待ちぼうけ日記。

2014年11月27日(木) ちょっと正夢。予知夢?


決意したんだし。
ゆっくり出かければいいはずなのに。
どうして今朝早く家を出たんだろう。

3連休、ゆっくり休んで
疲れが取れたのかもしれない。

あの人が来なくても、
私がいつも乗る電車が来るまで
ベンチでたっぷり本を読めるし。
時間の使い方としては有意義よね。
と思いながら、
かばんに塩野七生の『レパントの海戦』を入れる。

いつもより2本早い電車に乗れた。
あの人の駅に停まる直前、
読んでいた本を閉じようとしたとき、
ホームで待っているあの人が見えた。
と同時に、
私の隣に座っていた人が席を立った。
ドアが開いて、
あの人が電車に1歩足を踏み入れて
私の隣の空席のほうを見た。
あ。来るかも。

でも一瞬遅かった。
隣のドアに駆け込み乗車した人が
その勢いのまま私の隣に座ってしまった。

あの人は、
私に背を向けてつり革を持った。
ちょっとがっかり・・・。

本を読みたいけど、
斜め後ろ姿が気になって
落ち着かない。

何駅目だっただろう?
さっきの駆け込み乗車の人が立ち上がった。
あの人はその気配を感じたらしく
振り返って、
空席になった私の隣に座った。

すごい。
ラッキー・・・って言うか、
土曜日の夢、
ちょっと正夢っぽいかも。
予知夢かも?

土曜日の夢は・・・
バスに一緒に乗っていて、
途中で席が空いたので
あの人ともうひとり(共通の友人?)が座った。
しばらく立っていると、
あの人が後ろから「空いたよ」と呼んでくたので
隣に座って、
バスの揺れに身を任せながら
たわいのない話をしている・・・
という夢。

あーあ・・・
決意したんじゃなかったっけ?

でも、
今回は夢でもリアルでも隣なんて、
ちょっと気持ち悪いくらいだ。
こんな偶然があるから
やめられないのかも・・・。

馬鹿かもしれないな、私。



2014年11月26日(水) なぜ今こんな夢。


あの人の事務所のビルを見に行って、
次の日は普通にいつもどおり仕事をした。
朝は待ち伏せもしなかった。
だって、
もう忘れたいから。
もう疲れてきたから。

翌日(土曜日)の明け方、
夢を見ていた。
あの人と一緒にいる夢。
かなりいい夢。

長年一緒にいる夫婦のようでもあり
つき合い始めたばかりのようでもあり。
穏やかで安心感があって
少しきゅんとするけれど
静かで落ち着いた空気。
ずっとこのままでいたいと思うような
幸せな夢だった・・・。

意識では
忘れたいと思っているのに
こんな夢を見るなんて、
無意識では
逆のことを望んでいるっぽい。


でも。
穏やかだとか落ち着いた空気だとか、
ただの幻想、いや妄想。

自分にとってイマイチなことは
なかったことにしてるよね?
なかったことにして、
少女のように
自分に都合のいいところだけで
バーチャル片思いをしてるだけでしょ。

いつまでそんなことしてるつもり?
いい加減おしまいにして、
もっと建設的なことに時間を使ったら?
もっと自分以外の人のためにも時間を使ったら?

意識は
理性的にそう思っているのに、
無意識は
なかなかしつこい。



2014年11月22日(土) これで最後。


あの日、
あの人の事務所があるビルまで行ったけど
ドキドキしなかったし
とても冷静だった気がする。

冷静・・・
冷めている。
静か。


ほんとは、
見納めにしようと思って
あのビルの前まで行ったのかもしれない。

行って、
しーんとしたビルの前に立って、
あの外観のグレーというかシルバーの壁(窓)を前にして、
ほらね。何も返って来ないよ。
そう自分に言い聞かせようとしたのかもしれない。


私は、昔から
拒絶されそうになるとすぐ察知して
先に拒絶するという癖がある。
傷つきたくないからなのだと思う。

でも、あの人の場合は
無反応だったから
こっちから拒絶しようがなかった。

無反応って、
拒絶されるより絶望的だけど、
いつか反応があるかもしれないという希望が
うっすらとあったのかもしれない。

というか、
そもそも何に反応するの。
私は何もしていないのだから
反応のしようがないじゃない。
見た目が好みでなければ、
いくら視界に入っていても
脳は反応しないんだよ。
そんなことはわかっている。

