| 2007年01月04日(木) |
ささやかな朝のふれあい |
空はどんよりと曇っていたけれど。なんとなく清々しい心持ちとなり。 しゃきっと背筋を伸ばした勢いで。今日がこの一年の仕事始めだった。
思えば毎日のように家に帰れば愚痴ばかり。そうかそうかと味方してくれる。 彼というひとが居てくれることに甘えすぎていたのかもしれないと。反省もし。
久しぶりなのが恋しく思えるほどにいつもの山道を走る。 急カーブの上り坂に差し掛かりぐぐっとくねるように進むと。 その坂道の途中の山肌に。中腰のまま背をもたせかけてひと休みしている。 男女のお遍路さんに会った。なにかしきりに語り合っている様子にふふっと。 思わず笑みがこぼれて。その顔のまま会釈をすると。ふたりにっこりの笑顔。
いい朝だなあって思う。すごいすごい気持ちいい朝だ。
そうしてその顔のまま。またぐぐっと坂道を一気に上り詰めると。 今度は前方からいつもの白いミニバン。プリン屋のおくさんだった。 山里で土佐ジローという品種の鶏をたくさん飼っていて。その卵で。 手作りのプリンを作っては町の店に卸しに行っているみたいだった。
話したことは殆どなく。会うのはいつも朝の道。すっかり顔馴染みになっていて。 右手を「おっす」するみたいにいつも手のひらで声をかけてくれるのが嬉しい。
ささやかな朝のふれあいはなんともいえず。こころがふくふくっとまあるくなる。
わたしはいっつも思う。このいただいた『ふくふくっ』を大事にしようって。 思うのに。いつのまにか気付いたらしぼんでいることが多い。なんてことかしら。
美味しいプリンを口元まで持って行った時に。誤って足元に落っことしたような。
もうそれが。あとのまつりなのだった。いけないいけないでもしかたない。
でも今日はすごいよくできました賞を自分にあげたいと思う。
ふくふくっとまんまるくなって眠りますよ。
ぐっすりおやすみなさいね。
寒気もゆるみやわらかな陽射しに恵まれては。また新しき年へと歩みだした。 年頭の抱負などは何ひとつ思うこともなく。ただただ平穏を祈るばかりである。
届いた年賀状のありがたさ。お元気ですか?と添えられてあるそのひとことが。 とても嬉しく思う。思えば幾年やら20代の若き日から会えないままでいる友。 その笑顔が懐かしく目に浮かんでくる。あの日のままで。それは遠い昔ではなく。 つい昨日ではなかったかと思えるほど。色褪せぬままに心に映し出されてくるもの。
大晦日の夜から賑やかにお酒をいただき。元旦もまたそのうえの賑やかさとなった。 親族内そろったところへサチコの彼氏も加わり。みなで和みつつ酔って候のてい。 ほのぼのと心地良く。楽しい時を過ごさせていただくありがたさは一入であった。
ふつか日の昨日は生憎の小雨模様ではあったが。隣り町の延光寺さんに初参りに行く。 彼はといえば雨を疎んで行きたがらず。私はむしろ雨も好ましく思ってひとり出掛けた。
お寺の裏山の八十八ヶ所巡り。その枯葉の潤った道を踏みしめるように登りつつ。 先にも後ろにも人の息がないことが。ただただぽつねんと己を確かめるに相応しく。 身も心もすっかりと澄みわたり。傘もささずにいるとよけいに心洗われる気持ちになる。
ありがたい道だとつくづくと思う。この先どんなに老いようと歩こうと思う道だった。
そうして平安に平穏にまた夜が巡って来ると。ゆっくりと日常の気配も強まり。 またここから歩みだせる日々が目の前にずっとながく続いているのだと思うと。 とにかく一日を一歩だと踏みしめて行こうと思う。どんな日もあるだろうけれど。 どんな日もありがたく受止めていけるよう。こころを平らかに保ち続けたいものだ。

