とある町で
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2020年11月23日(月)

お金がない。

今までなんとか踏ん張ってきたけれど
本当にやばいくらい
ない。

仕事を探しているけれど
覚悟はしていたが
この年齢では
希望の仕事はなかなか見つからず。

年内には仕事を見つけたい。
焦るばかり。


お金がないと
気持ちも沈む。
若い友人の結婚のお知らせも
嬉しいけれど
どこか心から喜べず
愕然とする。

前途洋々の若さが
眩しくて
お祝いのメッセージをあげた後
早々に画面を閉じて
ネガティブ感情に流されそうな自分と
向き合うのが精一杯。

もっと喜んであげたいのに。
もっとお祝いの気持ちを...と。
こんなにも弱い人間なのだ、と。
悲しい。


2020年11月15日(日)

娘と仲直りをした。

娘が
孫を連れて
3階に来て
時々声を震わせながら
謝ってきた。

それから少し話し合い
私も謝るべきところは
謝った。

8ヶ月の孫が
時々
「あーい!」と
合いの手を入れるのが
笑える。

表面的には
仲直りをした。

「仲直り」と言っても
完全に元通りというわけではない。

私は内心謝ったと言っても
何に対して謝ったのか?と
しつこく呟く自分がいて
じゃりじゃりした違和感が
残り。
そして
何かが変質したままだ。


多分
私が変質したのだ。

私の中で
娘は娘だった。
孫は
その娘の子供。


もう娘は
一人の
どこか他人で
別の家庭を持つ
人間で。

もう二度と
元の娘には
戻らなくて。


これは
子離れと
言うんだろうか。


3階にはクローゼットがあって
引き出しの奥に
袋がしまってある。

中には

子供たちが小さかった時に
私が手作りした
子供服が少し入っている。

娘と
下の息子のために
子育ての合間に
作ったものだ。
冬用の
小さなコートと
カーディガン。

もしかしたら
孫が着るかもと思い
とっておいたものだ。

でも
もうこれを孫が着ることは決してないと
分かった。

娘は
子供に新品を着せたがる。

その気持ちは分かる。
私も逆の立場なら
20数年前の服など
着せたくないと
思うだろう。

なのに
何故か
捨てられなくて
取っておいた。

それを
可燃ごみの袋に
入れた。


服を捨てる時は
お礼を言いながら捨てる、と
片付け上手の人が言っていたっけ。

ありがとう。
20数年前
子供たちを温めてくれて。
子供たちを守ってくれて。


最後の最後に
少しコケてしまったけれど
私は責任を果たしたのだ。
完璧ではなかったけれど。
過ちもあったけれど。
子供たちは
無事に大きくなり
大人になった。

私の役目は
終わったんだな、と
思った。

私ももう
二度と元の私に
戻ることはない。


2020年11月12日(木)

その後
特に娘との関係に変化はなく
この状態は
このままずっと続くかもしれない。

うちは3階建で
2階がリビングなのだが
娘と孫がいるところに私もいると
どうにも気詰まりで。

孫に関わるなというので
すぐそばにいる孫を無視する形になるのも
孫の人格形成上?よくないように思うので笑
私は3階に引きこもることにした。

考えてみれば
自分の家なのに
なんだかおかしな話なのだが
今はこれしか思いつかない。
リビングにいてもやることはないので
特に差し障りはないから
まあいいか、という感じだ。

3階はあまり使っていなかったのだが
本棚があって
以前読んでいた本が埃をかぶっている。

それを一冊ずつ
読んでいっている。
面白い。
昔、面白いと思った本は
今も面白いし
内容は色褪せない。
人間関係についての考察は
娘との関係に悩んでいる私に温かい。
これで良かったのかもしれない。

異様に孫が可愛くて仕方なく
自分でも何故かわからないくらい猫可愛がりしていたのだが
それはおそらく
孫に
あまり構ってやれなかった娘を
投影していたのかもしれない。
でも孫も娘も
違う人間だ。
私の子育ては
もう取り返しがつかない。
もう
取り返せないのだ。

昔、特に夢中になっていたある作家さんの本が一揃い出てきた。
その方が一気に有名になるきっかけになった本を
今読んでいる。
素晴らしく面白い。

先日登録した人材派遣会社からは
早々にお祈りメールが来たが
それも気にならないほどだ。
57歳。
若い人さえ就職難な昨今
この年齢では厳しい。
が、仕事は選ばなければ
何かはあるはず。
どんな仕事でもやるつもりだ。
なので
もう少し選んでみよう笑。

ここ10数年
ゆっくり本を読むこともない毎日だった。
一人でゆっくりと本に浸る。
思いもかけないタイミングで
そんな時間が得られた。


2020年11月11日(水)

昨夜
娘が風呂に入っている間に
階下で先に寝ていた孫が起きて泣き出した。
まだ生後8ヶ月
2〜3時間おきに泣くのだ。

激しく泣くので、
降りて行って
抱き上げた。
娘が慌てて風呂を切り上げ
こちらに来る気配がする。

その僅かな時間
時間にして15秒くらいだろうか。
泣き止んだ孫の温かい小さな体を抱きしめて
この子を抱けるのは
これが最後かもしれないと思った。

子供に触らないで、とでも言うように
娘が
その子を置いて、と
言う。

置いて
上に上がった。

それ以来
一度も抱いていない。

意外だったのは
どんなに寂しいかと思いきや
そうでもなかったことだ。

もうどこか他人の
可愛い赤ん坊、と思うことにしようと
思ったら
そうできそうなほどだ。

私はおかしいんだろうか。
感情が冷たいのか
それとも
一時的に何も感じなくなっているのか?

