【保存版】光玉の勲章はインチキ勲章
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2001年03月31日(土) (fake 003 セント・デニス・ザンテ勲章の真実)

ント・デニス・ザンテ勲章の真実

教団内の事実



物証1 セント・デニス・ザンテ勲章

1.教団公式肖像写真で光玉氏は「セント・デニス・ザンテ勲章」を付けている。
2.月始祭、大祭では教団旗・教え主旗とともに、巨大な勲章の刺繍をあしらった紫紺の「セント・デニス・ザンテ勲章旗」が飾られる。
3.この肖像写真は崇教の道場では6月23日(光玉氏の命日)2月27日(光玉氏の誕生日)において各道場に掲示され、組み手は参拝をする。
4.教団出版物にもこの肖像写真と「セント・デニス・ザンテ勲章」の説明がある。
5.光玉氏の墓である「光神殿」に設置された碑に、氏の紹介文として勲章を受章した事実を記載している。
6.光玉氏の別荘である「熱海陽霊元み魂座」という建物の外壁には巨大な「セント・デニス・ザンテ勲章」の模型が飾られている。
7.教団が岐阜県高山市内に建設した、岐阜県教育委員会指定の登録博物館である「博物館・美術館複合型ミュージアム・光記念館」1F-第3顕彰記念室に、光玉氏の受章した「セント・デニス・ザンテ勲章」の実物が展示されている。
http://www.hikarukinenkan.or.jp/
8.勲章の聖デニスはキリスト教の聖人の様式で描かれている(書証2 大聖主)。

教団の説明

書証1 毎日グラフ別冊 崇教真光

セント・デニス・ザンテ勲章

救い主様が昭和47年に、国際アメリカン学術協会
から、ナイトコマンダー称号とともに贈られた。聖者イエスの存命中に制定された勲章世界的功労者に贈られる。日本の宗教界では救い主様がはじめて

「毎日グラフ別冊 崇教真光」P36
編集長 沢畠 毅
昭和六一年三月二〇日発行 発行所 毎日新聞社
(熱海陽霊元み魂座の建物に取り付けられた勲章の巨大な模型の写真に添えられた文章である)

書証2 大聖主 岡田光玉師

セント・デニス・ザンテ勲章

国際アメリカン学術協会は、一九〇一年にワシントンに設立された。本部はニューヨークにある。協会の事業は、人類社会に貢献した世界各国の功績ある人に、アカデミー賞またはナイト勲章をおくる。
もとは、西暦三十四年に、ギリシャのザンデ島で、功績者にナイト(騎士)の称号を贈ったことから始まったもので、アメリカ合衆国がそれを継承した。これまでに、ルーズベルト、トルーマン、アイゼンハワー、ケネディなどアメリカの大統領、ギリシャのピーター殿下、ヨルダン王、スペルマン枢機卿、ノーベル賞のシュバイツァー博士など、世界第一級の功績者に贈られた権威ある称号ならびに勲章である。アカデミー賞の受賞者は日本にもあるが、ナイト賞がわが国の宗教界で贈られたのは、岡田光玉師がはじめてである。
勲章は、中央に聖デニスの肖像があり、それを「ザンテ聖デニス騎士団」というギリシャ文字が囲んでいる。この円形を中心にして、銀の白十字がひろがり、その先端についている銀の球は、騎士道精神の八つの徳目である勇気、節制、正義、信仰、愛、希望、慈善、慎みを表している。裏面には、「信仰・勇気」の文字が浮き彫りになっている。

「大聖主 岡田光玉師」P203-204
監修 救い主様伝記編纂委員会 
昭和五十八年六月ニ十三日初版発行 (株)L・H陽光出版
この書証2は、「叙勲」という題名で光記念館の掲示文として書証4と共に、第3顕彰記念室内に掲示されているものと全く同じ文章である。

