月に舞う桜
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金曜日、ベテランのオペレーターが退職した。 キャラの濃いオバチャンだったけれど、とても気持ちの温かい方だった。 研修中、最初はベテランさんの隣でモニタリング(ヘッドホンを繋いで電話内容を聴くこと)させてもらうのだけど、私が初めて隣についたのが確か彼女だったと思う。 「お客さんの話をよく聴くことが一番大事だからね」とアドバイスして頂いた。 金曜日の業務終了後、ご挨拶に行くと、彼女はすでに感極まっていて目が赤かった。その様子を見て私も胸が詰まってしまい、一言二言が精一杯だった。きちんとお礼の気持ちを伝えられただろうか。
7月に受けた「福祉住環境コーディネーター3級」ですが、無事に受かりました。水曜日に合格通知が届きました。 応援して下さった皆さん、ありがとうございました。 これに味をしめて2級を受ける……なんてことはないと思います。たぶん。
母と日帰りで名古屋に行った。 年末の「1万人の第九」のチケットが取れれば大阪に1泊旅行するので、今回は予算を抑えて日帰りということになった。 なぜ名古屋かと言えば、交通の便や道路・建物のバリアフリーの面で私が都会の方が動きやすいことと、行ったことのない街で尚且つ日帰りが可能という理由からだ。
朝9時過ぎの新幹線のぞみで名古屋へ。 まず、名古屋駅から地下鉄を乗り継いで名古屋城へ向かった。名古屋は地下鉄が発達していて、複数の線がある。今回、移動はすべて地下鉄を使い、JRの在来線には一度も乗らなかった。 名城線の市役所駅で降りて、名古屋城までてくてく歩く。 御堀には水がなく、草がぼうぼうに生い茂っていた。途中、加藤清正の銅像があり、その前で写真を撮った。 名古屋城周辺は緑が多く、それほど暑さを感じなかった。が、敷地に入り、門をくぐって天守閣にたどり着くまでの長い道のりは大変だった。日差しを遮るものがないので、暑さ直撃、太陽の光が痛いのだ。 ちょうど夜に宵祭りが予定されているらしく、あちこちに屋台が並んで準備されていた。営業していない屋台は何だか寂しくて、そしてちょっと間抜けな感じもする。
 ↑上手く写っていないけれど、大天守閣の天辺には、言わずと知れた金のしゃちほこ。左側に写っているのは小天守閣。
大天守閣のすぐ外にエレベーターが設置されており、それを使って城内に入ることができる。お城の中にも1階から5階まではエレベーターがあるので、車椅子でも移動が可能だ。ただ、5階から上は階段しかないため、残念ながら展望台までは行けない。 歴史ある建造物を隅から隅までバリアフリー化することは、スペース的にもなかなか難しいのだろう。
城内には、戦国時代から江戸時代に使われていた武器や防具、家の模型や金のしゃちほこのレプリカなどが展示されていた。 それから、わざと照明を落として夜の城下町の雰囲気を味わえるようにした場所があったり、当時の食事を再現していたり。わりと品数豊富で尾頭付きもあったので、上級武士かお殿様用の献立だろうと思う。 1階から5階まで一通り見て、名古屋城を出た。それからまた地下鉄を乗り継いで、事前に昼食処として決めてあった鰻屋を目指す。 炎天下、とにかく暑い。首周りの開いた服を着ていたので、首の後ろがじりじり焼ける。
鰻専門店「なまずや」は、大通りから一歩奥に入った静かな場所にある。わりと有名なお店なのか、私たちが着いたのは昼食のピークを過ぎた2時前だったにもかかわらず、4組ほど並んでいた。 順番待ちの間、鰻を炭火で焼くにおいが漂ってきて空腹が加速する。 「るるぶ」とインターネットによれば小さな奥庭を眺めながら食事できるのが売りとのことだったけれど、通されたのは窓際ではなく、しかも窓に背を向ける形だったので、残念ながお庭を臨むことはできなかった。 名古屋に来たら、まずはこれ! ということで、私も母もひつまぶしを迷わず注文した。
