夢占い相性占い前世占いのラピスの輝き
http://lapis.ciao.jp/


こちらでは、龍先生から届く便りを掲載致しております。

2007年12月30日(日) 年越し蕎麦

今年も残すところ今日を入れて2日となりました。皆様からも「あっという間」というお言葉を沢山頂きますが、1年が過ぎるのは本当に早いものですね。

さて、明日は12月31日の大晦日となり、大晦日と言えば、年越し蕎麦を食べられる方も多くいるかと思います。その由来は、「細く長く暮らせるように・・・」という願いが込められている事が、もっとも一般的な説ではないでしょうか。

その他にも、蕎麦が切れやすい事から1年の苦労を切り捨てて、次の年に持ち越さないように・・・という意味や、そばのように運気や寿命を長く伸ばしたいという願い。
また、金細工職人が金箔を薄く延ばす際、飛び散った金粉をそば粉の団子で集めた事に由来し、金を集める事から、金運を願ったという説もあるようです。

そして、地域によっては蕎麦ではなく鰯を食べたり、うどんの産地として有名な香川県、また関西の地方では、年越しうどんを食べる地域もございます。

改めまして、月日が過ぎるのは本当に早いものですが、皆様にとって、今年はどのような1年でしたでしょうか。大きな学びがあった方もいれば、なかなか思い通りにならなかった方もいるかと思います。
どちらの方にしても、年越し蕎麦を食べながら1年を振り返りつつ、今年の出来事を良い意味でご自身の経験と捉え、来年への成長に繋げて頂ければ幸いです。

最後に今年も1年間、本当にありがとうございました。来年も皆様方と一緒に私共も精進を重ね、スタッフ一同、少しでもお力になれる事を心から願っております。是非、良いお年をお迎え下さい。


2007年12月23日(日) 自分との戦い

「戦場において百千万の敵に勝つよりも
ただ一つ、己(おのれ)に克つ事こそ、この
上ない最上の勝利である。」

前回に引き続き、今回もお釈迦様の言葉をお伝えさせて頂きたいと思います。

上記の言葉に目を通して頂くだけでも、うなずかれる方がいるかもしれませんが、己に克つという事ほど大変な事は無く、自分自身に勝つ事は最も優れた勝利である、という言葉となります。

毎日の生活の中で、私達は常に自分と戦っていると言っても過言ではありません。

今の寒い時期、朝起きるのが辛くて「あと10分だけ・・・」と布団から出られず、二度寝をしてしまったり、テレビをダラダラと見てしまう。やらなければいけない事が先延ばしになり、「明日でもいいか・・・」と、自分に甘くなってしまう事はよくある話です。

女性の方からは、ダイエットのお話を頂く事が沢山ございます。忙しかったりストレスなどによって、ついつい甘いものに手が伸び、時には暴飲暴食に走ってしまう事があるかもしれません。
その事によって気持ちを切り替えられ、新しい一歩に繋がる部分があれば良いのですが、「また食べてしまいました・・・」といった自責の念にかられ、克服できない自分を責めてしまう言葉を多く頂きます。

本当に些細な事かもしれませんが、そのような小さな積み重ねこそが、ご自身の成長に大きく影響してくると言えるでしょう。
自分に負けない心を持てるよう、ご自身を強く持ち、皆様の目標や幸せに向かって歩みを進めて頂ければ幸いに思います。


2007年12月16日(日) 人は人、自分は自分。

「他人の過ちを見るなかれ。
他人のした事と、
しなかった事を見るな。

ただ自分のした事と、
しなかった事だけを見よ。」


この言葉はお釈迦様の教えとなります。人は誰しも、他人の行動を目にする事によって、「あの人もやってるから自分もやって大丈夫・・・」など、周りに影響されてしまう傾向があったり、日々の生活の中でも、自分の過ちより人の過ちに目が向いてしまう面がございます。

しかし上記の言葉は、そのような形で人に左右されるのではなく、あくまでも自分がどうなのか。ただ、自分自身のした事だけを見て、正しい考えと行動をするように・・・。という戒めの意味が込められた言葉となります。

学校で、職場で、家で、「あの人は○○なのに・・・」と、人の行動に目が行き、不満を覚える事もあれば、気持ちが上下してしまう事もあるかもしれません。
しかし周りの行いによって心が動かされるのではなく、あくまでも自分の行いを自分でしっかりと見る事が、とても大切になって参ります。

自分自身を見つめ直されるキッカケとして。何よりもご自身が成長される為にも、人の行動にとらわれてしまう事なく、正しい考えと行動によって、歩みを進めて頂ければ幸いに思います。


2007年12月10日(月) 除夜の鐘

今日は除夜の鐘についてお話させて頂きたいと思います。
12月31日は皆様ご存知の通り大晦日となり、テレビなどで放送される事からも、誰もがその日の夜に除夜の鐘を撞く事を知っている、と言っても過言ではないかと思います。

