竜也語り

2004年12月31日(金) よいお年を!

2004年も今日で幕を閉じる。今年の一年を漢字一文字で表すと「災」というものになったらしいが本当に災いの多い一年であった。天災により多くの命が奪われ、“年忘れ”などと陽気に言う気にもなれない。
今年の私の一年を漢字で表すと「滞」。文字通り停滞してしまった一年であった。自身の目標達成の手段である勉学の方が一番停滞してしまった。後半少し盛り返したが、まだまだだ。山の中腹で同じ所をウロウロしているような状態が続いている。一度切れかけた自分の気持ちをもう一度高めていくことの難しさ…それを思い知らされた一年であった。
そんな中でも新しいことを始めた。自分のHP(とは言っても日記だけだが)を立ち上げた。途中様々な迷いが生じたが、これは文章を書くいい練習となったことだけは確かだ。後半色々と形態を変えてしまったが、とりあえず私の竜也日記はこの形で暫くは落ち着きそうだ。

さて竜也くんのこと。竜也ファンにとってはこんな幸福な一年はなかっただろう。大河の「新選組!」で一年間ずっと竜也くんを拝めることができ、おまけにその間に映画、スペシャルドラマ、テレビ色々、舞台…と。竜也くん本人にとっても私たちファンにとっても、こんな充実した年はなかったと思う。毎年悩まされる「竜也禁断症状」もさすがに今年は発症しなかった(笑)。こんな年はもう暫くはないだろうなぁ…。来年もどうか竜也くんには健康で私達ファンに喜びを与えてもらいたい。

来年はどんな一年になるだろうか…?よい年になるのも悲惨な年になるのも…結局自分次第だ。来年もたんたんと自分のやるべきことをやっていこう。決してでしゃばらず奢らず、そしてくさらず。
よいお年を!



2004年12月30日(木) 舞台「ロミオとジュリエット」東京公演12月26日

◎1階A列20番台

もう東京公演も楽日を迎えてしまったというのに今頃書いている…。最近忙しかったからねぇ。この日は私の東京公演観劇楽日となった。竜也くんも他の出演者達も少しずつ演技に変化をつけていた。まず前半のロミオの弾けぶり。この日は少し大袈裟になってきて、私個人としては東京公演中日ぐらいの弾けようが良かった…かな。ジュリエットとの密着度は強くなってきた。私の目をひいたシーンは、教会で二人だけの結婚式を挙げるシーンだ。神父を無視(?)してぴったりくっ付いてなかなか離れない二人は面白さも増してgoodだった。後半は目立った変化は特になかったように思える。まぁ今回の舞台は竜也ファンにとっては「新しい竜也くん」という点においては前半がある意味見ものであるので、これでいいかな、とも思っている。
「新しい竜也くん」と言えば、今回の舞台で現時点で印象に残っているもの。バルコニーのシーンもそうなのだが、私はそれより初めてロミオがジュリエットに出会う舞踏会のダンスシーンだ。ジュリエットと手を取り踊る順番がやっとやって来たロミオ。二人でダンスをしながらキスシーンの場面に移動する時のジュリエットを見つめるロミオの嬉しそうな笑顔。このロミオの表情が一番印象に残っている。ただただジュリエットに一目惚れしてしまったその喜びに浸っている無邪気な笑顔。それは全く自分だけの喜びであり満足であり、この時点ではジュリエットの気持ちなんか考えていないのだ。私もそうだが、恋の始まりはただ自分が異性を好きになるという快楽が優先してしまい、相手の気持ちなど考えているようで実は考えていない。あのシーンのロミオの笑顔がそれだと思う。あの笑顔は幼児が自分の単純な欲求を満たされた時のそれであり、竜也くんのあんな表情は芝居中でも初めて見せるものだと思う。恐らくこれが最後かも…?
ところで私は以前のHPの日記で初日の杏ちゃんの演技をべた褒めした。オフィーリアの頃より良かったと本当に思ったからだ。あんなことを書いて今更こんなことを言うのはバツが悪いと思ったので、初日以来杏ちゃんのことについては触れていなかったのだが、実は3回目の観劇の時点で既に杏ちゃんのジュリエットに飽きてしまっていた(汗)。少しうんざり気味になってしまい、飽きてしまう演技というものがあるのだなぁ…と感じていたのだが、26日は(この日は5回目の観劇)それが少し感じられなくなっていた。だんだん余裕が出て来たのだろうか。

