福士敬子の日記...fukushi

 

 

「一人で反対」・・・「やはりの結果」でマスコミ取材 浜渦副知事辞職問題 - 2005年05月30日(月)

 議会が形骸化している、都議会に入って痛感したことです。
 ここのところ新聞に聞きなれない百条委員会なる文字が頻繁に出ていたのはお気づきになっていたでしょう。
 浜渦副知事の更迭問題が本日5月30日夕刊に大きく出ています。市民の皆さんにお話しするのにとても説明できないほど、裏取引あり、かけひきありなどなど、きりなく、闇の問題の根は深いのです。
 ここにきてようやく知事が週2日しか登庁せず、そのため腹心といわれた浜渦副知事の権力が目に余るものとなり、それに乗った野党議員、面子をつぶされいきり立った与党議員というものが市民の目にも見えてきました。
 しかし、今までそんな話(知事の登庁回数)は朝日新聞の石原語録は出てもマスメディアは取り上げず、腹心の院政が行われる実態は指摘はされていても、知事サイドのマスコミ封じ込め対策と、知事人気に消され、表に出てきませんでした。
 他の特別職、特に二人の副知事の辞職願提出で今までひた隠しにされていた庁内混乱が明るみにでたのですが、ここにいたるまで放置されていたことの責任はどこにあるのでしょうか。
 今日テレビ取材を受けました。
 私が、一貫して政党間取引の外にいて、副知事就任案件議会提出の際、一人、浜渦人事も反対していたためです。
 人事は反対しない、が慣例だそうですが、議会の承認事項である以上、確かめて問題ありと思えば反対すべき、それが有権者への責任と考えました。
 浜渦副知事の問題は就任後にも暴力事件当事者として報道もされていたの
に、知事が庇ったため議会も不問に付しました。
 一人会派の議員の質問回数を年1回に封じ込めるような、議論するという本来の目的を忘れた議会体質が、大会派間の闘争や知事との馴れ合いを議会に日常化させたのです。本当は百条委員会設置のような仰々しさ以前に、通常の委員会の中で十分議論できうる問題だったのです。
 選挙を前に、有権者の皆さんに、人で選ぶ大切さを考えていただきたいと思っています。
 嘘がないか、ごまかしがないか、パンフレットや議員の報告会などをぜひ見比べ聞き比べてください。税金の無駄遣いをなくすには議員にチェックする姿勢と能力が必要です。



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情報公開とわたし・・・都議会議員調査費「情報公開度ゼロ 」と新聞にも - 2005年05月21日(土)

 昨日も、今日も私は杉並の街々を私の議会報告「福士敬子レポート」(「あんてな」と名づけています。問題点をきちんとキャッチし、発信したいという意味です。)をお届けして回っています。前にも書きましたように有権者の市民の方々へ私の議会活動をご報告するためです。
 都議会ホームページにも質問内容は載りますし、私のホームページにも質問や談話を載せてはいますが、それで公開しているとは到底いえないと考えているからです。
 それに一方通行では、私が市民の方々の意見を代弁できなくなります。お玄関先、インターホン越しでも、「介護保険はどう使えているか」、「なぜ利用枠がまだ残っているのに使わないのか」という話など、制度の実際の話がたくさん伺えます。これは統計を見ているだけではわかりません。
 さて、話がそれましたが、今日のタイトル副題は、東京新聞が東京都議会を特集したシリーズ、5月17日朝刊掲載記事の見出しです。私が私の議会報告「あんてな」に書き、5月5日の日記にも書いた、議員調査費月60万円、領収書をつけない慣例を続ける都議会。さすがに新聞にでると私が議会報告に書いていたことにお問い合わせがきたそうです。
 「読んでくださっていかが?」と私、「時間なくてなかなか」とすまなそうな相手の方。
 こういうやり取りがインターホン越しに多いのですが、このごろは「項目だけでもご覧ください」と申し上げています。
 情報公開は出すほうも受け取る側も努力がいりますね。

 福士敬子の事務所(荻窪1丁目の西田小学校前バス停留所前)にはバックナンバーもそろえています。
 7月3日は東京都議会選挙です。毎議会ごとに発行していますので
私の4年の議会活動はガラス張りになっています。選挙を前に資料としてさかのぼってご覧になりたい方はお問い合わせください。


      「福士さん何をお話したの?」 「内緒・・・ふふ」    「!!?」




      私たちと「福士さん」(事務所前、開けっ放しですねここの事務所は)
 


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街角の表情・荻窪駅南口(いつも署名ご協力ありがとうございます) - 2005年05月11日(水)

 雑然としていますが、温かみを感じるところ、荻窪駅南口は私たちが署名のお願いをよくする場所のひとつです。
 夕方も北口ではみなさん表情固く足早にになりがちなのに対して、南口側は余裕ある雰囲気です。私の議会レポートにも手を出していただける、お声もかけていただけます。署名もしていただけます。 
 最近も、介護保険について、『「見直し」は充実するよう区から国に要望を』と皆さまに署名をお願いしました。本来もう明確に改定方針が出てくるところ、介護保険見直し内容はまだ多くが明らかではありません。選挙に影響が出るのを回避しているともおもわれます。家事援助はやめて自立をうながすための筋力トレーニングへという方向、しかし本音は財源不足をどうしのぐかにあり質の低下を前提としています。