だから、
淡々と。坦々と。
たまに何かの偶然で
少し嬉しいことがある。
それだけで満足だった。

でも今は、
偶然の何かを期待するほど
頻繁にあの人には会えなくなっている。

だから終わりたい。忘れたい。
これで最後。
そう思ってビルまで行ったのかもしれない。



2014年11月21日(金) 有休消化。


友達Kと
ターミナル駅近くでランチ。
食べ放題のパンと
パンに塗るジャムとはつみつと
サラダにかけるシーザードレッシングと
メインのお肉料理と
ドリンクバーのフレーバーティー・・・
全部おいしかった。
絶対また来よう。

そのあと、
さて。ここからどう行くの?
と聞かれて、
一瞬何のことかわからなかった。

あの人の会社、どっち?

って、ほんとに行くの?
行っても何もないよ。

いいじゃん。
デザイナーズビルなんでしょ?

でも、外からしか見れないし
周りに何もないし。

パン食べ過ぎたから
腹ごなしに散歩しよ。

そういうことならまあ。
ここから歩いて10分ぐらいかな。

なぜか、会社の愚痴を聞いてもらいながら歩いた。
ゆっくり歩いたつもりだったのに
10分もかからなかった。

ビルの前に立つと、
妙に静かだった。
色がグレーと言うかシルバーと言うか
そういう色だからかな。
無機質な感じではないけど
すっきりしててしーんとしている。

友達Kは、
携帯を取り出して
部屋番号と会社名がはめ込まれたプレートを、
一応撮っとこうか?
と言って写していた。
(私のガラケーは画質が悪いので使えない。)

昼ご飯食べに出て来るかもよ。
ほら、あそこに定食屋さんがある。

そんな偶然はめったにないよ。
それにそれはちょっと困るし。


しーんとしたビルを下から眺めて、
4階って、あそこかー。
と納得して、
ついでに裏側にも回ってみた。
裏は庶民的な通りに面していて
1階部分は倉庫みたいになっていた。

おしまい。

ちょっと物足りないね。

じゃあ、
腹ごなしついでに前の事務所も見に行く?

歩いて15分ぐらいかな。
前の事務所があったビルまで、
なぜか、また会社の愚痴を聞いてもらいながら歩いた。

前の事務所は
ほんとに久しぶりで、
周りの様子も少し変わっていた。
大きなマンションが建っていたり
タイ料理の店ができていたり。

そういえば
こっちの事務所も4階だったよ。
あの窓のところ・・・。

大通りまでの道は
わざと裏道を歩いてみた。
都会とは思えない
平成26年とは思えない
昭和のままのような古い街並。
でも屋根の向こうには高層ビル・・・。
合成写真のようだ。

駅前まで戻って
それぞれ本屋さんと手芸用品屋さんで買い物をして
ブラッドオレンジのジュースを飲みながら少し休憩して
C線に乗って帰った。

坦々と
淡々と
時間が過ぎた。



2014年11月20日(木) 砂山が、少し崩れた・・・。

先週の金曜日。
何となく早く家を出てみた。
いつもより3本早い電車。
あの人の駅でトイレには行かず
電車を降りてそのままベンチの横に立っていた。

iPodの曲を選んでプレイリストに保存したり
イコライザーの設定を変えたり
イヤホンのコードがマフラーにひっかかったり
指がすべってボリュームが大きくなりすぎたり
30秒ほどもたもたしたあと
ふと顔を上げると、
斜め前のドアのところにあの人が並んでいた。
並んで・・・
ス、スポーツ新聞を読んでいる・・・。
初めて見た・・・。

