| 2004年07月07日(水) |
来ないで・・来ないで・・ |
たとえばきみが約束に忠実であり「やっと逢えるね」と星の川を渡ろうとしていても 私は星屑を投げつけて「来ないで来ないで」と泣きじゃくることも出来る。
と・・一年前の日記にそう書いてあった。
夜空を見上げては。ふっ・・と溜息が出た。
ゲンジツは厳しい。だからこそ生きるかいがある。
| 2004年07月06日(火) |
何かがこうして始まるってことは |
火曜日の夜は。今日からしばらくテレビを見よう。
またイルカ達に会える夏やもん。
第一話を見終わって。冷えたビールをぐぐっと飲めば。
今日一日のこと。みんな忘れた。
ふりをしているのじゃなくて。それは過ぎたことだもん。
何かがこうして始まるってことは。
ささやかな勇気みたいに。なんだって出来るかもしれなくて。
とにかく始めてみれば。それが一歩だから歩ける。
| 2004年07月05日(月) |
いち・・にい・・さん・・しい・・ごう・・ |
もうすっかり真夏。入道雲と、どこからともなく蝉の鳴き声。
玄関のツバメが二度目の産卵をして。また可愛いのが今度は6羽生まれた。 早いものだ。日に日におっきくなる。巣からちょこんと顔を出して。 親鳥の帰りを待っている。その度に賑やかな声を出して。おっきく口を開けて。
一昨日の夜のこと。サチコが巣から落っこちているヒナ鳥を見つけた。 ちょうど出掛けようと外にでたところで。そうでなければ朝までそのままだった。 拾いあげるとそれは。ふがふがともがくようにしながらちゃんと生きている。
急いで脚立を持って来て。おそるおそる巣に戻してやった。 とっさのことで。こんな時はそれ以外にどうしてあげたらいいかわからない。
夫君が・・人間の匂いがついたらいけないかもしれないなとか言う。 けど思った。だってツバメは人間を信頼しているから・・だいじょうぶだって。
夜が明けて巣を見上げると。いるいる。ちゃんと並んで顔を出している。 でも。ほっと安心したのもつかの間。お昼前にまた落っこちていた。 それから3時頃にもまた。その次は6時頃。それから夜も8時頃。
親が・・わざと落としているのかもしれないな・・と夫君が言った。 他のヒナより少し小さくて。それにかなり弱っているようだし・・。
ツバメは一番おっきく口を開けた子に真っ先に餌をあげるのだそうだ。 お腹が空いている子ほどおっきく口を開けるので。 だからそうして順番が出来る。みんなが同じように餌をもらえる。
その子だってすごくお腹が空いているのだと思う。 なのに・・おっきく口を開けられなくなってしまったのかもしれない。 何度も落ちたもん。痛くないはずはないし、だからよけいに弱ってしまって。
でも今朝は確かにちゃんといた。留守にするのがすごく気がかりだったけれど。 だいじょうぶだ・・だいじょうぶだって思って。 同時に。もし・・ダメでも仕方ない。それが自然の掟だというなら・・。
夕方帰宅して。真っ先に巣を見上げる。よかった・・ちゃんといる。 なんだか今朝よりもおっきくなったみたいに見えた。 ちょうど親鳥が帰って来たところで。元気な鳴き声が一斉に響いた。
息子君も帰って来るなり。「あの子は復活したな〜」と言って喜んで。 でも。夫君が・・何やらしどろもどろ口ごもってしまって。
今朝いちばん早起きして愛犬の散歩に行く時。 見つけたのだそうだ。それはもう固くなって。冷たくなっていたそうだ。 「こっそり手に持って河原の土手に埋めた・・」って言った。
いち・・にい・・さん・・しい・・ごう・・。
うそ?って思って数えてみる。やはり6羽目はそこに居なかった。
「やっぱりな・・・」と息子君が言う。
私もそう思った。
それから。そのことを朝から知っていて・・誰にも言わなかった夫君を。 このひとの・・これが優しさだろうなって思った。
| 2004年07月03日(土) |
やった・・やったぜ! |
だらだらとつまらぬことを書き始めていた。
すごく眠くて。書かなければいいことを書きながら。
なにやってんだ自分・・って思いながら。
どんどんと向かってしまうマイナスへの道。
感傷がなんだ。惚れるんじゃないぞ!