 ↑左上:ひつまぶし 右上:出汁の入った急須 右下:肝吸
出てきたひつまぶしは、タレがたっぷりかかっていてご飯が真っ茶色、一見味が濃そうだった。でも、食べてみると全然しつこくない。 一杯目はそのまま、二杯目は薬味(ネギと海苔とわさび)をまぶして、そして最後に出汁をかけて食べた。 鰻も余計な油が程よく抜けているので、もたれない。鰻は好きだけど、普段は油が胃に来てあまり量を食べられない私。でも、このひつまぶしはがっつり頂いた。三杯目はそろそろ満腹になってくる頃だけど、出汁をかけると食べやすくてサラサラ行ける。 初めて食べた本場名古屋のひつまぶしは、思いのほかあっさりしていて美味だった。今回の旅行では味噌カツは食べなかったけれど、友人曰く、味噌カツもそんなにしつこくないらしい。名古屋料理は全般的に、見た目ほど濃い味ではないのかも。
お腹が満たされたところで、名古屋駅へ戻った。 名古屋駅周辺には、高層ビルが立ち並んでいる。どこも広くてきれいだ。 まず、ミッドランドスクエア(下階が商業フロア、上階がオフィスフロア、そして最上階がレストランという、いま流行りの大型複合ビル)にある、お箸専門店に入った。 そう広くはない店内に、長さも色も材質も様々なお箸がわんさか並んでいた。中には「洋食用」と書かれているものもあって、洋食にお箸を使うというのが新鮮に思えた。値段もピンキリで、リーズナブルなもので千円前後、高いものだと2、3万、果ては10万円近くするもの(確か銀製)まである。値が張るものはやっぱり柄も凝っていて、見て回るだけで楽しい。 私はお箸が使えなくて、フォークとスプーンで食事している。だから自分用にということにはならなかったけれど、友人へのお土産に、茶色地にラメの線が入ったお箸を買った。
そのあと、スイーツ目当てにお店を回ったのだけど、目星をつけていたお店はどこも段差や階段に阻まれて入れず。 一箇所なんて、とあるビルの最上階にあるんだけど、エレベーターのドアが開いて一歩出た瞬間、目の前が階段だった。わざわざエレベーターで最上階まで昇らせておいて、階段を上がらないと入れないって、いったいどんな設計よ!? 歴史ある名古屋城とは違うのよ? 現代ビルのくせに、ちょっとは考えて設計しろや。 とまあ、さすがにカチンと来たけれど、ひつまぶしが消化しきれておらず、どうしてもケーキを食べたいわけでもなかった。なので、苦笑いしながらもあっさり退散、歩いている途中で目に入ったカフェで休憩を取ったのだった。
冷たいジュースで疲れが癒えたら、次はお買い物タイム。 高島屋のデパ地下で、天むす、手羽先、海老煎餅、愛知県産のお茶を使った抹茶クッキーを買う。それからやはり高島屋で、父への土産に焼酎用のナントカ焼きのコップ。
で、夕食ですが。 名古屋は地下街が広い。それぞれ名前がついた幾つもの通りに、無数のお店がある。その中で、名古屋の名物料理をまとめて食べられるというお店に行く予定だった。 が、しかし。どこをどう探しても、地下街に下りるエレベーターが見つからない。近くに立っていた警備員に聞くと、「○○(←行きたい通りの名前)へは、エスカレーターしかないんですよ」と、いとも簡単に言われた。 何じゃそりゃ! 地下街が発達していると聞いたら、当然どこへでもエレベーターで行けると思うじゃないか。恐るべし、名古屋! 仕方ないので高島屋に戻り、横浜にも何店舗かあるご飯屋さんに入った。そこで食べたタンシチューはまあまあ美味しかったが、「横浜でいつでも行けるのに、何で名古屋まで来てこの店!?」と思わなくもない。
そんなこんなで、夜9時過ぎののぞみに乗り、無事に横浜へ帰りついたのであった。 ちなみに、デパ地下で買ったものはどれも満足の行く味だった。特に天むすは、コショウが程よく効いていて、海老もプリッとしていて大満足。小さめだから食べやすいんだけど、あっと言う間に食べ終えてしまって残念だった。手羽先は、美味しいけど食べにくいから、たぶんもう買わない。