スポーツ新聞。
って、ごめんなさい、
私の偏見に基づいて言えば
おじさんが読むもの。
お洒落な人はあまり読まないもの。
なのに。
あの人が読んでいる・・・。

まあね、
何年か前から
某プロ野球ファンだということは
知っていたから、
読んでいても不思議ではないけど。

プロ野球。
って、ごめんなさい。
私の偏見に基づいて言えば
おじさんが好きなもの。
(最近は若い女性ファンも増えているらしいけど。)
お洒落な人はあまり感心がないもの。
なのに。
あの人はファンなんだ・・・。

プロ野球ファン。
スポーツ新聞購読。

きれいな砂山が、少し崩れた・・・。
まあ、もともと私が勝手に作った砂山だけどね。




土曜日、
プロ野球にはまったく興味がなくて
私の影響でサッカーは少し観るようになった夫と
数年ぶりに近くの公園に散歩に行ってみた。
できた当初と比べて木もかなり育ってきていて、
なかなかいい雰囲気。
近くにこんないいところがあったなんて・・・。
これからもときどき行ってみよっと。



2014年11月15日(土) おかえりなさいうっちー。


昨日のサッカー日本代表ホンジュラス戦。
もう負けてばかりはいられないという危機感からか
ほとんどが前からの代表メンバーだったというのもあるのか
チームがすごくまとまっていて、
最初から最後まで「点を取るぞ!」という雰囲気で、
なんか久しぶりにかっこいいサムライブルーを見た気が。

アギーレジャパン初招集・初出場で
いきなり大活躍のうっちー。
90分間、楽しそうだった。
何度も右サイドをゴール近くまで駆け上がって行っては
そのあとすぐ自陣に戻って守備。
ほんと、体力いるよね・・・。
右膝、大丈夫だったかな。

本田がゴールを決めたのは、
守備のために後ろに下がろうとした彼に
うっちーが「下がらなくていい!(守備は任せといて)」と
指示をした直後だったらしい。
「あと5メートル後ろにいたら点は入れられなかった」って
試合後のインタビューで本田が話していた。

やっぱりすごいよ!うっちー。



2014年11月14日(金) 心配その2。


おととい、
快速に乗り換えるときに
すぐ後ろに並べた。

ふと見ると、
あの人が新しいパンツを穿いていた。
私の好きな、
濃いブルーのデニムで
ちょっと白っぽい糸が混ざってるような
清潔感のある生地。
いーなー。
私も同じようなのが欲しいけど、
会社にデニム系のものは着て行けないから
お揃いっぽくはできないのよね・・・。

と、残念に思いながら
足もとから後頭部に視線を移したとき、
あれっ?と思った。

あの人はくせ毛なので
髪はいつもかなり短くしている。
5ミリぐらいしかないってことは
ちょうど散髪したばかりっぽい。
だから、いつもより地肌がよく見えた。

前からこんなほくろあったっけ?

確かこのあたりにあったようには思う。
でも、こんなに大きかったっけ・・・?

ひ、皮膚がんとかじゃないよね?
自分で気づいてるんだろうか?
っていうか、散髪屋さんが気づきそうだよね?
家族とか(いればだけど)、
会社の同僚とかも気づきそうだし。

皮膚がんは縁がぼやけてるって聞いたことがあるけど、
髪があるから縁がどうなってるかはっきり見えない。
それに上のほうだから私の目の高さからはよく見えないし。

大丈夫なのかな・・・?
ちょっと心配だ。
誰か指摘してくれてるかな。
そしてもう皮膚科で調べてもらってて
大丈夫って言われてるかもしれないよね。
そうでありますように!!



2014年11月13日(木) 負け続き。/心配その1。


昨日は
夫がいたせいで
普通の時間にしか家を出られなかった。

どうせ会えないんだし
本の続きでも読もうと思っていると、
あの人の駅のホームに
あの人っぽい人影が見えたような・・・。
向こうのドアのほうをちらっと見ると、
ますますあの人っぽい人が乗って来た。
少しだけ身を乗り出して覗いたら
やっぱりあの人だった。

最近、なぜか連敗中。
わざとかな?って思うくらい
いつも遠かったり同じ側に座られたりして
あの人がほとんど見えない・・・。
あーあ。
ユミノさんが休みだったから、
1本早い電車に乗って来てたら
ユミノさんを気にすることなく待ち伏せして
同じ電車に乗って、よく見える場所に座れたのに・・・。
ほんと、負け続きだな。



うっちーが心配。

日本代表に召集されたけど、
帰国前に左手に怪我をしてしまった。
試合中に踏まれたとか。
切り傷みたいな痕もあるし
手の甲から手首にかけて腫れている。

それはまあ大丈夫だと本人も話していたけど、
右膝がまだ本調子ではないらしい。
ときどき痛みもあるらしい。

スケートの羽生くんもだけど。
アスリートのみなさん、
くれぐれも無理しないようにね!



