まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2008年12月29日(月) 夢をかなえるために「夢を書く」…書いてみませんか?

《年末年始お休みのお知らせ》 

今年一年、ありがとうございました。 
たくさんのメールもいただき、
とても力になりました。
本当に、ありがとうございました。

来年も、ぼちぼち頑張っていきますので、
どぞ、よろしくお願いします。

明日〜1月12日まで、
ロング〜なお休みをとります。
この間にも、ウォーキング〜をして、
道ばたの発見物をせっせとためておきますね。

みなさま、
良き年、楽しき年をお迎えくださいませ。
また、来年お会いしましょう。
 




今日は、今年最後だし、来年間近なので、
「夢や目標を書いて、それらを叶えよう」
という話と本の紹介をいたしますね。

多くの成功する、目標達成をするための
本には、ほとんど、




◎夢は書く
◎目標は書く




といい、と書かれています。
なぜ、書くことがいいかというと、
簡単に説明すると、



書くことによって、
夢や目標がはっきりする。
それにより、進むべき道もわかる。
すると、脳が働きだし、潜在意識に残り、
夢を叶えるための、サインやシグナルを
見逃さなくなる。




ということのようです。
脳が、働くようになるのですね。

私も、夢や目標はできるだけ書くようにしています。
(どちらかというと、夢の方を書いてます)
そして、おそらく、ここまで来れたのも
(といってもまだ道半ばですが)
夢や目標を書いてきたから、だと思っています。
書いてきてよかった、と心から思っています。



年をとっているから、もう夢はない、
どうせ、かないっこない、
なんて、夢のないことを言わないで、
夢を書いてみましょう。
夢は必ずあるはずです。

それに、書くことはタダだから、
たとえ叶わなくても、損はないし、
もし、叶ったら大もうけじゃないですか。 

「夢や目標を書くこと」はささやかな
始まりではありますが、ささやかでも、
実現に向かう一歩となります。
新しい年を迎えるのですから、
ぜひ、書いて一歩を踏み出してみましょう。




と、前置きが長くなりましたが、
そんなわけで、これから先は、
「夢や目標を書く」本の紹介です。




どの本でも、
「どんなことを
 どんなふうに書けばいい?」
などと思い煩って、
躊躇するより、
ともかく思ったように
「自分の夢や目標」を
素直に、ペンの向くままに
書いてみることが大事だと
いっています。
形式や、書き方なんてあとあと。
正しい書き方より、まずは、
表してみる方が、大事、大事、
これが始まりです。






先ずは、この本から。

「夢は、紙に書くと現実になる!
  有名人たちも、夢を書いていた」

ヘンリエッタ・アン・クロウザー 著










さて、この本の「夢の書き方」は、
まずは、自分用のノートを一冊準備し、
(ことによっては目的別ノートを準備)
そして、お気に入りでも書き心地のいいペンでも持ち、
まずは書くこと…これです。



《夢を書く》


◎これが私のほしいもの、手に入れたいものを
 「リストアップ」する。
 そして常にリストを手元に置き、定期的に見る。

「リラックスし、お気に入りの音楽を
 かけて書き始めてください。
 すばやく書いてください。
 ぐずぐずと書きあぐねてはいけません。
 高望みしすぎだとか、夢物語にすぎないとか
 いう理由で却下しそうになったときは、
 とりあえず書いて、横に★印をつけておきましょう。
 検討中という印です。
 欲張りすぎではないか、などと思わないでください。
 実現のための具体的な手段が全くない野心的な夢も、
 きちんと書き出しましょう。
 ひたすら書き続けてください。
 心を込めて書き、
 納得のいくまでリストをつくってください」


◎詳しく書けば書くほど、夢を受け取る
 準備は整うので、細かいところまで書く。
 ほしいもの「車」でなく、型や燃費、
 デザインやそれを手に入れたときの情景も書く



《不安や愚痴も書く》


◎不安も書く。不信感も書く。
 それを外に出す。
 そして、その対処方法なども書いてみる。
 行き詰まったら、次に何をしたらいいか、
 答えが見つかるまで、書き続ける。

◎愚痴や泣き言も書く。
 吐き出した後に、何かが待っていて、
 何か見つかり、不意にエネルギーがわいてくる。
 ともかく書き続けていく。

◎何を書いていいかわからないときには、
 「何を書いていいかわらないけど…」
 と書いてみて、頭に浮かぶことを書く
 きっと、モヤモヤの先に何かあるはず。



《手紙を書く》


◎神さまや天使に手紙を書く。
 質問してもいいし、意思を決めるための導きを
 お願いしてもいいし、祈ってもいい。
 夜寝る前や朝起きがけに。
 すると、いつか答えが返ってくる。
 しかし、感謝の気持ちも忘れずに。
 夢が叶えられる前から感謝しておくことは大事。

◎これから出会いたいと思う人へ、手紙を書く
 それも、できるだけ詳しく、心をこめて、
 出会えると信じて。
 そして出会った後のことも微細に書く。



《いつでも何でも思いついたときに書く》


◎いつもノートやインデックスカードを
 持ち歩き、思いついたときにメモをとる。
 誰かにほめられたこと、
 良かった出来事、嬉しい出来事などなんでも。



自分に合った書き方でいいんです。
できそうだと思う書き方があったら、
ぜひ、チャレンジ。
神さまや、天使さま、愛しい人への
手紙形式ノートも楽しいですよ。





さて、次はこの本から。

「「夢のリスト」で思いどおりの未来をつくる!」
ブライアン・トレーシー著








こちらの本は、少しビジネスよりで、
目標達成することに力点を置いて書かれています。
書くだけでなくて、書いたら、行動することを
強くすすめています。
手順はこうです。


 ステップ1 自分のビジョンをつくる

       (未来の生活の理想図をつくる)
       胸躍るようなビジョンを書いてみよう     


 ステップ2 自分へのミッションを書き出す

       (自分がなりたいと思う人物像を書き出す)
       自分の他人に対する態度の道しるべ、
       価値基準を行動で表す
       

 ステップ3 自分の夢のリストをつくる

       紙を1枚とって、夢リストを作成する。
       心を自由に解き放して、何でもでき、
       何でももてると思い、望みをすべて書き出す
       何が可能かより、何を本当に望んでいるのか、
       はっきりさせる
       自分に限界をもうけず、夢見よう。


 ステップ4 目標のリストをつくる 

       夢リストができたら、もう1枚紙をとり、
       一番上に今日の日付を入れる。
       今後1年でなしとげたい目標を
       少なくても10項目あげる。
       

 ステップ5 リストのなかで1番メリットのあるものを選ぶ

       「この目標リストの中で、どの目標が私の人生に
        一番よい結果をもたらすだろうか」と自問する。
       一番が決まったら、もう1枚の用紙の準備し、
       一番上に書き出す。
       これが、当面の取り組む目標となる。


 ステップ6 目標達成のためのプランをつくる
       
       その一番大事な目標の下に、それを達成する
       ためにできそうなことを思いつく限り書き出す。
       目標達成のためのプランを細かく立てるほど、
       容易に達成できる。

       
 ステップ7 プランにもとづいて動き出す

       すぐに活動にとりかかろう。
       活動にとりかかってこそ、目標に向かえる。



そして、この本では、こうも言っています。



「新しい目標を立て、
 それに向かって進み始めても、
 なかなかはかどらないことが多い。
 気持ちがくじけ、諦めたくなるかもしれない。
 目標が大きいほどますます遠く思われる。(略)

 目標に向かって努力している時間の最初の
 80%で、全行程のおよそ20%しか
 すすまないだろう。
 しかし、あきらめずに頑張り通せば、
 最後の20%の時間で、
 目標までの残り80%を
 なしとげることができる」




書いたら、行動してみましょう。
諦めずに、ねばり強く…





その他、女性向けの本として、
こちらの本を紹介します。

「「夢ノート」のつくりかた」
中山 庸子著








この本は、もっと簡単でお手軽にできる、
「夢ノート」をつくることをすすめています。



自分の夢を小さなことから、
大きなことまで、
どんな夢でもどんどん書いて行きます。
100個くらいが目標でしょうか。
(もちろん、もっと書いてもいい)




ノート一冊あればできちゃうし、
むずかしいこともないので、お気楽に実行できます。
自分の頭の中を整理するにも役立ちますのでおすすめ。

そして夢が叶ったら王冠シールを貼ります。
(王冠でもなくてもいいですけどね)
王冠シールを貼るときは、
とてもわくわくして楽しいですよ。

その夢を表す、イラストを書いてみたり、
カタログから写真を切り取ってはったり、
ともかく自分の夢を、楽しく書き出し、
楽しみながら、実現に向かう方法です。





また、アーティストになりたい方々には、
こちらの本をおすすめします。

「ずっとやりたかったことをやりなさい」







具体的な方法として、


○朝起きてすぐに書く「モーニングページ」
 毎日3ページくらい。
 人に見せるものではないの何でも書く。
 思ったこと、考えたこと、
 今日のこと、昨日のこと、
 夢のこと、アイディア、思いつき、
 なんでも、頭に浮かんだことを
 朝起きて、ただ書く。




著者は、これを朝、20分くらいで
朝食前にさらさらとやってしまうようです。
これは、英文字と日本語の文字の書き時間の
違いもあると思われるので、
私は、2ページくらいにしています。

この「モーニングページ」は、
やってみると楽しいです。
最近、私の場合は、
「イブニングページ」になってますが。




もっと、詳しく夢や目標の書き方を
知りたい方は、ぜひ、本を読んでみてくださいね。
今日、紹介できなかったいろいろな書き方や
夢が叶った人の話もいっぱい載っていて、楽しめます。



さあ、
「夢や目標」を書き出してみましょう。
きっと、楽しめますし叶いますよ。
来年こそ、夢を叶えましょう!!







