ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2004年12月26日(日) 恵み

朝からきらきらといっぱいの陽射し。日曜日の太陽ってすごくありがたい。
鼻歌で洗濯物を干したり。軒下の鉢植えの手入れをしたり。

まるで春のようだ。マーガレットの蕾がいっぱいになり少しづつ咲き始めた。
寒さに弱いカランコエも薄っすらとピンクの蕾。シャコバサボテンは花盛り。

愛犬あんずのシャンプーもした。温かなシャワーでうっとりしている。
そこをすばやく洗うのだが、すぐにブルブルっとするので私もずぶ濡れになる。
バスタオルでくるんで陽だまり。もう老犬だけれど赤ちゃんみたいで可愛い。


午後は街へ行ってみる。化粧品店で『眉のお手入れサービス』とかしてもらう。
ついでにアイシャドーも。20代からしたことがなかった。なんか照れくさい。
でもおかげでシャキッとした。目元を明るくするのって結構大切だなと思う。

商店街は歳末大売り出しとか。今日は『日曜市』の日で少し賑やかだった。
市街地に幾つも大型店舗が出来たせいで。不景気風をもろに受けているみたい。
老舗のお店がたくさんある。のんびりと歩いてゆっくりと買い物したいものだ。

日曜市のおばさんとお客さんの会話。なんて穏やかなんだろう。
その横を通り過ぎるだけで。ほのぼのと心が温かくなった。

さてと。とりあえず福引なるものをしてみる。こんなのもほんとに久しぶり。
三角くじをゴソゴソ混ぜながら奥のほうから引いてみる。
ポケットティッシュだろうなあって思いながら引いたのに。

な、なんとびっくり仰天してしまう。こんなの生まれて初めてだった。
カンカラカンカラ鐘が鳴り響くし。歓声と拍手まで舞い上がるし。

綺麗なのし袋に包まれた特等金三万円とか。畏れ多くも頂いてしまった。
嘘みたいなほんとの話。なんてありがたいのだろうと涙が出そうになる。


すっかり放心状態で歩きながら。日曜市で榊を一束買った。
600円だけど500円で良いっておばちゃんが言う。
すごく申し訳ない気持ち。のし袋をそのまま差し出すべきではないかと思う。

榊とのし袋を助手席に座らせ家路を急いだ。
なんだか昨日から変だ・・と思う。もしかしたら今日死んじゃうかもと思う。
急ぐんじゃないぞ、慎重に運転しろよって言い聞かせた。


思いがけないことがこんなにあって。ほんとにいいのだろか・・。
あたり前のことなんかひとつもない。これが天からの恵みでなくて何だろう。

帰宅するなり亡き父の遺影に手を合わす。
「お父ちゃん?お父ちゃんなの?」って訊くけれどただ微笑んでいるだけだった。







2004年12月25日(土) 感謝

報われたいと思っているから。報われることはないだろうと諦めていた。
どんなに尽くしても尽くしきれない。身を粉にして。その粉はきっといつか。
突然の嵐に吹き荒らされて。跡形もなく。私は消え失せなければいけなくなる。

そんな風に儚く散ってしまいたいものだ・・・。

だけれども。どうして神様は私を救って下さるのだろう。
この邪念だらけの欲深い女を。まだ生かして下さるのだろう。

ならば歩まなければいけない。果てという場所に行き着くまでずっと。
きっとそれには理由がある。いまはそれを教えては下さらないけれど。


尽くせば感謝されたい。罪すれば許されたい。
愛すれば愛されたい。認めて欲しい。失いたくない。

嗚呼なんて愚かなことだろう。

だからなのだ。救われたいとは決して思っていなかったのに・・・。



今日。こんな私のところにもサンタクロースが来て下さった。



2004年12月23日(木)

