大槍兵侍−diary page−
日記
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2020年02月26日(水)


個人的に「SD戦国伝」の名がつくイベントに行くのは初めてのような気がしますが・・・・・

ガンダムベース東京の「SDガンダムBB戦士ワールド 〜SD戦国伝編〜」に行ってきました。
何しろ状況が状況だけに中止もやむなしかと思ってましたが、この通りちゃんと開催。
スタッフはマスク着用、入り口には消毒液設置という配慮はされていました。

とはいえこんな時に来るのはそれなりのリスクを覚悟している人だけなのでしょうが、
それでも平日にしては結構な客入りでした。入場待ち行列とかはなかったけど。

でも状況が状況なんだから、人と会話してるならまだしも、
人の真隣で一人でぶつぶつ喋るのはやめて欲しい・・・。
いや確かに咳エチケットについては色んな所に注意書きがあっても
独り言エチケットまでは書かれてないかもしれませんが、そこは大人なんだから。せめてマスクして。


それはさておき、バンダイ主催でSDガンダムオンリーどころか
SD戦国伝オンリーという夢のようなイベント!初日に行けて良かったです。

ではどんな内容だったか、公式ページに掲載されている順に見ていきます。


・BB戦士スペシャルエントランス
上に貼った画像ですね。
他にガンダムベース入り口の所にもSDガンプラが並んでいました。


さらし首・・・・じゃなくて、五月人形風というのか、兜だけを並べた展示。
偉人の鎧とか兜とかを展示してる歴史資料館みたいですね。
それにしてもさすがに綺麗に塗ってあります。


・BB戦士シリーズ巨大年表 〜戦国伝編〜
年表だと!?
それはまさか武者英雄譚に載っていたものよりさらに詳しくなっているのか?
などと期待してみたら・・・・・・



これは年表じゃなくて人物関係図じゃん・・・・・。
しかもこれ完全攻略BB戦士大百科とかに載ってた、やたら線が入り組んでて一番見づらい奴じゃん・・・。
多少後付けでマイナーチェンジされてますけど。
これを年表と呼ぶのは無理がありますね。


・お宝資料ミュージアム

レイアップによる企画時の設定資料が展示されています。
ホビーサイトとかに載った事のある武者七人衆編はともかく、風林火山編と天下統一編は貴重。
ムック本とかよりはこちらの方が、後付け編集されていない当時のままの設定を読む事ができます。
当時の設定と後付け設定の両方を見れるのと、後付け編集後の設定しか見る事ができないのとでは全く違いますからね。
後者ではどこが後付けなのかすら分かりませんし、元原稿を見れるのは嬉しいです。


これを見る限り邪滅の矢は誰が持ってきたかが問題ではなく、
普通の矢が悪無覇域夢山で変化したもののようです。
ただ、コミックワールドでは変化した時には既に二代目将頑駄無版の邪滅の矢でしたから、
なら武神頑駄無版の邪滅の矢は一体何なのかというのが謎ですが。
飛駆塞虫を射抜いたくだりの文章では邪滅の矢という単語は一度も出てきていません。



今回は展示資料はどれもレイアップから借りてきただけって感じですね。
ホビー事業部秘蔵の絶版印刷物とか見たかったです。
1990いきなりキャンペーンの賞品だったという新家系図壁絵(ポスター)とか。

人物関係図にしても、当時のチラシとかに載っていた「二大武者軍団相関之図」とか
「二大武者軍団系図絵巻」(もしかしたら前述の賞品はこれなのかもしれませんが)、
光の巻とか1992バンダイプラモカタログに載っていた家系図の方がよっぽど要点がまとまっていて見やすいと思います。




コミックワールドの展示。
武者がノーマルSD世界に飛ばされる話はレジェンドBBスペリオルドラゴンのWEBコミックの
「宇宙で暴れた武者がいた記録もある」という台詞の元ネタ、
白鋼四大将軍の陣のコミックはレジェンドBB飛駆鳥大将軍のコミックのネタ元みたいなものですから、
読んだ事のない人にとってはネタの由来を知る貴重な機会です。