実は昨夜。こうして書いている途中にちょっとしたアクシデントがありました。 まことに不本意なことで。いま思えばその原因もさだかではないのだけれど。
わたくし生まれて初めて救急車のお世話になりました。
いやはや情けないことですが。もうこれで死ぬのかと思いました。 言葉遣いは悪いけれど「くそぅ・・くそぅ・・くそぅ!!」と思いました。
過換気症候群とやらの発作だったそうで。ひとにはよくあることだそうです。
だからわたしにもあったのでしょう。
一夜明ければ嘘のように元気です!まあだから。どんな日もあるものですね。
| 2006年12月30日(土) |
このいちねんの感謝をこめて |
わたしはすごくなまいきでえらそうなことばかりいって
かんぺきじゃないのにかんぺきなそぶりばっかりしては
またここでいちねんを終えようとしています。
ほんとうのわたしはちょっぴりなさけなくてなきむしで
だけど笑うのがすきで涙がでるくらい笑うのが好きです。
わたしには信念がありますが自信はあまりありませんし
いつもふあんです。こころぼそくてたまらないくらいです。
だけどもしやこんなわたしでも咲けるのではとふとおもい
それがだれかの希望になれたり励ますことができたならと
いつもいつも祈っています。毎日まいにち祈っています。
わたしのなまえは。みのるかおると書いて実香といいます。
おとうさんがつけてくれたのだといまは確信しています。
実って香れよって声が天からまいにちきこえるからです。
わたしはまだまだ土の中にいるみたいです。
いっぱい生きてきたけれどまだ土の中です。
芽がでて伸びて花が咲いて実をつけるまで。
だからどうしても生きていようと思います。
こうしてこんな土の中で呟いてばかりの日々に。
足音がきこえること。足跡を残してくれること。
時には優しく声をかけてくれるひともいてくれて。
どんなにかうれしくありがたかったことでしょう。
日々はたからものです。日々はこんなにも愛しい。
わたしの声に耳をすませてくださって
ほんとに。ほんとにありがとうございました。
2006年12月30日。午後8時25分。
感謝のきもちを。いまあなたに届けます。
初雪がふる。今朝の冷たさにそっと窓をあけて見ると。川向かいの山々が。 薄っすらと雪化粧をしていて。きりりっと身が引き締まるような冬の朝が。
決して嫌いではなかった。冷たい風も心地良く思えてしばし風に吹かれる。
とうとう今日が今年の仕事納め。きちんとケジメつけたさに焦っていたようで。 いざとなると程々でなんとなく。いったい何を納めるのだろうとふと観念しては。 ついには逃げるように家路を急いでいた。解放感が漲るように心を満たしてくれる。
なるようになった。これが結果で。だからこれからもなんとかなるのに違いない。
仕事に限らず。いまこの年の瀬に思うのは。日々に流されてばかりではなくして。 もしかしたら溺れそうになりながらも泳ぎつけたのかもしれないということだった。
何処にだろう?それは陸地なのか?ものすごくあやふやで不確かなところだけれど。 ぶるぶるっと濡れた犬が身を震わす時のような。その飛び散った水滴が陽を受けて。 きらきらっと光るのを見ているような気がする。すっきりといい顔を得意げに。
微笑んでいるすがた。
もがいてもがいてここまで来た。とにかくこうして地に立つことが出来るのは。 あの波のおかげではあるまいか。あの波が荒れてくれたから心を押してくれたのだ。
そうでなかったらもうとっくに。私は溺れて絶えていたことだろう。
凪いだ日にぷっかりと浮かべば空が愛しく。夢ではないかとふと不安がりもし。 道標のひとつもないことを怨みそうになりながら。空を信じてこころを宥めた。
眠れば朝が来る。それはもう今日という日になり。幾度も幾度も今日が来る。
わたしはここから。また飛び込んでいくだろう。