それだけ大きな行事ではあるものの、その意味を知らない方も少なくない事が見受けられますが、まず「除夜」とは、一年の最後の夜を意味する言葉となります。
一年の最後の夜に何を除き、新しい年を迎えようとするのか・・・?
そう聞かれるならば、皆様も「悪い事、苦しみ、悩み、不安」といった事を考えられるかと思いますが、そのような悩みを無くす意味が込められている行事となります。そして、悩みの元の事を「煩悩(ぼんのう)」と言います。

この煩悩は108あり、人間が感じる、眼(げん)耳(に)鼻(び)舌(ぜつ)身(しん)意(い)という六根のそれぞれに、好(気持ちがよい・好む)、悪(気持ちが悪い・嫌い)、平(何も感じない)という、不同の3種が働いて3×6=18。
そこに、浄(きれい)、染(きたない)の2種類が加わって、18×2=36。さらに、現在・過去・未来の3つが関わり、36×3=108となります。

改めまして、これが108の煩悩となりますが、その一つ一つを旧年中に償却し、新たな気持ちで新年を迎える意味で、除夜の鐘の回数も108回撞かれる形となります。

その他にも、苦しい状況を表す「四苦八苦」を取り払う意味で、4×9+8×9=108回。1年間を表す意味で、12ヶ月+24節気+72候を合わせて108など、諸説ございます。

上記の説からも、色々な意味が込められている事が伺えますが、やはり一番は、誰もが健康であり、新しい年を幸せに過ごす事を願う部分があると言えるでしょう。
大晦日まではまだ20日程ございますが、今年は除夜の鐘を聞きながらご自身を振り返り、今年の学びを次の年へと繋げられるキッカケとなれば幸いに思います。


2007年12月03日(月) 戻らないもの

今年も気付けば12月となり、残すところ一ヶ月弱となって参りました。少し早いかもしれませんが自分自身を振り返ってみて、皆様にとってはどのような一年でしたでしょうか。

さて、今日はある一つの話をお伝えさせて頂きたいと思います。

――――――――
その昔、貧しい家に生まれた一人の女性がいました。彼女の名前はキサーゴータミーと言い、家は貧しかったものの、善い行いの報いによって、とても裕福な家のお嫁さんになる事ができました。彼女はご主人様にも愛され、幸せな毎日を過ごしていましたが、残念な事に一人子の男の子が幼くして亡くなってしまいました。

彼女の歎きはいうまでも無く、冷たくなってしまった体を抱いては町に出て、子供の病を治す者はいないかと尋ねまわりました。
しかし、町の人はどうする事もできずにただ哀れに思い、同情の涙を流すしかありませんでした。

そんな時、見るに見かねたある一人の方が、「その子の病は重く、世間の医者には手におえない。ただ、祇園精舎に滞在している仏様は、その病を癒してくれるかもしれない。」
と伝え、それを聞いた彼女は救われたように踊り上がり、子供を抱いて急いで祇園精舎に向かいました。

仏様は子供を見て優しく言いました。「この子の病を治すには芥子の実(けしのみ)がいる。町に出て四、五粒もらってくるがよい。しかし、その芥子の実は、また一度も死者を出した事の無い家から貰ってこなければならない」と・・・。

正気を失った彼女はその意味を飲み込めず、とにかく町に出て芥子の実を求めた。しかし、芥子の実は得やすかったけれども、死人を出した事の無い家は、町の隅々に聞いても一つもありませんでした。

彼女は最初、不思議に思いましたが次第にその意味がわかり、夢から覚めたように気付いて、我が子をお墓に置いて、仏様の所に戻って行った。
そして、自分と同じように執着や不安、悩みによって辛く苦しんでいる人を助けたいと思い、仏様の教えや言葉を喜ぶ人となりました。
――――――――


もし、自分のカワイイ子供が亡くなってしまったなら、誰しもが悲しみを覚える事でしょう。しかしイタズラに歎いてしまう事は、大きな苦しみや悩みを生む原因になってしまいます。

分かりやすい一つの例えとして、彼女が子供の亡骸を抱いて町を歩いていたように、別れた恋人の事を心の中に抱き、辛く苦しんでしまう人は、ご相談を頂く方以外にも、とても沢山いらっしゃる事でしょう。
心が締め付けられるようなその切ない気持ちは、私自身も本当によく分かるのですが、亡骸をお墓に置いたように、そのような思いを心の片隅に置き、自分の執着や我欲を離れてこそ、物事はスムーズに進んでいく流れがございます。

それは決して諦める事ではなく、物事を明らかにする事となります。

恋愛に限らず、お金や仕事、知人や家族などの人間関係、毎日を生活している中で、色々な問題や障害があるかもしれません。
しかしそんな状況や苦しみを、自分で作ってしまっている事が無いかどうか、今年を振り返る一つとして。また、皆様におきましても今の自分や現実を受け入れ、自分自身を振り返るキッカケとなれば幸いに思います。



↑↑ランキングに参加中!!心に響くものがあれば、是非1クリックを!

My追加
 < 前の便り  目次  次の便り >

Google
WWW を検索 零からの便りの中を検索
龍 [HOMEPAGE]