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2008年12月25日(木) 美しい汐留クリスマスイルミネーション

今日は、クリスマスのイルミネーション特集です。
先日、汐留に行ってきてその時に撮った写真です。
なかなかきれいだったので、今日は、写真中心で。




まずは、「カレッタ汐留」にある、
東儀秀樹さんが、プロデュースしたらしい
イルミネーションの紹介だけど、
これは、日中の模様













「え、ちょっと何これ?
 まぬけだよ〜
 これが夜になると、
 どうなるのっ?」





日中は相当、間抜けに見えたのだ…
でもね、でもね、
午後五時になると…
ほぅら、こんなふうに
光の「海」になるのだ。








光の海ですよ。



幻想的な感じのイルミネーションが点灯し、
とても美しかった。
もっとも、すごい人で、
ゆっくりとは見れず、
なかなか写真も撮れなかったけどね。
もっと、キレイな写真は、こちらから。
「カレッタ汐留」
こちらのブログも相当キレイに写ってました。
「汐留イルミネーション」





さて、次は、日本テレビの前にある
「ホワイトロード」にある木。
これまた、日中に見ると、こんな感じだ。









白い木でなんてことなく見える。
しかし、夜になって、イルミネーションが
点灯すると、こんな木になるのだ。









ホワイトツリーですよ。




この木は、色が変わるらしい?のだけど、
色が変わるところまでは見れなかった。
残念。
もっと全体の様子は、こちらから。
「ホワイトロード」





さて、最後は、汐留シティセンターの
入り口付近にあるイルミネーションだ。 
こちらも日中見ると、こんなもので…










これは、
いったいなんでしょう?

(あっ、鉄骨の中にあるものね)




このガッツリした鉄骨の中にあるものが
光り輝くのですね。
すると…
ほぅら、こんなものに…









光の電車ですよ。




光の電車が、まるで走っているかのように、
生き生きと輝いているのだ。
ここには、あまり人は集まっていないけれど、
ほのぼのとして、いい感じを醸し出していた。




ということで、汐留のイルミネーション紹介でした。
汐留イルミネーションは、大江戸線「汐留」駅で
降りるとすぐに見ることができます。
残念ながら、25日までらしいけど、
毎年恒例なので、来年機会があったら、
ぜひ、見てみてくださいませ。





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2008年12月24日(水) クリスマスのお話 《受けるよりは 与える方が幸いである》

クリスマスなので、今日もまた
心に灯がともるようなお話を紹介します。
おすすめの本からの紹介です。


今日、紹介するのは、
「こころのチキンスープ
 愛の奇跡の物語」

からです。











《理想の兄》


これは僕の友だち、ポールの話である。
ある年のクリスマスイブのこと、
ポールは兄さんから、
クリスマスに新車をプレゼントしてもらった。

ポールがオフィスから出てくると、
街でよく見かける少年が、
そのピカピカの新車のまわりを歩き回っていた。
よほどその車が気に入ったらしっく、
ポールに話しかけてきた。



「この車、おじさんのかい?」
「ああ、兄貴からの
 クリスマスプレゼントさ」




と、うなずきながらポールは答えた。
少年はそれを聞いてひどく驚いた様子だった。



「えっ?
 おじさんの兄さんがくれたって?
 おじさんは全然お金を払わなくてよかったの?
 うわわぁ、すごいな!ぼく…」




と、少年は何かを言いかけたが、
そのまま口をつぐんでしまった。
少年は、



「ぼくにも、
 こんな兄さんがいたらなあ」




と、言いたかったのだろうと、
ポールは思った。
ところが、少年から出た言葉に
ポールは耳を失った。




「ぼくね、
 おじさんの兄さんみたいに
 なりたいなって思ったんだ」





ポールは、まじまじと少年の顔を見つめていたが、
自分でも思いがけない言葉が口をついて出ていた。



「この車に乗ってみるかい?」
「本当?ウン」




車を走らせてまもなく、
少年の目はキラキラと輝き始めた。



「おじさん、
 ぼくの家の前まで乗せてくれる?」




ポールは思わずニヤッとした。
きっとこんな大きな車で帰ってくるところを、
近所の人たちに見せて、
自慢したいんだなと思った。

しかし、その憶測も
またもやはずれた。



「あそこの階段がついている家が
 見えるだろう?
 そこでちょっと待っててくれる?」




少年は車を降り、駆け足で家に入って入った。
しばらくすると家の中から、
ゆっくりとした足音が聞こえてきた。

少年が身体の不自由な弟を
背負って出てきたのだった。
弟を階段の一番下に座らせ、
車がよく見えるように弟の身体を支えた。




「ほらバディー、見てごらん。
 さっき言ったとおり、
 すごい車だろ。
 そこにいるおじさんの兄さんが
 クリスマスプレゼントに
 くれたんだって。

 それも、まるっきり
 タダでくれたんだって。
 お前も待ってなよ。
 兄ちゃんが、
 いつかきっとあんな車を
 お前に買ってやるからね。
 そしたら、いつも話している
 クリスマスのきれいな飾りを、
 その車に乗って見に行こうね」





それを聞いたポールは、
何も言わずに車を降りると、
少年の弟を抱き上げ、
新車の助手席に座らせた。

目をキラキラ輝かせた少年も
その横に乗り込むと、
3人はドライブに出かけた。
本当にすばらしい
クリスマスのドライブだった。




このクリスマスの日、
ポールは聖書のみことばをしみじみ
感じたのである。




「受けるよりは
 与える方が幸いである」




              ダン・クラーク




「人のために何かをすることで
 誰もが素晴らしい人になれます。
 大学を出ていなくても
 正しい文法を話せなくても
 人のために何かをすることができます。
 ただ、やさしい気持ちが
 あればいいのです。
 愛の心があればいいのです」


          

 マーチン・ルーサー・キング・ジュニア



               (ここまで引用)



ほのぼのとして、
あたたかい気持ちになれるお話で、
私の好きなお話のひとつです。

やさしい気持ちになったとき、
それを素直に出したり、素直に行動にしたり、
なかなかできないけれど、
できるだけそうしたいな、なんて思いました。

自分があたたかい気持ちになれる話、
前向きに生きていく気持ちになれる話は、
本当にいいですね。
この本はおすすめなので、機会があったら、
ぜひ、読んでみてくださいね。





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2008年12月23日(火) クリスマスのお話…「きよしこの夜」が生まれた村のお話

今日は、お休みの予定でしたが、
クリスマスに書きたいと思っていたお話が
あったので、予定変更いたします。
クリスマスに、ぴったりのお話だったので、
本からの話を紹介します。




今日、紹介するお話は、
心から尊敬している鈴木秀子さんの
「絶対幸福の尺度」
からです。











「クリスマスの歌」
(227〜231Pから引用)





「きよしこの夜」が生まれた村を訪れました。
流れの速い大きな川を隔てて、
ドイツと国境を接するオーストリアの
小さな村オベンドルフは、
初夏にはリンゴの花が咲き、
太陽の光り輝く村中にリラの香りが満ちます。

そして、クリスマス・イブになると、
世界中から大勢の人が集まってきます。
村の教会で、こんなエピソードを聞きました。

1818年12月、
ザルツブルグ郊外の寒村では、
一年中で最も大きな祝いの行事、
クリスマスの準備で大忙しでした。
そんなとき、
教会のオルガンがこわれてしまったのです。



田舎では修理ができず、
心配そうな村人の顔を前にして、
モール神父は困り果ててしまいました。
ともかく自分で詩を作り、小学校の先生である
グルーバーに作曲を頼みました。

そしてクリスマス・イブの夜、
オルガンの代わりに、はじめて
グルーバーのギター演奏で二部合唱をしたのです。
村人たちの歌声は、村を囲む雪の秀峰にこだまし、
クリスマスのよろこびは、いっそう増したのでした。




オルガンがこわれ、
今年のクリスマスはみじめだと
諦めきっていた村人たちは、
予期しなかった出来事に驚き、




「ものごとが思い通りに
 ならないとき、
 きっとうまくいくと
 こころから信じれば、
 思いがけないよろこびを
 味わうことができるのだ」 
と確信したのです。

このときできた歌が
「きよしこの夜」です。





オルガンの修理にきた
マウラッヒャーという人が、
行く先々でこの歌を口ずさみ、
自然と人々にとって忘れられない歌と
なりました。




いまでは、さまざまな国のことばに訳され、
世界中で歌われています。(略)
村人たちは明るい表情に満ちていました。




「どんなに困っても、
 苦しくても、
 きっとよくなっていく」





とまっすぐ信じることを
村の誇りである
「きよしこの夜」の歌とともに、
先祖から引き継いでいるからです。

この村で、私は素朴な人々に接しながら、
生きていく恵みを味わうということは、
きっと単純なこころを持つことだろうと
考えたのでした。(略)