抱きしめた孫の柔らかい温かい感触は
まだ腕に残っている。

これも
じきに忘れるのだろうか?
とくにこたえない。
ただ
感触が残っているだけだ。
強いて言えば
僅かな鈍い疼き。
バッドエンドの映画を見た後のような。
悲しい最後の小説を読んだ後のような。

何もかも
なくなっていく。
移ろって。
何一つ
以前のままのものはない。

私も
いつか消えて無くなる。

そうなれば
もう娘のことも
孫のことも
考えなくて済む。


2020年11月10日(火)

これを書いているのは
1日前の9日。

10日は私の誕生日だ。

そのお祝いを少し早いが
7日に家族で集まってしてもらったばかりだ。

心尽くしのプレゼントももらい
とても嬉しかったのに
その翌日、つまり昨日
ちょっとした行き違いから
娘と争いになってしまうとは。


私は自分の思いを
言葉にするのが苦手だ。
感じたことを
細かく描写することができない。
私の「言葉」は絵だ。
私は絵を描いて
自分の思いを表す人間。

今まで
家族に限らず
他人との付き合いでも
何か理不尽なことを言われても言葉にできず
思いを飲み込んできた。
その場ですぐにうまく言い返す、ということが
私にはできない。
後から
ああ言えば良かったこう言えば良かったと
うじうじ考えたりしている。

昨日は
私のミスで
家事の行き違いが生じてしまった。
それを娘になじられた。
なじられた、と感じた。

もちろんすぐに謝罪はしたが
一旦無視され
重ねて謝罪すると「ああ」と。



娘の下に障害を持つ息子がおり
人は良いが子育てにはあまり関心のない主人のもとで
孤軍奮闘して何とか
まだ時々手を貸す必要があるものの
自立して生活できるところまで息子を育てた。

その分
娘にはあまり手をかけてやれなかった。
そのせいか
娘は主人にべったりで
いつも私には手厳しい。

娘は昨年結婚し
今年孫が産まれた。
切迫流産になった彼女の世話をするため
私は長年やりたくてやっと手に入れた仕事を
一年で辞めた。
そしてコロナが来て
本来は1ヶ月で自宅に戻るべきところを
いまだにうちにいることになった。
来月
娘一家は新しい家に引っ越す。
うちの近所だ。

娘一家は
共働きの予定で
孫の世話に私の手を借りたいのは見え見えだ。

今思えば
この辺りから
少々雲行きは怪しくなっていた。

過去に積もり積もったものがある関係のまま
同居を始めるというのは
やはりリスクを抱えていたのだろう。



今日は
自分の思いを言葉にして
娘に言った。

娘は
私より口が達者だ。
そしてどちらかと言うと
他罰的な人間だ。
あれこれ
言い返してきたが
今回は私も一つ一つ言い返した。
すると
過去のことも持ち出してきた。
関係ないやん。
それはもう終わったことだ、と言い返した。
終わったことだし、これからどうするかも決めたはずだ、と。

以下
昨日の日付に書いた通り。


娘は傷ついているだろうか。
傷ついているなら
傷つけたくはなかった。
今まで小さい諍いの種がちょこちょこあったが
その度に黙ってきたのも
娘を傷つけたくなかったからだ。
今まであまり手をかけてやれなかった
負い目もある。

だが今回
私は傷ついたので
言い返した。
私の味わった痛みを
私が自分で修復するために。


これで良かったんだろうか。
思ったほどすっきりはしていない
自分がいる。
もっと良い解決方法があったんだろうか。

娘は結構ねちっこい性格なので
また何か言ってくるかもしれない。
そんなことを考えるのも
辛い。

短期間とはいえ
同居をするべきではなかった。

今はこのまま後1ヶ月
大人の努力をするしかない。
私はこの方針で行く。


2020年11月09日(月)

今朝は娘に
きっぱり言いました。

娘は出て行くと言いました。

出て行けと言いました。
が、それは孫のことを考えると
ベストな方法ではないと言いました。
また、諸事情により現実的ではないとも言いました。
なので、このまま
良い距離を保ちながら過ごそうということになりました。

あと1ヶ月は
このままの状態が続きます。
お互い努力が必要です。
私は孫のために
努力をするつもりです。

これで良かったのか
私には分かりません。
その時ベストだと思うことをするしかありません。


自分の考えを言わず
黙っていれば
なあなあで過ぎていったでしょう。

でもはっきり言って良かったと思います。
自分のために。


同居は無理ですね。
可能であれば
避けた方がいいんじゃないかと思います。。

同居でうまくやってるご家庭ってあるんでしょうか?
あればお互い相当できた方達なのでしょうね。

私は無理だということが
今回分かりました。

頭痛がひどいので
あと半日ゆっくり休みます。
9ヶ月ぶりでしょうか?
こんな時間にベッドにいるのは笑


2020年11月08日(日)

いやはや

疲れ果てた。

限界です。
娘との同居。

実の娘とでも難しいのだから
姑となんて
絶対無理でしょう。

もう
ぷつりと糸が切れました。
もうこのまま
消えたなくなりたいです。

こんな時
旦那は知らん顔なんですよね。
昔からずっとそうです。
何か起こっても
何もしないのが得意技。
今回も見て見ぬふり。

いつも私一人で
バタバタしてきました。
もうあてにはできない人なので。


今まで我慢してきた分
爆発するのが世の常ですよね。
もう出て行けと言いたい。
怒鳴ってやりたい。
計算高い娘に
何もかもあてにするなと。




まぁ
子育てって
そんなものですよね。
産み落とした瞬間から
他人ですよね。

消えない憎悪。
恐ろしい。


久美

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