madoromi

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以前の日記


2006年11月14日(火)

今日 実家に帰ったら こたつが出ていて
そのなかで猫がまるくなってた
そういう季節
ネロも どすどすってひとの膝の上に乗ってきては
ごろん 寝始める
金木犀の花が散って 庭には橙がかった黄色のそれが敷かれてる
電気毛布が恋しいね あの子と話す
出掛けるなら ジャケットがいるかな 
ううん もうダウンの方がいいかも
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去年 あの子と初めて会ったときに着ていた
オレンジ色のニットワンピース
今年も着たかったな
(ネロにやぶかれてしまって 捨てちゃった)
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あの子とのデートの日
ラッキーカラーはオレンジです って書いてあったのを見て
凄く凄く単純に それを選んだことも あったなぁ だとかね
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あの子が運転するときにかける眼鏡とも 一年の付き合いだよ
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とてもとても饒舌になっているわたしが
なんだか恥ずかしくて 大きな溜息をついた 一年前の夜
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あの頃 何度も飲み込んだ言葉を 今じゃ当たり前のように口にしてる
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この間 
次にもし犬を飼うとしたら
でもやっぱりラブラドールだよね って話を した
そのくらいにネロのことを好きになってくれたあの子
幸せな一年を過ごしてきたネロ
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数え切れないほどの気持ちのやりとり だいじなだいじなやりとり
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空が高くなったり低くなったりする
青に見えたり赤に見えたり 何色ともつかないような色に見えたりする
でも あの子のいる位置は変わらない
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手はあまり繋がない 腕を組んでる 
いつもするりするり わたしが自由に潜り込める場所がある
でも 甘え過ぎちゃいけない 諭すひと
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あの子がもうすぐ25歳になる 一緒に迎える二度目の誕生日がくる
今度は恋人として隣に居られる
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忘れちゃいけないことは沢山ある
忘れてしまいそうなことも きっと多くあって
でも 忘れないようにできている
「憶う(おもう)」の意味に少し似てる
きっともっと自然になる
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欲しいものは手の中にあって だからほかのなにかを手にしたくない
そう言いながら きっとずっと貪欲に居るのだろうな
それは 女だから とか 人間だから 
とかいう言葉で片付けられてしまうものなのかもしれない
でも 矛盾の貪欲も 無頓着過ぎるより ずっといい と 思いたい
だって 心が溢れているから 寂しくないから
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あの場所が近くなっていく 待ち遠しい そんな今が凄く好き



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