そんな痛みを好きになって。どうする?
そこでいきなり部屋のドアが開く。 サチコが。はぁはぁ息をしながらおっきな声で。
「かーさん!ウォーターボーイズ見ないと、早く早く、もう始まったよ」
はっとして部屋を出る。まるでココロにスイッチがあったみたいに。 茶の間を独り占めして。ソファーにごろりと寝転がって。
愉快な場面でおっきな声で笑った。感動の場面で手を叩きながら。 涙ぐんだりした。イルカ・・みんながイルカに見えてくる。
やった・・やったぜ!それは何度見ても素晴らしくて。 すごくいい気持ちになるから。すっきりと晴れやかな気分で。
ふたたび部屋に戻る。書きかけの・・この愚かなものをと思う。 いったい何に囚われていたんだと思う。
消して・・ぜんぶ消して・・また書く。
ココロがすぅ〜っと生き返ったみたいに。すらすらと書いた。
| 2004年07月02日(金) |
こんなふうに生きたいな |
からだを動かすってことは。何かを燃やすことなんだと思うけれど。 同時にむくむくと何かが芽生えてくるような。 くすぐったいような。その少し伸びたかもしれない芽の感触を。 今日は1センチ。次は2センチと。自分だけを頼りに育てていくみたいな。 そんなもんではないだろうかと思うのだった。
でもね。だからと言って。ぐんぐんと育ちはしない。 だから。育ててみる。自分に出来ることだから。精一杯続けてみる。
もしバドが出来なくなったら。一気にしおれてしまいそうだなと思う。 でもそれは『いま』じゃない。今じゃないことは決して現実ではない。
そんなことを思いながら。クルマの窓を全開にして。 夜風をいっぱい浴びながら。川辺の道をゆっくりと帰って来た。
川がきらきらと輝いている。まるで湖のように静かで。 恍惚として月のとりこになってしまったような。その水の姿にはっとする。
流されてばかりはいられない。こんなふうに生きたいな・・と、ふと思った。
もう少しでまんまるのみかん色の月に。誘われて歩く川辺の道。 絵になるはずはないけれど。もしやと思っているように。 颯爽と歩いてみる。おいちにおいちにと手を振ってみる。
たまにはそう。そんなシルエットを愉しめばいい。 目も鼻も口もない。でも動く。生きている影ぼうし。
私だって。たまには不愉快になる時もある。 思い出しては「くそ・・くそ・・」って言いたくなる時が。 仕事のトラブルとか背中に背負って。背負い投げでやっつけてやりたい時が。
はぁ・・どんな日もあるさ。背負う前に軽く交わしておけばよかった。
それよりも嬉しいこと。そうそう。今日も嬉しいことがあったんだ。 おまけに楽しいことも。声をたてて笑ったりもしたっけ。
そっか・・だから今夜はみかん色。こんなふうに照らし出される。
今日という日の影ぼうし。
| 2004年06月30日(水) |
何もなあにも考えることがない |
月明かりのなか。汗びっしょりのバド仲間たちが口々に。 「お疲れさ〜ん」「おやすみ〜」と声を掛け合って帰って行く。 夜風よりも何よりも。私はその瞬間がとても好きだ。
今夜もようやったなって。お風呂上りのビールがしゅわっとおいしい。 そしてどっと疲れが出て来る。ちょっと頭がズキズキするけど。
自分のカラダが自分ではないみたいな。それもなんだか心地良くて。 ふわりっと宙を彷徨っているような。その感覚を愉しんだりする。
何もなあんにも考えることがない。
ミスチルの『Sign』を何度も繰り返し聴いている。
「ありがとう」と「ごめんね」を繰り返して僕ら 人恋しさを積み木みたいに乗せてゆく・・ってところ。
からだでもこころでもなく愛している・・ってところ。
たまらなく好きだ。
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