2014年11月12日(水) 誘ってみようかな。/チューリップ柄のタイル。

やっと頭痛が治まった。

昨日は、
「早く家を出るのはやめておこうかな」
と思っていたけど
1本だけ早い電車に乗れた。
でも、あの人はやっぱりいなかった。

今日は、
急に夫が休みになったので
不自然に早く出かけるわけにいかなかったので
普通の時間に家を出ることにした。

梅雨ごろ友達Kに会ったときに
「今度一緒にあの人の職場のあるビルに行ってみようよ」
と言われていたことを、
さっきふと思い出した。
「駅から遠いよ。歩くと暑くて大変だから
 涼しくなってからにしよう」
と返事をしていたんだっけ。

行ってみたからって
何かあるわけではないけど、
行ってみようか。
もう暑くないし。

そのあと、
彼女の好きな文房具屋さんとか
私の好きな雑貨屋さんとかを
少し見てまわってから、
どこかでお昼ご飯を食べて
おやつも食べて
夕方解散。
という感じで誘ってみようかな。



『ロードス島攻防記』、
高校時代苦手だった中世ヨーロッパの
聖ヨハネ騎士団とか何とか●世(王様の名前)とか
いろいろ出てきて難しい・・・。
どうでもいいけど、
トルコのエディルネという都市の名前は、
イタリアのアドリア海とか
ローマ帝国のハドリアヌス帝と
もともと同じ名前なんだってー。
知らなかった。
イスタンブールも、
コンスタンティノープルのトルコ語訛り
のようなものらしい。
へええ〜。

トルコ原産のチューリップ柄のタイル。
花の形がイスラムの人が頭に巻いている
ターバン(tulipan,tulbend,turban)に似てるから
チューリップ(tulip)という名前になったらしい。
このタイルは、
(日本の)トルコ料理屋さんの壁に使われていたもの。



2014年11月11日(火) 今日は断念・・・。紅葉の季節なのに。


昨日も
少し無理をして
早く家を出た。
でも
あの人は来なかった。

会えたのは
ほんの数日だったな・・・。
また9時出勤に戻ったのかも。

今日も
早く家を出ようかと思ったけど、
やめておこうかな・・・。

おとといからずっと頭痛。
季節の変わり目になると
背中と首と後頭部が凝って
頭が痛くなって、
何をしても良くならない。
ロキソニンを飲むと少しましになるけど。

紅葉の季節。
どこかにもみじ狩りにも行きたいと思ってたけど、
今はそんなこと考えるのも億劫だ。

でも、
こんなに鬱陶しくても
あるとき突然治ってしまう。
我慢して待つしかないのよね。

あー・・・いやだー・・・
しんどーい。だるーい。
痛ーい・・・。泣



2014年11月08日(土) オスマントルコつながり。

やっぱり、
いつもの時間に家を出ていては
あの人に会えないので、
今朝も3本前の電車に乗った。

あの人の駅のホームで
いつものベンチの横に立って
本を読んでいた。
(これはスタンバイ状態。
 電車がホームに入って来てから
 あの人が急いでやって来た場合でも
 自然に同じ電車に乗れる状態。)

まだ来ないなあ。
次の快速には乗らないのかも。
そう思った私は
ベンチに座って本を読むことにした。
何だろ?
気の弛み?
週末で疲れてた?
じゃなくて本を読みたかったのかも・・・。
(この状態だと、
 電車がホームに入って来てから
 あの人が急いでやって来た場合、
 自分も同じ電車に乗ろうとすると
 かなり不自然な状態。)

座って本を読み出したら
すぐに快速が来て、
ホームにいた人たちが電車に乗り始めた。
そのとき
何気なく顔を上げて
斜め前のドアのあたりを見ると、
あの人が、列の一番後ろから
電車に乗ろうとしているところだった。

えっ。
今来たの?

