今夜は『ラストサムライ』を観た。 いっぱいひとが死ぬのがとても嫌だったが・・・。
「雑念を捨てて 無になれ」というセリフがよかった。
最後の最後に。かのひとがあのひとのもとへ行けてほっとした。
やはり私は日記中毒だったのか・・。
とにかく何か書かないと眠る気がしない。
詩をふたつほど書いてみたが・・
とても公表できるようなもんじゃなかった。
らくがき・・そうだ・・それもきっとらくがきのようなもの。
はたして・・ここでゆらゆらできるのであろうか?
サチコ姫。さきほど特急列車で帰って来ました。 お土産は冷凍のタコ焼きと明石焼きです。 娘が帰ってくると。家の中に向日葵が咲いたようになって嬉しいです。
意外だったのは。あんなに大阪で暮したがっていたのに。 やっぱ・・この町がいちばん好きだそうで。早く帰りたかったって言って。 どこに行っても人がいっぱいでパニックになりそうだったって。
あの時すごく行きたがっていたのを、私が行かせなかったこと。 もう悔まなくても良いのだなと思うと。救われる親心です。
生まれ育った田舎の町を。好きでいてくれてとてもほっとしました。
私も。この町が大好きです。生まれたところはここではないけど。 同じひとつの川が流れていました。上流から下流へと人生が流れたように。 よほどこの川に縁があったのだなと思います。 そう思うと。すべてが運命であって。ありがたくこの縁を受け止めています。
遠い町で暮らした歳月。最初の結婚や・・別れや。 ひとを傷つけてばかりいた若き日の記憶や。 それさえも。ながい運命の過程で。そうあるべきだったことなのかもしれません。
ふりかえると。ほんとにながいこと生かせてもらって。 何の罪滅ぼしも出来ないでいるけれど。赦されているのならありがたいことです。
明日も精一杯。いまをかみしめて歩ませて頂きます。
| 2004年06月07日(月) |
生んだ事実。育てた事実 |
サチコ。早朝無事に大阪に着きました。 ちょっとお疲れ気味のメールが届いたりしたけれど。 今頃は多分。楽しく酔って大騒ぎしていることでしょう。
今日は、高校時代の仲良しさんの結婚式でした。 もうそんな年頃になってしまったのかと。母も感慨に浸っています。 だってほんとうについ最近のように思う。少女だった頃って・・・。
遅かれ早かれサチコも嫁ぐ日が来るのでありましょうか。 想像しただけで。喜びよりも寂しさがどっと溢れて来るのです。
親のエゴですな。手離したくなくて。いつまでも子供だと思い込んで。
披露宴で。両親に花束とか渡す場面があるよね。 サチコは花束ではなくて、ぬいぐるみをくれるのだそうです。 そんな場面を思い浮かべただけで。涙もろくなってしまいます。 ぬいぐるみを赤ちゃんみたいに抱きしめて。泣いてやるからね。
ああ・・でもそれって。新郎がくれるのだっけ?誰よそれって? ああ・・想像も出来なくて。なんだか不安になってきます。
子供の成長。親にとってこんなに幸せなことはなくて。 時に信じられないくらい。それを実感しながら・・・ 親は年老いていきます。
生んだ事実。育てた事実。こころの中のアルバムから溢れ出すように。 子供は育っています。
いまも・・これからも。ずっと・・生きている限りです。
| 2004年06月06日(日) |
今夜だけ許して下さい |
雨だけど雨音が聴こえない静かな夜です。 なんとなく。ふぅ・・っとしてソルティードッグを飲み始めたところ。
つい今しがたサチコを駅まで送って来ました。 夜行バスで大阪に行くのです。寝ている間に着いてしまうんだから。 すごく近いように思ってしまう。夢を見ている暇もきっとありはしない。
私も一緒に行きたいなと思った。でも同行者じゃなくて・・・。
たとえば。ちょっと昔に観た『秘密』って映画みたいに。 母はすでに亡き人なんだけど。魂が娘のカラダに乗り移るってやつみたいに。 そして堂々とアノヒトに逢いたいと。不謹慎にも思っている次第です。 すいません。こんなこと二度と考えませんから。今夜だけ許して下さい。
でもね・・そしたらサチコがとても可哀相。 私がサチコのカラダを乗っ取ったりしたら。あの娘の魂は何処へいくのか・・。 そうですね。やっぱ・・これはとてもイケナイ願いなのだと思います。
私は無理です。ほんとうに無理なんだと諦めています。 もっと現実をしっかりと受け止めて。生きていかねばと肝に命じて。
身の程を知るのです。今以上にもっともっと・・・。
朝は陽が差していたけれど。日中はずっと霧のような雨が降ったり止んだり。
土曜日も仕事。ほんとは月に一回だけは休んでも良いのだけど。 よほどの用事が無い限りは、ずっと出勤している。 月曜日にいつも思う。休み足りないなあ・・って思う気持ち。 まっ・・それは贅沢ってもんでしょう。と思い直すことにしている。
今日は。専務オババ・・母が、膝の痛みに耐え切れず病院へ行った。 このところずっと痛みを訴えていたけど。忙しくて行く暇がなかったから。 お天気のせいだろうか・・今日は特に歩くのも辛いくらい痛がっていた。 土曜日でも診てくれる病院が見つかってよかった。
もう65歳なので無理もないかな・・と思う。 自営業なので定年がないから。たぶん彼女はとことん頑張るのだと思う。
午後少し遅めに機嫌よく帰って来た。病院の帰りに焼肉定食を食べたとか言って。 「嘘みたいに楽になった」と歩きぶりも良くなって。
でも・・それはほんとうにつかの間。多分痛み止めの注射が効いていたのか。 私が帰る頃になると。また顔をゆがめて痛そうに嘆くのだった。
湿布をしてあげてから帰ることにした。そうして彼女の足を抱きかかえるように。 白く柔らか過ぎるようなふくらはぎのあたり。なんだか怖くなってしまう。 どれほど記憶を遡ってみても。触れたことなど一度もないように思う。
張りをなくした足。ところどころに老人性のシミのようなものがあって・・。 ああ・・知らなかった。いつの間にこんなになってしまったのかと。
私が母として記憶している彼女は。とても若くて綺麗だったから・・。
一緒に仕事をするようになって16年。母だと思ったことが何度あったろう。 いつも厳しく。時にヒステリックで。たまに優しくても母ではなかったような。
そんな気がする。だけど・・やはり。それは母に違いなかった。
タイムカードを押していると。「ありがとね」と母が言った。
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