ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2003年12月08日(月) せつなさの訳

夕暮れ時の月がとても綺麗だった。夕焼けと向かい合うようにしてくっきり。
まんまるでその紅が不思議な色合いで。ちょっと切ないような月でした・・。

ちょうどその時ラジオから・・ミスチルの『くるみ』が流れ始めて
思わず・・おお・・と声をあげ。スピードを落としてゆっくり帰る川辺の道。
久々のロマンティックなり。なぜにわらわはおとめではないのかと・・ふと。
帰るべき家を思った。

家に帰れば灯りがともりぬくぬくと光さす玄関のあたり。
サチコの黒いクルマにはっとしてほっとするひと時なり。
そしてドアには『メリークリスマス』だもんね。感動するわらわは母なり。

ふんふんと鼻歌で主婦になる。鶏ゴボウに鯵の塩焼きとか作り。
どっぷりと所帯に浸かる。もはや・・あの月さえも遠くなりにけり。

汚れた食器を洗いながら・・あのひとを想う。
どうしてあのひとはあんなふうに泣いたのだろうと・・・。
スポンジをぎゅっと握り締めてガラスコップの奥のほうをこれでもか。
これでもかと洗いながら涙がこぼれそうになるのであった。

かくかくしかじか・・。

「昨夜はひどくうなされていて参ったよ」と夫君が言う。
はっ?うそ?と我が身を疑う。ぐっすり眠った。それは確かにそうだったのに。
「何度も起こしたのに起きないから首締めて殺そうかと思ったぞ!」と笑う。

漠然と・・それを思い出す。人影が・・見えた。あれは誰だったんだろう?と。
何かを言いたそうにしてじっと私を見つめていたひとが・・確かにいた。
名前を呼んだような気がしたけど・・それに答える声がなかったのだった。

夢のなか・・うっすらと靄が掛かったようなその白くてぼんやりとした空間。
それはあのひとではなかった。かたちが違っていた。気配も違っていた。
じゃあ・・誰?

私は・・ガラスコップを割りたくなる。指を切ってしまいたい衝動に駆られる。

その狂ったような迷いを。その切なさが波のように押し寄せて来て。
いったいどこに流れていけばいいのかと・・・そればかりに苦しみ。

明日のためのお米を研ぐ。タイマーのスイッチを入れて

                   台所の明かりを消した・・。



2003年12月07日(日) 人間どうし

『いい日旅立ち』歌いました。昨夜の忘年会・・ちょっと酔ってた。


言いたいことちゃんと言おうよ。って一次会はそればかりだった。
みんなすごく我慢してることいっぱいあって。
わきあいあいと楽しんでいるようで、実は・・ってところがあるんだな。
参加者が少なかったせいでそういうことになってしまったけど。
多少・・来ていない人の悪口とか。それも仕方ないことだし。
じゃあ・・どうすればみんなが楽しくやれるんだろう?って話し合う。
にんげんどうしはややこしい。でもみんな仲間。それなりにいくしかないのか。

私も・・相槌を打ってばかりじゃいられなくなった。
すごく我慢してることあったし。八方美人じゃいけないよ!とか言われて。
ついに言った。なんか・・それが気持ち良かった。けど・・後でちょっと後悔した。
誰にも嫌われたくない・・という思いが強い。それが私の・・短所かもしれない。

でっ・・すごくみんなで暴言を吐ききって。二次会は・・ケロリとして。
歌いまくりました。楽しかったです。だから・・満足なり。


なんだか昨日という日は・・他にもいろいろあって。
結局最後は『いい日旅立ち』で終れたからよかったなって思う。

そのいろいろを・・すごく暴露したいです。
でも・・相手のあることなので躊躇しています。
書いて気が済むのは自分だけだと思うから。やはり書くべきではないと思ったり。
そこのところがイマイチです。燃やしたいのに火を点けられないもので。

ただ・・にんげんどうし。たとえ・・一度も会ったことがなくても。
この愛しさは何だろう・・?と思うことです。



2003年12月04日(木) ありがたき命だから

日が暮れて・・また訃報が。
夫君の親友が亡くなったと知らせがあった。
すぐに行ってあげたらと言っても、いや・・今夜は行かないと言って肩を落とす。
そしてご飯を食べながら泣き出してしまう。眼鏡を外して涙を拭う。

