月に舞う桜

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2007年12月30日(日) ここへきて、今年最大の贅沢

友達と、忘年会を兼ねたランチに出かけた。
なんと友達が、ミシュラン東京版で二つ星を獲得したレストランを予約してくれた。東京日本橋にある「サンパウ」というスペイン料理のお店だ。
スペイン料理はあまり食べたことがなくて、パエリアくらいしか思いつかない私。その上ミシュランに載っているお店ともなれば、さらに縁遠い。こんな機会がないと、星つき店なんて一生行かないかもしれない。友達よ、あれこれ調べて予約をゲットしてくれてありがとう!
今日は、一年間頑張った自分へのご褒美。

東京駅からお店まで歩く間、外は台風かと思うほどの突風が吹き荒れていた。さ、寒い……。
お店に入るとコートを預かってくれるのだけれど、これがちょっとした落とし穴だった。食事をするところは一つ上のフロアにあるので、エレベーターを使わないといけないが、エレベーターは一度お店の外に出て回りこんだところにある。
そうとは知らず、喜んでコートを預ける私。コートの下は半袖……。ほんのちょっとの時間だけど、半袖で外に出ましたがな。
エレベーターが建物の中にあるのがベストだけど、そうでなければテーブルについてからコートを預かってくれるといいのに。せめて、「一度外へ出ますが、こちらでお預かりしてよろしいですか?」と確認してくれるとか。
そこら辺が、唯一の難点だったなぁ。

本日のメニュー↓
・サングリア(アルコールなし)
・4つの小さな料理(栗のスープ、真鯛のグリル、イノシシのミートボール、ピスタチオか何かをマジパンで包んだもの)
・前菜・・・アンコウとキノコ
・魚料理・・・ヒラメのムニエル、ヒヨコマメのスープ仕立て
・肉料理・・・イベリコ豚のステーキ、(たぶん)ビネガーソース
・デザート
・パン数種類
・コーヒー

スペインの本店のシェフは女性だそうな。そんなところは、ちょっと親近感湧いたりして。
本場スペインに倣って、ランチと言えど3時間かけてゆっくり味わう。初めは「ランチに3時間って、どうよ!?」と思っていたけれど、コースが全部終わって時計を確認したら、本当にそれだけの時間が経っていた。3時間なんて、あっと言う間だ。1年の締めくくりに、贅沢な時間を過ごさせてもらった。
で、さすがミシュラン、ランチでは払ったことのないような金額を払った。でも、その分サービスが行き届いているし、少量の料理がたくさん出てきて嬉しかった。
私が脚の長いグラスに入ったサングリアを飲みにくそうにしていたら、ウイスキーグラスに新しく注いで持って来てくれた。
イベリコ豚が一口サイズに切ってあったのは、私のためにしてくれた特別サービスだろうと思う。私のお皿だけ切ってあると特別扱いしている感じになるので、さり気ない心遣いで友達の分も同じように切って出したのかもしれない。

上のメニューは、思い出せる限りで「だいたいこんな感じ」と書いてみた。きちんとした名前なんて、難しくて覚えていない。料理については一通り説明してくれたものの、あまり理解できず、実際に食べてみても何をどうしてあるのか分からないのだ。私はただ、「おいしいか、おいしくないか」を判断するだけ。
ただ、魚料理のヒラメはテーブルでヒヨコマメスープをかけてくれたので、よく覚えている。
イノシシとアンコウは初めて食べた。
イベリコ豚は驚くほど軟らかくて、口に入れるとすぐなくなってしまう。一般庶民の私は今まで「イベリコ豚より黒豚のほうがおいしい!」と思っていたけれど、今日のランチで「本気出したイベリコはすげーよ!」と見事に手の平を返したのであった。
ヒラメとイベリコ豚が一番おいしかったなぁ。ヒラメは、皮目が程よいパリパリ感で。

料理にも増して、デザートがすごかった。
まず、赤ワインに漬けた梨のゼリーにバニラソースをかけたもの(これも、ソースはテーブルでかけてくれる)が出た。喉ごし爽やか、シナモンの香りが梨に合っていた。
これを食べ終えたところで、「もう終わりだろうけど、そう言えばコーヒーが出てないなぁ」と思った。
ところが、これで終わりなんて大間違いで、そのあと一口サイズのデザートが10種類も出てきたのだ。長方形の器に二人分のデザートが並べられて出てきたときは、嬉しいながらもちょっと唖然とした。
写真を撮ればよかったと気づいたのは、すでに3つ4つ食べ終えたあとだった。残念。本当に残念。
10種類の中でも印象的だったのは、バラのフラン。口に入れた瞬間、バラの香りがふわーっと広がって、ちょっとしたお姫様気分。

