気がつきゃライブの時間だぜ
indexrewff


2008年08月26日(火)     セックスマシーン&怒髪天@神戸スタークラブ

 
 楽しみです!


2008年08月25日(月)   ◎ MONSTER baSH 2008 エレカシ編@国営まんのう公園

 これはメモです。
 メモと思って読んでください。
 四星球とおなじく、今書きたかったので
 許す限りの時間で書きます。
 もちろん、またちゃんと書きますね。






 白シャツで登場。
 髪はボサ系。
 ちょい風呂あがり的。
 いつもながらかっこいい。



 「今宵」 が始まると歓声があがりました。
 シート、パラソルゾーンの人たちも
 「おお」 みたいに立ち上がっていたとのこと。



 「悲しみもあるけどよぉ、
  その後ろには素晴らしいこともあるんだよなあ、えびばで!
  ・・・・みたいな歌です」

 ・・・・ここらあたりで もうくすくす笑い声です。

 部屋を飾ろう―では 両手をばんざい。
 声はけっこうよく出ていました。

 最後のギターの 「ジャーン!」 っていうのを
 頭のとこまで振り切る いかにもな素人ストロークで
 なんかお茶目。
 
 このストロークは この曲だけにあらず。



 「おれたちは楽団でそのことを伝えています。」 というMC。

 楽団って・・・・。

 「そのことを伝えています」 の 
 「そのこと」 がなんやったか忘れたのに
 「楽団」 だけ覚えてるわたしも なんかなぁ・・・・・。




 「笑顔の未来へ」 は とてもよかった。
 「泣いてるテロリストは」 と歌っていた。




 「FLYER」。

 「それでは新曲を・・・・、といっても古いですけど。」

 どっちやねん。
 なんのことやねん、それ。

 かっこよかった。
 この歌はいつ聞いてもかっこいい。
 これがかっこいいと思えないんだったら
 エレカシはかっこいいと思えないはずや。

 宮本さんの目がここらあたりから
 おかしくなり始めた。

 ああ、ぞくぞくする。
 あの目を見ると 世界がぶっ飛ぶ。
 頭が壊れる。

 こんなわたしが なんとか社会生活をおくれているのは
 宮本さんのあの目で
 心の均整を図っているからかもしない。

 でないと きっと鬱憤を溜め込んで
 非道徳的に爆発してしまってるんじゃないかと思う・・・・。

 宮本さんって 音楽に出会えてほんとによかったよなあ、
 でないと 反社会的に走ってたかもしれないよなあ、なんて
 失礼なこと思った時期もあったけど
 それは わたしの方だ。

 わたしこそ エレカシに出会えてなかったら
 どうなっていたことか わかりゃしない。

 今、こうして生きてることも含めて。





 新曲。
 未だ タイトルが覚えられない。
 「新しい季節へキミと」 やったっけ?

 大不評です、この曲、わたしのまわりでは。
 わたしは それほどきらいでもない。
 すきでもないけど。
 
 わたしは 「桜」 の方があかんかった。
 エレカシが 桜を歌うってことだけでも
 じんましんものだった。

 「俺たちの明日」 も かなり長いことあかんかった。

 新曲、聴き続けていくうちに
 泉谷しげるの 「春夏秋冬」 みたいになったらええな、って思う。

 
 石くんに前へ出てソロ弾かせてた。
 石くん バネ人形みたいに
 伸びたり 縮んだりして弾いてた。
 時々 ひざまずいてた。
 ずっとセンターで弾いてたので
 終わってから
 「定位置に戻る」 って言われてた。

 石くんがバネ人形になって弾いてるのを
 ヒラマさんは 本気で笑いまくってた。




 「ガスト」は 一回目の 
 「もっと力強い生活をこの手に」 でリズムが狂って
 お―お―お―お―が出来なくて 
 トミと何回もやり直し。
 はじめからやり直すくらいのレベルの失敗やったけど
 時間なかったんやろな。
 最終的にストップさせて 「もっと力強い生活をこの手に」 で
 つじつまを合わす。

 失敗は失敗やけど こんな歌やから
 それなりにかっこよかった。
 知らん人にはばれてなかったみたい。





 「俺たちの明日」 は 低音がしんどそうやった。
 でも 説得力があって とてもよかった。
 こんな歌やのに
 白目むいて 今日のどの曲より目がいってた。
 なんかわたし、もうセットリストとか
 一番重要な要素やなくなってきて
 宮本さんの目がいってるかどうかが、
 その日のライブの満足度になってきたみたい。