誰でも生きているかぎり、
他の人たちとよりより関係を築き、
他の人の役に立つ存在として、
自分の力を発揮して生き、
他から認められ、愛され、自分も人を
愛したいと願っています。




しかし、この願いがしょっちゅう
さまたげられるのも事実です。
これが苦しみです。生きてる限り、
人間には苦悩がつきまとうのです。

辛苦にまとわりつかれているとき、
私たちはどうにかして苦しみから逃れ、
苦しみのない楽な日々を送りたいと願います。
これは人間として当然のことです。

しかし、残念なことに、
悩みや苦しみから逃れようとすればするほど、
逆に悩みはどこまでも人間を追いかけ、
つきまとってきます。



苦しみにあうとき、
人は選択を迫られます。
悩みから逃れようとするか、
「生きていく限り、
 苦悩するのは当たり前」
と腹を据えるかです。

苦しみがきたら、
「いまは苦しむとき」
と、真正面から受け止め、
「必ずよいときがくる」と
心をしっかり保ち、
困難を乗り越えようとするか、どうかです。

(略)




生きている以上は、
苦しみとともにあると
いうことを認めたとき、
苦になっているがゆえに、
限られた人生を充実させて
生きなければもったいないと
考えられるようになります。

そして他者もまた、
苦をになう人であることに気づき、
苦悩を分かち合う人間としての
連帯感が生まれてきます。





「困難を通してさらによくなる」
という素直な創造性に満ちた信頼を持ち、
苦悩ある人生を受け入れ、
苦悩を乗り越え、
新しい人生をひらいていこうとするとき、
私たちのまわりの恵みは、
「きよしこの夜」の星のように
輝きだすでしょう。


              
              ここまで引用




「きよしこの夜」には、
こんな想いが込められていると
始めて知りました。

昨今は、暗いニュースばかりが多く、
先々のことを考えると暗い気持ちになるし、
日々の生活や仕事には苦悩もあります。
しかし、こんなときだからこそ…




「どんなに困っても、
 苦しくても、
 きっとよくなっていく」





という気持ちを忘れずに、そう信じて、
これから先をしっかりと見据え、
希望をすてずに、そして人生を諦めず、
大地に足をおろし、生きていきたいと思いました。






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2008年12月22日(月) 苦労してそうだけど、慣れると大丈夫なんでしょうね

今日は、昼は薄日さすあたたかい日だったけど、
夜は、冷たい雨と風でとても寒くなった。
これから、こうして本格的な寒さに
向かっていくんですね。
風邪などひかないようにしましょう。



さて、今日は、



「へぇ…大変そだね。
 苦労してそだね〜」




なんて、思ったものたちで、
以前も「窮屈そだね…」で書いたけど、
東京ならではの風景かもしれない。
今日はその1だ。





まずは、これだ。
それは、こんな道で見つけた。









何気なく通り過ぎようとして、
はたと気がついた。
この車だ。




おおっ、
これは、これは…
ぴったりと本当に
ぴったりと収まっているね。
入れるの、
大変じゃないのかな?










さらに近づいてみると、
こんなだった。








屋根と天井のすき間が、
ギリギリで、
ほんのわずかしかあいてない。



この駐車場を使うには、
車の高さ制限があるね、
もうこれ以上車体の高い車は
入れないね、
と思った。




人のお宅のことだから、
たいそう余計なことだけど、



「車を入れるときに、
 気を使うね〜
 下に2センチくらいの
 石でも落ちてて、
 それを踏んだら、
 天井にぶつけちゃうね。

 これは、注意だね。
 私では、とても怖くて
 入れられないな…」




などと、しみじみ思ったのだった。
上手な家の設計というか、
苦肉の策なのか…

ともかく、やや大変そうに、
苦労しているような、そんな
感じを受けたのだった。

でも、慣れかもしれないですね。
慣れちゃえば、すっと入れられるのでしょうね。
その2は、明日はお休みをいただき、
あさってに書きますね。






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2008年12月21日(日) すごいね、すごいね〜って毎年思うこの通り

先週は、仕事のしめきりが重なり、
ばたばたしてしまいました。
(あ、仲間内の飲み会もありました)
やっぱり暮れだなぁ…などと感じております。



さて、今日は、
先週書こうと思いつつ…時間に追われて
書くことができなかったので、
やや季節ズレになってしまったが、
「いちょう」並木の紹介だ。



毎年のことながら、
あまりにすごかったし、
キレイだったので、
まずは、この風景から。









このいちょう並木は、
場所は、四谷三丁目から青山一丁目に向かう
外苑東通りにある。
毎年、すごいなぁと思ってしまう。

だってほら、一面いちょうの葉っぱだもの。
これが、ずっと長く続くのだ。
歩いても、自転車でも滑るんだけど、
毎年この時期は、このいちょうのはっぱを
踏みしめたくなるんだな。








おっとっと
気を付けなきゃね、
なんてつぶやきながら。




そして、いつも…




「この葉っぱは、
 誰が掃除して、
 どこに運ばれて
 いくんだろうな」





などと疑問に思う。
だって、すごい量になると思うもの。
掃除するのも半端じゃないし、
始末するのも半端じゃないし、
恐らく、都がするのだと思うけど、
どんなふうにしてするのか、
(人がはくのかしら?)
見てみたいと思った。





さて、話は変わって…
しばらく前に、
武蔵境のあたりに用事で行ったとき、
こんな畑を見つけた。









「あら、何の木の畑かしら?」



なんて、近づいてみると、
それは、なんと、
「いちょうの木」だった。
ほらね、いちょうの葉っぱの
形をしているもん。











この畑では、
いちょうの木を大きくしているのか、
(大きくなったら道路に植えるとか)
それとも、ぎんなんをとるため、
こうして畑にされているのか…
かなり疑問に思ったのだ。












こんな木が何本も植えられている。
どっちなんだろう?
それとも、もっと何か
違う目的があるのだろうか?
例えば、いちょうの研究とか?




しかし、あたりには話を聞けそうな
人影は見つからず、看板などもなく、
まったくわからなかった。
残念。

毎年、ぎんなんにはお世話になっているから、
いちょうの木には、かなり興味があるのだ。
いつか、この畑の話を聞いてみたい、と
思ったのだった。




家に帰って、
気になって、調べてみたら、
いちょうの木は、比較的、
栽培しやすい木で、
芽も出やすいらしい、
ということがわかった。





それで、今年拾ってきた、
ぎんなんの実をいそいそと6粒ほど、
ベランダのプランターに植えてみた。

来年、芽が出るかな?
そしていつかぎんなんできるかな?
(今年の我が家のレモンのように)
なんて思いつつ…
芽が出てね、なんて語りかけつつ。

ふふ、楽しみが1つ増えました。
芽が出たら報告しますね。





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2008年12月16日(火) 街角のありがたい「おことば」に立ち止まる

《お知らせ》

明日17日、あさって18日は、仕事の関係で、
お休みさせていただきます。 <(_ _)>
どぞ、どぞ、よろしくです。




今日は、せわしい毎日で、心もせかされがちなので、
いつもの、お寺や教会のおことばを紹介だ。

ウォーキングの途中には、
必ず目をとめ、



「ふむふむ、そうだね、
 なるほどね…
 うんうん」




などと一人で頷いてみたり、
首をかしげたりするときもある。

なので、街角の今日の「おことば」が、
せかされている心や、ざわざわしている心が
癒されるかどうかは…わからない。

でも、深い意味があるのだと思う。
そんな深さを感じていただければ、幸いです。




まずは、このお寺の入り口に
掲げられていた「おことば」だ。









こんなことが書かれていた。









「美しいものを
 美しいと思える
 あなたのこころが
 うつくしい」





そうだなぁ…
なんだか、いいなと思った。




美しいものを見ても、今どきは、
何も感じない人、美しいということがわからない人が、
それほど、余裕がない人が増えているという。
また、美しいものを見る時間もないほど、
忙しい人たちが多くなっているという。

おいしいものを食べて「おいしい」
と素直に言えること、感じることなんかも、大切だね、
そういう自分にとって心地よい、
自分を癒してくれるものを感じたり、
素直に、感謝したりすること、
大切だね、なんて、思ったのだった。





さて、続いていつもの
こちらの教会だ。
私は、知らなかったのですが、
(知り合いが教えてくれた)
この「金光教」には、有名人の方々も多く
入っているそうですね。









今日の「おことば」は
こんなだった。









「うーん…
 病気に振り回されて、
 病気を主体にするより、
 自分の身体を大切にしよう、
 ってことかなぁ…」





なんて、漠然と思ったのだが、
この解釈でいいのかどうか…
わからない。




この教会は、行くたびに「おことば」が
ちゃんと変わっているので、
毎回チェックしているが、やや、難解というか、
うーん、どういう意味なんだろう…
と思うような「おことば」が多いように思う。

今日のおことばも、
きっと、わかる人にはものすごく
わかるのだろうけど、私には、
あまりピンとこなかった。

きっと、この教会の司教さまのお話でも、
きけば、よくわかるのではないかと思う。



でも、ともかく、
身体を大切にだ。
そうだ、身体は大切に
しなくちゃね、
こうして動けるのも、
身体が元気だからだからね。
そうだ、そうだ。




と、頷いて、このおことばに
感謝することにした。

これから、ますます、寒くなります。
みなさまも、身体を大切に
してくださいね。






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2008年12月15日(月) 友人が選んだ、栄えある日本風味のカレンダー