書証3 現代のこころ 崇教真光

 ナイト・コマンダーの称号と、セント・デニス・ザンテ勲章が、岡田光玉師に贈られた。
 国際アメリカン学術学会人類の幸福と、文明ならびに世界平和への貢献を称えたのである。
 その、叙勲式と祝賀披露宴が、東京ヒルトンホテルで催された。昭和四十七年二月十七日のことである。
 政・官・財界はじめ、各国大使、宗教、評論、医学、芸能界などの代表者が、一千名出席した。
 ブラームスの「式典序曲」が流れる。花束が次々に捧げられる。
 発起人総代に、外務大臣福田赳夫氏(後年総理大臣)が祝辞を述べる。

崇教真光と私 勲章  執筆者 柴田剱太郎
現代のこころ 崇教真光 P148
責任編集 中部大学教授 畑中幸子 編集協力 崇教真光本部
1987年11月15日 初版発行 学習研究社

書証4 光記念館 掲示文(第3顕彰記念室)

「セント・デニス・ザンテ勲章解説文」日本語訳

「セント・デニス・ザンテの守護と助けにより、且つ全評議会の推薦に従い、岡田光玉師の極めて高い徳、ひときわ優れた功績を称え、師の信仰と勇気に対し十字軍勲章を賦与する。この事実を証明し、尚且つ師が勲章を佩用し、その位階の称号を使用する資格を賦与する為本賞状に本団体の大統領の連署をあわせて署名する。」

この下に学位(らしきもの)のついた2名のサインが入る。

THE INTERNATIONAL AMERICAN INSTITUTE
ワシントンDCまでは書いてあるが、何通りの何番地までは書いてない。

以上が、高山の光記念館にセント・デニス・ザンテ勲章とともに「大聖主」に書いてある教団の解説文と同じ「叙勲」という文書とともに、日本語で掲示されている文書である。英文の展示物は「賞状(光玉の名と授与日のみが英文タイプで打たれている)」と「セント・デニス・ザンテ勲章解説文」の二つあり、どちらもワシントンDCまでは書いてあるが、何通りの何番地までは書いてない。

書証5 光記念館 掲示文(第2顕彰記念室)

岡田光玉師年譜(師の歩み)

昭和46年12月29日
世界的な文化栄誉であるナイトコマンダー称号とセント・デニス・ザンテ勲章を国際アメリカン学術協会より戴かれる。

昭和47年2月17日
叙勲式典(東京ヒルトンホテル)と祝賀披露宴が盛大に開催される。

書証6 み役者の手引き 部外秘

[6]お導きの仕方
(1)話をする時の注意
「4」相手に自分を信用していただくことが大事です。
 自分が有名会社や人の信用を得る仕事をしている場合は、それを相手に伝えます。教団のことも同じで、例えば、ナイト・コマンダーを救い主様がいただかれたこと、また世界総本山御建立や陽光文明国際会議開催のことなどは有力な信用になります。

崇教真光 み役者の手引き 部外秘 P198
編集 崇教真光
平成7年7月7日 初版発行

(保存版作者、○付き数字を「」付きに変更)


2001年03月30日(金) (fake 004 セント・デニス・ザンテ勲章の真実)

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検証1(教団の説明する勲章の来歴について)

検証2(教団の説明する勲章の名誉について)

検証3(教団の主張する受章理由について)

検証4(受章者の社会的評価について)

まとめ


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検証1(教団の説明する勲章の来歴について)

書証1において教団は物証1、セント・デニス・ザンテ勲章を
「聖者イエスの存命中に制定された勲章」であると説明しており、
書証2においては
「西暦三十四年に、ギリシャのザンデ島で、功績者にナイト(騎士)の称号を贈ったことから始まったもの」と説明しています。

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では、物証1の勲章が教団の主張するような来歴を持つものであるか検証します。

西暦三十四年にイエスが生きていたかどうか(AD30年前後没)は別として、当時キリスト教は邪教でありイエスは犯罪者でした。イエスとともに殉教した使徒にもデニスなる人物は存在しませんでした。そんな時代に聖人の名を冠する勲章が制定されているとは考えられません。キリスト教が認められていない以上キリスト教の聖人が出現する筈がないからです。

