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2012年05月19日(土)

3月以来のスカパラちゃんは香川にて。

バスで高松まで向かい、地元の友人Yちゃんに車でピックアップしてもらう。そのまま向かった先はうどん屋「たむら」。最初はシンプルにかけで一杯。150円也。まだいけるねってことで、有名店「山越うどん」へ向かう。時間的にもここで打ち止めってことで、名物かまたまにちくわ天とイカ天をトッピング。激旨…。うどん県恐るべし。

腹ごしらえも済んだところで、まだ時間があるので北浜Alleyへ。一昨年俊太郎さんが香川に来た時にここでライヴしたんだった。雑貨屋をひやかして、カフェumieでお茶してから会場である三木町へ。町立の文化ホールでライヴなんてすごいよね。

この日はまさかの最前列で、やっぱり緊張しながら開演を待った。緞帳が開かれて出てきたメンバーのお召し物は黒?紺?のスーツにごく細いストライプ。やっぱりこういう路線が落ち着く…。

セットリストはあやふやだけど、タングスやHurry Upがあって嬉しかったことは覚えてる。タングスはやっぱりテンションあがるなぁ、もうギター氏が楽しく弾いててくれればそれで良い…。
特筆すべきは『縦書きの雨』。音源ではエゴラッピンのよっちゃんが素晴らしい歌声を披露してくれているのだけれど、当然よっちゃんがライヴに帯同するわけもなく、インストで終わらせるのかな、と思っていたら、何故か冊子を持って登場する谷中さん。スポットライトを浴びながら…朗読した。爆笑!したい気持ちをぐっとこらえて聞いてました。これ、みんな笑っちゃわないのかな…。

今回の物販にミニフラッグがあったんだけど、『Brazil』のときになんでそれを持ってるのかが分かった。欣ちゃんがおもむろに前へ出てきて、旗振りするよう煽ってた。そういうわけね。個人的にはあまり好きな演出ではなく、旗は買わなかったけど、なんだか楽しそうで観てるだけで面白かったな。
ここで欣ちゃんが「僕は今日どうしても会いたい人がいる…町長、町長ー!」と叫んで、お洒落なハットを被った町長が出てきたときには本当にテンションがあがった。こういう計らいをしてくれるの、嬉しいよね。地元の人が多い会場だと特に。お茶目な町長は、地元の良いところと特産のいちごワインを欣ちゃんに振舞ってゴキゲンだった。あのワイン、前にYちゃんにごちそうしてもらったことがあったから余計嬉しかったな。

今回のツアーは終始笑顔の絶えない、アットホームな雰囲気。個人的には正直、ライヴハウスでのヒリヒリ感を求めてるのは否めない。でも、こうやって地元の人たちをたくさん呼んで楽しいライヴをして、裾野が広がっていけば良いな。愉快なおじさんたちのツアー、まだついていくよ。

Yちゃん宅に泊めてもらい、嵐のDVD観賞会で夜が更けていったことは言うまでもなく。


2012年05月18日(金)

最終日のシネツインで『人生はビギナーズ』を観た。

恋に臆病なオリヴァーと、人生の最後にゲイをカミングアウトして自由に生きるオリヴァーの父・ハル。ふたりの生きる姿を穏やかな映像で映しだした映画。

オリヴァーの言った「僕は自信がなくて、いつも諦めてる」という言葉に自分を顧みて心がぎゅっとなったり、75歳で人生を再スタートさせたハルの姿を見て元気づけられたり。自分に寄り添う心地よい作品だった。

困った顔のユアン・マクレガー見たさに思いつきで見た映画だったけど、なかなかの佳作。今年は当たり年だなぁ。
何といってもハル役のクリストファー・プラマーが素晴らしかった。アカデミー賞の助演男優賞を獲っただけのことはある。『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』のシドーといい、おじいちゃん男優がすごく良い作品に今年は多く出会えている。

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連休の感想も書けてない(浅田次郎の某長編小説を読破してたから…)けど、明日から香川。
ライヴとうどんが同じくらい楽しみだったりする。


カオリ