昨日からの続きです。
せっかく、友人が気に入ったカレンダーが
見つかったけど、それはもう売り切れだった。
また、最初から、やり直しだ。
そこで、また、気合いを入れ直して、
カレンダーの写真を撮ったり、在庫状況を世界堂で
聞いたりしてきた。

そして、また、メールでやりとりした。
でも、今はメールがあるから、
すぐにやりとりができて本当にすごいですね。
そして、何回かやりとりした後…





やっと、
このたび、決まったのだ。
その栄えあるカレンダーが
ほら、これだ。











前に選ばれたカレンダーのように
モチーフが花ではないけど、
日本の月の祭事が、和紙で立体的に貼りこまれていて、
絵柄もかわいい、15センチ角の卓上カレンダーで、
とてもかわいい感じがするものだった。












サイズも手頃だし、センスもいいし、
日本的な感じもしたので、
これで決定となった。




「これだと、日本の月の行事も
 ちょっと話題にできていいね、
 鬼はソト、福はウチも
 話したりできるね」
「うん、できる。
 でも、はっきりって、私は、
 日本の行事に詳しくないから、
 ネットで調べて話すようだわ。
 日本の文化についてあれこれ、
 詳しく聞きたがるからね」





ということで、これからまた
話題が増えそうだと友人は言っていた。
ともかく、よかった、よかった。
友人も大満足。





それと、友人の近所にいる
日本人の方々にも贈るということで、
こんなカレンダーも選ばれた。











大型(横25センチ、縦20センチくらい)
の「月ごよみ」という卓上カレンダーだ。
日本的内容盛りだくさんで、
月の行事や祭事など、書かれている
タイプのものだった。










海外にいると、こんな日本的なものが、
妙に懐かしく、
あ、今日は、小寒、大寒なんだ、
なんて思って、日本にいる両親に、
電話したりするそうだ。
そんなことに役立てば、私としても嬉しい。

これは、日本にいる私もなんとなくほしいと
思ったので、購入することにした。



結局この2種類のカレンダーに決まり、
さっそく友人に15冊ばかり送った。
どんな反応があるかなぁ…
喜んでもらえるといいなぁと
思っているところだ。




それと、余談だけど、
お店の方に聞いたら、なんといっても
動物カレンダーは根強い人気があり、
がしがし売れているそうだ。








かわいいものが確かに多かった。
動物カレンダーは買わなかったけど、
もちろん、私も、毎年買っているカレンダーを購入し、
これで、来年の準備も万端となった。
いつでも来い、来年、って感じだ。



今どきは、本当にいろいろなカレンダーがあって
選ぶのも大変だけど、見ていて楽しめました。

1つだけ、残念だったのは、私が探している、
「宇宙カレンダー」がなかったこと。
以前は、あったんだけど…

どなたか、宇宙、星のカレンダーを売っている
ところを知っていたら、ぜひ教えてください。

みなさまは、来年のカレンダー、
準備できましたか?







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2008年12月14日(日) 海外の友人から、頼まれたカレンダー

毎年、この時期になると、カレンダー選びに、
新宿にある「世界堂」に行き、
あれこれと何種類か、選んでくるのだけれど、
今年は、3年前から海外に住んでいる友人から、
こんなことを頼まれた。



「日本のカレンダーがほしい、
 外国の友人たちにあげるから、
 10コくらい」





友人のオーダーは、
センスがいい、
日本的なものがいい、
ということだった。





そこで、自分のカレンダーも買いがてら、
日本的なものがどんなものがあるか、
カレンダーセンスがどんなものか、
まずは、下見に行くことにした。



新宿にある世界堂では、
12月末までカレンダーフェアをやっていて、
かなり多くのカレンダーを
見ることができるのだ。




お店の方に、海外の友人にメールで送るので
写真を撮らせてほしいとお願いして、
携帯写真を撮らせてもらうことができた。

でも…
携帯写真はあまりよく写ってなくて…
ひどい写真になってしまったので、
ご了承下さい。

ついでに、
いろいろと、日本的なセンスがいい、
と思われるようなカレンダーを
お店の人にも教えてもらいながら、
あれこれとピックアップしてきた。




お店の人がすすめたのは、
この「浮世絵」カレンダーだった。
いくつもあったけど、
この3種類は、外国の方も
買われていくということだった。















この写真を友人に送ったら、



「ああ、こんなのは、
 前に贈ったから、
 違うのがいいなぁ」




と、却下された。
わがままだ。
ひとまず、この浮世絵はなくなった。



で、次に、これを送った。
これは、小さなカレンダーで、
とってもちまちましている、
でも、精巧にできてる卓上カレンダーだった。









「写真はよくないけど、
 結構よくできてるよ〜」
「うーん、こんなのは、
 こっちにもあるから、いらない。
 それにちまちま過ぎ」




ということで、これも却下。
わがままだ。

そんなこんなで、いくつかの候補を
メールでせっせと送りながら、
やりとりを続けた。



その中に、この和紙で作り込まれている、
キレイな壁掛け用カレンダーがあった。
お店の人も、これは、とても人気がある、
といっていたし、私もおすすめだと思った。












「これは、どう?
 人気あるらしいよ」
「あ、いいね、いいね、
 このタイプがいいな。
 でも、壁掛け式でなくて、
 卓上がいいかも…」




ということで、このカレンダーに
ほぼ決定したが、卓上型がいいと言う。
で、卓上型があるかどうか、
後日確認したら、
もう、売り切れとのこと。




がっくり…
また、やり直しだ。
やっぱり人気があるのは、
売り切れるんだね。





というわけで、やり直しになった。
そして、何度かメールでやりとりして、
やっと、決まったのだった。

決まったカレンダーは、
明日、紹介しますね。
とてもかわいいものでした。






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2008年12月11日(木) 紅葉で人気の「小石川後楽園」に行ってきた

ちょっと前のとても天気もよく気持ちのいい日に、
友人から誘われて、「小石川後楽園(庭園)」の
紅葉を見に行ってきた。




我が家からほど近いところにあるのに、
うかつにも、私は、一度も行ったことがなかったのだ。
というより、存在そのものを知らなかった…
何度か、ウォーキングで、
「小石川後楽園」の前も通っているのに。
気がつかないとはね。

街角の小さなことにはめざといのだが、
街角の大きなことには気づきにくい私だ。

と、そんな反省はさておき、
友人とランチをすることになり、
友人が、



「新聞の紅葉特集で、
 今が見頃と言っていたよ」




とその新聞の切り抜きを持ってきたので、
それでは行ってみようと
いうことになったのだった。

そこで、神楽坂でランチを食べたあと、
てくてくと15分ほど歩き、
「小石川後楽園」に行った。



「小石川後楽園」は、HPによると、
「江戸時代初期、寛永6年(1629年)に
 水戸徳川家の祖である頼房が、
 江戸の中屋敷の庭として造ったもので、
 二代藩主の光圀の代に完成した庭園」




ということだった。
水戸黄門さまが完成させた庭園で、




「明の儒学者である
 朱舜水の意見をとり入れ、
 中国の教え
 「天下の憂いに先だって憂い、
  天下の楽しみに後れて楽しむ」
 から「後楽園」と名づけられました」





ということだった。なんと、
「天下の楽しみに後れて楽しむ」から
後楽園だったと始めて知った。



「なるほどね、さすが、
 黄門さまだね〜」




などと、思ったのだった。
さて、その「小石川後楽園」だが、
新聞やTVで取り上げられていることもあって
入り口には、大型バスや、観光客が
あふれていて、人気スポットだったんだな、
と、あらためて実感した。



ここが入り口だ。
どんどん人が入っていた。
入場料は、大人300円。









入ると、すぐに、こんなふうに、
東京ドームの屋根がどーんと見える。







この屋根を美しいというか、
邪魔とみるかは意見のわかれるところらしい。
私はたちは、邪魔と見る派で、



「なんだかね、
 この風景に合わないね、
 なくていいわね…」




などと話し合った。
しかし、都心の真ん中にある公園なので、
どこを見渡しても、大きなビルが見えていた。








紅葉はちょうど見頃で、
いい感じに色づいていた。








この庭園の見所の中国式につくられた橋
(大堰川 (おおいがわ))なども見た。








もちろん、いちばん人気の
水に映る姿が満月に見えるので、
「円月橋」と名付けられた橋などもみた。








横から見ると、こんな。
通れなくなっている。








天気がよかったので、この庭園を
ゆっくりと回りながら、私たちは、



「黄門さまは、この庭園を散歩しながら、
 天下のこと考えたのかしらね。
 どんなときに印籠を出そうか、とかね。
 それと、ときどき、
 印籠を取り出す練習なんかも
 したかもね、どうやったら、
 かっこよく出せるかなんて…ね」




などと、かなり無責任なことを
あれこれと話し合ったりした。

ゆっくりと回って、ベンチでひと休みして、
ふと、空を見上げると、
秋の空がとても美しかった。









「ああ…
 空が高いね…
 澄んでいるねぇ…
 きれいだね〜」





すがすがしい秋(もう冬だけど)の日の
気持ちよさを心から感じたのだった。



というわけで、「小石川後楽園」の紹介でした。
ただ、新宿御苑の方が私としてはおすすめかな。

都内には、まだまだ私の知らない庭園が
ありそうなので、時間を見つけて回ってみたいと
思いました。
行ったら、またご報告します。





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2008年12月10日(水) 聞いてみたけど、何一つもわからなかったこと。

