さて前回に引き続き、アンパンマンの歌について便りをお送りさせて頂きます。

その前に、まずはあまり知られていない1番を含め、アンパンマンの歌の歌詞をご覧下さい。

◆アンパンマンの歌

そうだ　嬉しいんだ生きる喜び
たとえ胸の傷が痛んでも

何の為に生まれて 　何をして生きるのか
答えられないなんて　そんなのは嫌だ
今を生きることで　熱いこころ燃える
だから君は行くんだ微笑んで

そうだ　嬉しいんだ生きる喜び
たとえ胸の傷が痛んでも
ああ　アンパンマン優しい君は
行け　みんなの夢守る為


何が君の幸せ 何をして喜ぶ
わからないまま終わる そんなのは嫌だ
忘れないで夢を　こぼさないで涙
だから君は飛ぶんだどこまでも

そうだ　恐れないでみんなの為に
愛と勇気だけが友達さ
ああ　アンパンマン優しい君は
行け　みんなの夢守る為

時は早く過ぎる　光る星は消える
だから君は行くんだ微笑んで

そうだ　嬉しいんだ生きる喜び
たとえどんな敵が相手でも
ああ　アンパンマン優しい君は
行け　みんなの夢守る為


さて、歌詞に一度目を通して頂いた中で、これからの文章をお読み頂ければと思いますが・・・。

やなせさんには弟さんがいましたが、自ら海軍に志願され、人間魚雷の特攻隊として、フィリピンにて戦死してしまいます。戦地から帰って来たやなせさんは弟の死を知り、胸の痛みを感じながらも、自分が生きている事への喜びを実感します。

その中で、幸せとは何なのか、何のために生きるのか。それが分からず、答えられずに生きるのは嫌だ。という事も感じられます。

弟さんにおいては、恐れる事も涙をこぼす事も無く、みんなの夢を守るために、微笑みながらも、愛と勇気だけを胸に飛び立って行きました・・・。

簡単にご説明させて頂くと、上記のような内容となるのですが、前回お送りさせて頂いた子供達（私達）に向けてのメッセージと共に、弟さんに対する想いが込められた歌となっております。

とても深い意味を持った内容となりますが、この歌を通して、改めて、皆様自身の人生の目標を持つ事や、生きている事への日々の反省と感謝を忘れずに、充実した毎日へと繋げて頂けるものがあれば嬉しく思います。

2009年10月11日(日)

アンパンマンの歌

誰もが知っている、国民的なアニメと言っても過言ではない「アンパンマン」ですが、今年の夏ごろに、世界で一番キャラクターが多いアニメとして、ギネスに認定されたという番組を見ました。

その放送の中で、作者でもあり歌を作詞された、やなせたかしさんがインタビューを受けていましたが、アンパンマンの歌の歌詞には、子供たちに向けての、とても大きなメッセージが込められている事をお話していました。


「何が君の幸せ 何をして喜ぶ
わからないまま終わる そんなのは嫌だ」

皆さんも、よく耳にした事がある歌い出しの部分かと思いますが、楽しいメロディーと一緒だと気づきにくいものの、改めて読み返してみると、人生において何をする事が自分の幸せなのか。何をする事に喜びを感じるのか。それが分からないまま日々を過ごしている方は、意外と多くいるのではないでしょうか。

また、普段耳にする歌詞は、実はアンパンマンの歌の2番で、1番の歌い出しは、同じメロディーで下記のような歌詞となります。

「何の為に生まれて 何をして生きるのか
答えられないなんて そんなのは嫌だ」

こちらも、非常に大きな意味を持っていて、私為は何の為に生まれ、何をして生きるのか・・・。大人になった方でも、それが答えられない方はいらっしゃるものでしょう。

やなせさんは、子供の頃からそういった部分に目を向ける事で、自分が何をしたいのか、何をすればいいのかが分からないままになってしまわないように。しっかりと生きる喜びを感じて欲しい。というメッセージを込めて・・・、という事をお話されていました。

「子供に向けて」というメッセージではありますが、私達大人にとっても深く考えさせられる事なのではないでしょうか。

皆様自身においても自分にとっての幸せは何なのか。何をする事に生きがいや喜びを感じるのか。何の為に生まれ、何をして生きるのか。しっかりと自分自身の目標を持って、人生を歩んで頂く事に繋がれば幸いです。

追伸
この歌の歌詞には、さらに深い意味が込められているのですが、その内容は、また次回の便りにてお伝えさせて頂きます。

2009年10月04日(日)

行き先を同じにしましょう。

前回は、人をご飯に誘う際、そのタイミングをよく見て、相手とすれ違ってしまわないように・・・。といった事を、普段の生活や恋愛に重ねてお話させて頂きました。
その中で、何を食べに行くのか・・・という事も、とても大きな意味合いを持つ面がございます。

例えばランチに行く際、ある一人の男性が同僚女性のＡさんに「カツ丼食べに行かない」と聞きました。しかしＡさんは、「今ダイエット中だから、あんまり重たくないお蕎麦とかにしようと思って・・・」と答えました。
結局、二人は別々のお店に行く形となりましたが、他にもお誘いしたＢさんは、「カツ丼、おいしそうですね！」という形で、ランチを一緒にする事ができました。

上記のように、人生においても、今あなたが一番に“食べたいもの”が何なのか。一番に優先している事が何なのかによって、相手と一緒に歩んで行けるかどうかに影響を与える面がございます。

どういう事かと言うと、あくまでも一つの傾向ではありますがが、男性においては、今一番食べたいものに“仕事や趣味”を上げる方が多く、女性においては、“恋愛”を食べたいと思われている方が多くいらっしゃいます。

ですので、その事をランチのお話に当てはめてみると、女性が男性に対して「“恋愛”を食べに行こう」と言っても、仕事や趣味を食べたい方とは、なかなか一緒に食べに行く事はできないでしょうし、逆にその女性が、お仕事や趣味などを一番に優先して考えるようになれば、相手とも自然にご飯に食べに行ける。歩みをスムーズに進めていける面がございます。

そのような意味で、いつもお送りする言葉において、「恋愛が目標になってしまわないように。あくまでも、お仕事や趣味といった、ご自分の人生における目標を持って」、といったアドバイスをお送りさせて頂いております。

改めて、一概にその限りではない部分もありますが、相手との目標を同じにすれば、行き先が同じになりますので、一緒に歩んでいける兆しや可能性も、大きく変化する事でしょう。

是非、その大切さをご理解頂くことで、相手とのスムーズな歩みに繋げて行けるものがあれば幸いです。