この作品はシェークスピアの有名な悲劇なのは今更言うまでもないが、私は愛し合う二人が結ばれなかった結末よりも、ジュリエットの健気な勇気が結果的に踏みにじられた形になってしまったことが哀しくてしょうがない。何の打算も悪意もない純粋な恋を貫くために勇気を振り絞って行動に移した。でも駄目だった。やはり勇気は報われるものであって欲しかったよ私は。
そしてこの舞台で露わになったのは大人達の愚かさだ。何で両家が憎み合っているのか…その理由は描かれていないので判らないが、いつまでも自分達のくだらない憎しみを引きずっている間に一番大切なものを失ってしまった。若い二人はそんな意味のない憎しみなど“他者を愛する”という人間の一番基本的で大切な本質でいとも簡単に乗り越えてしまった。最後に神父が天の配剤などといかにも人間の力ではどうにもならない力が働いたようなことを言っているが、そんなことはない。物事の結果にはそれに見合った原因があるもので、この二人のある意味無駄死には意味のない大人達の争いがその起因だと思う。いつの時代も馬鹿な大人達の犠牲になるのは子供達だ。「どっちの家もくたばりやがれ」マキューシオのこの台詞が印象的だった。

さて私の次の観劇は2月の新潟公演の予定だ。それまでこの舞台はどんな進化を遂げているだろう。楽しみだ。無事に観劇に行けることを願って。



2004年12月28日(火) 御用納め

今日は会社の御用納め。今年も兎に角大した事故もなく無事に終わった。上司に感謝。同僚達に感謝。
御用納めの日だと言うのに今年もぎりぎりまで仕事をし、おまけに残業までこなした。どうしてこう余裕がないんだろうねぇ…。年々この慌しさがエスカレートしてくきているような気がする。来年こそは年末の仕事は前倒しに取り掛からねければな。…と毎年言っている…。

ところで昨日は会社の忘年会だった。○○プリンスホテルの「ニューハーフショー」。以前も2次会だが3次会でおかまバーに行ったことがあるが、うちの連中ってああ言うのが好きだよな。まぁ私も嫌いではないが。しかし、こんなことをしなければ盛り上がらない忘年会なら無理してやらなくても…(汗)。
いつものことながら彼女達は綺麗だった。昨日はショーだったのでダンスが殆んどだったのだが、まぁ身体の柔らかいこと!しなやかな手足の動きは女の私でもああはいかないよ。数々のダンスの中で殆んどストリップなみの露出で踊っている時があったのだが、たまたまそのダンスの時メインのおかまちゃんが私たちの目の前に来てくれた。身体をくねくねさせて、ちょうど座っている私の目の位置に彼女の股間がゆらゆら揺れていた…。もちろんあそこは手術をして取ってしまっているのだが、あんなにきれいに取れるのね。傷跡なんか全然残っていず、全く女のそれだった。ああ言った手術の技術の高さに感心してしまった。隣の男子同僚は色めきたってその股間を凝視していたが、私は冷静にこんなことをチェックしていたのさぁ〜。



2004年12月25日(土) 私の竜也物語・プロローグ〜ある雑誌記事〜

私の竜也ファン歴も来年の3月で5年目に突入する。「竜也語り」の最初は、私の竜也ファン歴を書いてみようかと思う。ただ、竜也くんのことは非常に根が深いので、何回かに分けて書きたいと思う。

