あなたに綺麗な傷をあげる
生涯、忘れられないように


流れる、じかん。
2008年07月25日(金)


結局、あたし、ここにいる。
逃げる場所が見つからなくて、ここに、いる。


華が許してくれるから。
それを、認めてくれるから。


でも、恋人という枠を失ったら、あたしとあなたは何なのでしょう。
友達というには近すぎる。
けれど。
恋人というものには、もう、戻れず。





でも、ね。華。
あたしは、これが一番落ち着く。
焦燥もない、嫉妬もしない。
そりゃもちろん、あなたが別のひとを好きになったら、悲しいけれど。
それはとても悲しいけれど。

あたしは、ね。

待ち続ける自分が嫌だった。
イライラして、当り散らす自分が、惨めで、嫌いだった。
どうにもならない現実を直視しなければならない。
どうにも出来ない自分が歯痒くて、自らの首を絞め続けていた。

無力なのだと、思い知るのが、怖かった。



だから今のあたし、とても落ち着いている。
夏の日差しに焼かれて、息苦しい思いもしているけれど。
あたしの心はたぶん、とても静かだ。

逃げなくてもいい。
捨てなくてもいい。
泣かなくてもいい。

華、きっと、あなたのことを利用している、あたし。
自分の安定のために、あなたを利用して、いる。
何も返せないのに、ね。






ごめんね、と繰り返してみても。
あなたには届かなくて。
ごめんね、と呟けば。
あなたは困った顔をする。










ああ、ただ思うのは。
胸が痛くなるのは。

ひとつだけ。



↑コメント変わります↑



それほどのものが、あるのでしょうか。



どこに?
おしえてよ。




ささやか過ぎる、プライド。
2008年07月13日(日)



こんなもの、崩してしまえたらいい。
もっと我侭に、叫んでしまえたらいい。



言いたいことも、
訴えるべきことも、
縋りつくべきことも、
あたしの口からは出てこない。
喉の奥で詰まったまま、
それは言葉として成立していない。



ささやかな、あたしのプライド。
馬鹿馬鹿しすぎて、嫌になるほど、ちっぽけな。











崩してしまえたら、もっと大声をだせるかもしれない。
こんなに頭は痛まないかもしれない。
四肢を投げ出して、沈黙をし続けないかもしれない。

力が欲しい。

自分の、弱さを、認められるだけの。

泣き出しそうになる自分が怖くて、
あなたに、何一つ、言葉を返せないまま。
崩れ落ちそうな自分が怖くて、
あなたの言葉、耳をふさいで、聞かない振りを。

でも、そんなことでは何も進まなくて。



どうすればいいの。
泣けばいいの。
子供のように。




それが難しい。
でも、他に、術が見つからない。
あたし、……何もできていない。






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氷は、なかなか、溶けない。



いっそ無理やりにでも、抱かれた方が、楽、なのか。




迷い道。
2008年07月11日(金)


路頭に迷う、って身に降ってくる言葉じゃないと思ってたけど、
ちょっと今のあたし、それが合う。




いざ実家に帰ろうと思っても、
足が竦んで仕方ない。
切り出せばきっと、さまざまなマイナス要素を打ち消して、
あのひとたちは迎えてくれるはず。
それなのに、竦む。




繰り返してきた逃避行。
実家が怖くて、嫌で、仕方がないのは昔のまま。
帰る場所など他にはなくて、
あの場所に帰ると決めた矢先に、こんな戸惑い。

ああ、あたしって情けない。

あの場所は、
あたしにとっての実家というものは、
帰る場所ではないのだと、思う。










さあ、あたし、どこに行こう。
ひとりぼっちになって、
頼るものなど何もなくて、
目指すものも情熱もなくて、
どこへ行こう。

路頭に迷っている。







この場所から離れるのが、
本当の意味でひとりぼっちになるのが、
怖くて怖くて仕方ない。







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なんてね。
言ってみたいだけ。
あたしは、そんなに、弱くはないはず。




おわかれをします。
2008年07月08日(火)


三年弱。
ひとりぼっちだと思い続けた日々。

おわかれ、します。

涙が出るのは、悲しいからではなく、
これから先、どうすればいいんだろうという、
そんな恐怖からであって。



春から落ち続けた体重は、既に−6キロで。

こんな状態で、仕事を続け、生活を続け、
やっていけるのだろうかという、不安。






でも、あなたと、おわかれします。

三年間を忘れたり、しません。

あなたのことも、忘れないでしょう。

ただ、もう、

この家を離れたら、会うこともないだけ。





憎むこともなく、
嘆くこともなく、
静かな恐怖だけを噛み締めて、
わたしはあなたとおわかれします。


今でも愛しているといえるけれど、
どうにもならない現実に、疲れ果ててしまったのです。








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