午後7時20分。いま空は茜色。 堤防の夏草の向こうを。おいちにいさんしと手を振りながら。 早足で歩くひとが見える。食後の運動だろうか。頼もしい足取りだこと。
ああそしていま。鈴虫が鳴き始めた。夕風は吹かずともその声は涼しき。 もう日が暮れる。穏やかなこころで。ゆっくりと幕を下ろしたいものだ。
今日は。友達に手紙を書いた。 土曜日に『暑中見舞い』の手紙を送ってくれたのだ。 可愛らしい便箋を見つけたので。ちょっと書いてみましたって。 彼女らしいなあってすごく嬉しかった。 今年の秋こそみんなで旅行に行こうよとか書いてあって。 ほわんと夢のように思った。いまはとても無理だと言っていいのか。
『残暑見舞い』の手紙に。私に気を遣わず行ける時にみんなで行って。 おみやげ買って送ってくれたら嬉しいよ。なんて書いたら気にするかな。 でも。私が行けるようになるまで行かないって言われるのはすごく心苦しい。 だから。正直な気持ちを書いてみた。あっさりと受け止めてくれるといいな。
時々は電話でおしゃべりすることもあった。 彼女は私のことをほんとうによく理解してくれている親友だと思う。
手紙っていいね。最後にそう書いて。目頭が熱くなる。
多感な青春時代。彼女はいつも私を。そっとしておいてくれた。
私は。それが何よりもありがたく思っていた。
蝉しぐれを聞きながら。いく夏を惜しむ頃になったらしい。 この夏はじめて入道雲を見たような気がする今日のことだった。 遠雷が聞こえる。またそれも風情かなと。熱き空を見上げてみる。
木曜日の朝だったか。急にネットの接続が切れてしまって。 あれこれ手を尽くしてみたが、回復できずに今日に至った。 どうやらブロードバンドルータの故障であろうということになり。 新しいルータを手配して。しばしお休みもいいものだなと思っていた。
いままでどれほどの時間をネットに費やしていたか。 そう思うと反省すべきところも多々あり。されど決して中毒ではないと。 自負するところもあり。おかげで依存度はかなり低くなれたかなと思う。 あってよし。なくてよしかな。まあ・・そういうところだろうか。
いつもより念入りに家事をする。ひと息ついてはクロスワードに熱中。 あまり暑くならないうちに買い物にも行こうと思っていた矢先だった。
ふと何気なく電話線を引き抜く。どうしてかそうしてみようとして。 そうしてまた差し込む。するとルータのADSLランプが点滅し出した。 かくかくしかじか。なんとあっさりそれで一件落着と相成り申した次第。
でね。なくてよしがあってよしになった昼下がり。
特に書かなければいけない理由もないのだが・・ ただ公開したいだけなのかもしれないと。
少しだけいぶかしく自分を思う。愚かさとはきっとこういうことなのかも。
しれない。
眠っているあいだに。少し雨が降っていたようだ。 でもそれは。焼け石に水のごとくで。陽が昇れば。 もわんとした湿っぽさで。とほほの真夏日がまた。 微熱のこころで。時を刻み始める。似つかわしき。 これがいまごろの夏もよう。
昼間。おかださんと話した。 無料でうちの会社のHPを作成するそうな。どうか登録をと。 とてもかわゆい声だったものだから。ついつい長話しをする。
あのね。もっとおっきな会社があるでしょ? うちはとてもそんな。明日潰れちゃうかもしれないですよ。 いえいえ。そんなことありませんよ。だいじょうぶですよ。
おかださんは。微笑んでいるらしくて。とても明るい声で言う。 社長様がお帰りになったら。一度お話しさせて頂きたいですぅ。
あのね。社長はもうずっと帰らないですよ。だから諦めて下さい。 え〜!そうなんですか。ああ・・でも。そんなことないですよぅ。
ちょっと焦ってるおかださん。それもまたかわゆくてよいよい。 とりあえずこちらにお電話を。大阪06・・なんとかなんとか。
あら!大阪なんですか?そっちも暑いでしょ?どう?今日は? ええ・・まわりはビルばかりなもんで。外はすごいんですよ。
うんうん。こっちも暑いけど。まわりは緑がいっぱいでいいですよ。 わぁ〜いいですね。遊びに行きたいなあ。ああ、ほんといいですね〜。
そうそう。今度遊びに来てね。仕事抜きで来るんですよ。 はい!ぜひそうしたいです。どうもありがとうございますぅ。