全体的に上品で、素材を生かした味だった。付け合せの野菜は、しっかり味をつけるというより、火を通しただけのものがほとんどだったし。
だから、お腹いっぱいにはなったけれど、決してもたれる感じではなく、心地よい満腹感だった。デザートもあんなに食べたのに、甘くないから嫌にならない。

お店を出ると、道路が濡れていた。贅沢なランチを堪能している間に雨が降って、やんだらしい。改めて3時間という時間の長さを感じた。
相変わらず寒かったけれど、強風はおさまり、雨雲も消えて青空が覗いていた。
私たちは東京駅を丸の内側に抜け、新丸ビルのお店を見て回った。既にセールが始まっているお店もあったけれど、今日はそれほど本気で物色しないようにした。そごう冬市の案内が来ていたから、年明けに行こうと思っているのだ。それまで、お財布の紐はかたく締めておかなくちゃ。


2007年12月28日(金) 今年もつつがなく

今年の仕事も今日が最後。めでたい! 
今年も、何だかんだ言いつつよく頑張った。
納会はなかったけれど、会社からミカンとペットボトルのお茶をもらった。
同僚の1人が今日で退職した。いいなー、羨ましい。人間的にも仕事のしかたも魅力のある人ばかりが、先に辞めていくのは何ででしょうか。

今朝になって、舌が痛い。横っちょに何かできて赤くなっている。贅沢病かしら。年末年始に向けておいしいものがいろいろあることだし、もうちょっと耐えてくれ。


2007年12月27日(木) 今日もケーキ

パステルでお食事会。無事に、予定通りケーキも食べた。
今日のメニュー↓
・生ハムサラダ
・海鮮サラダ
・ピザ(トマトソースとチーズしか乗っていないが、おかわり自由)
・蟹のトマトとマヨソースパスタ
・海老ときのこのクリームパスタ
・フルーツいっぱいのタルト
・ブレンドティー

ブレンドティー、本当は名前がついていたけれど忘れてしまった。ローズヒップやハイビスカス、アプリコット……他にもハーブやら何やら数種類がブレンドされているとメニューに書いてあったと思う。程よい酸味と、カップに注いだときの鮮やかな赤。
フルーツいっぱいのタルトは最後の一個だったのに、一緒に行った人たちに「(私がもらって)いい?」と確認せずにオーダーしてしまった。ごめんなさい。おいしく頂きました。パステルのケーキが久々だったこともあって、最高でした。
デザートが出る前は比較的お腹に余裕があったのに、タルトを食べている途中で突然満腹感が押し寄せてきた。
で、帰宅してお風呂に入ってもお腹はこなれず……またもや食べ過ぎたらしい。そんなに量を食べたつもりはないのに。

確か「転職するなら……」という話の流れだったと思う。男性の1人が、なんと「ここにいるのは全員30代だし」とのたまった。
あのー、あたくし、30まであと2年半ありますが、何か?
どうリアクションしてやろうかと思っているところへ、「弓月ちゃんはまだ20代だよ!」とありがたい突込みが入った。
私の前にある既に空のティーポットを持ち上げて紅茶を注ごうとしたり、急いで話題を変えようとしたり、と慌てる男1名。
あたふた加減が面白かったので、許しませう。
たぶん、私が30代だと思い込んで言ったわけではなくて、特に気に留めずに何となく口走ってしまったのだと思う。
でも、口は災いの元ですのよ、殿方。


2007年12月26日(水) 大阪みやげ

会社から帰ると、父が出張先の大阪から買ってきたお土産が私を待っていた。
ケーニヒスクローネのチョコレートケーキだ。商品名は忘れたけれど、栗がぎっしり入っているやつ。
ケーニヒスクローネという名前は知らなかったが、おいしそうなので買ってみた、とのこと。なかなかやりよるのぉ、我が父。

明日もケーキを食べる予定があるし、週末はちょっと豪華な食事に行くし、やばいなぁ。
お正月は粗食にしないと!