ほら・・早く行ってと言えない。どうしていいのかわからなくなった。
そしたらやっと席を立って、「行く!行って確かめてくる」って出掛けた。

送り出す時・・玄関のポストに何か入っているのに気が付いた。
手紙ではなくて、それはちょっと分厚い封筒だった。
見覚えのある字にはっとして急いで中身を確かめる。

『てのひら般若心経』という本だった。
そして手紙。「お誕生日おめでとう。しんどい時もあるけどそればかりに囚われないで
本来の実香のまま。笑顔の素敵な実香でいてください」って。

嬉しさとありがたさで・・泣き崩れてしまった。
中学からの親友。今年の春に再会してから・・会えないままでいた。
泣き声のまま電話をかける。父が死んだことも知らせないでいた・・。
彼女も一緒に泣き出してしまう。ありがたい友だった。ほんとうに尊い友。

その本には石仏の写真がいっぱいで。
それをどうしても私に見せたかったそうだ。
どんな優しい言葉よりも癒されるんだよって言って。
頬杖をついている姿。頭を抱えている姿。あっかんべしている姿もあった。

ひとはいつか死ぬから。でも生きて悩み苦しみそして開き直ることも。
何よりも宇宙にあり自然の恵みによって生かされているのだと思う。
それはこの一年・・私なりに学び。感じ・・感謝してきた最大の幸であった。
友も・・同じ喜びを感じていたのかと思うと、まるで同士のようにありがたく思う。

生を尽くすこと。それは死に至ることかもしれないが・・
与えられた命を最大限に生かすことが「生きる」ことではないだろうか・・。
無念もあろう。でも・・それがやれるだけやった命の行き着くところだと思う。
その時が来れば・・潔く逝きます。私だって・・死ぬ時は死にます。


電話を終えて・・娘とふたりで誕生日のケーキを食べた。
「死ぬ時って・・どんなだろうね」とか。
「すぅ〜と抜けていくのかな・・」とか。
「その抜ける時、引き返せないのかな・・」とか。娘と・・語る。

そして夫君が帰って来た。
「やっぱ死んでた・・」と言って。
でも・・あいつすごい生きてる顔してたぞって。
青白くもなんともなくて、酒に酔ったみたいなピンク色だったって。
でも・・死んだんだな・・と。また泣き出してしまった・・。

電話が鳴る。みんなでびくっとしてしまう。
ほら・・毎年あったから。

「おお!みか・・誕生日おめでとう!なんぼになった?」って。

          お父ちゃんから・・・。



2003年12月03日(水) 二十歳の頃

私が二十歳の時って・・今朝からずっと懐かしく思い出しているんだけど。

それはそれは過激というか。過酷というか。
まっ・・いわば人生の別れ道だったのですわね。

速水ちゃんという彼と暮していました。名前・・とても好きでした。はやみ。
同棲じゃないです。結婚してました。一応・・ちゃんと式も挙げたし。
優しいひとでした。怒るとすごい怖いけど根はとても優しいひと。

なのに私はいつも怒らせてばかりいたから。ごめんね・・。
どうして悪いことばかりしてたんだろう・・って思うよ。
真っ直ぐに向き合ってなかったのかな?よそ見ばかりしてたのかもしれない。
結局・・逃げ出してしまったんだ。辛い思いをいっぱいさせてしまった。

家裁で再会したね。もう春になっていた。
その時、速水ちゃん言ったんだ。「もう・・どうでもいいよ・・」って。
それからアパートに行ったんだ。「全部・・持って行け!」って言った。

アルバム・・どうする?って訊いたら・・それは置いとけと言った。
俺が焼き捨てるって。言った・・。

そして私は帰った。父の家じゃなくて・・母の家へ。

しばらくして小さな荷物が届いた。速水ちゃんから・・。
それは私がいつも使っていたナイトクリームだった。
忘れ物・・って紙切れに書いてあった。

そしたら涙がいっぱい出て来て。ごめんね・・ごめんね・・って。
「みかちゃんそれ塗らないと顔が突っ張るよ」って言っているみたいで。
こんなもん捨てちゃえばいいのにって思いながら、すごく嬉しかった。