お仕事頑張って下さいね。はい!あなたもね。ほんとにご苦労さまね。 おかださんの声がすごく弾んでいる。私もにっこりとして受話器を置いた。
おかださんは。きっと一日中電話をかけているのだろう。 説明を聞いてももらえず。不機嫌に突き放されることもあることと思う。
それでもめげずに電話をかけ続けるのが。おかださんの仕事なのだ。
| 2005年08月02日(火) |
そっか・・そうかもな |
みわたすかぎりの黄金色。畦道にぽつんと緑の木。 風の声もか細くて。カラスがかあかあ鳴くばかり。
実るということは。とてもたのもしく思えることだ。 ついこの前。青くさわさわと風に身を任せていたものが。 哀しいことなどないというのに。うなだれて時を待っている。
そろそろ収獲の時だ。私たちは。そうして。毎日お米を頂いている。
さて。そんな本日も平穏と記したきところ。本日は少しだけ奈落の底。 焦らないことだ。うろたえないことだ。そして誰も恨まないことだ。 すべて成るようになっている。そう思えば。これが順調なのだろう。
帰宅するなり。夫君に報告しながら。彼が今以上に悩まない策をとる。 起こっていることには。すべて意味があるんだよ。だからね。 どんなに悪いことでも。それがなければ前に進めないのだからね。 いまに見ていなさい。きっと。ああこれでよかったんだって思えるんだよ。
そっか・・そうかもな。彼のほっとした顔が。最近すごくお気に入り。
そうしてまた。いつもとおなじ速度で夜がやってくる。 静かで。やわらかで。うなだれる理由など何も見つからない。
これが順調でなくて。なんだろうと。 おもう。
ああ。とても熱帯夜。
お風呂から出てから。ずっとジャンボクロスをやっていて。 一名様にパソコンが当たるという。答えがさっき出たのだが。 まだまだ空白のマスがあるため。なんとしても全部埋めたい。
だけど。目が霞んできて。問題は読めてもその数字がよく見えない。 8が3に見える。7が9に見える。おまけにタテとヨコを間違える。
でも面白い。ひとつわかると。もうひとつわかりそうな気になる。
やらなければいけないことじゃなく。やりたいことなんだこれは。
おっし。眠くなるまで頑張ろう!
午後。ぽろぽろっと少しの雨。おかげで今夜はずいぶん涼しい。 雨風のにおいがする夜風に吹かれていると。渇いた心が潤ってくる。
町では。市民祭があって。今頃にぎわっていることだろう。 提灯をいっぱいつけた『提灯台』が幾つも練り歩くのだ。 交差点の度に。ぐるぐると回転するのだけど。 その威勢の良い掛け声とか。転びまわる若い衆とか。 見るのがすごく好きで。毎年のように見に行っていたけど。
今年は断念。飲酒運転はいかんぞ!と止められたし、 それでも行こうとしていたら、救急車のサイレンが二度も聞こえた。 無茶は禁物。それよりも、帰宅するなり酒飲むなってことかな。
なんとなく。ぽっかりと物足らない思いを飲み込んで。 いつものようにしていても。そわそわと落ち着かない夜だった。
人ごみは苦手なくせに。お祭りは好きなのだ。 太鼓の音とか聞こえると。血が騒ぐというか。 花火の音だってそうだ。いてもたっても居られなくなる。 そっか・・私はたぶん。どんどんぱんぱんな人なのかもしれない。
ただたんに。すいっちおんになるんやね。
ずっとおんなら。けっこう楽しいひとだろうな。
こんばんは。
仕事中に漢字ナンクロしていたら。急に首が回らなくなったあたしです。
痛いの我慢して。例の金バト頑張って来ました。 中学生も高校生もいます。おばさんはわたしひとりでした。
いやはや。さすがについてはいけません。 へこたれてると。「大丈夫ですか?」って敬語で優しく言ってくれます。 ありがたいことです。だからおばさん来週も頑張れるんです。
とにかく続けないと。やめたらいかんぜ!と仲間のひとりが言ってくれる。 思えばながい付き合いになった。20代だったその人も。もう36歳だと。
髪が薄くなってきたし、やたら暑いからスキンヘッドにしたそうな。 とても似合っていた。かっこええねって言ったら嬉しそうにしていた。 私も男ならそうしたいと思う。さっぱりと気持ちよさそうで憧れちゃう。
帰宅して。お風呂上りのビールだか雑酒だかが。やたら美味しく思う。
それがあたしの。ささやかなしあわせ。
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