2007年12月24日(月) 神の言葉より、人の想い

クリスマスということで、少しは敬虔な気持ちになるかと思い『パッション』のDVDを借りてきた。
監督のメル・ギブソンが構想に長い歳月を費やし、私財を投じて制作したという映画で、キリストの最期の12時間――捕らえられてから磔になって絶命するまで――が描かれている。
イエス役の役者さんは良かった。どんなに苦しみが増しても決して信念の輝きを失わない、とても綺麗な茶色の目が印象的だった。
内容的には期待したほどではなかった。私が宗教嫌いで、どこか冷めた目で観てしまうせいかもしれないけれど。
(キリスト教の精神には見習うべき点も敬意を払うべき点もあるけれど、教会の権威や新約聖書やイエスや、それから宗教全体の強烈な盲目性はどうしても好きになれない)
全編にわたって、とにかくイエスが肉体的に苦しむ場面ばかりなのだ。あまりに鞭で打たれ続けるので、その残虐な光景にもだんだん慣れてしまって、「この役者さん、痛みでのた打ち回る演技ばかりで大変だなぁ。体中に血糊つけられちゃって、気持ち悪そうだし」などと考えてしまった。で、観終わったあとは「あー、鞭打ちの映画だったなぁ」という印象が残る。こんな私って不謹慎かしら。

回想でもいいからマグダラのマリアとの愛情や弟子たちとのエピソードがもう少し描かれていれば、感情移入できたかもしれない。
ただ、母マリアの表情には、ぐっときた。「聖母と神の子」ではなく、ごく普通の息子と母親、その間にある強くて深い愛情と哀しみが満ちていた。その描き方がとても人間味溢れていて、好感が持てたのだ。私の心の深いところに響くのは、やっぱり神の言葉よりも人間の想いらしい。
人間味と言えば、私は主役のイエスよりもローマ帝国の総督が気になった。彼の、あまりにも人間臭い苦悩と決断には、共感こそしないが興味を引かれる。
それから、ときどき姿を現す悪魔の妖しい美しさに惹かれた。悪魔というものが存在するなら、きっと醜くはなくて、むしろあのように美しいんだろう。『MONSTER』のヨハンみたいに。美しいからこそ、人は悪魔と知りながら魅せられるのだと思う。

どうやら私は、この映画を観るよりも、マザーテレサの言葉に触れたりジョン・レノンの『Happy Christmas』を聴いたりミケランジェロの『最後の審判』を観たりするほうが、敬虔な気持ちになれるらしい。


2007年12月23日(日) 食べ過ぎた〜

クリスマス前の3連休なのにこれと言った予定はなく、それもちょっと寂しいので、クリスマス気分の演出を兼ねてワインを買った。
ワインは白が好きだ。赤は、あまり自分から好んでは飲まない。
お店に並んだ数ヵ国・数種類の中からどれを選べばいいか分からず、知人に薦められたドイツワインにした。
ワインのお供は、生ハムと大根のサラダ、エビの香草焼き、鶏肉のトマトシチュー、パン屋さんで買ったピザパン。
……食べ過ぎた。今11時過ぎだけど、まだお腹が苦しい。
ワインは、少し酸味が強かったけれど、まあまあおいしかった。今日は父がいなくて、母は下戸なので、飲むのは私一人。私はそんなに量は飲まないので、ワインはまだまだ残っている。これは大晦日とお正月に取っておこう。


2007年12月22日(土) 何だか、いやんな感じ

またもや洋服を買ってしまった。30%オフだったんだもの。
黒のニットが欲しくて出掛けたのに、買ったのはライトグレー。しかも、色違いで黒もあったにもかかわらず。

でも、買い物してもいまいち満たされない。どうしてかねぇ。
これは、ただの買い物欲じゃないのかしら。もしや、買い物依存症ぎみ?
満たされないどころか、少々ウツっぽいのはいったい……。
だいたい私はいつも年末に向かって気分が盛り上がり、年が明けるとウツっぽくなる。
今年は「正月ウツ」の前倒し??
そんなの、いやーん。


