■そうだ次郎の日記帳
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2023年03月23日(木) |
令和5年予算 賛成討論 |
「新しい時代にふさわしい目黒区へ」 スタートアップの時代
子どもたちが輝き・高齢者が元気な目黒を目指して!
討論の先立ち、令和4年第1回定例会において「ロシアによるウクライナ侵略に抗議する決議」を全会一致で可決しました。 令和4年2月22日の侵略から1年が立ちましたが、欧米からの軍事支援を得てウクライナは、ロシアによる強力な力に対して徹底抗戦を続けています。 戦況は膠着状態である。欧米の推計では、双方の兵士は約30万人が死傷し民間人2万人を越える死傷者が出ていると言われています。 ウクライナは人口約4,000万人の中で国内外へ避難を余儀なくされている方は、1300万人とも言われています。しかし、戦争の終結は、見通しは立っていません。 1日も早く恒久的な平和が訪れるように心よりお祈りいたします。
また、本年2月6日、トルコ南東部にて、マグニチュード7.8の地震が発生しました。 また、その後M7.5の地震を含む余震も多く発生しています。震源が浅い直下型地震であり、建物の耐震性の低さ、地震発生時が未明だったことから、多数の死傷者を含む大きな被害が出ています。 これまでの死者数は、隣国シリアとあわせて死者数は5万人を超えています。 現在もおよそ150万人がテントで暮らし、多くの住民が避難を余儀なくされています。 被災されました方々に心よりお見舞い申し上げますとともに、一刻も早く平穏な日常を取り戻されるよう、お祈り申し上げます。
3月8日からマスクの使用は個人判断となり、5月8日には新型コロナウイルス感染症が大きな節目迎えます。 季節性インフルエンザと同じ5類に引き下げられると、国や都道府県知事による感染者への入院勧告や就業制限、外出自粛要請などの法的根拠はなくなります。 「平時」と変わらない社会へと戻ります。 現在は検査や医療費の窓口負担分は公費であるが、5類は自己負担が原則である。 また、高齢者の方々は、コロナに感染すると重症化・死亡リスクが高い点に変わりはなく、クラスター発生の約7割を占めるのも依然、高齢者施設です。マスクを外しても“コロナと共生”する日常は変わりません。 これからも感染者や重症者は増減を繰り返すことになり、今後新たな変異株が出現し、再び大きな流行が起こる可能性もあります。 これまで以上に個人個人の感染対策が求められると言っても良いのではないでしょうか。 区民生活に混乱が生じないようにあらゆる方法で対策と周知徹底をお願いしたいと思います。
それでは、自由民主党目黒区議団を代表して、議案第14号令和5年度目黒区一般会計予算の認定にあたり賛成の立場で討論を行います。 ロシアによるウクライナ侵攻など、いくつもの要因が重なり現在の原油価格高騰、ロシア以外の産油国にも増産の余裕はなく、原油高がいつまで続くか現時点で見通すことはできません。
日本でも日常生活や企業の経済活動に深刻な影響が出ています。 企業が原材料価格の上昇分を商品価格に転嫁する動きがさらに広がり、食料品や日用品を中心に物価高は続いています。 しかし物価上昇に対して賃金の伸びは追いついていません。
このような中で令和5年度目黒区一般会計予算は1,197億円余で前年度比3.9% 45億円余の増で過去最大の当初予算となりました。 区税収入は、区民税の増で前年度比6.4%29億2千万円余の増・都区財政調整に基づく特別区交付金は、財源である調整税の増収が見込まれるなどで488億2千万円余となりました。 しかし、コロナ禍が終息しつつある中、すぐにコロナ前の生活に戻るわけではありません。
さまざまな影響の踏まえると不透明で不安定な要素もあります。 また、国の不合理な税制改正等による区財政への影響も甚大なものになってきています。 常に税収の動向に注視することが必要であると考えます。 「令和5年度業財政の運営基本方針」7つの重点課題への対応、真の必要性・緊急性の高い事業へのメリハリのある予算配分は評価できます。
次に我が党からの主な質疑は、 ・公民連携強化を通じてお互いにキャリアアップ・スキルアップをして区政運営に活かす人材育成。 ・目黒区民センターは区有施設見直しのリーディングプロジェクトと位置付けている。 モデルケースでもある。目黒区が誇る施設となるように民間企業が参入しやすい工夫をせよ。 ・学童保育クラブ入所問題・放課後の子どもの居場所づくり ・子供たちの居場所づくりを強化せよ! ・目黒区の人口動向を予測した政策立案 ・コミュニティー施策の総括 ・小児科医師人材確保のための助成 ・乳幼児検診の体制強化への支援 ・病後児保育施設の予約システムオンライン化 ・学童保育クラブ入所問題 ・放課後の子どもの居場所づくり ・ゼロカーボンについては、わかりやすく、参加しやすい取り組みと区民・区役所・事業者の協力が必要 ・プレミアム商品券を区外の人も対象へ拡大 ・木密地域(木造住宅密集地域)の無電柱化 ・屋内型の公衆喫煙所整備の推進 ・学校の不審者監視体制の強化 ・ドリル等の私費教材の負担軽減 など多く質疑を真摯に受け止めて頂いたと感じています。
常に視野を広く持ち、「臨機応変な対応」をできる体制が「目黒を飛躍させる未来創造予算」と位置付ける令和5年度予算だと考えます。
以上、自由民主党目黒区議団の賛成討論を終わります。
そうだ次郎
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