 これもちょっとリズムがくるってあわへんところがあったけど
 ヒラマさんが ちゃんとギターを合わせて修正してた。
 さすがやな・・・・。




 途中で 「42歳になりますが」 っていったら
 まわりで 「え〜」 「うそ〜」 ってざわめきが。
 なんか ふっふ〜ん♪ って得意になってしもた。



 ともだちにも好評やった。
 セットリストがよかったかも。

 「せやけど なんのためにギターもっとんですか」 と聞かれた。
 鋭いとこ突かれた。
 さあ、なんででしょう・・・・。
 アクセサリーという説も。




 鋭い刃物のような切れ口はなかったけれど
 この 緑たっぷりのまんのう公園の
 ほんわかした手作り感満載の夏フェスには
 とても気持ちよくマッチするライブやった。

 それは決して 「牙を抜かれた」的なもんやなくて
 宮本さんの持ってる独特の人懐っこさ、
 まわりの人が愛さずにはいられないような
 言葉は適当やないかもしれないけど かわいらしさ、
 そんなものが感じられるステージやったと思う。

 せやけどそんな中にも
 狂おしいばかりのぶっ壊れた目の光があって
 ほんまに素敵やった。

 宮本さんは 可愛いなあ・・・・。

   


2008年08月24日(日)   ◎ MONSTER baSH 2008 四星球編@国営まんのう公園


 とりあえず、感じたことを書いておきます。
 ネタのところまで書くには、今時間がないのですが、
 さりとて 時間ができるのを待ってたら
 いつになるかわからないので。

 今のこの感動を 今、書いておきたいと思いました。
 
 では、スタート。





 ええライブやった。

 待ってる間に 見上げるような高いステージを見て
 こんなとこでやるんや、ってそれだけでも感動してたのに
 そこで ドラゴンボールのパラパラが始まったら
 急に泣けてきた。

 泣くつもりなんか全然なかってん。

 思いっきり笑うつもりで行っとったのに
 見ているうちに
 なんか、

 わけのわからんライブハウス (中津あたりやったっけ) で
 わけのわからん客相手に
 一生懸命ライブやってた四星球こととか
 初めてメール予約していったライブのこととか
 勢いで行った鳴教の大学祭とか

 いろいろ思い出して
 あ―、それがこんな高いステージで
 ドラゴンボール踊るようになってるんやって思ったら
 涙がとまれへんようになって

 「吉野川」 でも 涙があふれてきてね、
 ほんま 「ボケて・・・」 のところで
 チャットモンチー来んかったら
 もっとずっと ないてたかもしれん。




 モンバス出るの 四星球の夢やったと思う。
 それで ようやく出れてんから
 そしたら来年も・・・・、って守りの体制に入りそうなもんやけど
 やすおくんは 
 「来年出られへんライブする」 って。

 来られへん言うてたおかあさんが来てたから。

 それで 「コンプレックス」 やった。

 ここへ来る車の中で
 「コンプレックスやるかなあ」 って話してて
 やれへんかったら 四星球なんやねん、ってなるやろから
 きっとやるやろな、

 でも、ホ○イのところは
 なんか微妙におもしろいネタにしてくるんちゃうかな、って
 言うてたんやけど
 直に 「ホ○イさん」 でぶつけてきた。

 来られへんいうてたおかあさんが来てたから。

 おかあさんが来られへんのやったら
 来年も出なあかんとおもったけど
 おかあさんがきてたから
 来年 出られへんライブをするって。


 これがあるから 四星球はすごいと思う。
 ここで 来年出られへんライブをするところが
 わたしの見込んだ四星球や。

 (ここらがよう知らんけど エレカシに似てる気がする)

 

 つまり、ライブはやすおくんの愛なんや。

 やすおくんはライブに愛をいっぱい込めて発信してるんや。

 いろんな愛を込めて。


 愛に守りはないもんね。
 湧き出てくる思いを
 どんどん昇華させていくのが愛やもんね。

 四星球のライブは愛なんや。


 四星球がライブを続けていく限り
 そこには愛があって
 その中から 
 わたしは わたしらへの愛を感じとっていこうと思う。

 で、見に来る人は
 みんなそれぞれに それぞれの立場があって
 それぞれ四星球とかかわりがあるやろから
 それぞれの人が それぞれに立場に発せられた愛を
 それぞれ受けとっていったらええと思う。