私は彼を実際にこの眼で見る前に、どうも「藤原竜也」と言う名前を何かの雑誌で見ていたようだった。この事は後になって「身毒丸・ファイナル」のプログラムを読んで初めて気が付いた。そのプログラムに、かつて私が読んだその記事の抜粋が載っていたからだ。「あっ、この記事!」と、感慨深く驚いた。
蜷川幸雄さん演出の「身毒丸」の初演は、1995年(だったと思う)武田真治さんが演じている。なぜ武田さんが降板したのか、本当の理由は分らないが、1997年のロンドン公演には出演しなかった。その後釜をオーディションで選ぶことになり、そこで選ばれたのが竜也くんである。その記事にはそこら辺りのことが書かれていた。「演劇経験の全く無い14歳の少年が選ばれた。彼はそこにいた大人達全員を自分の味方につけてしまったのだ・・中略・・何よりもこの少年が一番演技が上手かったからだ。」おおよそこんなような事が書いてあったと思う。そして最後に「藤原竜也、皆さんこの名前、ちょっと覚えておいて下さい。」と結ばれていたと思う。
もちろんその時は、その少年の名前を覚えておく気など更々なかったので、竜也くんの名前は忘却の彼方へ飛んで行った。ただ、その記事を読んだ時「本当かなぁ?」と、うろんな思いを抱いたのを覚えている。そのオーディションを主催した芸能プロダクションに対し、私は「アイドル製造会社」という認識しか持っていなかったからだ。だからきっとこの少年も、演技が上手いとかそう言う問題ではなくて、多分にその持っている雰囲気(アイドルになれる素質)を買われて選ばれたに違いない、と思い込んでいた。しかし後に私は、この「偏見を持つ」と言うことの危険性を、大いに思い知らされることになる…。



2004年12月24日(金) クリスマスカード

昨日竜也くんのFCからクリスマスカードが届いた。おへそが見えるちょっとだけセクシーショット。顔は少し照れ笑いか?恐らく北海道ツアーで写した写真だろう。これで何枚目のクリスマスカードになっただろうか。まだまだためるぞ。


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サンタクロースさんへ

わたしに10だいのころのたいりょくをください。
しわやたるみをのばしてくださいとはいいません。がまんします。
だからあのころのたいりょくをわたしにください。
あのつかれないわたしをもういちど…



2004年12月12日(日) 舞台「ロミオとジュリエット」東京公演12月11日

昨日は昼・夜公演両方観た。結局チケットを交換してもらえる人が見つからず、急遽予定外の観劇を追加した。昼公演がそれだ。1階席の一番後ろのチケットを入手したのだが思ったよりも段差がなく、2階席でもよかったかなと思ったくらいだ。舞台に映す照明の模様が綺麗だった。そうよそうよ、これが観たかったのよ。特にステンドグラスを表現したものが私の一番のお気に入りだ。

さて昼公演。ロミオが登場するシーン。左側の客席通路を通りながらの登場となるのだが、それを知っていたので、そのシーンが近づくにつれ、私は馬鹿なので自分の後の扉ばかり気にしていた。最大限に自分の目玉を左側に転がし扉をちらちらと見ていたが、入って来た入って来たロミオが。この時点ではまだ照明も当たらず殆んどの人がその存在に気付いてないと思うが、もうロミオは扉を開けた時から俯いて…既に恋に悩んでいるロミオなのだ。これには私は少し感動した。もしかしたら扉の向こうで待機している時から俯いて待っているのかも知れない…。
そして2度目の客席登場シーン。これは神父に自分のジュリエットに対する恋心を語るシーンだ。これもチェックしようと目論んでいたのだが、舞台上の神父役の瑳川さんのまろやかな声に聞き惚れすっかりそちらの方に見入ってしまった。「おはようございます!」後方からいきなりロミオの声が耳に飛び込み、それが余りにも大きな声だったので飛び上がりそうになっちまった…(汗)。心臓に悪いよ…竜也くん…。

初日から1週間経ったわけだが、前半のロミオの弾けぶりが増していた。「恋の手引きで」「幸せだ」この台詞を言う時のロミオの舞い上がりぶりは最高(笑)。声は上ずり甲高く、そうなのだ、恋の始まりの喜びはあんなにも人間を滑稽にしてしまう。自分だって恋の始まりの狂喜乱舞する姿など他人から見ればどんな風に思われているかわかったもんじゃない(汗)。ロミオの弾けぶりが増したこと…竜也くんが少しずつ自信を持ってきた現われなのではないかと感じた。観客がウケるのでそれを感じるのだろう。初日はやはり少し不安だよね。

話は前後するが、ロミオとジュリエットの舞踏会のキスシーン。ロミオは目を開けながらキスをしていた。これに何故かまた感動。何だがわからないが感動したのだ。「もうあんなことは自分にはないだろうなぁ…」という郷愁か羨望か…。やはりあれは「竜也版ロミジュリ」の名場面の1つなのではないでしょうか。しかしあのキスシーン、皆さん微妙に頭が動くんですよね(笑)。舞台から降りてしまうので席によっては少し見えづらいのかも…。う〜ん…秘密の2人のキスという感じがよくでていると思うのだが、全ての人に観えるようにあれはやはり舞台上で演ってもらいたいかも…。