だいじょうぶ。いつだってこの空のしたにいる。
昨夜よりも強い北風が吹き荒れていて。窓を容赦なく叩くせいなのか。 ざわざわと心が騒いでいて。髪の毛をもしゃもしゃっと掻き混ぜている。
いまもっとも欲しいのは。おおきな欠伸であった。
これがあたりまえの冬将軍の力の見せ所である頃とはいえ。 このところの暖かさに。もう梅の花の蕾がふっくらと薄紅を見せる。 時を感じたものの時は何処こへと途惑っていることだろう。 その今にもと希望めいたものが。また目を閉じて眠り始める姿には。 なんだか寄り添って在りたいような心細さに我が身を誘い込んでいく。
逸る気持ちを押し殺すのはすこし辛い。 時に身を任すとは口では容易いことなのだ。
私などはいつだってまっしぐらに突き進みたがるものだから。 もっともっと躊躇するべきだと思うし。もっともっと悩むべきだと思う。
だけど結果を恐れるばかりだと。進歩というものが生まれないと思うし。 思い立ったが吉日と信じて。とにかく踏み出してしまうことが多いのだ。
あるいみ希望だ。
結果を知るまでの道のりが希望だ。
そう思うと知らないうちから嘆くことはなにひとつないのではないだろうか・・。
ああよかった。いま欠伸がひとつ出た。
| 2006年12月27日(水) |
きをつけ。前へ進め! |
穏やかないちにちが暮れるのを待ちかねていたかのように。北風が強くなり。 また冬らしくなった。夜空を見上げれば月は。風の刃で斬られたような檸檬。
そのひときれがなぜか今夜は愛しくてならない。
私なども時おりは。そうして斬られてみたくも思う。 とくにあれこれに拘ってしまって意に反するくらい思い詰めてしまいそうなとき。 どうしても纏わりついて離れないのなら。いっそこの身をめった斬りにしてくれと。 刃に向かって突進してみたい衝動に駆られたりするのだった。
この年の瀬にこの様はなんだと。戒める言葉を迷路のなかで探し回っているようだ。
たぶんこれが今年最後の踏ん切りだと思う。これを吹っ切ってこそ私は前へ進める。

今夜は今年最後のバドの練習日だった。 寒いなって思っていたのに。いい汗をいっぱい流すことが出来た。
好きな事に夢中になれる時間ほどありがたいことはない。
来年もいっぱい頑張ろうと思う。
| 2006年12月26日(火) |
まるで湿った小枝のよう |
ぽろぽろと雫のような雨。冬の雨のはずなのに。ふっと春先の頃を感じる雨。
去年の今頃にはもう初雪も降って。しんしんと冷たい日が幾日もあったことなど 思いおこせば。やはり今年は暖冬なのだろうか。安堵もすれば少し物足りなさもある。
だけどやはり年の瀬。なにを急ぐのかついつい転びそうになっては。はっとして。 平たいはずの心さえも今日は。苛々虫にちくりと刺されてしまったように思う。
きちんきちんと。私はそれほど几帳面でも生真面目でもないつもりだけれども。 ひと様に迷惑をかけたまま年を越す事や。不義理を重ねつつそ知らぬ顔でとか。 そういうのが許せない性分らしかった。とにかく誠意を尽くさねばと思うばかりで。
だからなのか職場でもトラブルが多い。ぶつかる相手はいつもただひとりだけれど。 無意識のうちに言葉が荒くなってしまったり。怒ったような顔になっているらしい。
折れなくちゃいけないっていつも思う。だけど上手く折れない。ぽきっと潔く。 折れることが出来たらどんなにか楽だろうって思う。まるで湿った小枝のようだ。
まるく。まあるく。いつもそれを願っているくせに。自分から角を作るのはいけない。
反省はいくらでもしようではないか。残り少ないこの年をまるくおさめてみよう。
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