あと7〜8秒遅かったら駆け込み乗車だったな。
というようなタイミングで来られると、
ベンチに座っていた私はどうすることもできない。

今すぐ立ち上がって
小走りでドアのところまで行けば絶対乗れるけど、
そんな不自然なことはできない・・・。
せめてドア越しにでもあの人の姿を見たいけど、
なんか悔しくてそれもできない・・・。
目は、ずっと本を見たまま。
内容は全然頭に入って来ないけど・・・。

快速が行ってしまって
諦めがついたので、
今朝読み始めたところまで戻って
もう一度読むことにした。



今は、塩野七生の『ロードス島攻防記』を読んでいる。
随分前にあの人が夢枕獏の『シナン』を読んでいたので
私も読んでみたら、オスマントルコに興味が湧いてきて、
そのつながりで塩野七生の『コンスタンチノープルの陥落』
を読んだ。勉強になったしおもしろかった。
高校生のころにこの本を読んでいたら、
世界史が好きになってたかもしれないわ・・・。
と思いながら背表紙を見たら
『地中海戦記三部作』となっていたので
これはぜひ残りの二作品も読まなくちゃと思って
本屋さんに行ったら『ロードス島攻防記』があったので
まずこれを読むことに。
残りの一作、『レパントの海戦』も読む予定。



2014年11月05日(水) エリーちゃんごめん。


手帳を確認したら、
去年の11月はかなりたくさん
あの人に会えていたみたい。

今年の11月もそうだといいな。

昨日も今日もあの人がいた。
昨日は、いつもより1本早い電車。
今日は、いつもの電車。
昨日も今日も
私はいつもより3本早い電車に乗って行って
あの人の駅で待ち伏せしていた。

早く家を出るのはちょっと大変だ。
『マッサン』も途中までしか見れないし。

マッサンとあの人、
どっちをとるか・・・じゃなくて、
エリーとあの人、
どっちをとるか・・・って感じ。
だってエリーちゃん、かわいいから。
でも、エリーちゃんごめん。
やっぱり明日も早く家を出るわ。


今日は、
あの人が途中で快速に乗り換えたので
私もあとからついて行った。

最初は少し離れて立っていたけど、
途中の駅で人がたくさん乗って来る
そのどさくさに紛れて隣に立っちゃった。

ドアの前のつり革のない場所に
2人並んでドアのほうを向いて立っていると、
電車が揺れるたびに
2人揃って同じように体が傾く。
何となく、
連帯感みたいなものを感じるような
感じないような。
少し大げさに傾いて
あの人の腕に自分の腕を
軽くくっつけてみたり。

2人の視線の先には
少し寒そうな11月の空・・・。

こんなとき。
灰色の空に虹なんか架かっていたら、
思わず「あっ!虹!」と独りごとを言って、
独りごとを言ってしまった気まずさに
ついあの人の顔を見て
「きれいな虹ですね」と同意を求める。
なんてお芝居も自然にできそうな気がする。

あの人はどんな反応をしてくれるだろう。
「あ、ほんとですね」とか
「え?あ、きれいですね」とか
「ああ、虹ですね」とか?

虹、出て〜!

想像するだけで
結構おなかいっぱいになった。

明日も会えるといいなあ。



2014年11月03日(月) 税金を何だと思っているのか。

少し前から気になっていた
ふるさと納税。

始まった当初は、
「自分が生まれ育った故郷のために少しでも役に立てば」という
純粋な郷土愛で成り立っているものだと思っていた。
私の場合、「今住んでいる地域≒郷土」なので、
わざわざふるさと納税(ふるさとに寄付)するまでもないなあと思っていた。

でも実際は、
応援したい自治体があれば
自分とは縁やゆかりがなくても
納税(寄付)できるんでしょ。

しかし。
そもそも、「納税≠寄付」じゃない。

何か月か前、
ふるさと納税のことをテレビで取り上げていて、
そのとき街頭でインタビューを受けたおばさんが
「自分の住んでいる市に税金払っても感謝されないけど、
 ふるさと納税すると、おいしいものがいただけたり
 『ありがとうございます』ってお礼を言ってもらえたりするから
 嬉しい。払い甲斐があります」
みたいなことを話していた。