今日と明日は夏休み第一弾だ。うちの職場は業務の性質上、一斉に夏休みを取ることができない。それで、7月から9月の間に各自5日間の休みを取ることになっている。ちなみに、私の今年の夏休み第二弾は9月の頭だ。
明日は日帰りの名古屋旅行だ。 名古屋は横浜より暑いようで、天気予報を見ていると最高気温35度の猛暑日が続いている。横浜だって相当暑くてうんざりしているのに、もっと暑いところへわざわざ出掛けて行くなんて、自分でもどうにかしていると思わなくもない。 でも、楽しみ。夏はどこへ行ったって暑いんだから、この際35度を堪能してこよう。
日曜日。 名古屋旅行に備えて、母とあれこれ調べて計画を練った。「るるぶ」で地図を丹念に見て、インターネットでお店を検索。 旅行の楽しさは、計画段階から既に始まっている。と言うか、計画しているときが一番楽しいような気もする。
月曜日。 職場のテレビで、北京オリンピックの200メートル平泳ぎ決勝を観た。北島康介が世界新記録で金メダルに輝いた瞬間をリアルタイムで観ることができるなんて、ラッキーだった。 職場の昼休憩は3交替制で、シフトは週替わりだ。今週、私は一番早いシフト(社内用語で言うところの「1便」)だった。1便は11時から12時がお昼休みで、午後の仕事時間がひたすら長く感じられるので皆が嫌がる。 でも、この日ばかりは違った。11時半頃に行われた決勝戦を観ることができた私たちは、「1便で良かったよね!」と口々に言い合った。
水曜日。 お昼ご飯を食べながら、「仕事イヤイヤ病で発狂しそう」とため息をついた。 そうしたら、先輩が冗談めかして「発狂してみてよ」と。笑って「たぶん、静かに泣いてるか、物を投げるかだと思いますよ」と返しながら、少し心が軽くなるのが分かった。 もちろん、仕事中に静かに泣いたり物を投げつけたりできるわけがない。でも、「大丈夫?」とか「明日から夏休みなんだから、あとちょっと頑張って」とか言われるよりは、「発狂してみてよ」の方がよほどありがたい。「発狂しそうな心持ちになるのも無理はないよ。いざとなったら、そうやって発散しなさい、って言ってくれてる気がするから。 こういうとき、「桜井さんがそんなこと言うなんて」とか「えー、なんで」などと言う先輩や上司は、ダメだ。 そのあとも、同期相手に毒舌を吐いて、「桜井さん、相当溜まってるみたいだね。カラオケでも行く?」と言われながら、ずいぶんスッキリした。 やはり、ストレスは早いうちに表に出すのがいいらしい。
そんなこんなで、明日は名古屋。 あとは私のPMSがひどくならないことを祈るのみ。
買い物に行って、久しぶりに散財した。 白いスカートを目当てに行ったはずが、結局買ったのは黄色いスカート。白いスカートはあまり出ていなかった。もう季節が過ぎてしまったのかも。春先の方がたくさんあったのかな。 それから、キャミソールに七分袖パーカー。 そしてそして、4℃で白基調のバッグを買ってしまった。カジュアルに使える夏用のバッグが欲しいなぁと思っていたところへ、目の前に4℃。ついフラフラと入ってしまったのだ。 4℃にしてはカッチリしていなくて、気軽に使えるやわらかさ。口が大きく開いて、たくさん入れられる。そして軽い軽い。 4℃は白系のバッグしか持っていないから、今度はカラフルなやつが欲しいなぁ。
スカート、キャミ、パーカー、バッグ、以上4点はすべて一目惚れして買った物だ。なんて惚れっぽいんでしょう。でも、じっくり考えるより一目惚れで買ったものの方が、後々まで満足度は高い。 物欲が満たされたところで、うどん屋さんでお昼ご飯。以前から気に入っているお店で、うどんはもちろんのこと、天ぷらがとても美味しい。 今日は、「天盛りうどん」を頼んだ。温かいうどんに、天ぷらの盛り合わせがついている。このお店は天ぷらがうどんの上に乗っているのではなく、別のお皿で出されるので、衣がべちゃっとせずにサクサクのまま食べられる。 予想以上にうどんの量が多い上に、天ぷら盛り合わせも、海老、茄子、かぼちゃ、さつまいも、ピーマン、しいたけ、ししとう、レンコンと種類豊富だったので、とんでもなく満腹になった。 普段なら麺類はすぐ消化できるのだけど、今日は天ぷらもあるから、なかなかお腹がこなれない。晩ご飯が入らないなぁ。どうしよう。
