しながら。とりとめもなくただなんとなくこうしているうち。
今日買ったお刺身を食べ忘れていたことをさっき思い出した。 イカとホタテとサケとマグロの盛り合わせ。半額で嬉しくて。 でも。冷蔵庫に入れたまま。食卓に出すのを忘れてしまった。
サチコの部屋をノックして。そのことを報告しに行ってくる。 「またやったね」ってあきれてくれた。彼にも報告しないとな。
なんか最近。どうでも良いように思えることでも。なんか話して。 家族にウケたくてしょうがない。ウケてもらえないと少しショック。
夜はいっつも。へらへらしている。ひとり漫才みたいにしている。
笑ってもらえたら嬉しい。自分もいっぱい笑えるのが嬉しいのだ。
| 2008年03月26日(水) |
さあ。もう暮れてしまおう。 |
いま。薄ぼんやりと暮れていくところ。川向の山が。
影絵のようにそこにある。もうすぐ一番星が見える。
頃だろう。窓辺にいるとやけにひっそりとしていて。
なんだか時間に取り残された忘れ物みたいなじぶん。
おなじように暮れていく。かんたんなことのようで。
ときどきふっと心細くなる。ちゃんとここにいるよ。
誰かに声をかけたくなる。さあもう暮れてしまおう。

今朝。洗濯物を干してから少し時間があったので。庭いじりをする。 冬のあいだほったらかしにしてあった花の鉢など。草を引いたりして。
紫陽花の芽を見つける。枯れ枝のようでいてちゃんと芽吹いてくれた。 そうそう。この鉢はこの前、飼い犬にひっくり返されていたんだっけ。 あの時はもう駄目かもって思っていたのに。よかった。もう大丈夫だ。
十二単という名の花の鉢。これも飼い犬にほじられてひどいありさま。 だったけれど。拾い集めて植え直しておいたのが。ちゃんとしっかり。 根を張ってくれた。この花はとても好きな花。とても凛々しく咲く花。
あれこれ嬉しくしていると。飼い犬が後ろから擦り寄ってきてお尻を。 くんくんしながら舐め始める。もうやめてよ!って声を荒げたりする。 遊んで欲しいのだろう。甘えているのだろう。わかってはいるけれど。
お母さんはご機嫌が悪くてごめんよ。毎日ほんとに退屈でつまらない。 だから花の鉢をひっくり返したり悪戯をしてしまうのだろうって思う。
彼女は老犬になってから悪戯をおぼえた。怒っても叱っても「ふん!」 の顔をして見せる。ちょっと挑戦的だ。あるいみ私のライバルみたい。
人間だともう80歳くらいだと思う。私だって悪戯をしてみたいものだ。
そうしてまた気忙しさへと動き始める。つかのまの庭いじりだった。
でも。愛犬とふれあえたのかもしれない。いい日だったなって思う。
| 2008年03月25日(火) |
なにも変えられないものが。ここにある。 |
きょうツバメが帰ってきた。我が家を忘れずにいてくれて。
嬉しい。おお帰ってきてくれたかと声をかけたら。ちちち。
ちちちちっと応えてくれる。頭上をすれすれに旋回しては。
ちかくちかく飛び回ってくれる。なんだかとてもいとしい。
あたたかなものが込み上げてきて。ほろりっと目頭が熱い。

