ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2006年03月18日(土) ぷつんぷっつん

静か過ぎる夜・・私は妄想の旅に出る。
物語がいくつも生まれてきて、ドラマみたいに展開していく。
頭の中でシナリオが爆発して、拾い集めて並べられていく。
そこには伝えられない言葉と、伝えて欲しい言葉が・・・
信じられないくらい鮮やかに輝いているのだ。


などと。4年前の今日と同じ日付の記にこんなことを書いていた。
ほんとうに自分だったのかと。今思えばすごく遠い『存在』に思える。
書くことに自由過ぎたのかもしれない。あの頃はほんとうに在りのままで。
そのことを美しいとさえ思っていた。愚かだったのか。答えは出せないのだが。
たぶん。それはそれで自分だったと。4年後のここに記しておきたいと思った。


ぷつん。いまはすこしだけぷっつんとしている。


「自分が酔わないで誰を酔わせられるものか」そう言ってくれたひとがいた。


石ころのきもち。雑草のきもち。時には野良猫にだってなってみせる。

自分を愛せないで誰に愛されようとするのか・・・。


ぷっつんをたぐりよせる。結び目は真結びにしておくことにしよう。



2006年03月15日(水) やっぱね。そうだよね。

毎朝ついつい見てしまうのが。新聞の今日の運勢だった。
『己の分限をわきまえて進退を。自信過剰厳禁』

ほっと嬉しくなり目の前がぱあっと明るくなる日もあるが。
実のところ。こんなふうに戒めて頂くのが。ちょっと好きなのであった。

心当たりが無きにしも非ず。言われてみればなんとなくと感ずる事がある。
ブレーキを踏んで。つつつつつっと何かが止まりそうになる気配になるのだ。

ウカレポンチさんが。すごく神妙になって。ショボンヌさんになる図がこれ。
かといって彼女がめそめそするとか。ひじょうに落ち込んでしまうのではない。
鏡よかがみ鏡さんと。じっくり向き合って。さほど深刻でもないあれこれなど。
やっぱね。そうだよねとか言い合いながら。語り合ったりしているらしいのだ。


今夜行こうと思っていたところに行くのをやめる。
会いたいなって思っていたひとに会わずにいる。
だって。出掛けようとして髪を梳かしていたら。
白髪がさ。ついこの前染めたばかりなのにすごいよ。
こんなんでお星様みたいな目をしてたら化け物だよ。

私を知ってるひとはみんな知ってる。
知らないひとは勝手に想像してくれる。

でもね。誰も知らないわたしをね。愛しすぎているのがわたしなんだよ。



2006年03月14日(火) あしたはきっと

ふる雪をみながら想った。ふってもふっても積もれない雪。
精一杯で健気で。あんたみたいなのすごい好きやって思った。


らっぱ水仙は寒そう。黄色とオレンジの中間みたいな色のが。
県道沿いに整列するみたいにたくさん咲いている。みんな一斉に。
どこかを見ている。その口元はやはり『らっぱ』みたいで可愛らしい。
花の楽団みたいだ。心が弾むような音楽をたくさん聴かせてくれそう。

だけど今日は雪と風。きをつけしていたのだけど。おじぎをしている。
そうして拍手みたいな風の音をじっと聴きながら。何かを待っている。

明日はきっと太陽が歌い始める。そんな予感がわくわくと嬉しかった。




夕食。むしょうにケチャップが恋しくなり大好きなオムライス。
めずらしく早目に息子君が帰宅したのだが。ちょっと元気がなくて。
どうやら異動の辞令を受けたらしい。格下げになったと嘆いていた。

すっかり慣れたところで。また新たな試練。めでたいことだと思うのだ。

がんばれ。しんちゃん!






2006年03月13日(月) 白い雪。紅い血。

雪柳に雪がふる。見せてあげたかったのだ。ただただあのひとに。


「別れ岸ね・・」そう言ったかのひとの目に涙が浮かぶのを見た。
陽の光を浴びながら雪が。散る。それは一瞬の戸惑いの姿だった。



帰宅すると。郵便受けにいつもの少し分厚い白い封書が届いていた。
とある詩誌に関する読者からの感想などが。ありのままに記されてある。
無関心を装いながらも。ついついどこかに自分の名があるかもしれないと。
ほんの少し期待をしては。いつもがっくりとため息をつく。それであった。

コピー用紙6枚ほど。ぱらぱらと目を通す。そろそろ晩ご飯の支度しなくちゃ。
そう思いながら最後の一枚を見たとたん。その衝撃といったら。庖丁で指を切ったみたい。
あらあらというまに血が流れ出す。それはまさに痛さよりも血の紅さにはっとする。