夏が来て・・秋が来て・・もう忘れた。

私はこんなふうにして人を傷つけ。こんなふうにしたたかに生きてきた。

          たぶん・・ずっとまだ・・生きる。



2003年12月02日(火) 猫になれますように

ひたすら穏やかな一日。波風の立たない日っていうのはほんとにありがたい。
暖かな陽射しを浴びていると・・ふと猫になりたくなりますね。

みんなみんな・・そうきみもあのひともあなたも。
猫になってまあるくなって。よりそってあくびして陽だまりで・・恋をするかい?

ただ・・そんな気持ち。のほほんとしているんです。緩やかな気の流れ。

例のひと。突然ここに書かれてしまったひと。
決して穏やかな一日ではなかったかもしれないけど・・。
昨日よりは元気だったような気がするから。少しほっとしている。

男だから泣いちゃいけないとか。そんなことは決してないと思う。
男のくせに・・ってよく世間は言うけど、私は言わない。
ただ・・そんな自分に負けないでいて欲しいと思う。
自分の脆さや弱さを・・そうして受け入れて欲しいと思う。

すごく情けない気持ちになるかもしれないけど・・。
それを認めるってことは。よけいに辛いことかもしれないけど。
認めないと進めないです。だから強くなろうと気付かなくては。

強くなりたいのではなくて。強くなるんです。なれますきっと。

とっ・・伝えたいなと思った。

私はこうして穏やかな時を過ごし。少しだけ後ろめたさを感じていますが・・。
だからと言って、私まで一緒に泣くわけにはいかないのです。

私はいつも凛としていて、絶えず見守るという姿勢を崩さないでいたい。
限界というものはないに等しく。彼の未来をしっかりと見届けるだけです。


       もう・・明日から彼のことは書きません。

           いつかきっと・・彼も猫になれますように。。。



2003年12月01日(月) ずっと・・・

それは昨日の今日でした・・。
距離をおくなんて考えなきゃよかったとふと思ったりしたのです。
意識的にするそれは・・結構酷です。
なんだか避けてるみたいだもん。苛めてるようにも思うし。

もし・・その相手が自分だったらと思うと・・
めちゃ淋しいや。いつもと違う事を察してすごく不安になりそう・・。

そんな不安を与えるの?と自問すれば自ずと答えが出ちゃうんだ。
そう・・不安を与えるより安心を与えるべきです。

たとえばさ・・すごくしんどいマラソンとか走ってて
ふらふらになってやっとゴールに辿り着いた時。
駆け寄って抱いてくれる人がいて欲しいよね。
もしさ・・誰も見てる人がいなくなってたらどう?
めちゃ悲しくないですか?私なら・・その場で倒れて泣いちゃうよ。

「えらかったね〜最後までよく頑張ったね」って言ってあげないと。
ずっと見てたよって。応援してたよって言いたいよ。

だからそれが・・見守るってことでしょう。
距離をおいちゃいけないんだ。ちゃんと存在してないとダメなんだ。

とっ・・思った。だからずっとそばにいてあげたいです。

恋とか・・友情とかじゃなく。ともに今を歩むべきひとだと思うのだ・・。



2003年11月30日(日) 願い

月経前症候群とかなんとかいうやつで・・昨夜は変でした。
が・・もうだいじょうぶです。さっさと出てしまいなって感じですわ。


心配していたひとも・・だいじょうぶみたいです。
安堵したら・・なぜか距離をおきたくなってしまった。
複雑な心境なのですが。これが見守るってことかもしれないって思った。

またすぐに近くならなければいけない時が来ると思うけど。
それは明日かもしれないし。わからんけど・・たぶんすぐや。

願いは・・ひたすら・・今を乗り越えて欲しいです。

私は・・ただ・・その苦しかった時期に。
そばにいただけのひとでありたいです。

ながい人生をこの先・・それは私が死んでからも続くであろう人生にあって。
ああ・・あの時あのひとがいたなって思い出してもらいたいから。

ただ・・それだけの理由でもって。繋がっていたいです・・。


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