気がつけば弁慶がどこにいるのか、何をしているのか、いつも気になっていた。友として大事に思っているだけだと言い聞かせても、それを超えた己の心を持て余していた。書きかけ
幼い頃の記憶はあまりない。母上と離れ離れになった日のことだけは鮮明に覚えていたが。気がつけばいつも弁慶が隣にいた。