新聞の占いに「己を全面に出さず静かに過ごせ」と書いてあった。


一心に。ただひたすらに台所の床を磨く。ひざまずくようにして。
きゅっきゅっと力を込めて。あそこもあっちもと汚れが嬉しくなるくらい。

手を止めればどっと襲って来る邪念。よくないことだ尋常ではないことだ。
「おのれくたばれ」「これでもか、ええいかんねんしろ」そんな気持ち。

時々。毒のようにそれを感じ。毒と知りながら飲んでしまいそうになるが。
かつて飲んだこともあったそれを。いまだに憶えていることが哀しい・・。


まあまあ綺麗になったところでワックスをかける。
艶が出て来るとほっとする。同時に右腕が棒のように固くなってしまう。
これくらいの罰なら。いくらでも受ける。これくらいの痛みなら。


我が身可愛さゆえに。どれほどのひとを傷つけたことか。
何ひとつ罪滅ぼしもせずに。よくもここまで生き長らえてきたことか。


午後は眠る。胸の上で手を組めば。そんな我が身の鼓動でも愛しい。

ありがたき静かな時よ。決して忘れてはいけないことさえも。

つかのまの眠りについた・・・。



2004年12月21日(火) 明日光るために

なんだか一日中走り回っていたようで。空を見上げる余裕もなく。
これが師走というものだろうか。無理矢理急がされている気がする。

お昼休み。水筒とお弁当を持っていつもの憩いの場所へ行く。
ビニールハウスと枯れすすきと。小川と名も知らぬ鳥が囀るその場所。
クルマの窓を開けて。たっぷりの陽射しを浴びる。卵焼きが美味しい。

少し本を読んでから。ともだちに電話する。
三線ちょっとだけ弾けるようになって。初めて人前で演奏出来たって。
ほのぼのと嬉しい報せ。ほんとに好きな事に出会えて良かったなあって思う。
人生もきっと奏でられる。今はほんの一曲でも。これが光でなくて何だろう。


今日は冬至らしくて。かぼちゃかぼちゃと買い物。
お惣菜売り場でかぼちゃのコロッケを見つけた。
揚げたばかりで手づかみで食べたいなって思う。これでビールとかええな。

帰宅すると。愛犬あんずがすごく甘えた声で鳴く。
「くい〜ん くい〜ん」なんだかいつもと違う声。
はっと気づく。そっか、コロッケの匂いが分かったんだね。

「おまえもかぼちゃしようね」なんて言いながらふたりで半分こ。
病気するな。元気でいろよ。長生きしような。

そうして暮れていくいちにち。今日も夕陽は落ちていった。
明日のために。明日光るために。落ちることが使命ならば落ちなければ。

わたしはほんのいちぶぶん。この空のした終える一日があることを。

ありがたくうけとめていよう。



2004年12月20日(月)



明けない夜などありません。

        だからぐっすり眠りましょう。



2004年12月19日(日) ここではないところで

どんな日もあるのだけど。今日はずっとどんよりの曇り空。
すごく何かを待っているような気持ちに気づき。少し憂鬱。

降り注ぐ陽射し。それとも猫になれる陽だまりの空間。
不意に突然に大切なひとを失ってしまったような錯覚。

きぶんてんかんしなければ。ここではないところで。


満ち足りていること。ほんとうにもうじゅうぶんだと思うこと。
きっとたくさんあるのだろう。ありがたいとなんど涙したことか。

許されて暮している場所で。まだ追い求めることがあるのか。
どうしてこうも欲深く。わたしは生かされているのだろう・・。

きどうしゅうせいしなければ。ここではないところで。

そうさだれだって道に迷う。迷うからはたと立ち止まる。
そうして見つめる己の姿に。頷いてまた歩き出せばいい。



2004年12月18日(土) 未確認

薄っすらと霧につつまれた夜。月はぼんやりと一切れの檸檬。
こんな夜には宇宙の果てから。未確認恋愛物体が飛んでくるらしい。


見つけてはいけないから目を閉じていよう。
見つかってはいけないからそっと隠れていよう。

嗚呼。それでも声を出してしまいそうになる。
息を殺す。いっそ死んでしまえ愚かな女よ。

なすすべもなく落ちゆく心の破片に触れてみるがいい。
どんなに痛かろうとしっかりと握り締めてみるがいい。

その血がすべて。その血が祈り。その血がいのち。

在るべきか在らざるべきか迷うならなおさら生きよう。
光れない輝けないまして抱きしめることもできなくても。

ワタシイガイアナタヲアイセルヒトハイナイ。






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