2007年12月21日(金) 大声で歌いたくなる

今日は焼肉屋さんで会社の忘年会。
といっても、わたしゃ出てませんが。
だって、自腹切ってまで業務終了後にオジサン・オバサンたちと一緒にいたくないんだもの。酔ったオバサンに抱きつかれるのがオチなのは分かってる。そんな場所に、のこのこ行ったりしませんって。
しかも、うちの忘年会はくじ引きで席を決めるらしい。ありえんっつーの。
忘年会っていうのは、楽しむもの。気を遣って作り笑顔を貼り付けるところじゃない。私にとって忘年会ってのは、友達や気の置けない仲間とやるものであって、会社全体で行くものじゃない。
いっそ、職場の忘年会なんてやめればいいのに。やりたい人どうしで行けばいいじゃない。
忘年会をなくしてしまえば、出欠を取るとき「何で行かないの?」と理由を聞かれる、なんていう嫌な思いもしないで済むのに。

職場の忘年会が開かれている頃、私はMステのSUPER LIVEを観ていた。
出演アーティストの4分の1をジャニーズが占めてるって、どうなの!? とか、SMAPとKAT-TUNがメドレーならB'zとミスチルもメドレーにしてよ! とか、いろいろ思うことはありつつ、楽しんだ。
特別ドリカムのファンなわけじゃないけど、あの曲を聴いて美和ちゃんの笑顔を見たら、なんだか泣けてきた。
福山雅治は、顔も声も歌もだんだん私好みになってきて、やばい。
YUIの『CHE.R.RY』は前から好きな曲で、今日聴いたらやっぱり好きで、早速着メロをダウンロードして着信音に設定した。「恋しちゃったんだ、たぶん気づいてないでしょう?」なんて、学生の頃だったら、絶対YUIにはまっていた。今はもう、はまるほどは若くないけど、「いいな、かわいいな」って思う。
絢香×コブクロの『WINDING ROAD』も前からすごく好きで、今日のステージで改めて感動。歌が本当にうまい人たちの歌は、バックの演奏はいらなくてアカペラで聴いていたいくらい。あの3人で歌うのって相当気持ちいいんだろうなぁ。ちなみに、この曲も早速ダウンロードして、目覚ましアラームに設定した。
「私も歌うまくなりたいなー」と言ったら、母に「無理よ」とあっさりばっさり斬られた……。そりゃそうですね。だって、歌がうまい遺伝子をもらってないもの。
毎年観ていて思うんだけど、10時とか11時までライブがあって、お客さんたちはいったいどうやって幕張から帰るんだろうか。


2007年12月20日(木) 凹む

へこんだ。思いのほか。
ちょっとへこんだくらいなら何もなかったことにするのだけど、思いのほかへこんだので、書くことで清算しようとしている。

自分が至らないせいで後輩を混乱させてしまった。それだけなら、まだ、後輩に謝って自分も勉強し直せばいい。でも、それだけじゃなくて、私は自分の未熟さに気づかずに、別の第三者が間違っていると思い込み、その人のせいにしようとしてしまった。
きちんと後輩の役に立てなかったことより、そのことに、へこんだ。
第三者というのが日頃から気に入らない人間だということもあって、それで自分はその人のせいにしようとしたんじゃないか……そんな考えが頭をよぎって、余計にへこみ方が激しくなったのだと思う。

あー、でも、あれこれ考えているうちに、へこんだ元々の原因からかけ離れたところに思考が流れてしまうから、たぶんこれはPMSだな。
うん、絶対そうだ。そういうことにしておこう。
嫌なことをどんどん思い出したり、「自分、ダメだな」と極端な考えに走ってしまうのは、正常な状態じゃないのだ。
普段なら、「あー、やっちゃったよ」くらいの話なんだ、きっと。


2007年12月19日(水) ゆずゆ

浴室の戸を開けると、ふわっと柚子の香りが漂っていた。
冬至にはまだ少し早いけれど、湯舟には柚子が三つ。母が近所の人にもらったものを浮かべたらしい。
心なしか軟らかくなったような気のするお湯で、肩や腕を撫でる。明日はお肌すべすべになっているかしら。
お湯をかき混ぜたり柚子を転がしたりしていると、香りが増した。柑橘系の香りは、浴室中に立ち込めても邪魔にならずに心地良い。
ゆったり身体を浸して深呼吸。アロマ効果もばっちりだ。
柚子の香りに包まれて、心身ともに癒された。


2007年12月14日(金) 姫君

うちのスーパーバイザーは、なぜか私のことを「お嬢様」と呼ぶ。
最初は「弓月ちゃん」だったのが「弓月ちゃま」になり、いつの間にか「お嬢様」になっていた。
もちろん私はお嬢様でもなんでもないし、お嬢様を気取った発言をしたわけでもない。なのに、なぜ。おかしいなぁ。
そのスーパーバイザーの影響で、同期男性の1人がときどき冗談めかして私を「お嬢様」と呼ぶ。私はそのたびに、「お嬢様って呼ばないで!」と釘をさす。
困ったものだ。
今日なんて、私宛の電話を取り次ぐときに「お嬢様、ご指名です」だと。わたしゃ、ホステスか風俗嬢か! いったい、どんな店やねん!

