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こちらでは、龍先生から届く便りを掲載致しております。

2007年03月25日(日) さくら

皆さん、桜は好きですか?
暦の上でもすっかり春となり、今年もまた桜の季節がやって参りました。インターネットで桜の情報を見ると、春の暖かさに誘われてつぼみから花へと開花し、掲示板などでも「咲きましたっ!」などのお声が多くなっているのが見られます。そして私も桜が好きな一人です。

さて、桜を詠った次の俳句がございます。

「散る桜 残る桜も 散る桜」

とても有名なので、ご存知の方も多いかもしれませんが、良寛というお坊様が詠まれた俳句となります。その言葉の通り、すでに散ってしまった桜がある中で、まだ木に咲いて残っている桜も、いずれは散り行く桜であるという「無常」を、分かりやすく書かれた詩となります。

桜の花はパッと咲いてパッと散ってしまいますが、それを言葉で表す際、「はかなく散る、刹那に散る」など、何となく悲しい表現を使われる事が多くございます。しかしそんな姿に、人間がこだわったり執着しやすい別れや、死に対する潔さが感じられる事からも、多くの人々の心を惹きつけ、愛され続ける状況があるのではと私は感じます。

そして私が今までにお伝えした便りの中でも、物事が生まれればいつかは死に、または滅び、出会いがあれば別れが訪れるという移り変わりや、永久普遍で常にあるわけでは無い、世の中の流れをお伝えさせて頂く事がございました。

しかし、無常を知って切なくなってしまうのではなく、それを明らかにされるによって、また一つ人として大きくなれる部分がございます。
お送りした便りを読まれ、少しでも多くの方がその理を受け入れ、ご自身の成長に繋げられる面があれば幸いです。


2007年03月17日(土) 非難

黙している者も非難され、

多く語る者も非難され、

すこし語るものも非難される。

世に非難されない者はいない。


上記の言葉は、「法句教」という経典の中にある教えです。ここ最近、年度末のお忙しい状況があってか、お仕事におけるご相談を頂く事がございます。それだけに限らず、自分は悪くないのに人から文句を言われたり、誹謗中傷などの非難を受けた・・・というご相談が多々ございます。

そのような事があれば、誰でも良い思いはしない状況がございますが、上記の教えの通りやっかみやそしり、妬みなど、非難を受けない人はおらず、人生を歩む上では誰もがその道を通る状況がございます。

サッカーで有名な、三浦知良(カズ)選手は、次のような発言をしております。
「成功した時にスポーツ紙の一面になるのは普通の選手。失敗した時にスポーツ紙の一面になる選手は限られている。一面で失敗を取り上げられ叩かれる事に誇りを持てばいい」

今回お伝えした「非難」を受けるという事は、それだけ周りから認められている証拠、また期待の表れでもあり、本当に関心が無ければ誰からも必要とされず、また無視をされてしまう事でしょう。
人間にとって一番悲しい事は、誰からも相手にされず、関心を持たれない事です。そして受けた非難を乗り越えてこそ、人間は強く大きくなれるのです。

考えや意識を変える事は難しい面がございますが、それを受け止めてプラスに変えられるような強い気持ち・心を持てるよう、皆様に伝わる物があれば嬉しく思います。


2007年03月11日(日) お彼岸(ひがん)

お彼岸とは、季節の移り変わりをより分かりやすくする為に設けられた特別な暦の一つで、春分や秋分の日を中心に前後それぞれ3日間を合わせた7日間をさします。少し早いですが、今月21日は祝日でもある春分の日となりますので、同時に春のお彼岸がございます。

そして、その期間には仏教の行事で「彼岸会」という物があり、それが今のお彼岸の由来となっております。

さてその言葉の意味について、元々は迷いや苦しみを離れた悟りの境地を言い、苦しみに満ちた此方(こちら)側の岸、すなわちこの世の事を「此岸(しがん)」と言い、反対側のあの世、彼方(かなた)の岸を「彼岸」と言います。

その昔、何も苦しみが無い安楽な世界である極楽浄土は、遠い遠い西の方角にあると考えられていました。反対に東の方角には瑠璃光浄土ございました。
春分と秋分の日は太陽が真東から昇り、真西に沈む事からも、東から登る太陽を見て、瑠璃の光を持って病苦を治す医薬の仏様「薬師如来」を拝み、西に沈む太陽は極楽浄土への道を示してくれるものと信じられ、その国土を持つ阿弥陀如来が礼拝されていました。

そして、彼岸のある真西の方向を拝むという事は、あの世にいるご先祖様に手を合わせる事に繋がり、また「彼岸会」というように、彼岸の期間に皆でお寺に集まって会合をし、お坊様の有難いお話を聞いたりお墓参りをした事など、様々な出来事が混ざり合って、今現在、彼岸にお墓参りをする風習に繋がっていると言われています。

ところでこの彼岸の間は、お盆の時期とまでは行かないものの、霊の活動も活発になって障りを受けやすい状況がございます。この時期に体調を崩してたり、物事においてちょっとつまずいてしまったりという事があるかもしれませんが、皆様におきましても充分に注意され、なるべく心の上下が大きくなってしまわないよう・・・。

またお盆の時期と同様、このような機会に是非ご先祖様の事を思い出し、感謝と反省の気持ちを忘れずに。これからも努力と精進を重ねられ、ご自身を磨かれる事に繋げて頂ければ幸いです。


2007年03月03日(土) 雛祭り

今日は雛祭りですね。女の子の健やかな成長と健康を願うお祭りですが、桃の節句とも呼ばれます。旧暦のカレンダーにおける3月3日に桃の花が咲く季節であった事から、そのような言われがございます。

日本での起源は平安時代、貴族の女の子がお雛様を使って遊んでいたと言われており、この時代はまだお祭りや儀式としての形ではなく、あくまでも遊びごととしてとらえられ、「雛遊び」と呼ばれていた由来があるそうです。

これが江戸時代に入り、女の子の人形遊びと節句の儀式が結びついて全国に広まり、遊びとしてではなく、3月の節句に雛祭りを行うようになったと言われています。

ところで雛祭りは、桃の節句以外にも上巳(じょうし)の節句とも言われています。この上巳とは一体何をさしているのでしょうか・・・。
その意味は月の上旬の巳の日を言い、元々は3月の上巳の日に行われていたものが、後に3月3日に行われる形となりました。

昔の中国では、上巳の日に川で身を清めて不浄を祓う(はらう)習慣、上巳の祓というものがございました。平安時代、これが日本に取り入れられたと言われています。その行事が形を変え、小さな人の形をした紙や人形を作って、それに穢れ(けがれ)を移し、川や海に流して災いや厄をはらう「流し雛」という風習が、今でも残っております。

また人形(にんぎょう)は、読み方を変え「ひとがた」と読む事も出来ますが、文字通り人の形をした物に自分の肌身をすりつけて息を吹きかけ、一生の災いや厄を人形に身代わりにさせる・・・という意味も持ちます。そのような背景からも、一部ではとても重要な嫁入り道具として扱われていた面もございます。

普段目にするテレビのCMや新聞などでは、最初にお伝えした「健やかな成長と健康」という部分に焦点があてられる事が多いのですが、上記の風習があってはじめて健康を願えるお祭りになるのです。
占いのサイトという事もあり、女性からのご相談を多く頂きますが、皆様が健康で元気である事は、もしかしたら家にある雛人形が身代わりになってくれたのかもしれませんね。



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