くるぶしの痛みもましになり。今日も川仕事に精を出す。 汗ばむほどの陽気。川船で風を切って進むのが心地良い。 潮風のにおい。霞みがかった空。山桜も見えるのどかさ。
ふうふうってしながら帰宅した午後。庭に息子君のクルマ。 ちょうどサチコもお休みで良かった。今夜こそ焼肉に決定。
久しぶりにサチコとふたりで買物に行く。町のお肉屋さん。 マルナカにも寄って明日の分も買出し。なんだかうきうき。 いっつもふたりで買物が出来たらいいなって思う。なんか。 なんだって作れそうな気がする。餃子だって手作りしそう。
家族四人でわいわいビール飲みながら焼肉。やたらしゃべる。 特に息子君は。やはり独り暮らしが寂しいのか口数が多くて。 後から後から色んなことを話してくれる。父も母も妹も。うん。 うんそれで。それからどうしたとか。大いに盛り上がっていた。
なにも変わらない。確かに何かがあったのだけど。この平穏が。
ずっと続くような気がする。父も母も老いていくけれど。なにも。
変えられないものがここにある。おとなになった子供達はずっと。
我が家で暮らした歳月を忘れずにいてくれるだろう。ここにいる。
父も母もここにいる。この古巣をきっとしっかり守り続けてみせよう。
| 2008年03月24日(月) |
あいたかったのはわたしのほうだ。 |
白詰め草の花を見つけた。きのうの雨の露に緑濃くなり。
白いのがぽっかりと咲いた。誇らしげでいてひかえめに。
見つけてほしいのだけど。口には出せなくて。もしやと。
ひとを待っていたかのように。朝の光のなか嬉しそうな。
笑顔。愛おしくなる。あいたかったのはわたしのほうだ。

明け方。夢うつつのままトイレに行ったような。その時。 ドアを閉めようとして。左足をおもいっきりぶっつけた。 ような。あイタ痛って思ったけど。夢だと思ってまた眠る。
夜が明けて。いつものように早起きでお布団から抜け出たけれど。 なんか足が変。思うように歩けない。いったいどうしたことだろう。
くるぶしが腫れていたので湿布をして一日を過ごす。首を傾げながら。 どうしてだろう?って不安にもなったり。なぜか原因が思い出せない。
そのうち。まあいいかって思えるようになって。明日は治るだろうって。 お風呂に入りながらゆったりとしていたら。とつぜんそれを思い出した。
寝惚けていたのかな。ほんとドジだなあって笑う。ほんとしょうもない。
痛いところがあると。ついつい弱気になってしまうからいけないと思う。 治らないはずはないのに。治らなかったらどうしようって思ったりして。
そしてめでたく治ったらケロっとしている。ゲンキンな奴だなわたし。
ああいたかったのはわたしのほうだ。なんてここらでふざけたりして。
今夜も寝酒がすすむくんです。あしたはあしたの気分でいけそうだな。
| 2008年03月22日(土) |
じぶんのたまご。大切なたまご。 |
葉っぱがついてる人参を買った。緑の葉っぱがふさふさっと。
なんだか観葉植物みたいで好きだな。人参は親指と人差し指。
みたいにくっついては一本の人参で。そこが可愛らしい人参。
ぴぴっと根だかヒゲみたいなのも生えてて。皮を剥いてたら。
痛いって声が聞えた気がした。ごめんようって言いつつ切る。
葉っぱは捨てられない。こんな緑に出会ったのってうれしい。
ガラスの花瓶で生きている。ちゃんと生きてるのがうれしい。

なんか調子いい。すかっといい感じで今日も川仕事に精を出す。 精ってどこから生まれて来てくれるのだろうって思う。たまご。 みたいなのがカラダのどこかにあるのかな。あたためていたら。 殻をやぶって出てくるのかもしれない。きっとまるい。きっと。
だとすると。やっぱ諦めてはいけない。あるんだあるんだって。 信じてあげたい。そうしないと可哀相だ。よしよしたまごって。 まいにち声をかけてあげよう。じぶんのたまご。大切なたまご。
精はきっと生まれる。精を出すことも精を尽くすことも出来る。
うっすらと汗ばんだいちにち。夕方きゅきゅっと飲むビールが美味しい。
お風呂も気持ちいい。バブの菜の花がいい匂い。春だなあってうれしい。
| 2008年03月20日(木) |
あなたはわらってとてもうれしそうでした |
やはり青空が嬉しい。風の強いいちにちだったけれど。
胸をはって吹かれていると。すくっとすくっとしては。
なにかがどこかへ飛んでいく。もやもやちちんぷいの。
おまじない。魔法使いのほうきにのって空を飛べそう。