 やっぱり 涙をぼろぼろこぼしながら
 「空瓶」 の歌を聴きつつ、
 なんかそんなことを感じた。




 やすおくんは 
 「思い出し笑いをしてもらったらええと思います」 って
 言ってたけど
 わたしは今日一日、
 ずっと思い出しては 泣いています。


 とっても素敵なステージ、おめでとう。

 これからも 今以上、だいすきです。

 おつかれさまでした。

  


2008年08月13日(水)   ◎四星球@神戸スタークラブ

  
 お盆休みだ。
 レポ、書けるぞ。


 とは言うものの、かなりばてばてなわたしは
 ほんとに神戸まで行けるのかと
 前日まで心配していました。

 しかし、13日になってみると
 「行かんわけにはいかんやろ。」 的な気持ちになって
 少し日がかげるのを待って 出かけることにしました。

 スタークラブの受付で
 この前のセクマシの時にもらえなかった
 スタンプラリーカードをもらい、
 前回のと今回のと ふたつスタンプを押してもらって
 「1キノコ」 をもらいました。

 聖火を持ってるドコモダケでした。


 で、ライブですが、
 四星球の前のバンドが セッティングは普通にしてたのに
 始まると なんだかわからない爆音を発して
 ギターの子が ドラムセットに体当たりして壊し、
 そのまま帰っていきました。

 ライブ時間約1分半。

 唖然とする中、松原さんが

 「ええぞ〜! もっと壊してくれ〜!
  俺たちの常識も壊してくれ〜!!」

 と叫んでいました。

 
 ざわざわする中、四星球がセッティングに現れると
 わたしの右あたりにいた女の子が

 「1回外出るわ。 気持ち落ち着けな。」

 と言って出て行きました。

 だって、このバンドで予約してきた人だっているわけでしょ、
 その人、2500円払って ここにいるわけですよね。

 どういうバンドなんかようわからんけど、
 それは酷いよな。


 で、四星球のセッティング。
 なんか、セッティングばっかり見てる・・・・。

 ようやく客電が落ちて
 TMレボリューションの曲が流れてきました。

 出てきたのは黒のテープを裸に貼って
 TMさんの衣装にしているU太くんとまさやん。
 モリくんは 黒の全身タイツ。

 それで歌を歌ってるとどこからか

 「そんな歌だめよ。」

 みたいな声が聞こえてきて
 どこやどこや、って探したら
 左側の足場みたいなところに
 やすおくんが腰かけていました。

 い、いつのまに・・・・

 「わたしはライブハウスの守り神よ。」


 なんや、そりゃ。


 やすおくんの格好は
 金髪のかつら、
 赤の総柄のテロテロしたシャツに
 アコギをもって足をぶらんぶらんさせてます。

 そうやなあ、女版スナフキンみたいな。


 それで、その足場から降りてきて
 一曲目は 「コンプレックス」 でした。

 「どっかは?」 「つれてって」 ってやってたのですが、
 実は ここで引っ張ってるのは
 次のバンドの ワジェロがまだ来てないかららしくて
 「ワジェロ待ち。」 って言うてました。
 「ワジェロ」 「はよ来て」 っていうのもありました。

 そうそう、C&Rの時に 
 「ちょっと待って!」 と止めて
 ホール中央あたりで サングラスで 「ほてい」 ってやってる
 大田クルーのメンバーの人に

 「大田クルー、怖い!!」

 っていうてました。
 確かに怖かった。


 それから 「どっかは」 「つれてって」 の時に
 「どこにもつれってってもらわれへん人には。」
 と言って マイクスタンドのテーマパークの入口をやってました。

 回しながら、なぜかまさやんに後足キック。

 「なんのキックやねん!。」 というU太くんの突っ込みに
 やすおくんは小さい声で

 「テーマキック。」

 て言ってて、わたしはなんかそれがおかしくて
 ずっとくすくす笑ってました。

 「まむしげ」 を思い出しました。
 


 ここんとこで なんかわたしは
 いつもとちがう自分に気がついていました。

 いつもなら もうここらでは
 ライブモードのスイッチ入って
 わけわからんくらいきてるのに
 今日は おもしろいし、笑ってるし、楽しいのやけど
 なんでかスイッチ入ってない自分がいました。

 なんでやろ?
 やっぱり 調子わるいんかな。
 このまま スイッチはいらんまま
 最後まで行ってしもたらどうしよう。

 そんなことを思いながら
 お酒の歌をきいていたのですが、
 やすおくんが

 「もう夏休みがなくなってしまったことが
  さびいしいです。
  もう一回 夏休みがあったらええな、『ギンヤンマ』 !!」

 って言うたとたん、
 バスッ! って スイッチ入りました!