このところ、天気がいいので、
ウォーキングも快調だ。
ちょっと遠出して、知らない道や街を
気持ちよく歩いたりしている。
やっぱり、天気がいいと気持ちがいいね。

で、今日は、そんな気持ちいい
ウォーキングのときに見つけた、



「ふぅーん…
 なんだろうね…
 何か意味があるのかな?」




なんて、思ったものだ。
道ばたには、
かつては、何か意味があったと思われるが、
今は、そんな意味など忘れ去られているものが、
結構充ち満ちているのだ。
またしても、そんなものが
目に入ってきたのだ。




それは、これだ。
こんな通りにそれはあった。









ほら、この黄色い石。
自販機の脇にちょこんと置いてある
この黄色の石だ。








以前も何度か、色つきの石のことを
書いているが、色つきの石をみると、
なんだか気になる。
この黄色の石も、もちろん気になった。
(「立派な石と道ばたの石」

私以外に、この黄色の石を
まじまじと見る人は、
いないのではないかと思うが、
目につくとどうしても



「どれどれ、
 何かしら?
 どんなかしら?」




なんて見ないではおれなくなる。




「ただの黄色の石だね」




などと、通り過ぎられればいいのだけど、
なんとなく気になってしまって、
ついつい近寄ってしまう。
そして、足でつんつんしたりしてしまう。

その結果、
かなりがっつりとした石で、
しっかりと黄色の吹きつけがされ、
堂々たる石だとわかった。



「なんで、黄色に塗られて、
 こんなところにあるんだろうね。
 何か意味でもあるのあしらね?
 この自販機と関係があるのか、
 この駐車スペースと関係があるのか?」




なんて、思いつつ、
この石の回りをみてみたら、
この石の足元に、
こんな数字が書いてあるのを見つけた。








「ふむ…
 NO8だね…
 なんだろう?」




私は、再度、石の回りを
見渡してみたが、NO8に関係するような
何かを見つけることができなかった。



ともやもやしていると、
ちょうど、この駐車スペースから、
一人のおじさんがでてきた。
このビルの関係者かもしれない。




しかも、ちょうど運良く、
この自販機で飲み物を買おうと
自販機に近づいてきたのだ。

そこで、私は、
ものすごくさりげなく…
(これがむずかしいのだが…)
このおじさんに、ごく自然に、
唐突にならないように、



「この黄色い石は、
 なんなんでしょうね。
 いつも、見るたびに
 気になっていたんですが、
 ご存じですか?」




なんて、話しかけてみた。
(本当は、今日、気になったのだが)
すると、おじさんは、
この石に、始めて気がついたみたいに
黄色の石に目をとめて、




「あ、ホントだ、
 黄色の石だね。
 そういえば、
 前からあったなぁ。
 なんだろう…
 わからないな」





などと、答えてくれた。
親切そうなおじさんだったので、
どうせ、わからないだろうなとは思ったけど、
ものはためしと思って、
私はさらにこう尋ねてみた。



「この石の足元に、
 ほら、NO8なんて、
 書かれているんですけど、
 これ、なんでしょうね?」




すると、おじさんは、
さらにびっくりしたように、




「あ、ホントだ。
 なんだろうね〜
 NO8だね、
 自販機のナンバーかな?
 石のナンバーかな?」





などと、答えてくれた。
石のナンバーだって…と、
思わず、吹き出しそうになったが、
押さえて…
このおじさんに、突然声をかけたので、



「あ、すいません、
 突然、変なこと聞いてしまって…
 いつも気になっていたものだから」




と謝りつつ、突然声をかけた言い訳をした。
すると、このおじさんは、



「いやいや、何もわからんで、
 すいません。
 でもなんでしょうね…
 そういえば、前からあるなぁ…」




などと、黄色の石の存在を認めてくれた。
でも、このおじさんは、何も知らない人だった。
結局、何一つわからなかった。



この石も、
以前は何か意味があっただろうけど、
(今もあるのかもしれないが)
今となっては、道ばたの風景として、
すっかりなじみ、誰も気にもとめなく
なっているだった。(たぶんだけど)




というわけで、何一つわからなかったけど、
それでよしとして、この黄色い石から離れて、
ウォーキングに戻ったのでした。

この黄色く塗られた石について、
また、このナンバーについて、
思い当たることがありましたら、
ぜひぜひ、教えてくださいね。





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2008年12月09日(火) なんでこんなふうにできるんだろう?

さて、今日は、昨日まで書いていた
レモンの話の番外編みたいな話だ。
実は、私は、レモンを育てるために、
ネットや本を調べたりしていたのだ。

ともかく、レモンのために
何かしなくちゃと思ってね。
もっとも、やったのは、害虫対策だけ。
市販の弱いクスリを何度かまいてね。

でも、レモンは立派に育ったし、
来年はもっと役立てられると思っている。
いろいろ知識は得たからね。
春先から、土を変えたりする予定だ。


と、そうそう…
今日は、もっと違う観点からの話を
したいのでした。
いろいろと聞いてきたので。




10月末に、
花屋さんの店頭で、
こんなものをみつけたのだ。
ほら、これだ。









小さな木なのに、
立派な大きなみかんたちが
いっぱいについていたのだ。



我が家のレモンの木の1/4くらいの
大きさの木なのに、数えてみたら、
みかんが8コもついているのもあった。
最低でも5コはついていた。
かなり重そうに見えた。









「わぁ〜
 すごいね…
 なんで、こんなに
 たくさん実がなって
 いるのかしら?
 こんなに小さな木なのに…」




私は、こう疑問に思った。
疑問に思うと、どうしても
聞きたくなってくる。

そこで、この花屋さんの店主に
話しかけて、聞いてみることにした。
幸い店主は優しそうな感じで、
40歳くらいの男性だった。



「あの〜
 店頭にあるみかんの木ですが…
 すごいですね…
 いっぱい実がついて…」
「ええ、いいでしょ?
 立派な実がついているので、
 これから楽しめますよ。
 色づいてきて」

「ええ、そうですね。
 ところで、このみかんは、
 来年もできるでしょうか?」




いちばん気になっていたことを
聞いてみることにした。
来年もできるなら、ひそかに買っても
いいかも、なんて思い始めていたのだ。
今年は、レモンもなったし…
なんてね。



すると、
店主は、意外にも、
あっさりこう言った。





「たぶん、無理でしょう。
 ならないと思いますよ」





ひぇ〜無理だって。
あっさり言われちゃったよ。



「え、無理なんですか?
 じゃ、今年だけ?」
「土に下ろすとかすれば、
 可能性はあると思いますが、
 このままだとならないと思いますよ。
 このみかんは、今の時期の
 観賞用として作られていますから、
 今年の観賞用、と思ってください」




ということで、このたわわな
みかんは来年はならないというのだ。
これは、今年の観賞用だと。
実をつけるのに、目覚めている私は、
やや気落ちしながらこう聞いた。



「そうなんですか…
 そっか、来年はならないのか」
「ええ、恐らく…
 無理だと思います」

「でも、どうして、こんな小さな木に
 こんなふうに、みかんがなるんでしょうね。
 どうしたらこんなふうにできるんでしょう?」




すると、店主は、
こう教えてくれた。




「うん、あのね、それが、
 園芸師の技術なんだな。
 そのために研究して研究して、
 品質改良をしたりして、
 そしてこんなふうにつくれるんだよ。
 しろうとじゃ、できないんだな。
 これだって、かなり苦労して
 つくっているんだよ」





私は、大きく頷き、
さらにこう聞いた。



「こんなふうにするには、
 手間ひまかかりますよね」
「うん、そうだね。
 観賞用の実ものは、むずかしいんですよ。
 すぐに落ちちゃったりすると
 商品にならないし、しっかりと
 ついてないとね、だから、
 根づくりが大事なんだよ」




ということで、根づくりが
大切なポイントであることが分かった。
最後に、私は、我が家のレモンのことを
持ち出してみた。



「我が家でも、やっと今年
 レモンがなったんです。
 毎年ならなかったけど、
 今年は5コほどできたんですよ」
「ああ、それはよかったですね。
 土植えですか?」

「いいえ、マンションのベランダです」
「あ、それは、珍しいですね。
 それなら、大きな鉢植えにして、
 日をいっぱいに当ててくださいね。
 そうしたら、なりますよ、来年も。
 ただ、欲張って、いっぱい実を
 つけようとしないようにね、
 木の体力があるから」




と、店主は親切に教えてくれた。
木にも体力があるのだとわかったし、
あまり欲張ってもいけないらしい。

それで、来年のレモンの目標は、
昨日も話した通り、欲張らずに、
10コとすることにしたのだった。

私は、
「みかんが来年もならないなら、
 いらないかな…」
などと言い訳して、
店主に教えてもらったお礼を言って、
観賞用の立派なみかんは、買わずに
帰ってきたのだった。



これから、我が家のレモンの木を
日にいっぱい当てて、寒さ対策をして、
今年の労をねぎらってあげようと
思っているところです。








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2008年12月08日(月) 大人になったレモン…こんなでした。