また、聖人とは「カトリックや東方正教会において、殉教者や特に信仰にすぐれた信徒で教皇により列聖されたもの(広辞苑 第五版)」をいい、ローマ法王によって列聖され聖人の序列に加えられるものです。ローマ法王庁の成立年代は西暦349年にヴァチカンの丘の上に聖ピエトロ聖堂が建設された時から始まっており、西暦34年には聖人の列聖をするローマ法王庁すら存在していませんでした。

また、世界初の勲章は
豆知識その81
世界初の勲章は、1219年デンマークで制定された「ダネブログ勲章」である。
http://www.d3.dion.ne.jp/~kchatani/mametisiki.htm
豆知泉 No.0828
☆世界初の勲章は、1219年デンマークで制定された「ダネブログ勲章」。
http://www13.big.or.jp/~msk/mametisen/mame0083.html

勲章はゲルマン人の大移動が終わって中世(5世紀以降)になってからの話。その後ゲルマン人がヨーロッパ全域に王国を興し絶対王制が確立してから国王が与えたものです。従って、デンマークの勲章が最古のものであることは、ヨーロッパで最も古い王朝がデンマーク王家であることと符合します。
従って、歴史的事実として西暦34年には勲章は存在していませんでした。

西暦34年という年号は、光玉氏の生まれた明治34年と教団の立教の年である昭和34年に掛けて、教団が人為的に設定した年号ではないかと思われます。

また、ナイトの称号ですが古代ローマには「騎士階級」というものが共和国時代から有りましたが、これは世襲身分(貴族・騎士・平民)であって、勲位とは無関係のものです。

また、この勲章は、書証2で騎士道精神を表すものとされていますが騎士道精神も中世になってからの話です。

また、ナイトの称号ですがイギリスでは準男爵(サー)と呼ばれ英国が認めた一代限りの貴族です。最近では、ポール・マッカートニーがサーになりました。爵位は英国王室のように歴史と伝統ある王家によって叙爵されてこそ意味を持つものであり、民間団体の与える爵位など全く意味がありません。

以上の根拠から、教団の主張する物証1の勲章の来歴に関する以上の記述は事実に反するものと思います。


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検証2(教団の説明する勲章の名誉について)

物証1、セント・デニス・ザンテ勲章を教団では、
書証1において
「世界的功労者に贈られる」と説明し
書証2においては
「世界第一級の功績者に贈られた権威ある称号ならびに勲章である」と説明し、
書証5においては
「世界的な文化栄誉」と説明されています。

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では、物証1の勲章はそのような名誉のある勲章なのか検証します。

この点、
The Sovereign Order of the Knights of Saint Dennis of Zante:

Originally founded by the notorious "Count" Pericles Voultsos, this is now apparently run by "H.S.H. Count Thomas JohnTaglianetti". This Order claims among its members former President George Bush, yet another example of how these groups send their award to a prominent individual and then claim him for a member. It is closely associated with a Mr Lowell Barker, who calls himself Bishop Mikhail of the Ukranian Orthodox Church.

セント・デニス・ザンテ勲章(ザンテ・聖デニス・ギリシャ勲章): この勲章は、かの悪名高い(自称?)「伯爵」であるPericles Voultsosによって作られ、現在は,Thomas John Taglianetti (HSH)伯爵によって運営されている。この勲章は、元アメリカ大統領のジョージ・ブッシュ氏もその受賞者の1人だとされているが、この勲章は有名な人物に送りつけられ、受賞者だとされているだけである。この勲章は、ウクライナの正統派教会の司教であると自称しているLowell Barker氏と深い関係がある。

http://www.chivalricorders.org/orders/self-styled/slfstlod.htm

また、
The Italian Ministry of Foreign Affairs issued in 1953 a long but not exhaustive list of such illegitimate orders. This list is apparently updated from time to time. Here it is, copied from an editorial in Hidalguia (no. 177, 1983).
  