 もう、ちょっとわからんです。
 むちゃくちゃになりました。
 

 やすおくんは 途中、
 せきこんで 歌えなかったので
 まさやんが代わりに歌っていました。

 
 「ギンヤンマ」 ほんまによかったです。
 なんでこんなに 心に響いたのかというと
 わたしもやっぱり

 「もう一回夏休みがあったらええな。」

 って、思ってるからでしょうね。
 
 もうあんなに長い休みはないですよね。
 仕事をやめたとしても
 それは 休みじゃないし、
 ましてや 夏休みじゃない。

 もう自分には永久に夏休みはこない、
 やすおくんにも 夏休みはこない。

 夏休みは 少年時代の象徴なんでしょうね。

 なんかそんなセンチメンタルが
 やすおくんの言葉と繋がったんだろうな、と思います。



 この歌が終わると まさやんがいきなり
 「オリンピック出た〜い!!」 って叫んで
 やすおくんも U太くんも 出たい、出たい、って。

 「あれで出たいな、ボディビル。」
 「ほんなら やってみよ。」

 それで、3人がお立ち台に上がって
 ボディビルのポーズを 取り始めました。

 めちゃおもしろかったんですが、
 あれは 今日のライブの流れとどういうふうに絡んでるでしょう。

 ほんま、おもしろくて笑いまくったんですけど、
 流れでいうと あそこだけ浮いてた感じがします。



 そのあとは 「バブル」 です。
 ジュリアナは スクール水着にみつあみにゴーグルでした。
 
 ほんで、ホールにビート板持って降りてきたんですが、
 最初にからんだお嬢さんにはふられて
 次に 大田クルーの物販のとこにいた
 メンバーの人にからんでいました。

 ほんで、物販にいてはったスタッフの女性 (やや年かさ) にも
 からみにいったのですが、
 この人にも拒否されてました。

 やすおくん、結構食下がってたんですけど

 「あかん、眼鏡の奥の目が笑ってへん。」

 って、あきらめてました。


 それで無難に男性を選んで ビート板を渡してましたが、
 その時 すぐ横のドリンクカウンターに
 一心太助のアイドルうちわが現れました。

 あれは、誰やったんですか。
 わたしは ロザンの菅ちゃんと思ったのですけど、
 「いやいや、そんなはずない、
  菅ちゃんの一心太助うちわなんかあるはずない。」
 と、思いなおしました。

 氷川きよしですか。


 で、やすおくんが そのアイドルうちわを相手にしてて
 ふと、男性のことを思い出し、

 「ほっといてごめんね。」

 って、謝ったのが、またおかしかったです。



 この歌の後、2階のPA席に 
 不機嫌そうにステージを見つめる松原さんと
 その横にいる めだまオヤジ。

 ちょ、ちょっと待ってぇや。
 おもしろいやんか。


 「レコ発が始まるんですけど、 
  神戸を入れてなかったので あんなんしてるんですよ。」


 そら、あかんわ、
 そら、神戸いれなあかんで。

 もっとやったれ、めだまオヤジ。


 「そやから今日、神戸を決めて帰りたいと思います。」

 と言った後、

 「うそ〜〜〜〜!!!!」 

 って、やすおくんが叫んだら
 照明が落ちて 真っ暗になりました〜。

 ほんまにおもしろいライブハウスですね。


 で、わお! の後、まさやんに背中をくっ付けて
 指のピストルを吹き消すしぐさをしてました。


 

 それから、新曲の 「エイトビートメゾフォルテ」 でした。

 「おとなになりそこねちゃった」 という歌詞が繰り返されます。

 う〜ん、どうなんやろ、
 わたしもなりそこねかな。

 なりそこね、というよりも なり返りかな。

 子育てしてるときは
 結局わたしも普通の人間になったな、と思ってたんですが、
 子育てが終わると
 そのまま 普通の人で落ち着くことが出来ず、
 こんなふうになってます。