さて、昨日からの続きになります。
今日は、大人になったレモンのお話です。



我が家のベランダで育ったレモンたちは、
いまや収穫を待っている状態だ。
全部で、5コ。
しかし、誰かにこのレモンたちを



「どぅ?どぅ?
 ほらほら、我が家のレモン。
 ね、大きいでしょ?
 ふっふっふ…」




と、友人に自慢げにみせるまで、
全部をとってしまうわけにはいかないので、
一つだけ収穫してみることにした。



その選ばれし、
第一号収穫のレモンはこれだ。
悪いが、見た目が悪いレモンにした。
そして、中くらいの大きさのものにした。
(見映えのいいのは、自慢するために、
 残しておかないといけないので)
だから、見た目はこんなだ。












はっきりいって、
美しい外見とはいえないけど、
ともかく栄えある第一号だ。

で、このレモンをそっと切り取り、
家に入れ、さっそく測ってみることにした。



「どれどれ、
 身長はどれくらいかな?」









すると、ごらんのように、
身長は、約8.5センチだった。
市販されているレモンは、
だいたい10センチくらいだから、
やや小振りだ。



「で、体重は
 どうかな?
 結構どっしりとしてるよ」









すると、体重は、
ほぼ110グラムだった。
市販のものは、平均でどのくらいか
わからないけど、これよりは
重いかもしれない。
さらに、香りをかいでみた。




すると…
ものすごくいい香りがした。
なんていうか…
市販のレモンより、
ういういしい香りというか、
自然な香りというか…
ともかくそんな香りがしたのだ。

(ひいき目だな)




「うん、これは
 いいぞ、
 見かけによらないぞ
 (たぶんね)」




などと、私はすっかり嬉しくなった。
でも、問題は中身だからね。
さ、切ってみよう。



どきどき…

ぐさっ、
すっー

そして、
二つに割れた…


すると…
なんと…
ほら、こんなで…










私は、思わず、
「わぁー、
 なんてみずみずしくて、
 キレイなの…
 見た目と違うね、
 違うね…」





と、うっとりしてしまった。
ほら、市販のレモンでも、
皮が厚いのってあるじゃないですか。
でも、我が家産レモンは、皮が薄く、
中身がびっしりだったのだ。
ほらね。








そして、ちょっとなめてみた。
すると…
すっぱくて…
レモンの味がした。
(当然だ)

味は、思ったより
すっぱくなく、
甘みもあった。
はっきりいって
完璧なレモンだった。
(形は悪いけど)




そこで、今日は、
「白菜と豚肉鍋」にすることにして、
レモンポン酢をつくり、
このレモンを味わうことにした。
第一号のレモンをいっぱいしぼって。








レモンポン酢…
とてもおいしくて、満足しました。
我が家のレモン、なかなかです。
明日は、オリーブオイルとレモンの
あっさりサラダにしてみようと思います。

しかし、育てた甲斐がありました…
レモンも東京でもちゃんと育つんですね。
来年もちゃんとレモンを育てようと、
固い決意をしました。

そのために、もっと大きな鉢に植え替えし、
土もたっぷりあげようと思っています。
来年は、10コくらい目指します。

そんなわけで、我が家のレモンの木に
はじめて、実がなったお話でした。








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2008年12月07日(日) ちびレモンたちその後…こんなふうになりました!

2008年06月03日(火) の日記に、
「ちびレモンたちの闘い」
のことを書いた。

そのときには、こんな状態で、
35コほど、ちびレモンたちが
できていることも書いた。








この35コの、ちびレモンたちを、
私は大切に大切に見守ってきたのだが、
やっぱり、どんどん落ちてしまっていた。

このレモンの木は、今まで一度も、
実をつけたことがなかったから、
今年もダメなのか…と思っていた。

でも、今年こそは、実力をみせてくれと、
祈るような気持ちで、見守り、
毎日水をやり、時々栄養も与え、
レモンたちには、常にこう語りかけてきた。



「大っきくなあれ〜
 大っきくなあれ〜
 立派になあれ〜」

 


で、この「ちびレモンたち」が
最終的に、どうなったのか、
私の祈りをきいてくれたのか…

今日は、このレモンたちの
その後を紹介しますね。




もう、結果から、
言ってしまいましょう!





うひっ!!
今年はね、
なったんですよ、
レモンが…
ふふふ。
ほら、これです。











結構立派でしょ?
全部で5コ、
できました!
わぁーい!!
やりました。





やっぱり、祈りながら、
語りかけていたのが、よかったのかも。
ともかく、大きくなってくれたのだ。



その上、下の方に
一人でぽつんとなっていたレモンは、
かなり大きくなったのだ。

一人だったから、かえって
栄養十分だったんでしょうかね?
ほら、一人。









でも、これが大きくて、
手に持ってみると、
ずっしりとくるのだ。









その他、固まって、こんなふうに
小振りながらしっかりと実っている。









こうしてなってくれると
嬉しいものですね…
このレモンたちを見ては、
一人で、ふっふっふ、
などと笑っているのだ。





しかし、このちびレモンたちが、
どんどん落ちていったときには、
今年もダメかと思って、
はらはらしていたのだ。

でもね、35コのうち、なんとか10コほど
残ってくれて、さらにそのうちの、
5コが、たくましく育ってくれたのだ。
8月頃には、ぐんぐん大きくなって、
しっかりとしてきたのだ。








しかし、台風シーズンも来るし、
雨風も強いときがあったので、そのたびに
私は、ハラハラとして、
落ちてしまったのではないかと、
心配していたのだった。

でも、そんな私の心配をよそに、
この5コのレモンたちは、ぐんぐん大きくなり、
そして、黄金色に色づいてくれたのだ。



さて、このレモンたち。
12月にはいると、
いよいよ色もよくなり、
食べ頃となってきた。





「よっし、1コとって
 食べてみよう、
 中はどんなふうに
 なっているのかな。
 ちゃんと、普通のレモンの
 ような中身になっているかな?
 味はどうかな?」





ということで、明日は、
我が家のレモンを切り、
このレモンの中身がどうなっているか、
味はどうか…など、紹介しますね。
どきどきですぅ…。





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2008年12月04日(木) 心に残る話…「夫が変わった…どうしたんだろう?」

さて、今週は、いいお話特集でしたが、
その最後は、かなり迷ったのですが…
(いいお話がまだまだたくさんあるので)


「やっぱり…
 この話だな」




と思ったお話です。



今日も、昨日に引き続き、
「こころのチキンスープ 愛の奇跡の物語」
からです。




昨日も書きましたが、
「こころのチキンスープ」シリーズで、
この「愛の奇跡の物語」は、特におすすめです。
ぜひ、読んでみてくださいませ。








愛の力…
「バレンタインデー物語」
(43〜46P)




ラリーとジョアンは、どこにでもいるような
ごくありふれた夫婦だった。
どこにでもあるような街の、ごくありふれた家に住み、
家計をやりくりし、子どもたちを一生懸命育てていた。
そして、しょっちゅう、お互いのせいで
うまくいかないと口げんかをしていた。





ところがある日のこと、
信じられないような事件が起きた。
ラリーがこう言い出したのだ。





「ねぇ、ジョアン。
 うちには魔法の引き出しがあるのを知っていたかい?
 いつ開けてもきれいになったソックスと下着が
 ちゃんと並んでいるんだよ。すごいだろう!
 これもみんな君のおかげだ。
 何年ものあいだありがとう」




ジョアンは、メガネ越しにけげんそうに
ラリーの顔を見るとこう言った。



「ラリー、また何か欲しいんでしょう…」
「いいや、ただ魔法の引き出しが
 本当にありがたいって、言いたいだけさ」




とラリーは答えた。
ラリーが変なことを言うのはこれが初めてではないので、
ジョアンは、気にもせずに聞き流した。

ところがそれから2,3日たったある日のこと、
ラリーがまたこんなことを言った。



「ジョアン、今月使った小切手の控えには、
 ほとんど間違いがなかったね。
 16のうち15もきちんと合っていたよ。
 新記録だね」




ジョアンは、自分の耳がおかしいのではないかと思った。
縫い物の手を止めて言った。



「ラリーどうしたの?
 あなたは私が小切手の番号を間違って書いて
 ばかりいるって、いつも文句を言ってたじゃない?
 なぜ急に言わなくなったの?」
「理由なんてないよ。
 一生懸命やってくれているから、
 感謝してるよって言ってるだけさ」




ラリーの返事にジョアンは首をかしげたが、
また縫い物に戻った。




「いったい全体、
 何があったのかしら?」





とひとりごとを言った。
翌日、マーケットで買い物をすませた時のことだ。
ジョアンはいつものように支払いの小切手を書いたが、
使った小切手の控えを正しく記録したかどうかを確認した。
「どうしてこんなくだらない番号が
 気になってきたのかしら?」
とつぶやいた。


ジョアンは気にかけまいとしたが、
ラリーの奇妙な言動はさらに続いた。
ある夜のこと、またラリーが言った。



「ジョアン、夕食とてもおいしかったよ。
 いつも大変だね。
 考えてみると、結婚して15年になるから、
 家族のためになんと1万4000回も
 食事を作ってくれたことになるね、
 ありがとう」