私を「お嬢様」とか「姫」と呼んでいいのは、プライベートで責任を持って私をお嬢様扱い、もしくは姫扱いしてくれる殿方に限られますことよ。
「お嬢様」なんて呼ばなくていいから、早くそんな殿方を紹介して下さいな。


2007年12月12日(水) ワニさんとモンブランとため息

今日は有休。月に一度は有休を取って休まないと、やってられなくなるからねぇ。今の職場のいいところの一つは、有休を取りやすいことだ。

昨日、気になるバッグを見つけた。私が持っていないタイプの色と形で、秋冬にぴったりの手触り。
でも、ラコステなのだ。ラコステのワニのロゴが、あまり好きじゃない。
しかも、赤とピンクの中間で落ち着いて温かみのある色なのに、隅っことは言え、その上に緑のワニって……。
このワニさえなければなぁと思ったが、唯一ネックになっているそのワニは、神サマからの「今はバッグを買わんでもよろしい」という言葉の表れであるような気もした。

今日は、ららぽーとで鰻を食べる予定だったけれど、遅い時間に起きたら何だか行く気が失せてしまった。
で、鰻ではなくモンブランがどうしても食べたくなったので、買い物のついでに、母に近所のコージーコーナーで買ってきてもらった。
久しぶりのケーキだ……いや、この前イタリアン忘年会でシフォンケーキを食べたっけか。モンブランが久しぶりなんだ。

夜、「うわ〜明日仕事に行くのヤだぁ〜」という気分になった。
寒い朝に起きるのも辛いけれど、実はそれ以上に、寝る寸前の気分があまり良くない。明日も仕事だよー、と思うと、ため息が出る。仕事が嫌、と言うよりも、面倒臭いのだ。
朝、眠い目をこすりながら支度して、会社に行ってしまえばどうと言うことはない。実際にやればどうってことないのに、仕事内容も含めた一連の面倒臭さを想像すると、気が滅入る。朝よりも、夜の方が断然ため息の多い私。
でも、一体何がそんなに嫌なんだろう。


2007年12月10日(月) その一言があるかないかで

昨日の夜は、日曜日恒例の「サザエさん症候群」。『サザエさん』なんて、もう十数年観ていないけど。
「サザエさん症候群」がひどい時と、それほどでもない時があって、その違いが体調によるものなのか仕事の忙しさによるものなのか、はたまた全く別のことによるのか、自分ではよく分からない。

今日の社内はエアコンがよく効いて、ぽかぽかいい気持ちだった。午後3時過ぎ、あまりの「ぽかぽか」に、睡魔に襲われそうになる。
電話の相手に悟られないよう、そっとあくびを噛み殺す私。

そう言えば、土曜日に忘年会があったことは書いたけれど、せっかくの楽しい会だったのに、その帰りにとてつもなく頭に来ることがあったのだ。楽しい気分が半分台無し。
これはもう、絶対宝くじを当てて私鉄沿線に引っ越してやろう! と思った。
手違いはないに越したことはないけれど、人間のやることだから少々のことは仕方ない。大切なのは、「ミスをしないこと」よりも「ミスをしたときに、きちんと謝ること」だ。
心のこもった謝罪の一言は、重要ですぞ。自分が直接引き起こしたことじゃなくてもね。

で、今日になっても腹立たしさが完全には消えなかったので、職場の同僚に話した。
「私なんて、自分が悪くなくても毎日毎日仕事で謝り倒してるのに!」と言ったら、それを耳にした上司は小さく苦笑していたけど。
いや、笑い事じゃないから!


