ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2005年03月27日(日) 落ちる

うすぐもり。あめはまだ。まだだいじょうぶと。
あの白木蓮に会いに行く。ゆっくりと会いたい。

あくるひとあくるひをかさねて咲いてくれたのに。
つかのまとつかのまをかさねて咲いていたことを。

知った。はかなくてどうしようもなくさびしくて。
咲いて散れないで落ちる。重みはせつなさに似て。

痛い。だけどつよい。痛い。だけど確かに咲いた。






最近泣かない。なぜか涙が出なくなった。
はりつめていたはずのものが。こつぜんと。

消えた。

もしや落ちたのだろうか・・どこかに。




2005年03月25日(金) 好日

こゆきがちらちら。さくらのつぼみはおどろかず。あせらず。
かたくかたく。そうみえてもやわらかく。のほほんとかぜに。
ふかれては。つめたさもなんのその。ときをまっているただ。
ときをまっている。


わたくしはといえば。
今日はかなり好き日。
初対面のはずなのに。とても懐かしく思える人と出会った。

ながく生きていると。だから生きてるのが嬉しい。

ほんとうにこころから。長生きしたいなあって思った。



2005年03月23日(水) みあげる

春の嵐なのかと思った昨日と。やっと向こう岸へと踏み出したような今日。
雨で濁った川の上の空には。ぽっかりと白い月が雲と一緒に浮かんでいる。

みあげる。見上げると不思議と。自分の居場所が見えてくる。
ここにいていいのだと思う。迷っても迷ってもここにいたいと思う。


白木蓮がたくさん咲いた。ふっくらとふくらんだ蕾を見つけた日のこと。
たぶんあの日は心細く。どうすればいいのかとすごく不安だった気がする。
ふくらむ。咲くためにふくらむ。雨に打たれても。それは咲くことを選ぶ。

みあげる。どんな空だろうと。なんて清らかな白い花だろう。
明くる日と明くる日をそっと重ね合わせたように。咲く花が愛しい。


ふあんはおそれ。ひていされているようなきょぜつ。
いままでずっとつらぬいてきたことがゆらぐこわさ。

明くる日を知らない。明くる日はまだむこう。なのにどうして。
明くる日のことを思っては。こんなにこだわっているのだろう。

みあげる。今だから見えることがこんなにいっぱいあるのだから。

みあげる。今だから感じることがこんなにあふれているのだから。



2005年03月21日(月) あるくあるく

    あるくあるく。あてもなくではなくあるく。

    めざすめざす。せなかをおされるのではなく。

    あるく。まぶしいひざし。やさしいかぜのこえ。

    もっともっとと。もとめすぎていたかもしれない。

    うみのこと。なみのこと。ごめんなさいゆるして。






       あるくあるく。みつけたからあるく。

          いちめんのやさしさ

          いちめんのうれしさ



 



2005年03月19日(土) 時を知る

夕暮れ時。窓の外があまりにも紅く。どきどきしながら窓を。

あけると。誰かが一途にどうしても描きたかった絵のような。

空が見えた。乱れることなく絵筆を西へと一心に祈るように。

描かれた空。その紅い筋が炎のように燃えている。尽きるのか。

消えるのか。いったいどんな想いで。描いたというのだろうか。



一刻をあらそうように外に出る。
堤の石段を駆け上がっていると。つくしの坊や達が不思議そうに。
「どうしたの?何があったの?」と首をかしげているのだった。

ああ・・そうね。どうしてこんなに急いでいるのだろう。
立ち止まり大きく息をする。そうしてゆっくりと川べりまで歩く。

やはり空が落ちていた。ひたひたと水になりいちめんの紅になり。
空はゆっくりと流れていた。とめられない。すでにそうであるものを。

うずくまるようにすわる。かたわらには菜の花と。繋がれた川船。
ゆらりゆらり。夕風は少し冷たく。そっと何かを鎮めるかのよう。

尽きるのか。いや・・またはじまる。

思いのままに描けるのだろう。私だって空を。

そうして時を知っては。落としてみせよう空を水に。



2005年03月17日(木) さぼてんふたつ

やわらかでとろけてしまいそうな雨が。ちっぽけな憂鬱を濡らして。
それが流れたのかと確かめることもしないで。今日はずっと雨だった。


昨日買ったサボテンがふたつ。ガラスコップみたいなのに。
青いのと紫のと模様の入ったコップの中に。白い砂みたいなのが。
そこにちょこんとサボテンがふたつ。愛らしくてすごく気に入ったから。
素敵にラッピングしてもらって。リボンもつけてもらった。

そして今朝。オババの机の上にさりげなく置いておく。
オババが出勤して来ると。すごくどきどき胸がぱくぱくした。

よかったぁ。喜んでくれた。「ありがと・・ありがと」って。
その微笑が何よりも嬉しくて。すごく幸せな気持ちになれた朝。


ずっと昔。このひとをゆるせないと。どんなにか怨んだことだろう。
その時の傷ついた自分のことを。どうしても忘れられずにいた。
ゆるそうと何度も思ったけど。許してはまた反感を持ち続けていたのか。
事あるごとに。私は認めたくなかった。このひとが母だという事実を。
似ているとひとから言われるのが何よりも嫌だった。つい最近までそう。

ゆるすということは。その傷ついた頃の自分を許してあげること。
辛かったのは自分だけではなかったんだと認めてあげること。
過去というものは。重い。重いから圧し掛かる。逃れたい逃れられない。

母さん。あの時はああするしかなかったんだよね。
それが母さんの人生で。だから私も耐えて耐えて頑張って来たよ。
突き放されて。遠くなって。だからこんなに成長出来たんだと思う。
見捨てられたんじゃなかった。だからまた逢うことが出来たんだもん。


オババ。お誕生日おめでとう。もう駄目だなんて決して言わないで。
一緒に乗り越えて行こうね。きっときっと楽にしてあげるからね。



2005年03月16日(水) あくび

うららかで。たぶんもう春なんだろうなと思える一日。

あくびをしながら。かんがえる。それはちっとも深刻じゃないこと。
ふわりふわり。風船みたいに。手離せば色とりどりの鳥になって。
飛んで行くのだろうなと思う。大好きな空だもの。そうしてあげられたら。
どんなにいいだろうかと思う。勇気なんかじゃなくて。意志ひとつで。
決められることを。そう出来ないからと自分を責めることはしないから。

時を待つ。ちくたくと急がず。あくびしながら待っている。





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