Stand by me,please my friend
DiaryINDEXpastwill


2009年11月21日(土)

さて、11月のビッグイベントはこちら。

七尾旅人さんとMO'SOME 百々さんという、他では見られない対バン。
前日までの疲れも昼まで爆睡して解消したし、前日のクアトロで元気補充したし、万全の状態でこの日を迎えた。

横シネでのイベントの楽しみのひとつ、界隈の飲食店さんが出してくれるフードを食べつつ開演待ち。椅子があって飲み食いできると、1時間の開場時間も苦じゃないね。この日のフード提供は喫茶点888さん。美味しかった!

先攻は七尾旅人さん。曲は聴いたことあるけど、ライヴを見るのは初めて。
ギターをつま弾きながら、後ろのドアからステージへ。下駄を脱ぎ、背負ったリュックからおもむろに譜面を取り出し…なんて自由なんだ!と、この時点で思ったけど、唄い出したらさらに自由だった。
「シンガーソングライター」
この肩書がこれほど似合う歌うたいさんもそうそういない。
2曲目にやった、戦闘機に乗ってる人のことを唄った曲。『エアプレーン』かな?あの曲のとき何かにがんじがらめにされて動けなかった。
本人は「あ、ドン引きですか?」って言ってたけど、みんな圧倒されて反応できなかったんだと思う。そう、旅人さん、話し出したら急にふわっとしてしまって面白い。ああ、この人頭が良いんだ、って一瞬で分かる。唄は上手いわ、トークは面白いわ、で、時間なんて気にせずどんどんやってくれ!と思えるようなステージだった。
未発表音源をみんなでシンガロン、最後の曲では曲を知らないのっこんと奇跡のジョイント…爆笑!旅人さんまた観たいな。

そしてこの日がMO'SOMEになってからは初の弾き語り、ロッキンルーラ兄貴の百々さん。足元には大量のエフェクター…お得意のディストーション重ね踏みですか!どんだけ歪ませるつもりですか!と、最初の曲のときこそ思ってたけど、『奇跡の歌』でぐっと持ってかれてしまった。
カバー曲も良くて。Johnny Thundersの『Sad Vacation』にはほろりときた。あとPJ Harveyの『C'mon Billy』がめっちゃ良かった!百々さんの高音と合ってたのかな。
モーサムはそんなに熱心に聴いてない私だけ、このイベントの為にめちゃめちゃ練習したんだろうな、という百々さんの心意気がすごく伝わってきて、 何度もぐっとくる場面があった。
アンコールではまさかののっこん2ステージ!のっこんは百々さんを一切見てないのに、第六感レベルでブレイクを察知して見事に曲を成立させてた(笑)この日の裏殊勲賞はのっこん!
泣いたり笑ったり忙しいイベントでした。
エリオットも天国で見てたことでしょう。


2009年11月03日(火)

2年振り!のアコパル@横川シネマ!。
今回は奥野氏多忙?のため、ユニオンの新ギター、高木克氏を加えてのアコパル。それにしても何この鬼寒波…!びっくりするほど寒かった。。。

ユニオンの曲やリクオさんの曲、カバー曲などをたっぷりと歌ってくれた。
高木克さん、初めて観たんだけど、声が渋くて素敵すぎた(笑)
ブズーキやスティールギター、マンドリンを駆使して曲をアレンジしてて、奥野さんのピアノなしでも多彩な音で曲を彩ってた。やー、素敵だったな・・・。
リクオさんは最後の曲のときにステージから飛び出して、会場中を巻き込んで唄った。まるでゴスペルのシンガーみたい。

子ども連れのお客さんも多くて、子どもが楽しそうに踊っていたのが印象的だった。中川さんも子どもに合わせて「アイアイ」とか唄ってみたりね。

*

このイベントは、実はもうひとつの顔があって。
山口県にある祝島という小さな島のことなんですがね。この祝島に原発が建設されようてしていること、ご存知でしょうか?
もし、本当にこの地に原発ができたなら、瀬戸内海の生態系に悪影響が及ぶのは避けられません。この島に長年住み暮らし、漁業で生計を立てて来た人たちにとっては、島の環境を壊される上に死活問題に関わる計画なのです。その島に住んでいる人だけではなくって、瀬戸内海全域に影響があるんです。
そんな原発を阻止しようと、【NO NUKES RELAY】が発足しました。 この日のイベントは、その一環だったんです。私も全然詳しくないけど、こんなことが自分の住んでる場所のすぐ近くで起きているという事実。このことはできるだけ広めていきたいと思いました。

よければ、http://nonukesrelay.jugem.jp/←こちらのリンクから祝島の現状を知ってください。


カオリ