2007年12月08日(土) 中華で忘年会

前から一度行ってみたかった台湾小龍包のお店にて、親友二人と忘年会。
またもや長居してしまい、気付けば4時間が経過していた。

今日のメニュー↓
・ごぼうとクラゲのサラダ
・小龍包
・フカヒレ入り小龍包
・エビ入り蒸し餃子
・エビマヨ
・春巻き
・ホタテとアスパラの炒め物
・ワンタン麺
・マンゴープリン
・杏露酒、ライチオレンジ、東方美人茶

小龍包はお肉がジューシーでおいしかったけれど、中から溢れる汁がそれほど熱くなかったことがちょっと残念。猫舌の私には本当なら嬉しいはずだけれど、やっぱり小龍包には、火傷するほど熱い汁が出てくることを期待してしまうのだ。

成長と呼ぶべきか後退と呼ぶべきか分からないけれど、私たちは皆それぞれに少しずつ変わっていっているのだと思う。
でも、そんな中にも相変わらずな部分の多い私たち。それが、安心する。
幸せであれ、と心底そう思う。私はこんなだから、心を許している証に笑ってキツイことを言ったりもするけれどね。
たとえ他の誰かが傷ついたり不幸になったとしても、結局のところ、私は貴女たちが幸せであれば、それでいいよ。


2007年12月07日(金) イタリアンで忘年会

初めて行ったイタリアンのお店で、仲間内の食事会だった。
何と4,5時間も居座り、「あのー、そろそろ閉店なのですが……」と言われる始末。
仕事や映画の話など、よく喋った。そして、またもや「桜井さんは意外と言うこと厳しいね」と言われる始末……あぅ〜。
5人のうち3人は車で1人はお酒が飲めない、私も翌日に忘年会を控えていたこともあって今回はアルコールなし。じっくりいろんなことを話すには、ノンアルコールがちょうど良かったのかもしれない。

メニュー↓
・カニとアボカドのタルタル
・ローストビーフのブルーベリーソースがけ
・マルゲリータ
・牡蠣とブロッコリーのクリームソーススパゲッティ
・揚げ茄子入りスパゲッティボロネーゼ
・柚子のシフォンケーキ
・コーヒー、紅茶

ある程度の人数で行くと、数種類のメニューを少しずつ食べられるのが嬉しい。ピザが売りのお店だけあって、生地自体がおいしく、トマトやチーズの全くついていない端っこの部分だけでも十分いける。
クリームソースのパスタは好んで頼む方ではなかったけれど、あの牡蠣とブロッコリーのパスタは程よいコクだった。クリーム系のパスタを「もう一度食べたい」と思うなんて、珍しい。それとも、単に食わず嫌いだっただけで、本当は結構好きなのかしら。濃い乳製品の味が苦手なので、パスタも敬遠していたのだけど。
例えばマンダリンのクレームブリュレとかアップルパイ風リンゴの包み焼きとかバナナと胡桃のケーキとか、魅力的なデザートがほかにもたくさんあって、一通り試したくなる誘惑をぐっと抑え込んだ。
店内の真ん中には黒いグランドピアノが置いてあり、ときどき、邪魔にならない程度にその音色が聞こえた。残念ながら、私の位置から弾き手の姿は見えなかったけれど。
テラスには、曲線で作られた洒落た形のテーブル。夏なら、あの赤いテーブルで、夜風に吹かれながらピザをつまむのも良いかもしれない。

人と出会って話をして、その人を知っていったり、今まで知らなかった世界を彼らに教えてもらう過程は本当に楽しい。男とか女とか年齢が関係なくなる瞬間があるなら、なおさら。
日々いろいろなことがあるけれど、良い仲間に囲まれている私は幸せ者だ。


2007年12月03日(月) お子ちゃま顔で

あー、日記を怠っているうちに、気がつきゃ師走だ……。

先週は、

火曜日→お腹が痛くて目が覚める
水曜日→隣人がうるさくて目が覚める
木曜日→心配事があって目が覚める

とまぁ、こんな感じだった。起きるべき時間の30分前に目が覚めると頭に来るよねぇ、まったく。1時間くらい前ならいいんだけど。

昨日は1日かけて本を整理した。
で、整理の合間にブックオフと本屋へ出掛けたら、なんと道端で偶然、小学校1,2年のときの担任に会った。
近所だからと油断して、気合いの入っていないスッピン顔で歩いておりました、ワタクシ。
先生とは十数年ぶりに会ったのに、こんな顔で会ってしまって「ちっとも成長してないなぁ」と思われていたらどうしよう。
先生はうちの母と同い年だけど、昔とあまり変わっていなくてまだまだ若かった。


桜井弓月 |TwitterFacebook


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© 2005 Sakurai Yuzuki