  Saint-Denis de Zanthe (ordre souverain grec de)

イタリア外務省は、1953年に、そのような非合法な勲章について、長いけれども完全ではないリストを発行した。このリストは何度も更新されている。ここにあるものは、”Hidalguia”(1983年177号)において編集されたもののコピーである。

→リストの中に、セント・デニス・ザンテ勲章がある。
http://www.chivalricorders.org/orders/self-styled/slfstlod.htm

以上の、真光とは無関係な「偽りの名誉」を告発するサイトに、セルフスタイルドオーダー(自称勲章)として掲載されています。このようなニセ勲章は悪徳商法や詐欺の恰好の道具となる危険があることから「偽りの名誉」として、騙されないように警告するためにリストアップされているのです。

真光の批判HPである「暴かれた真光日本語版」ではこの勲章について、
この勲章は"Self-styled order(セルフスタイルドオーダー:自称勲章)"と呼ばれる私的に作られたものであり、かの悪名高い伯爵である Pericles Voultsos によって1940年代ないし1950年代につくられ、彼によってたくさんばらまかれた。イタリア政府は1953年に信用できない勲章のリストを作り、この勲章もそのリストの中に入っているものの、この勲章は彼の発案によるものであり、本物の勲章を真似たものでもないため、非難されることはなかった。この勲章は個人事業団体が与える勲章であり、本物の騎士道の勲章ではない。このような個人的な勲章をつくるねらいは、有名人に勲章を送りつけてその有名人の名前を会員の中に入れて(その団体の宣伝などに)活用するためである。有名人の多くはその勲章をもらってもありがたいとは思わず、勲章を身につけることもない。私たちは、かかわらないようにしたほうがよいと、アドバイスされた。
http://www.geocities.com/ex_mahikari2001/Insight1.htm
と記述されています。

また、各書証に掲載されている光玉氏に贈ったとされる「国際アメリカン学術協会」についても「暴かれた真光日本語版」は、
アメリカのワシントンにおいて、米国国際アカデミー協会と呼ばれる組織にコンタクトをとってみたところ、この協会はそのような賞など与えておらず、それはつくり話だろうということであった。この協会以外では、米国国際アカデミー協会と呼ばれる組織は今までのところ見当たらない。
と記述されており。

また、書証4の「セント・デニス・ザンテ勲章解説文」日本語訳では、
ワシントンDCまでは書いてあるが、何通りの何番地と書いてない
ということで、これは日本語訳もそうですが英語の原文にも協会の所在地は書いてありませんでした。

以上の根拠から、物証1の勲章は教団の世界的権威ある勲章であるという主張は事実に反するものと思います。


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2001年03月29日(木) (fake 005 セント・デニス・ザンテ勲章の真実)

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検証3(教団の主張する受章理由について)

物証1、セント・デニス・ザンテ勲章を教団では、
書証1において
「世界的功労者に贈られる」と説明し
書証2においては
「人類社会に貢献した世界各国の功績ある人に、アカデミー賞またはナイト勲章をおくる」「世界第一級の功績者に贈られた権威ある称号ならびに勲章である」と説明し
書証3においては
「人類の幸福と、文明ならびに世界平和への貢献を称えた」と説明されています。
さらにこの一文は教団の光玉氏の墓所である「光神殿」の銘文にも明記されています。

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では、物証1の勲章をこのような内容の受章理由によって受章したのか検証します。

書証1、2、3の出版物はそれぞれ毎日新聞社、(株)L・H陽光出版、学習研究社発行と異なっていますが、何れも教団監修によるものであり、(株)L・H陽光出版を経由して各道場や月始祭時に本山で販売されています。

書証4の執筆者である柴田剱太郎氏は教団出版物ではおなじみの人物です。ジャーナリストということですが、現在Googleで検索される出版物は「人間のドラマ−ニュースらうんじ街のものがたり」(株)L・H陽光出版(昭和60年10月10日 1985)が検索されるのみです。