 この日(5月8日)、私の荻窪南口の街頭での都政報告に各地の市議や区議など、さまざまな方々が参加してくださいました。先日の若い人たちも来てくれました。うれしい事ですが、私自身は、都政の現状、「うれしくない話」の報告がどうしても多くなってしまいます。
 また議会の準備がはじまります。今度はこの日記でもお知らせできますね。


               「福士敬子の議会報告です!読んでみてください」「ふむ!」


右側パネルを持っている手は小平の市議さん。


『井戸端トークコンサート』の案内も。


もってくださっているのは川崎の市議さん。
市民派の区議、市議さんたちはボランテイアの人たちと同じように
配布やパネルもちを交代でします。


お母さん読んでくださってます。足元気をつけてください。



これは昨日の夕方。南口のたこ焼き屋さん、これから準備ですね。
この前手を振ってくださってありがとうございました。それにポスターも。




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能と杉並と教育と - 2005年05月07日(土)

 母と能をよく見に行きます。先日西荻窪の駅のホームに立っていたら、井草八幡の薪能を宣伝紹介する映像が目の前に・・・。5月14日に「巴」が演じられることを知りました。近頃杉並区内でもずいぶん能を見ることができますね。
 私の予算要望の中に「地域の人材を生かした都立高校での伝統芸能、伝統文化学習の充実を」という趣旨のものもあります。新設の都立杉並総合高校は伝統芸能のための舞台を持っています。施設の活用が十二分に図られるよう、たとえば、若い人たちがそこで能に触れられる、指導力のある地域の人材を生かせれば可能なことです。実際に杉並にお住まいの能楽士の方にお話をうかがい、杉並ならば可能なことである、またほかの地域でも可能性があると思い予算要望にくわえました。
 白鴎中学・高校(今年から6年制で再編成された)のように、芸能的才能のある生徒を特別待遇することが文化を育てる、みたいな短絡的発想ではなく、若い人たちがその発祥や、歴史を踏まえて伝統文化を学べば、むしろ他民族の伝統、文化に敬意を払える大人になることができるのではと期待しているのですが・・。

NHKの大河ドラマのために地域開催の能では今年は義経が登場する演目が多くなっていると聞きました。写真は練習用の能の舞扇と謡い本「船弁慶」




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都議の調査費には領収書がいらないという不思議 - 2005年05月05日(木)

 「議会報告?」「見たような、見てないような」。 
 配りながら歩いているとよくそういわれます。しかし、改めてレポートを出している理由をお話しすると、多くの方は「では、読んでみましょう」といわれます。
 選んだ後、議員が何をしているのか知らない有権者が多いと言うのは教育に大きな責任があります。政治のことを話し合ってはいけない風土を作り出しています。
 私は自分の議会活動を皆様にチェックしていただくために、読みにくいかもしれませんが、議案の説明と私自身の表決結果と理由を書き続けてきました。
今は議事録をインターネットで読むこともできます。しかし議員の責任として、多くの方に報告する義務はあると思います。
  区議会は身近ですし、国会は報道されます。都議会が一番分かりづらいといわれます。実際入ってみて、こんなことがあったのか、と言う事例があまりに多い。
 毎月議員ひとりに60万円ずつ、会派ごとに支給される調査費、これに領収書をつけることを提案しました。しかし自公民の反対にあってまだ実現していません。自分自身がそうですから、議会の都財政チェックが甘くなるのは当然でしょう。長年の緊張関係のなさのために、見通しの甘い財政計画がいかに多いことか。そのつけが福祉や医療、教育費を削って皆さまの生活に影響します。
 あれをします、これをしますと言う前に、きちんと行政提案内容をチェックをするのが議員の仕事、それが常識になるようぜひ皆さまの力を貸していただきたいと思います。


街頭の報告でも議会報告を手に「私もチェックしてください」と申しあげています。(久我山にて)


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若いひとたち - 2005年05月02日(月)

 今年の2月11日、12日、13日、京都の京都市国際交流会館、キャンパスプラザ京都を会場に 『アジア太平洋みどりの京都会議2005』 Asia Pacific Greens Kyoto Meeting 2005 を開催しました。同時通訳つき、400名以上の参加となりました。
その時一緒だった若いひとたちが先日やってきました。都議会での私の活動、政策を知って、自分たちのやり方で福士敬子の政治活動に参加したいということです。
 私の事務所はビルのなかではありません。バス通りに面した木造家屋の一角をお借りしている質素なものです。この事務所の内装もボランティアの手仕事です。それも十数年、あちらの電灯を変え、こちらの壁紙をはりと多くの手によって徐々によくなってきました。福士敬子と自治市民’93は本当に多くの方々に支えられています。
 今までの主婦を中心にした層の活躍、40代、50代の仕事をしている男性女性の参加につづき、若い人たちが自分たちのやり方で一緒に活動しようとしてきています。
 環境問題などをきっかけとして、再び、若いひとたちの政治への関心が高まっているようでうれしいことです。
 

   4月27日夕方荻窪事務所で


 もう初夏ですね、こちらは私の議会報告「あんてな」を配りながら、今日の街角でみつけました。今年は花々が一斉に咲きそろい美しいですね。





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