ラリーはさらに続けた。



「それに家の中も、
 いつもきちんとしている。
 ずいぶん大変だろうね」




ラリーの言葉はまだ終らなかった。




「君がいてくれて
 本当に嬉しいよ」





こうまで言われると、
ジョアンは心配になってきた。



「いったいこの人は、どうしたんだろう?
 例のいやみはどこに行ってしまったんだろう」




と首をかしげた。
16歳になる娘のシェリーまでが、
ある日言った。



「ママ、パパがなんだか変よ。
 私のことを「きれいだね」って
 言うんだもの。
 私の服もお化粧も、
 パパが気に入るわけないのにね。
 パパ、どこか悪いの?」





これを聞いて、
ラリーはやっぱり変だと
確信した。

来る日も来る日も、
ラリーはすべてに明るく前向きだった。



こうして何週間か過ぎると、
ジョアンは夫の奇妙な行動に慣れてきて、
時折しぶしぶだが、
「ありがとう」
と言うようにさえなった。

ところが、ある日、
夫はいよいよ考えられないような
おかしなことを言い出した。
今度はさすがの彼女もわけが
分からなくなってしまった。





「ひと休みしたらどうだい?
 僕が食器を洗うから、
 フライパンをそこに置いて、
 キッチンから出てくれるかい?」




と言うのだ。
ジョアンはとっさに返事ができず、



「ありがとう、ラリー。
 ありがとう」




と言うのがやっとだった。
それ以来、ジョアンは、足取りも軽くなり、
歌を口ずさむことさえあった。
自信を取り戻し始め、以前のように
不機嫌でいることもあまりなくなった。




「こんなラリーも
 悪くはないわね」





そう考えるようになった。
ところがこのストーリーは
まだこれでおしまいではなかった。

今度は、ジョアンが
ラリーにこう言ったのだ。





「私たちのために、
 あなたは何年ものあいだ
 せっせと働いていてくれていたのね。
 それなのに今まで、
 何も言ったことはなかったわ。
 ラリー、ありがとう!」





ラリーがどうして変わったのかは今でもわからない。
ジョアンは何とかその理由を聞き出そうとしたが、
ラリーは話してくれなかった。

でも、たとえそれが謎のままで、
終るのだとしても、
こんな謎なら大歓迎だ。

読者の皆さんには、おわかりですね。
そう、私がジョアンなのです。


        (ジョアン・ラーソン)
            ここまで引用




私は、この話がとても好きです(笑)
本には、こんなステキなお話が
いっぱいにつまっています。

気持ちが落ち込んだとき…
イライラして仕方ないとき…
どうしようもなく寂しいとき…
ありますよね…

そんなときに、
心あたたまるような話の本を、
ぜひ、読んでみてください。
きっと、気持ちが変わりますよ。

12月は、せわしい月ですが、
ゆったり、まったり、ぼちぼちで、
心豊かに、ほかほかで過ごしてくださいませ。
笑顔を忘れないように…しましょう!





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2008年12月03日(水) 大好きなお話…「ニューヨークに愛を…」

さて、今日も、心に残ったお話です。
今日のお話は、大好きなお話で、


「そうだなあ、
 私も参加しようっと…
 いいね、いいね」



と思ったお話です。
(で、大分前から参加しています)


今日のお話は、
「こころのチキンスープ 愛の奇跡の物語」
からです。







「こころのチキンスープ」シリーズは、
何冊も出ていて、心に響くお話がいっぱいですが、
この「愛の奇跡の物語」は、特におすすめです。

この本を読むと、
愛は、自分のまわりにあふれているんだと
感じられます。
さて、そんな本に書いてあったお話です。




「ニューヨークに愛を…」
(32〜35Pまで引用)


友人と一緒に、ニューヨークでタクシーに乗った時のことだ。
降りる時、友人はタクシーの運転手に声をかけた。



「どうもありがとう。
 君は実に運転がうまいね」

運転手はそれを聞くと、一瞬びっくりしていたが、
「お客さん、口がうまいね。
 からかってもらっちゃ困るぜ」
と言った。


「いやいや、そうじゃないよ。
 ニューヨークは車がひしめきあっているし、
 無茶苦茶な運転をしている連中が多いだろう。
 そんな中で、君が驚くほど
 冷静なんで感心しているんだ」
「そうかい」




とそっけなく言って運転手は走り去った。
「今のは何だったんだい?」
と私が聞くと、




「僕はニューヨークに愛を
 呼び戻したいんだよ。
 こんなにすさんでしまった
 ニューヨークを蘇らせる方法は、
 愛しかないと信じているんだ」





と友人は答えた。



「自分一人の力でかい?」
「僕一人の力じゃないさ。考えてごらんよ。
 僕の言葉で、今の運転手は気分を良くした思うんだ。
 あのタクシーに、これから20人の客が乗るとする。
 運転手がいい気分でいれば、客に親切にするだろう。
 すると今度はその20人の客が、
 まわりの連中に親切にする。
 つまり連鎖反応を起こすわけさ。

 自分の会社の従業員とか、どこかの店員とか、
 レストランのウェイターだとか、ひょっとすると
 ふだんはほとんど気にもかけない家族にさえも
 やさしくするかもしれないさ。そうすれば、
 やがて1000人以上の人を巻き込む計算になる。
 すごいだろう!」


「でも、さっきの運転手を勘定に入れてだろう?
 彼が親切にして回るという保証はないよ」
「わかっているさ。人それぞれなんだから。
 だけど、もし僕が今日、
 10人の人間に親切にしたとして、その中の、
 たった3人だけでも気分がよくなってごらん。
 これがまわりまわって3000人以上に影響を
 及ぼすってわけさ」




私はそれを聞いてなるほどとは思ったものの、
「理論的にはそうかもしれないけど、
 実際はそううまくいくとは思えないな」
と答えた。



「もし、期待通りに行かなかったとしても、
 何の損になる?
 そもそも『いい仕事をしたね』
 というのに全然時間はかからないよ。
 チップを増やすわけでも、減らすわけでもない。
 相手に通じなくても、それはそれでいいじゃないか。
 また明日、別の相手に試してみればいいことさ」
「お前、本気で言っているのかい?」

「君こそ素直じゃないよ。
 僕らの会社の連中だって、給料が安いっていうだけで
 ブーブーいっているわけじゃないんだ。
 どんなに一生懸命やっても、
 何も言ってもらえないのが面白くないのさ」
「でも、連中の仕事に対する態度は
 いい加減じゃないか」

「そこなんだよ。みんな心のどこかで、
 まじめに働こうとサボろうと誰も気にかけやしないと
 思い込んでいるんだよ。どうして、
 誰もやさしい言葉をかけてあげないんだろう?」





こう話しながら歩いているうちに、
工事現場にさしかかった。
ちょうど5人の作業員が昼ごはんを食べていた。
友人はそこで立ち止まると、建設中のビルを見上げながら、
作業員たちに話しかけた。



「すごいね!
 素晴らしい仕事ぶりだ。
 こんなものすごいビルを建てるのは、
 さぞかし難しいし、危険なんだろうなあ」




作業員たちは、この不思議な男をいぶかしげに見上げた。
だが、友人は全く気にせず続けた。



「いつできあがる予定なんだい?」
「6月さ」
「そりゃ、スゴイね。君たち、
 これだけいい仕事ができるんだから、
 さそかし鼻が高いことだろうね」




作業員たちは、あっけにとられたままだったが、
私たちはまた歩き始めた。

「お前にはまいったよ。
 『ラマンチャの男』には
 お前みたいな人間がでてくるけれど、
 実際にお目にかかったのは初めてだよ」
と、私は言わずにはいられなかった。




「あの作業員たちが僕の言ったことを
 かみしめてくれれば、
 きっといい気分になると思う。
 こうやって、この街全体が
 また少し幸せを取り戻すんだ」





「でも、やっぱりお前一人の力では無理だよ」
と、私はまだ賛成できずに言った。



「肝心なのは、途中であきらめないことなんだよ。
 大都市の人間に昔のような優しい心を呼び戻すのは、
 至難の業かもしれない。
 でも、他の人たちも、この親切キャンペーンに
 参加してくれるようになれば…」




そこまで言うと、彼は途中で話をやめた。
通りがかりの女にウィンクしたのだ。
私は思わず言った。



「ふうん、どう見ても、
 見映えのしない女だと思うがな……」

「わかっている。
 でも想像してごらんよ。
 もし彼女が学校の先生だったら、
 クラスの生徒たちにとって、
 今日は最高の1日になるだろうね」




            (ダン・ミルマン)
             ここまで引用



私は、このキャンペーンを支持しています(笑)
そして、できるだけやってみてます。

誰かに、何かしたことを、あるいは、
仕事ぶりをほめてもらえるのは、
とても嬉しいことだし、
存在を認めてもらえたと感じられます。
すると、ちょっとだけいい気分になり、
それが、もしかしたら、次の人へ、
伝播していくかもしれないのです。

これは、とてもステキなことに思えます。
なにより、やって何一つ損はないし、
自分もいい気分、楽しい気持ちになれます。



ぜひ、このキャンペーンに
参加してみてください。
参加するのは、簡単です。
そして、誰かを、
いい気分、幸せな気分にしましょう(笑)
きっとステキな笑顔に出会えるはずです。