さらに、書証3には「人類の幸福と、文明ならびに世界平和への貢献を称えた」とありますが、その貢献の具体的内容は不明です。
以上のことから、これらの主張する光玉氏の受章理由は教団の公式見解であると思われます。

これに対し、勲章に付随して国際アメリカン学術協会から授与された書証4の「セント・デニス・ザンテ勲章解説文」日本語訳(英文も同じ)では、
「岡田光玉師の極めて高い徳、ひときわ優れた功績を称え、師の信仰と勇気に対し十字軍勲章を賦与する」と書いてあるだけで、受章理由の具体的内容については全く触れておりません。

さらに書証3では、
「その、叙勲式と祝賀披露宴が、東京ヒルトンホテルで催された。昭和四十七年二月十七日のことである。 政・官・財界はじめ、各国大使、宗教、評論、医学、芸能界などの代表者が、一千名出席した。」とありますが、
光玉氏が受章した物証1の勲章の叙勲式の翌日(昭和四十七年二月十八日)の三大全国紙(読売・毎日・朝日)の朝刊・東京本社版の縮刷版にはこの盛大な式典の報道は一行もありませんでした。

以上の根拠から、物証1の勲章の教団の主張する受賞理由については根拠に乏しいものと思います。


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検証4(受章者の社会的評価について)

物証1、セント・デニス・ザンテ勲章を教団では、
書証1において
「世界的功労者に贈られる」と説明し
書証2においては
「これまでに、ルーズベルト、トルーマン、アイゼンハワー、ケネディなどアメリカの大統領、ギリシャのピーター殿下、ヨルダン王、スペルマン枢機卿、ノーベル賞のシュバイツァー博士など、世界第一級の功績者に贈られた権威ある称号ならびに勲章である」と説明しています。

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では、実際物証1と同じ勲章を教団の主張する「世界的功労者」又は「世界第一級の功績者」というに相応しい人物が受章しているのかどうか、検証します。

実は物証1と同じ「セント・デニス・ザンテ勲章」受賞者が日本国内で近年だけでも4名もおられます。これはGoogle検索で「ザンテ・デニス」で検索できます。


1.川口 裕清氏
空気圧を活用した医療健康機器「コンセラン」の発売元社長
2.射手矢 政美氏
カプセル燃料製造剤「ダブル・オー・ニジュウイチ」の発売元社長
3.土屋 義弘氏
骨盤矯正器具「コシラック」発売元の健康せんい製品メーカー社長
インチキ大学として摘発された特許大学から1992年理学博士号を取得
http://khon.tripod.co.jp/daigaku/tokkyo.html
4.永井 竜造氏
トルマリンパワー(マイナスイオン)の学者(?)数々の学位や表彰を受けるが授与大学名や団体名は不明。トルマリン普及の第一人者(?)
全国トルマリン協会会員の店「ユニラック」主宰者(経営者?)

日本におけるセント・デニス・ザンテ勲章受章者

受章年月 受章者名 職業 付属する学位等 授与団体

2000年11月 川口 裕清 株式会社コンセラン代表取締役 予防医学博士号 米国公益法人世界学術研究アカデミー財団会長カシミア・プリンス博士

1999年2月 射手矢 政美 W・O・Sー21CO,ダブル・オー・ニジュウイチ 株式会社 代表取締役 コマンドール章 聖ザンテ・デニス・ギリシャ勲章協会

1997年 土屋 義弘 株式会社ユー代表取締役 ナイトの爵位 不明

1997年 永井 竜造 トルマリンパワーの学者(?)学歴不詳 ユニラック(トルマリン専門店)のページに掲載 名誉哲学博士号 不明

1971年12月29日 岡田 光玉 世界真光文明教団責任役員 手かざしと奇跡を売り物とする宗教団体の救世主でヨニマス大天津神地上代行者 ナイト・コマンダーの称号 国際アメリカン学術協会ワシントンDC 所在地詳細不明