 おとなになるのは
 決して悪いことではないと思います。

 一番素敵なのは
 おとなとこどもの境界線を 自由に行き来出来ることだと思います。

 でも、「おとなになりそこねちゃった」 と
 もがきながら歌うやすおくんは
 それだから 素敵なんだと思います。




 最後は 「クラーク博士」 でした。
 もう飛び跳ねてしまいました。

 ホールに降りてきたまさやんとやすおくんは
 やすおくんが 置いてあった刀を取って
 斬りつけていました。

 そのあと、危ない目つきで
 刀をなめてました。

 かっこいい・・・・。

 ステージにもどったやすおくんは
 どくろの杖を持っていました。

 あれがなんだったのか、よくはわからないんですが、
 ずいぶん お金のかかってそうな小道具だったんで
 びっくりしました。

 

 曲が終わったあと、みんな帰っていって
 まさやんが残って
 なんやったか忘れたけど
 おしゃれなフランスっぽい曲を弾き始めました。

 そしたら、貴婦人が次々登場。

 わたしは ぬいぐるみを恍惚とした表情でなでてる
 モリくんのマドモアゼルがすきです。

 U太くんはモリくんのスカートの中に頭を突っ込んで
 獅子舞になって帰っていきました。




 そうそう、まさやんの弟が紹介されてました。
 とてもかわいい子でした。
 あちこちで 「かわいい」 って声がして
 ライブ後も一躍人気者になってました。





 とても楽しいライブでした。

 ほんで、気がついたことがありました。

 もうこれは、まちがいなくプロのライブやな、って。

 今までは なんていうか、
 YO-KINGが言ってたみたいに
 アマチュアでありながら 
 きちんとツボをおさえてるバンドやったと思います。

 それが、今は、
 ひとつ階段を上っていったんだ、と感じました。

 
 四星球はこうして どんどん階段を上がっていくのでしょうね。
 そして どんどん遠くなっていくバンドなんだろうな、と。

 ふつうならそういうのは寂しいのかもしれないですが、
 四星球には もっともっと遠くなっていってほしいと思います。

 たとえ 存在は遠くなったとしても
 四星球は 決してアマチュアだったころのことを
 忘れてしまうことはないと思います。

 だから わたしは安心して
 階段を上がっていく姿を 見つめていられると思います。

   


2008年08月09日(土)     秋桜寄席@コスモスシアター

楽しみです!


2008年08月05日(火)   ◎お笑い怪談の夕べ 「本物のユーレイも出るよ!」@天満天神繁昌亭

  
 とても楽しみにしていた会です。
 去年すごく楽しかったから。
 それに 途中で黒の着物に着替えた
 福笑さんの姿が ほんとに素敵だったから。

 そんなわけで 張りきってチケットを取ったせいか、
 なんと最前列でありました。


 最初は たまさん。
 白の着物に 流水の模様、
 黒の半襟と黒の帯が とても素敵でした。

 たまさんの黒の半襟は
 いつもすごく素敵です。

 噺は 「ホスピタル」 でした。
 確か 二度ほど聞いた話ですが、
 今日が一番おもしろかったように思います。



 次は 林家染雀さんで 「腕喰い」。
 なんかね、マクラでちょっとおどかされて
 オチあんのかいな、と思ってたらオチなくて
 けったいな気持ちのまま ネタにはいっていきました。