愕然とした。
税金払って、なんでお礼言われなくちゃならないの。
税金を何だと思ってるの。
自分のために払ってるものなのに。
国民の義務なのに。
道路も街灯も水道も市民会館も図書館も駅前広場も
学校も市民病院もゴミ収集もあれもこれも、
そこに住む人たちが税金を納めているからこそ
きちんと機能しているものなのに。
払い甲斐がないと思うなら、
税金がちゃんと使われているかチェックするとか
そっちに目を向ければいいのに。

ふるさと納税(ふるさとに寄付)すると・・・
例えば、
4万円寄付すると3万8千円の税金が控除されることも。
そして寄付された自治体から
特産品などをお礼として受け取れる楽しみがある。
テレビでは、
「実質たった2000円の負担で
 こんなに高級なステーキ肉がもらえた」
みたいなことをやっていたと思う。
・・・これってつまりは株主優待制度と同じ??

このしくみだと、
自分の住んでいる自治体に満額の税金を納めている人と
よそに寄付した分、少ない税金しか払っていない人が
同じ住民サービスを受けられるということになる。

おいしい肉や果物が食べたいのは多分誰でも同じ。
安心して暮らすために住民サービスを受けたいのもみんな同じ。
なんか、不公平じゃない?

「悔しかったら、あなたもふるさと納税すれば?」
と言われて、
たくさんの人がよその自治体に寄付しまくったら・・・
地元の道路はでこぼこ、水道水が臭う、
火事でも消防車が来ない、小学校の校舎はぼろぼろ、
市民会館が地震で倒壊したけど改築できない・・・
なんてことがなきにしもあらず。
という状態に実際なる恐れが出てきているらしい。

それと。
ウリになる特産品がある自治体と
ない自治体の間に格差ができてしまう。
ウリがあってもなくても
どこに住んでいても
国民が等しく住民サービスを受けられるようにするのが
国の仕事なのに。
わざわざ地域間格差を助長してどうするの。

実際、ふるさと納税のあおりで
都会(というと大雑把だけど)の自治体に支払われる
住民税が減る懸念が出てきているらしい。
自治体どうしで税金の奪い合い?
もうわけわからん。
こんなんでいいのか日本?

そういえばこの制度、
第一次安倍政権のときに作られたのよね。
まったく。
どこまでエコノミックアニマルなんだろ、この人。


義務は義務なんだから。
まず、収入に応じてきちんと税金払いましょうよ。
その上で、どうしても応援したい自治体があるなら
匿名で寄付すればいいんじゃない?
そもそも寄付って、
見返りを期待するものじゃないんだから。



2014年11月02日(日) うっちーとまなちゃん。

うっちー、大活躍!
昨日のアウクスブルク戦(ブンデスリーガ)。
自陣内で相手のボールを奪うと
60メートルぐらいの距離をすごいスピードでドリブルしてゴール横へ。
絶妙のタイミングでゴール前に走り込んできた
フンテラール(普段から仲良し)に向かって
倒れ込みながらクロスボールを蹴ると、
フンテラールが落ち着いてゴールを決めた。

11月の親善試合で
日本代表に復帰することにもなったし。
膝の状態は少し心配だけど
彼ならきっと、
やるべきことをきちんとやると思う。

ああ楽しみっ!



井上荒野の小説が読みたくなって本屋さんに行ったのに、
レジに向かうとき手に持っていたのは
西加奈子の小説『円卓』。
(芦田愛菜ちゃん主演の映画の原作。)
なぜか、
まったく違うものを買ってしまった・・・。

でも、面白いっ。
期待以上かも。



ちょっと前、
野菜の値段が高かったときにやってみた。
伸びてきた大根の葉っぱは
茹でて刻んで塩をまぶしてご飯に混ぜた。
豆苗は一度切ってもまた伸びてくるので
1パックで二度おいしい。


 < past  index  will>


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