このように、中小企業の社長さんが受章しています。

以上の根拠から、上の例は少なくとも歴代アメリカ大統領などと肩を並べるほどの有名人あるいは功績のあった人物とは到底思われず、「世界的功労者」又は「世界第一級の功績者」が受章するという教団の主張はいささか誇張にすぎるものと思います。

まとめ

以上の検証から、物証1の光玉氏が受章した「セント・デニス・ザンテ勲章」に付随して「国際アメリカン学術協会」から授与された書証3の「セント・デニス・ザンテ勲章解説文」日本語訳(英文も同じ)には、その来歴や権威等について全く記述がありません。

にもかかわらず、「世界第一級の功績者に贈られた権威ある称号ならびに勲章である」と積極的に主張しています。しかしその主張する事実には全く根拠がないものと思います。

さらに、み役者が使用する教団のテキストである書証5のみ役者の手引きでは「ナイト・コマンダーを救い主様がいただかれたこと、また世界総本山御建立や陽光文明国際会議開催のことなどは有力な信用になります。」とお導き(布教)の際に信用を得るための道具として使うことを積極的に推奨しているのです。

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資料集めに協力し、助言してくれた2ch「真光関係者集合」有志の皆さんに感謝します。


ちなみに、アメリカでは「インチキ大学」というものがあって卒業証書や学位が販売されています。

通信制Ph.Dって(;´д`)
http://www.onweb.to/ken9/log/033.htm

(インチキ?)大学一覧
http://khon.tripod.co.jp/daigaku/

ホノルル大学
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m&board=1835548&tid=
c08jaaa1a22bd3x7ognbbn9fa4nbcha4jjfd&sid=1835548&mid=2

特許大学(摘発済)
http://khon.tripod.co.jp/daigaku/tokkyo.html

注:特許大学
……正式名称は「株式会社特許大学」。1980年11月に東京警視庁に摘発されるまでの16年間に、医学博士(500万円)、政経学博士(50万円)等のニセ博士号を乱発していた。

 一種の詐欺であるが、博士号欲しさに金を払った人たちの中には政治家3人、開業医70人、会社社長100人ほどが含まれて居たという……。困ったものだ。

{参考 別冊宝島 334 『トンデモさんの大逆襲』 P88 三井 一郎 宝島社刊}

http://member.nifty.ne.jp/A_Shino/comment-4.html

ここに出てくる大学は実際は学校ではなくただの会社で、卒業証書や学位を販売していたりします。これが、いわゆるブランド詐欺と言われるもので「セント・デニス・ザンテ勲章」もこの手の怪しい代物の一つであると考えられます。オマケとして様々な学位や爵位などを付けていますね。冗談として笑えるならともかく、これらが作り出した偽りの名誉や権威が悪徳商法・詐欺商法・経歴詐称の道具として利用される事が多いことから問題となっているのです。

ちなみに検証4に出てくる「土屋 義弘氏」は上述の「特許大学」から「理学博士号」を取得しています。また彼の著書「ポーリング博士の7つの健康法」 (京都 全国日本学士会 1998-11-10出版)を刊行している、「(社)全日本学士会」という組織は、同じく検証4に出てくる「永井 竜造氏」も正会員で論文を発表しています。

が、詳細不明の組織です。ただの出版社でしょうか?特に一流といわれる学者が論文発表をしているようではないです。何だか権威付けだけをする機関のように思えます。

健康器具とか健康食品の世界って、どうしてこんなに怪しいのでしょうか?
たしかに、手かざしも健康法の一つなんですけどね。

健康本の世界−真光も載ってるよ
http://khon.tripod.co.jp/

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というわけで、岐阜県指定の登録博物館である「光記念館」には怪しい勲章が置いてあり、しかも事実とは違う解説がなされています。
早速、みんなで岐阜県教育委員会に連絡して学術調査をしてもらいましょう。
その場合には、この「光玉の勲章はインチキ勲章」HPを教えてあげると良いでしょう。

