先月位から、隆さんの帰宅時間が遅くなってきている。
4月から業務変更があるから、だと隆さんは言うし、私も背景は知っている。
(先月、彼の上司と話をする機会があったので)
思い返せば。
まだ隆さんと知り合った頃、
隆さんはほぼ毎日彼女と会っていたはず。
一緒にお茶や食事をしていたらしい。
私と仲良くなるにつれ、
彼は彼女に対して会えない口実を作るようになり、
同棲生活が始まってからは平日はまっすぐ帰宅していた。
彼女も女だ。
勘繰っているのかも知れない。
もし私だったら、すぐ、「怪しい」と感じるけれども。
勘繰った彼女が、隆さんに詰め寄ったとして。
隆さんのことだから、以前の状態に戻すようにするだろう。
平日も仕事の後に食事をする。
ありえるな、ほぼ。
彼女と待ち合わせているなら、正直に話して欲しいのだけど。
そうしたら、私も旦那さんとご飯食べてくるのに。
でも本当に残業かもしれない。
猜疑心は人一倍ある私のことを知っているはずなんだけどな…。
浮気心が芽生えちゃうぞ。
前回の日記から2ヶ月ぐらい経ったのですね。
月日が過ぎるのが、本当に早い。
あれからの隆さんとの生活は、相変わらず、続いています。
感情の波はやっぱりあるもので、
別れたくなって切り出したり、
かと言って、
己の心の奥底にある深い愛情を感じて愛していたくなったり、
離れたくても離れられず、
近くに居たくても遠くに行きたくなる、
まるで海のように、
干いては満ちてを繰り返し、
今日に至っています。
今井美樹の歌じゃないけれど、
隆さんへの愛情が私にとってのプライドであるかのように、
生涯をかけて彼を愛していきたいと覚悟を決めました。
大阪の由さんも、大学講師の飲み友達も、
それぞれ隆さんの目の前でさよならメールを送信し、
私の【誠意】を少しでも理解してもらえるようにしました。
旦那さんにも離婚を考えて欲しいと打ち明けました。
旦那さんとの話し合いは続いていますが、
一人の女性として、隆さんに向き合いたいと言う気持ちが強いのです。
「 愛してもらえるように、生涯をかけて隆さんを愛していきたい 」
プロポーズの意味を込めて、伝えました。
隆さんはどれだけ私の気持ちを汲み取れたのか解からないけれど、
私は精一杯、気持ちを込めて伝えました。
でも、隆さんは今、彼女とのデートを楽しんでいます。
『 のぞみが変わってくれたから、俺も変わらなきゃいけないんだよね。 』
昨晩、ぽつり、隆さんがつぶやいていました。
でも、きっと言葉だけでしょう。
彼は彼女と別れることは無いと、感じています。
この恋愛も私の一人相撲であることも、感じています。
共に生活を始めて半年。
いつ、終わらせようかということを、自然に考えています。