昨日の観劇で思ったこと。何となく役者の皆さん、早口ぎみではないですか?私は原作を読んでいるので何を言っているのか把握出来るが、そうでない人達には聞き取れない部分もあるのではないだろうか。1つの台詞が長いものもあるのでどうしても一気に喋ろうとしてしまうのかも知れない…。

★今回のロミオチェ〜ック★
・夜公演の終盤、思いっきり噛んでいた。珍しいこともあるもんだと思った…。
・ロミオのこの弾けぶり。どこまで進化していくのだろうか。期待大。




2004年12月05日(日) 舞台「ロミオとジュリエット」初日

最初に、ネタバレがあるかも知れませんのでお気を付け下さい。て言うか、これからもこれより前も、この日記は全てネタバレありです…。

初日、観てきた。まぁ成功に終わったと思う。観劇した皆さん色々感じたことはあるでしょうが、私が初日を観て一番強く感じたこと…それは…杏ちゃんの方が光ってたーっ!!杏ちゃんのジュリエットが一番印象に残っている。杏ちゃんの舞台はこれまで「奇跡の人」と「ハムレット」の2つしか観ていないのだが、私は杏ちゃんの台詞まわしよりその表情の演技の方が好きだ。特に今回のジュリエットが神父に貰った毒を服する時の独演は素晴らしかった。不安、恐怖、疑念…でもそれよりも強い恋する女性の強さと希望…様々な感情を愛らしさを失わず演じきり、目が釘付けになった。まだ若いのにと…期待していなかったわけではないが、それでも少し驚いた。
竜也くんは、今回はロミオ1人が突っ走るのではなくジュリエットの共同作業で、と話していた。決してジュリエットに喰われているわけではないが、ロミオくん、もう少し突っ走ってもいいような…。あくまでもこれは私個人が感じたことです。

とは言っても、もちろん竜也くんもよかった。特に前半、本当に新しい竜也くんを見せてくれた。それは「オイル」とはまた一味違ったものだったと思う。有名なバルコニーのシーンも見もの。すっかり恋に舞い上がり、顔をくしゃくしゃにして悶えちゃってるロミオは可愛らしくてアホっぽくて(←もちろんいい意味でよん)、その姿が滑稽で、思わず笑ってしまった。このシーンは自然に観客の笑いをとれたのではないだろうか。「オイル」で苦戦した笑い。今回はこれを1つ乗り越えたように思える。これは三谷さんと一緒に仕事をした経験が大きいのかな…?
打って変わって後半は、いつもの竜也くんのお得意なところも見せてくれる。でもこのシーンは後半だったけな(?)、ティボルトを殺してしまい神父の所に助けを求め逃げ込んでいるシーン。神父が賢明に諭しても聞く耳持たず、駄々子のように「えっ…えっ…」と泣いているロミオ…。顔にかかる髪の毛の隙間からちらっと見えるロミオの泣き顔は…これ可愛いよ♪神父が台詞を喋っている間、このロミオの泣き顔ばかり見ていた私…(汗)。後は絶命の時のロミオ。まぁ「エレファントマン」ほどではないが、私にはこれもツボ。

少し気になったことがある。初日なのに思ったよりカーテンコールの温度が低かったこと。もちろんスタオべもあったのだが、「ハムレット」ほどの盛り上がりはなかった。杏ちゃんの表情はいい笑顔だった。竜也くんも笑ってはいるんですよ。でもそれが「ハムレット」の時のような弾けたものではなく…。もしかしたら竜也くん自身は、まだまだと思っているのかも知れない。
これから何度か観劇予定なので、詳しい感想は追々書いていこうと思う。竜也くんの舞台の1回目の感想なんてこんなもの…。観ているようで観ていないのだ、こちらも(汗)。舞い上がっているからね〜。

★今日のロミオチェ〜ック★
・衣装の黒のコート。ス・テ・キ♪
・汗ダラダラ、涙ポロポロ、ついでによだれもボタッ。



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