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2008年12月02日(火) 名犬のお話…「どこでもついてくるプードル」

今日は、犬のお話です。
今日は、ちょっとかわいいお話。


今日のお話は、この本から。
「四本足の天使たち」
51匹のワンちゃんたちが登場します。

名犬や珍犬の話でいっぱいの本です。
名犬ラッシーの原点「ラッシー、帰る」
なども書かれていて、
犬好きさんにはおすすめの一冊です。









この本には、ぐっとくるようなお話も
いっぱい書かれていますが、今日は、
思わず、


「ふふふ」


と、笑ってしまったお話にします。
人と犬の関係がほのかで、
まわりの情景が浮かんできて、
いいなぁと思ったので。




「どこでもついてくるプードル」
(248〜250Pから引用)




ルーシーは、私が旅行前の荷づくりをしているのを見ると、
手荷物用のカゴの中に四つんばいで入り込み、
大きな茶色の目でじろりと私を見る。
そうすることで、彼女は置いてけぼりを食わせないで、
と私に訴えているのだ。



何を隠そう、ルーシーは
白毛のミニ・プードルで、
私の愛犬なのだ。




彼女は置いてけぼりを食う心配などする必要はないのだ。
これまで7年間、何度も私に同伴して海外旅行に
出かけたことがあるのだから。



ギリシャにも、トルコにも、シリアにも、
インドネシアにさえも、彼女の名前を
みんなが知っている町が幾つもあるくらいで、
そこの女どもは、指で私たちを指し、
子ども達はくすくす笑い、
大きな口ひげの男連中は
「やぁ、ルーシーちゃん」と声をかける。




そんな人さまの注目の的になる資格が
こちらにあるわけではない。
私はルーシーの飼い主でしかないのだから。

とにかく、犬を連れての旅行で
目立たずにすませようとする方が、
どだい無理なのだ。



回教国では、犬は不浄なものと見られているので、
お呼びではないとのことだが、
これほど真実に反する見方はない。
ルーシーは私という大使の令夫人であり、
4本足で立つ縮れ毛の生き物ながら、
民間親善外交の象徴的存在なのだ。




フェリーボートの船長も、パスの運転手も、
ホテルの支配人も、皆、私たちのために
特別の席や部屋をとってくれ、給仕人は、
とっておきの珍味をルーシーに食べさせる、
といった具合で、時にはこういうサービス攻めに
たじたじすることさえあった。




インドネシアではプードル犬は
きわめて稀少なので、
ルーシーは人気者だった。





住民たちは感に堪えぬといった口調で
「バグズ、バグズ」(パグの意味らしい)
と呼びかけ、半ばおそるおそる手を差し伸べるのだが、
身体に触れることはめったになかった。



ジャワ島中部にある由緒深いヨキジャカルタの町は
暑かったので、夕方になると私はホテルのプールに
飛び込んだ。

ご多分にもれず、ルーシーは、プール際を走って、
その端から端までぴたりと私の横について来た。
めざといルーシーの監視をくぐりぬけて
私がどこか逃げてしまうのではないか、
と、心配だったのだ。


何分かたつと、ルーシーはあまりに暑いので、
走るのはもうご免だと思ったのだろう。
さっと身を空中に躍らせて水の中に飛び込み、
私といっしょにプールを往復しはじめたのだ。 

私はルーシーをプールの外に押し上げ、
叱りつけた。
木陰からこちらを眺めている人たちの
見え隠れする顔を意識せざるを得なかったからだ。

翌朝、
フロントの女性がこう訊いた。





「ゆうべプールで
 泳いでいたのは、
 お客様の犬ですか」



すっと血がひいていくのを
感じながら、私は正直に



「ええ、そうなんです…」



と答えた。



「お願いですから、
 もう一度、
 泳がせてください。
 わたし、あれを
 みそこなってしまったので…」





         (ダイアナ・コルダス)
             ここまで引用



感動するお話もいっぱいありましたが、
今日は、その中から、ほんわかとする話にしました。

余裕がないと、いらいらして、怒ったり、
ぶつぶつ愚痴っぽくなったりしがちですが、
動物たちのなにげない仕草に
心が満たされることがあります。
そんなとき…



「ああ、
 そうだなぁ…
 何か大事なこと、
 私忘れているなぁ、
 いろんなこと
 考えすぎているんだな」




なんて、思います。
そして、そんなことを思い出させてくれる
動物たちがいとおしく思えます。

そんなことを、たくさん思い出させてくれる
一冊です。
機会があったら、読んでみてくださいね。






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2008年12月01日(月) 世界がもし1000人の村だったら…こんなです

今日も、引き続き、本からの紹介です。
今日は、心あたたまるお話というより、


「へぇ〜なるほど、
 そうなのか…」



と思えるお話です。
世界的な規模の…ね。

恐らく、みなさんもご存じだと思いますが、
「世界がもし100人の村だったら」
という本が、何年か前に話題になりました。

今日、紹介する話は、この
「世界がもし100人の村だったら」
の元となった、
「世界がもし1000人の村だったら」
です。元は、
100人でなくて、1000人だったとか。



どう違うのかと、言えば、
今日紹介する本によると、元の
「世界がもし1000人の村だったら」の方が、
「世界を一つの小さな社会ととらえ、
 全体像をとらえている」そうです。




さて、今日紹介する本は、
「ハートフル・ストーリーズ」
著者は、シェリー・カーター=スコットさん。


この本の中に、書かれていた、
「世界がもし1000人の村だったら」
を、紹介します。





とても読みやすい本なので、時間があったら、
ぜひ、読んでみてくださいね。
心があたたまるようなお話が
いっぱい書かれています。




「世界がもし1000人の村だったら」
(170〜175Pまで引用
 ※何年時点なのかは、明記されていません)



世界がもし
1000人の村だったら…




584人はアジア人です。
123人はアフリカ人です。
95人はヨーロッパ人です。
85人はラテンアメリカ人、
55人はソビエト人
(リトアニア人、ラトヴィア人、エストニア人含む)
52人は北アメリカ人、
そして6人は、オーストラリア人と
ニュージーランド人です。




村人は言葉が通じないので、
かなり困っています。

165人は、中国語を話し、
86人は、英語を話します。
83人は、ヒンディー語とウルドゥー語、
64人は、スペイン語、
58人はロシア語、
37人はアラビア語。
これで、ようやく村人の半分です。


あとの半分は、(多い順に)ペンガル語、ポルトガル語、
インドネシア語、日本語、ドイツ語、フランス語……
その他200種類もの言葉が飛び交っています。 



この村では、
300人がキリスト教
(183人がカトリック、84人がプロテスタント、
 33人がギリシア正教)を信じ、
175人がイスラム教、
128人がヒンドゥー教、
55人が仏教、
47人がアニミズム
(万物に霊魂が宿ると信じる宗教)を
信じています。


残りの210人は、
他のさまざまな宗教を信じています。
(あるいは無神論者です) (略)




毎年28人の赤ちゃんが生まれます。
毎年10人が死に、
そのうち3人が飢えで、
1人はガンが死因です。
2人に1人は1歳になる前に
死んでしまいます。
 (略)



この人口1000人の社会では、
200人が村全体の収入の3/4を得ています。
一方で、別の200人の収入は、
村全体のわずか2%です。




自分の車を持っているのは、
たった70人
(中には2台以上持っている人もいます)
村には670人の大人がいますが、
その半分は読み書きができません。




村の土地は6000エーカー
(2428ヘクタール)で、そのうち、
700エーカー(283ヘクタール)が農地、
1400エーカー(567ヘクタール)が牧草地
1900エーカー(769ヘクタール)が森林です。


残る2000エーカー(809ヘクタール)は、
砂漠、ツンドラ、舗装道路、それに不毛の地です。
森林は急激に減っており、不毛の地が増えています。
その他の土地は、ほぼ現状を維持しています。(略)



世界がもし、1000人の村だったら、
5人が兵士、7人が教師、1人が医者です。

村の年間支出は毎年300万ドルを
ちょっと上回るくらいで、そのうち
18万1000ドルが武器や戦争に、
15万9000ドルが教育に、
13万2000ドルが医療に当てられます。




村の地下には、村を何回でも木っ端微塵に
吹き飛ばせるほどの破壊力がある核兵器が
埋められています。

この核兵器は、たった100人の村人が
管理しています。
残りの900人の村人は、
管理している100人が
対立せずにやっていけるのか、
不注意や技術的なミスで
発射されてしまうのではないか、
また、たとえ核兵器を
取り壊すことにしたとしても、
村のどこかに危険な
放射線廃棄物を棄てるというのか、
とても心配しながら見守っています。



    ドネラ・メドウズ・デイヴィッド・タウブ


               (ここまで引用)





別にこれらの数字を知ったからといって
何が変わるわけではないけれど、
日本がどれだけの数値の所にいて、
どれだけ豊かなのかはわかる。

日本は、本当に豊かな国なのだと実感する。
この中にありながら、




「あれも足りない、
 これもない、
 あれもほしい、
 これもほしい…

 もっとこうしてほしい、
 こうあらねばならない、
 ともかくなんでも、
 もっと、もっと、もっと…」





と、気持ちばかりが膨らんでいく。
どうなんだろうな、それは…
なんて思いつつも。

今の豊かさと環境に心から
感謝しなくては…と思ったのでした。





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