 どっちかというと
 笑いの少ないネタなんでしょうか、
 講釈を聞くように 聞き入ってしまいました。

 サゲのところ、
 若旦那が 「なに 食うてんの? ややこの腕かいな。」 って
 なんで驚かんの、この人。

 でも驚かんのが 特別不思議でもないような、
 うん、最後までけったいな気分でした。

 いい感じでした。

 染雀さんのてぬぐい、扇雀飴のマークみたいなのついてました。




 中トリは 桂米佐さんの 「猫の忠信」。

 米佐さん、浄瑠璃習うてはるんですね。
 浄瑠璃の笑いのところ、おもしろかったです。

 化けてた猫が 正体を見破られて
 猫にもどって 身の上を述懐するところ、
 「樟葉」 とかでやる狐言葉やなくて
 猫言葉になってて とてもおもしろかったです。

 ねこの振りも興味深かったです。

 きつねって言うのは よくあるけど
 猫って わたしは初めてでした。

 何でもネタおろしやったそうです。

 よかったです。





 中入り後は 旭堂南鱗さんの講談。

 「応挙と幽霊の花魁」 やったかな。

 じっと聞きながら
 講談と落語って 紙一重やなあ、
 一番の境目って どういうところなんやろな、と思いました。

 きっと聞く人が聞けば
 落語のしゃべり方と
 講談の話し方は おおきなちがいがあるのでしょうけどね。

 聞いてるうちに 
 春之輔さんの 「もう半分」 をふと思い出しました。

 こういうお話に出てくる居酒屋さんって
 重要な位置があるみたいですね。




 さて、待ってました、福笑師匠です。

 もう割れんばかりの拍手。
 講談でうとうとしていた隣のおねえさんも
 力いっぱい拍手してました。

 今日のお召し物は
 とてもきれいなペパーミントグリーンに
 白の小紋がちらしてあります。

 あの色は 和名では表せないですね。

 マクラは 怪談噺の会でありながら
 すごく御陽気な語り口で
 でも、お客さんが二人しか入ってない二階席のことを
 
 「なくなった落語家さんが
  そこで聴いてるらしいです。」

 って、にこにこしながら言ってました。


 おもしろかったのは、
 話し始めたときに 手で指し示しながら

 「まだなんにもおこりませんからね。
  だんだん、こうなってこうなって こうなるんです。
  まだ、ここらあたりです。

  このへんから いこうぜ〜! ってなって
  ゴールはみなさん一緒にしましょう。」


 これめっちゃおもしろかった!
 

 「いこうぜ〜!」 は いぇ〜ぃ! みたいなフリで
 かわいいっていうか、若いっていうか、
 あ〜、ヒロポンズ・ハイ、楽しみ〜〜〜!!



 噺は オリジナルの 「真田山慕情」。

 出家した恋人と内緒の逢瀬を重ねる、おそめという女性が
 手引きの男にだまされて
 主人のお金に手をつけ 打ち首となり、
 その恨みをはらすため、
 男の女房にとりつくというようなお話でした。

 真夜中に目覚めた男が
 おそめにとりつかれた女房に次第に追いつめられるあたりから
 場内の照明は 除々に落ちていき、
 下から照らされるライトに浮かびあがりながら
 おそめの恨み事を語る師匠は
 ほんまに怖かった・・・・・。


 そして、真っ暗になったところで
 後ろからユーレイ登場。


 「うらめしや〜、
  悪気があってでてきたんやないよ〜、
  これもおしごと〜。」

 爆笑してしまいました。

 「つめたいやろ〜、こんにゃく〜。
  スーパーでこうてきた〜、
  今月の特価品〜。」


 そんなこと言いながら
 舞台に上がる階段のところまできたとき、
 階段の横にいてたおじさんが
 ユーレイに御祝儀を渡してました。


 「この恨みはらさでおかりょうか〜。」 と口上を言って
 ユーレイが消えた後、照明がつくと、師匠は

 淡い淡いクリーム色に 
 茶色で 芝露みたいな、もう少し四角っぽい模様の入った
 着物に着替えておられました。


 「金兵衛夫婦はとり殺され、
  じょうねん寺に通う露地には
  季節はずれの彼岸花が一輪 真赤にさいておりました」


 はぁ・・・・  詩人やん、お師匠さま・・・・   




 もう、うっとりです、わたし。

 去年にましてよかった。
 去年は 怖いようなおもしろいような、でしたが、
 今年は 怖さがおもしろい会でした。

 いつもの福笑さんとはちがった魅力で
 魅せられました。

 ほんと、ノックダウンです。



 照明がついた後の師匠の着物は めちゃめちゃ素敵でした。

 去年は 凛々しい黒の着物に息を飲みましたが、
 今年は その清々しさに思わずため息・・・・・。


 ええい!

 10月の過激落語会も 絶対いくぜ〜〜!!




 ところで、この日は夕方集中豪雨がありまして
 わたしはそれに合うことはなかったんですが、
 夫は ずぶ濡れになって繁昌亭にやってきました。

 それで、染雀さんのあたりから
 繁昌亭の屋根ににあたる雨の音が
 ものすごく大きくなってきて
 雷の音なんかも 微かに聞こえてきたりして
 効果音のように 怖かったです。

 しかし、効果音でなく
 偶然の起こった音という方が
 よけい怖いかもしれないですね。


 怖いと言えば、先ほどのユーレイ、
 舞台に上がっていく階段の前で
 草履を脱いでいました。

 舞台は履き物はいて上がっちゃいけないんですね。

 草履はいてるユーレイっていうものおもしろいですが、
 妙に律儀なユーレイっていうのも なかなかおもしろいですわ〜。


      


ちどり |Home