岐阜県教育委員会 社会教育文化課
c17768@govt.pref.gifu.jp


2001年03月28日(水) (fake 006 セント・デニス・ザンテ勲章の真実)

その後のインチキ勲章

光記念館の真実(7)――セント・デニス・ザンテ勲章について No: 5678 [返信][削除]

投稿者:崇教インサイダー 03/04/05 Sat 22:22:28
 この勲章について、ブリタニカ百科事典(書籍)で調べてみたが、全く情報は得られなかった。ところが、米国議会図書館のHPでやっと手がかりを得られた。
 http://catalog.loc.gov/cgi-bin/Pwebrecon.cgi?DB=local&PAGE=First
 Keyword 検索で " Dennis of Zante " を入れてみると、以下のような文献がみつかった。料金を出せば、日本にコピーを送ってくれるようだ。

[1] Brief Description: Sovereign Greek Order of St. Dennis of Zante
Historical summary and roster: documented and pictorial.
New York: American Society of the Greek Order of St. Dennis of Zante, 1974. 63p.

[2] Brief Description: Sovereign Greek Order of St. Dennis of Zante.
Brief historical & statutes of the Sovereign Greek Order of St. Dennis of Zante: (Jerusalem 1096-1291, Cyprus 1292-1310, Rhodes 1311-1523, Zante 1524, United States 1953).[s.l.]: Benelux Commandery, 1977. 18p.

[3] Brief Description: Greek Order of Saint Dennis of Zante
The story of the ancient and most exalted Greek Order of Saint Dennis of Zante.
Washington, D.C.: International American Institute, 1958. 58p.

 さて崇教真光ではWashington, D.C. に、お浄め所が開設されている。同所のスタッフが議会図書館で上記文献を調査の上、その内容を光記念館で展示・閲覧できるようにすべきである。また、アメリカの歴代大統領に関する記録は議会図書館で閲覧できるから、ルーズベルト、トルーマン、それにケネディーの勲章受賞の事実を調査の上、やはり光記念館で展示・閲覧すべきである。岐阜県登録博物館ならそれぐらいの事をして当然である。
 また、外務大臣の在任中の行動記録は外務省の外交資料館で閲覧可能な様である。福田赳夫外務大臣が受賞記念式典に出席したことが公式記録に残っているかどうか調べる必要がある。



インチキ勲章続編 No: 3539 [返信][削除]

投稿者:  02/12/27 Fri 19:44:45
ザンテ・聖デニス・ギリシャ勲章を受賞
ヨーロッパ各王室で承認されている。(シュバイツア博士、マザー・テレサ女史も受章)
世界で最初に遠赤外線を応用した治療器を開発したこと、1990年米国N.YにおいてガンやHIV治療のため1年間ボランティア活動を行った功績等により受章。

http://www.sunmedical-net.co.jp/cancer.html


真光によるマインドコントロール

3. Information Control 情報のコントロール

1. Use of deception  
  ごまかし行為がある。

c. Outright lying  
  明白な嘘がある。

岡田氏が国際アメリカン協会から授与されたと言われるセントデニスザンテの勲章については、嘘で塗り固められています。その紋章は真光の旗にも表れ、岡田氏はあらゆる公式な場において、そのメダルを首に掛けていました。このメダルは、信用できない勲章とされているザンテ・聖デニス・ギリシャ勲章のメダルであり、今日においてさえ、二百ドルか三百ドル(アメリカドル)で購入することができます。この団体は、例えばアメリカの大統領であるアイゼンハワー、トルーマン、ケネディなどの著名人にメダルを送りつけることにより、信頼のできる団体であるという評判を得ようとしています。岡田氏は、この勲章のもつ虚偽の名声を利用して自分の地位を高めようとし、逆にこの団体は、「聖なる師」である岡田氏の虚偽の名声を利用して自分たちの信用度を高めようとしたのです。

http://www.geocities.co.jp/SweetHome-Skyblue/8673/mcinmahikari.htm



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