わたしでなくてもいいのなら もう名前をよばないで
わたしが誰だかわからないくせに 名前をよんで確かめないで
いつかどこかで
わたしの名前を思い出そうとして 考え込むあなたに逢いたい
そこにきっと わたしがいるから
そうして口にした名前が きっとわたしなんだと思うから
明けない夜はないんだよと 明けた朝の方角から そんなふうに言われても まぶしくてまぶしくて あなたが誰だかわからない
そんなふうに言ったわたしは 本当は暗闇の中で 目をあけることすらしていなかったんだね
明けない夜はないんだよと そう言ったあなたが また次の夜の中にいるだなんて 思ってもみなくて 返事もせずに
明けない夜はないんだよと 本当はあなたこそが そう言われたかったはずなのに
ねえ 東はどっちですか
いまちゃんと目を開けます
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