いったい、あたしの何を知っていると言うの? あたしは純粋でもなければ清らかでもないから、勝手にそんなイメージ持って感心しないでよ。 あたしは「純粋だね」と言われるのが嫌い。あたしから何を言ったわけでもないのね「幸せね」と簡単に言われるのが嫌い。 ついでに言うと、「ちゃんと働いて偉いわね」なんて、最悪。なめんなよ!?って思っちゃう。 そのお上品ぶった顔を傷つけたくなるから、少し黙ってらっしゃい。
強がりで素直じゃなくて結構口の悪いあたしを知っていて、それでも「やさしい」と、「いい奴だ」と言ってくれる愛すべき人たちを、深呼吸しながら思い出すんだ。
| 2008年08月04日(月) |
こちらこそ、ありがとう |
人を助けるより、助けられることの方が断然多い。 だから、たとえどんなに些細なことであっても、誰かの役に立てたとしたら心の底から嬉しい。 やってもらうばかりじゃなくて、私でもちゃんと人の役に立てるんだ、と安心する。 生きていくには、与えられるよりも必要とされることの方が余程大切だ。 誰かを助けたら、「ありがとう」と言われる側になる。でも、「こちらこそ、ありがとう」って思うんだ。「役に立たせてくれてありがとう」と。
| 2008年08月03日(日) |
愛しい男たちと、どこかへ行った恋心へ |
◆金曜日、WOWOWでhide memorial summitの再放送をやっていた。 ドラムを叩くYOSHIKIを見て、「こりゃあ、ヘルニアになるはずだわ」と改めて思った。それで思わず「後ろから頭を両手で持っていてあげたくなるなぁ」と言うと、母が一言。 「お母さんは弓月の頭を持ってあげたくなる」 ありゃりゃ。 ライブを観ている私の頭が、相当揺れていたらしい。うん、確かにちょっと首が痛くなったのは事実だ。 Xのライブを観たら、自然と頭が動いてしまう。じっとなんて、できない。パブロフの犬?? YOSHIKIだって、頭を持たれたらあんなドラミングはできないはず。 私もYOSHIKIも、こりゃあもう仕方ないんだよね。
◆この一週間はBS三昧だった。月曜から4夜連続で「ルパン�契ぁ彳箪犬�あったし、月火は初期の「ピンクパンサー」も放送されていた。 ルパンもピンクパンサーも、大好きな作品だ。 ルパンなんて1stシーズンの第一話から放送されていて、一夜あたり4時間も枠があったので、録画したものを順に観ているんだけど、観ても観ても消化しきれない。嬉しい悲鳴。
目下、ルパンは私のヒーローだ。どこかにあんな殿方はいないものか。 スタイリッシュで頭が良くて、そして何より女にやさしい。女に甘い。ちゃんと騙されてくれて、結局許してくれる。でも、ダメ男じゃない。 「裏切りは女の特権」なんて他の男が言おうものなら「はあっ!?」って思うけど、ルパンが言うと懐の深い男に見える。 余裕のない世の中だからこそ、余裕があって本当にやさしい人が好きだ。
◆恋心ってどんな感じだったっけ、と最近考えてしまう。 愛情なら、忘れていない。広い意味での愛情の対象となる人は、男女問わず今も変わらず私の周りにいる。 愛情と恋心は、違う。 江國香織が唯川恵との対談で「愛は何かを生み出すけど、恋は破壊する力だ」というようなことを言っていて、私はそれに1ミリの違和感もなく同意した。 愛情は、穏やかでやさしい気持ち。凪いだ海みたいなもの。 恋は、台風だ。 あの、他に類を見ない強大で特殊なエネルギーは、どこへ行ってしまったのだろう。 世界がバカバカしいくらいに輝いて見える瞬間を味わったのは、いつのことだっけ。
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