ただ、これも白鋼四大将軍の陣以外は原本どころか初出の印刷物ですらなく
後日バンダイから出た書籍のページのコピーですね。


・BB戦士作品展示
これは説明文の通りですね。


・『天と地と』大合戦コンペティション
初日にも拘らず既にプロの作例かと見紛うような作品がいくつも展示されていました。
私ごときが入り込める空気ではありません。
参加しても、貰えるのはステッカーみたいですし・・・




ムシャサイコが山積みになっているという、中古ショップですらお目にかかれない夢のような光景がここに。
他にも今時中々定価では手に入らないキットばかりなので、この機会にいくつか買いました。


ムシャサイコはてっきりタイムボックス版とほぼ同じかと思っていたら、箱と説明書は新規。
今は青バンダイだし、他にも色々状況が違うので当然といえば当然ですね。


左が発売当時の商品、右が今回の再販。
紫色の成型色は全く同じです。
といっても紫はコンデジが苦手とする色なので正確には伝わりませんが、
この二つが同じ色であることは伝わると思います。
左は経年でビニール袋自体がくすんでいるせいで多少白っぽく見えますが、中身の色は同じ。

そしてメッキランナー。
今回は当時品とも、巨山のランナーとも違います。
タイムボックスは巨山のランナーでしたが、金型を再改修したのでしょうか。
ただ、そこまでやっている割には、シールはタイムボックス版と同じホイルシールです。

結局タイムボックス持っている人にとっては、紫のパーツ以外あんまり嬉しくない・・・?
余剰パーツがあるかないかなんて、出来上がるモノには関係ないですしね。
個人的には金型いじる予算があるんなら、その予算で当時仕様のシールを作って欲しかった・・・。
いやお前持ってんだからいいじゃんと思われるかもしれませんが、こんなんおいそれと使えませんよ・・・
といっても、当時版は小さいシールが剥がれやすいのは確か。
バンダイ的には「当時のままを再現する」事よりもそういう事の方が重要なんですかねぇ・・・。

もしや農丸も?と思って箱の中をのぞいてみたら、そっちは普通に通常版のシールでした。
農丸の方がよっぽどタイムボックス版のホイルシールに需要がありそうなのに・・・あれはいいものでした。
武者は信玄に付属のシールでも十分ですけどね。


クリアレジェンド飛駆鳥大将軍も一緒に買いました。
素組みも展示されていましたが、素組みシール仕上げでも凄く綺麗。
EXPO限定スペリオルドラゴンですらシルバー成型の部分はメッキされていなかったのに、
今回はシルバーも全部メッキ。道具なしで組み立てられるキットとしては最高峰だと思います。
もちろん対象年齢15歳以上ですから子供向きではないですし、道具なしでもこのキットを作るのは
結構細かい部分もありますから初心者向きでもないかもしれませんが、手だけで作るのを極めるというのも面白いですね。




地上最強編以降はまた後日展示されるようです。
特に地上最強編の資料を見られると思うと興味があります。
頑駄無結晶が試練のために二つに分かれて大光帝と闇大帝になったというのは伝説の大将軍編導きの巻にも書かれていたので
後付けではありませんが、元原稿ではどういうニュアンスで書いてあったのか気になります。
あと、闇の三人衆がどういう存在なのかも。

SD戦国伝という名がつく作品だけでも10作品ありますから
1ヶ月の間にあと2〜3回展示物が変わるのか、それとも別の機会に「新SD戦国伝編」を開催するのかは分かりませんが、
いずれにせよその時にはまた行く事になりそうです。
今回(武者の)新作キットの展示とかは一切ありませんでしたが、次回にはあったらいいなと期待。

もちろん、安心して行ける事が一番なので、近いうちじゃなくても構いませんけどね。


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