ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2007年12月04日(火) ただいつも。見上げれば空。

冬らしく寒いいちにち。帰り道に見上げた茜空が。
動物園みたいに水族館みたいに見えるのが楽しい。

豚さんのお尻みたいなの。照れ屋さんのパンダ君や。
おっきな龍が頭をぐいっとしながら空を泳いでいる。


雲になりたいなって。とてもすごく思っていたころ。
あれからもうどれくらいの歳月がながれたのだろう。

おとなたちはみんな身勝手だって思った。嘘つきで。
抱きしめるふりをする。そして突き放すこともする。

そんなおとなになりたくはなかった。けれどなぜだか。
すすんでいった。どんどんいった。もう止まれなくて。

おとなになった。もうじゅんぶんと思えるくらい遠く。
いまはここにいて。時々はぽつねんとたたずみながら。

ひとに出逢って。ひとを想い。あたたかくすっぽりと。
毛布にくるまっているように。その優しさをおぼえた。

生まれ育ち歩む。いけるところまで歩む。そういうの。
与えられている道。ひかりの道やかげの道。交差点や。

並木道や。細道や。峠の道や。水辺の道や。鳥の声や。

どこまでなのかわからない。ただいつも見上げれば空。


ここにいる。いま生きている。これ以上の幸せはない。

それはきっと。この道でよかった。間違いではないと。

いう。ささやかなあかしなのかもしれない。うんそう。

もすこしいきます。きもちよくいきます。あっちへです。






ことしも無事に誕生日を迎えることが出来ました。

ありがたいことだと。つくづく思える今日という日です。






2007年12月01日(土) 忘れな草の芽のそばに

日向はぽかぽかとあったかい。庭にパンジーを植える。

そういえばはるか昔。すごく好きだなって想うひとに。

三色すみれだよって言ったら。違うこれはパンジーと。

どうしてもそれを三色すみれだと言ってくれなかった。

ふっと思い出す。あれは春だったのだろうか。いつの。


きょう。三色のすみれを植える。忘れな草の芽のそばに。




昼下がり。昨夜録画していたドラマを見ようとおもって。
茶の間のこたつにすっぽりしたけれど。どうしてだろう。
まったく録れていなかった。がっくりと残念でならない。

だからそのまま眠った。夢の中で息子君の声がきこえる。
ちょっと遊びに来たとか言って。二階に駆け上がる足音。

今朝。引き出しの整理をしていて見つけた10年前の写真。
髪型が変ちくりんだったので。ぷぷっと笑ったりしては。
専門学校の入学式。母とならんで撮った最後の写真かも。