よくもここまで私を斬れたものだと思った。けれども決して不愉快ではなかった。
むしろありがたい。私はすぱっと斬れるものらしい。なんと心地良い痛みなのだろう。

当たり前のことだけど私は植物ではないから。斬られたら多少なりとも血が出る。

たぶんこのひとは私を知らないのだろうと確信する。私を斬ればどうなるか。
私はその血で育つのだ。その血で生きることを学ぶのだということを・・・。


          生きること。それは書くことです。


えらそうに。ああえらそうに。わたしはいったい何様だというのだろうう・・。







2006年03月12日(日) 白い鳥の瞳

くもり時々雨の予報だったが。雨はほんのつかの間。
冬の名残のような時雨だった。そして西風が強くなる。
いよいよ彼岸なのだなと思う。去年の今頃に雪が降ったことを思い出す。

季が裂ける。あちらがわとこちらがわがまざりあって。ついに別れるのだろう。
冬は痛いのだろうか。春は真っ直ぐに空に立っている。花は咲き香るばかりだった。



海が鳴る音をききながら。風に吹かれ。川の中で海苔を摘んでいる時。
すぐ近くに何かが落ちてきたような気配を感じ。ふと顔を上げて見ると。
一羽の白鷺が舞い下りて来たところだった。こんなに近くで見るのは初めて。
なんて美しい姿なのだろうとしばし手を休めて見入る。そしたらきょとんと。
その純白の鳥も私を見つめてくれたのだ。目が合った。とても優しい目をしていた。

ずっと見ていてねと声をかけて。また俯いてせっせと海苔を摘む。
気恥ずかしいような照れくささ。そしてちょっと得意顔の私がいた。

どのくらいそうしていたのか。今度ふっと顔を上げたら。もう見えなくて。
いつ飛び立ったのか気づかなかった。ただただ吹く風に小粒の雨が降るばかり。


そんなひと時のありがたさ。こころはそうしていつも温められていく。


お父ちゃん?なんだかその鳥が死んだお父ちゃんだったような気がした。



2006年03月11日(土) 新鮮

昼下がり。レモンバームの種をまく。種から始めてみたかったのだ。
ちゃんと芽が出るかな。初めてのことなので。祈るような気持ちで蒔いた。

最近寝酒の焼酎をほとんど飲まなくなった。ハーブティーがお気に入り。
ぐっすりと気持ち良く眠れる。お酒にばかり頼っていたのが嘘のようだ。

レモンバームの芽が出て。苗が出来たら。畑に植えてみようと思っている。
姑さんが畑の一部を分けてくれることになった。わくわくと楽しみでならない。

そうしてお茶にする。まだ種なんだけど気分は花だって咲いているみたいだ。


今日は。午前中の家業のみ。午後からはすごくまったりと過ごす事が出来て。
なんだか身も心も新鮮になる。あれこれは遠い世界。山も谷も見えなくなった。


息子君から一万円札をさずかり。とにかく旨い肉を買って来いと使命を受けて。
スーパーじゃなくて。商店街の肉屋さんに行った。ええい買っちゃえの気持ち。
家族四人が揃って焼肉。夏になったらバーベキューもしようぜと息子君が言った。


こういうのがわたしの幸せ。なにかが足らないとかなにかが欲しいとか。
いまはふと思い浮かべることさえもなくなってしまった。


あれはいったいなんだったのだろうと。過ぎた日々がはるか遠くなる。




2006年03月10日(金) うめももさくら

今日は桃の花を見つけた。毎年楽しみにしているいっぽんの木だった。
今年は枝をたくさん切り落とされていたから。なんだかすごく淋しくて。
切らなければいけないわけが分からないから。どうして?って気になっていた。

でも大丈夫。残された枝はまっすぐに空に伸びて。精一杯の花を咲かせてくれた。
ほっとほっと嬉しく思う。切られた痛みなどきっとなかったのにちがいないと思う。

うめももさくら。こころいっぱいの春を感じる。空もゆっくりと晴れていった。



午前中は家業。午後は職場。こっちもたててあっちもたてる。
自分なりのフル回転で。少しばかり疲れもあるが。まあまあの元気だった。

夜は例のバドクラブで。またお星様の瞳になれそうでうきうきと出掛ける。
実は。今夜はT君どころではなかった。ほんとうに久しぶりにM君が来てくれた。
ので。すごいびっくりと感激してしまった。転勤・・になるかもしれない・・・。
再来週には辞令が出そうなので。決まったら必ず連絡するからと言ってくれた。

友達というほどではない。仲間なのだけど。ほかの仲間とはちがう。特別。
うん・・M君は特別だった。親近感がすごくあって。ほんわかとまるい関係。
バドが上手になりたくて一生懸命練習していたっけ。一緒に組んで試合にも出たっけ。

そっか・・転勤なのか・・もう会えなくなるんだ・・さびしいなあ。

残り少なくなったんだって。ちゃんとそれを知らせに来てくれたのだ。
そう思うと。胸がいっぱいにる。さびしさよりもおっきな縁を感じて。

切っても切っても。いつかまたきっと。会えるひとのように思った。




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