午前中の川仕事を終え。作業場の隣の『彩市場』へ買物に行ってみる。 肩と肩が触れるくらいひとがいっぱい。ああ今日は祭日なんだと気づく。
清水さばと手作りこんにゃくを買う。お彼岸のせいか切花がいっぱい。 普段は見かけないような綺麗な花を見つけて。買いたくてならなかった。 けれど。この時期、彼の花粉症がひどくて。家の中に花は禁物だった。
でも庭ならだいじょうぶ。忘れな草の芽も随分と伸びてきて嬉しい。 いろんな花を植えて育ててみたい。暇が出来たらきっとそうしよう。
市場の外に人だかりが出来ていて。なんだろうと思って覗いてみると。 路上詩人の『はまじくん』が来ていた。出会ったひとの感じた印象を。 インスピレーションで言葉に綴ってくれる詩人さんだ。音楽を聴きつつ。 それでいて真剣なまなざしで色紙に言葉を書いている。すごいなって。 感動する。『出会う』って素晴らしい事だ。一期一会が言葉になって。
ずっとずっと心に残る。あのひあなたにあいました。あなたはわらって。 とてもうれしそうでした。これがあのひのあなたです。ぼくもうれしい。
後ろ髪をひかれつつその場を離れる。もっとちゃんと会いたくてならず。 家に帰ってからも。もういちどその場所に引き返したくてならなかった。
『ことば』感じたままの素直な言葉が。わたしはとても愛しくてならない。 考えて選び抜かれた言葉が薔薇の花なら。それは野に咲く名もない花のよう。
わたしは。もっともっと野にありたい。花が咲かなくてもいいのだ。
いつか咲こうともおもわず。つよくつよく土とともに生きてありたい。
| 2008年03月19日(水) |
そっとしておいてあげなくてはいけない |
もう。菜種梅雨の頃になってしまったのかもしれない。
だんぞくてきに雨。春の雨は嫌いではないけれど少し。
憂鬱。ぱあっとしたいのにしぼむ。ぷうっとするのが。
めんどくさい。しちゃえばいいのにって思うのだけど。
まあいいかって。どんなときもある。こんなのもいい。

好きな花。白木蓮がなんともいえずうつくしくいっぱいに咲いた。 青空の日。それは白い小鳥のようで。今にも空に羽ばたきそうで。
雨ふる日。それは白い静寂。雨音に耳を澄ましている真綿の妖精。 そっとしておいてあげなくてはいけない。誰にも触れさせはせず。
やがて椿のように彼女は落ちる。その日を知っていたかのように。 痛がりもせず。苦しみもせず。嘆くこともしないで。落ちていく。
さびしいのはひとばかり。かなしいのもひとばかりかもしれない。
今朝。すこし時間をつくり。むかし通っていた病院へ行ったけれど。 顔なじみだったはずの先生が。にこっともしてくれなくて。なぜか。 とても不機嫌なように感じて。ああ来なければ良かったのかなって。 ちょっとショックだった。診断は「春先のせいだろう」ただそれだけ。
恋の病とかなら感動するけど。ただの春の病だなんて。ああ残念だわ。
ほんの2分くらいの診察で。追い立てられるように診察室を出ていく。 むしゃくしゃとした気持ち。来なければ良かった。ばかだなわたし。
ずっとそのむしゃくしゃが消えない。やっと冷静になって思うところ。 自分は病気でもなんでもない。じゃあ仮病かというとそうでもなくて。
もしかしたら弱音吐きたかったのかもしれない。甘えたこと言ったり。 もっとちゃんと聞いて欲しかったのかもしれない。でも思うようには。 いかなかった。ただそれだけのことだったんだなあって。うんそうだ。
いまは。はははって笑える。どこも痛くも痒くもなくて元気あるじゃん。
ちょっと行ってみたかっただけ。ちょっと確かめてみたかっただけ。
ながく生きていると。道を間違えることだってあるんだ。この道は。
間違ってた。もう二度と行かない。春だもん。春の病は方向音痴だ。
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