こんな頃もあったんだなあって。いつだってそういつも。
そんな頃があった。歳月はまぶたに写る。重なって写る。


夕方ちかくなり。やっとむくっと起きだしてぼんやりと。
二階へあがっていくと。誰かが部屋にいるのでびっくり。
夢ではなかったのだ。息子君が居た。母はすこし照れ笑。


晩御飯の頃になり帰る。正月は仕事になるかもしれない。
大晦日に正月をしようかとか言って。またさっさと帰る。

昨夜作りすぎたカレーを温める。こんなに残っているのに。
タッパーに入れて持たせてあげたらよかった。あ〜あって。

母はすっかりあとのまつり。カレー大好きだったのになあ・・。



2007年11月27日(火) あれは枯れているのではない

昨日は気にも留めずにいた。朝の道の銀杏の木。

今朝はそれがもうすっかり。黄金の色に染まる。

はっとする気持ちと。はらはらと落ちていく心。

どちらも同じ木のきもち。なぜだろうどうして。

あふれんばかりの姿をみると。落ちる落ちると。

不安になる。受け止めるほどのゆとりがなくて。

なすすべもなくぼうぜんとしたりする。儚さは。

言葉になんかできない。儚さはせつなくもある。

あれは枯れているのではない。あれはそうして。

冬になる。だからきっと落ちていく木の葉たち。





仕事を早目に終えられたので。本屋さんに寄った。
めったにしない立ち読みというのを。少ししてみた。

『笑って死にたければ笑って生きなさい』とかいうの。
もうじゅんぶん笑ったような気がする。大丈夫だもん。
いつそうなってもいいもんって。ちょっと胸をはって。

本屋さんを後にする。そしたらなんだか胸が熱くなって。
涙が出そうになった。これは何かの間違いだっておもう。

そして笑った。まだまだ足りないぞって空から声がする。

曇り空。暗い空。雨になりたくてたまらない空がそこにある。

泣けない空は可哀想だなって思う。泣いちゃえばいいのにな。



2007年11月26日(月) ここらへんがどこなのか

ざわざわとしたくはないのにざわざわと。

仕事を終えて帰ってくる。庭の花たちや。

飼い犬のぽけっとした顔見てたらどっと。

まあるくなる。ここらへんがどこなのか。

けんとうのつかないあたりが。ふわふわ。


愚痴ではないつもりの報告を彼にすると。

またいつものようになだめてくれるのが。

ありがたくってならない。ごめんよって。

いわないわたしは。やっと微笑む。夕暮。


勝ち越し豆腐というので湯豆腐をつくる。

さてこの豆腐はどうして勝ち越しなのか。

クイズを出す。はあ?っと彼が首を捻る。

ヒントそのいち。はっけよいのこったと。


まいったらだめだよ負け越しだからねと。

ヒントそのに。どすこいどすこい台所で。

お相撲さんの真似をする。わはわは笑う。

豊ノ島の実家がお豆腐屋さんだったって。


知らなかった。だから教えてあげたいな。

いちばんに教えてあげたいなって思った。

そうかそうかと喜んでくれて嬉しかった。

サチコにも教えてあげたくて待っている。


そうだ。サチコが帰って来たらお相撲を。

とろう。いきなり飛びかかっていったら。

サチコびっくりして大笑いするだろうな。

母さんね。ここらへんが可笑しくなって。


くすくすといま。とてもくすぐったいよ。



2007年11月24日(土) あくびな午後のあくびなわたし

寒気が少し緩んだのか。風もなく穏やかないちにち。
こたつでごろりんしながら。見るともなくテレビを。
時々笑ったりもしながら。あくびな自分を愉しんでいた。


昨夜は気の合う仲間たちと。深夜まで飲み明かしていて。
まさに午前様の午前3時過ぎであった。最後のラーメン。
おなかがまんまるくて程よくまったりとしたままお布団。

なにもかんがえたりするひつようもなく。ぐっすり眠る。

夢のようなことがあったなって。朝になって思い出した。
あれは何だったんだろうって思うことが時々ある。あれは。
きっとほんとうのことにちがいないけれど。信じがたいと。
思って。でも確かにカタチみたいに残っていることがある。

私はもう若くはないから。冥土の土産をまたひとつ貰った。

だけど。身に余る。いつだってそれはもったいないくらい。

だからあげなくちゃって思う。誰かにあげなくちゃと思う。


楽しいことや嬉しいことが。ふっとこわくなる年頃になった。



2007年11月22日(木) さらさらとなめらかになりたい

ついついと見上げることをせずにいて。ある日ふと。
その冬空に栴檀の実が。もう黄褐色に数珠なるのを。
見つけた。ここ数日の帰り道。いったい何を思って。
もしやまっしぐらではなかったかと。ふと感じたり。

しながら。そこだけ切り取って繋ぎ合わせたような。
今日という日だった。余裕というのは簡単ではない。

よゆうというのは。いったいどこからうまれてくるのだろう。

ふかくかんがえなくてもいいことをふとかんがえそうになり。

またきりとってみる。ぶきっちょなこころでつなぎあわせる。

縒られて出来た糸のようなもの。その糸で繋いだ布のように。

いちまいになる。それを膝にのせて撫でてみる。それが余裕。

さらさらとなめらかになりたいものだ。いつもそう思っている。






夕食の時。いつになく彼がおしゃべりをするので。
不思議な気持ちでずっと聞いていた。相槌打っては。
よほど話したかったんだなあって思いながらずっと。

些細なことでも。なんでもないようなことでも。
それを聞き終わった後は。なんだか優しい気持ちになるから。
ひととひとって。ほんとに不思議だなって思う・・。






2007年11月19日(月) とどくよね。きっと。

ポインセチアが紅く色づき始めた。嬉しい。
だってずっとずっと緑のままでもう5年ほど。

知らなかったのだ。短日植物と言って。暗くて。
たとえば夜が13時間くらいないと紅くならない。
そのことを去年の今頃知って。どうしようかな。
って迷ったけど。外の寒さが気になりそのまま。
春まで待った。夏の暑さにもずいぶんと強くて。
秋には緑の葉がいっぱいになった。でも忘れた。

紅くしようとしていたことをすっかり忘れていて。
だからほんとうに思いがけない。紅いのを見つける。
いちまいの葉。まるでどうして気づいてくれない。
と叫んでいるように紅い。ごめんよって声をかける。

だけどそっとしておく。なんだかそのほうがいい。
みたいに思う。ほらほらどんどんって急かしたら。
きっと苦しくなるような気がする。しんどいって。
言えないから。ある日突然枯れてしまいそうに思う。


そっとしておく。そっとみてる。うれしいよって。
テレパシーみたいなのおくる。ぴぴぴぴじゃなく。

ぴこぴこぴっこりみたいなの。とどくよねきっと。





お風呂入ってから。ずっと自分の部屋にいて。
そしたら階下から「みかさん、みーかさん」って。
私を呼ぶ声がするので。あわてておりていったら。

サチコがもう帰っていた。
「あげぜん、あげぜん」って言うので。大急ぎで。
おかずをチンする。お味噌汁を温める。ご飯よそう。

なんだか。みかさんはサチコの女中さんみたいだな。。



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