ラヴ*パスポート



葉月アキラ、自由に生きてきた。色んな恋を、した。
やっと腹を括ったその先は、長男の、嫁。
騙したり騙されたりの日々から抜け出したワタシだけれど、果たして頑張れるのか?

結婚5年目に入った2013年12月、不妊治療の末、娘を授かりました。

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2005年02月27日(日)  ©  連絡事項、紛らわせて〔?〕ごめんなさい。


業務連絡です〔誰に?〕

此処は『ウラ』の筈だったけれど『メイン』になったらしいです。はぃ。
『元メイン』よりオモテとしての発見される事が多いので。
此処がメイン。解り辛いあっちが『ウラ』です。

そんな訳で
紛らわしくなりましたが
オモテ日記、ラブ*パスポート始動です。
あ。内容は変わりません。

日々の出来事と、腹黒い感じで。えぇ。



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ふぁ、何かスッキリ。







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2005年02月26日(土)  ©  油断禁物、です。


抱き合える幸せ
腕枕で眠れる幸せ。
最高のヒトトキ。
ワタシがいびきさえかかなきゃナ。

女らしさのかけらも無い寝姿に
最初は誰もがビックリするのだ。

早い話、寝顔ブッサイク
いびきがおっさんみたい。

最悪やね、えぇ。

でも、優しい彼はワタシのいびきに、もうほんのり慣れっこ。
可哀想だね。ごめんね。大して悪いとも思っていないけど。

『お前は、鼻が悪いんだろうな、仕方ないよ。』

と、慰められる始末。

ああぁあぁあぁあ。優しいね。優しいね。有難うね。
こう云う所、引かないで大人な対応をしてくれる彼が好きだ。
うんうん。大好きだ。

会社の人数名にお昼寝姿を目撃されたワタシ
勿論、『晃のいびきはヤバイ。』と速報が流れ
何かある度会話のネタにされる。
ホント嫌な会社だ。

そんな中。

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『ってお前、自分で言ってたもんなぁ?』 って・・・・。


ちょっと苦しくない?あはは。


何気ない会話も
注意が必要です。はい。







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2005年02月25日(金)  ©  色気が無くて悪かったナ。


相変わらず、男3人以上集まれば
話題はワタシの貧素な体の事に実にスムーズに移動する
我が社のミーティングルーム。
一体、どんな会社だ。

胸が小さいとか
胸が無いとか
胸が平らだとか。

見た事も無いくせに言いたい放題。

お前の体には絶対欲情しない。等と
女として侮辱されまくりなワタシ。

でもね、言いたいのっ
声を大にして言いたいのっ。


君達の横で、一緒にワタシを侮辱してる、君達の上司である其の人。
欲情してるから、中学生並みの欲情率だから!

誰も知らないだけに
ワタシも彼も微妙な会話をし続ける。
色気が無いだとか、散々な事を言われるが
心の中で
『其の色気の全く無い体に欲情してるお前は何なんだ。』 と。
あくまで心の中で毒づく。

又、彼も彼で
『俺めっちゃ欲情するんだけどなぁ・・・・。』と。
あくまで心の中で思っているらしい。

そんな凄く微妙な会話が行われている
我が社のミーティングルーム。


人の出入りの有無を確認して
休憩を取っていたワタシを抱き寄せてキスをした彼。


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明日は数時間、彼を独り占めに出来る幸せな日。

そして
みんなに此処まで言わせる程
貧素な体のワタシに、欲情してくれるあの人は


やっぱりとっても奇特な存在なのかもナ。



てゆうか、お前らは何様なんだ!と。えぇ。
全員並べて、ネチネチ言ってやりたいです。とても。
・・・死んでも言えないけど。








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2005年02月24日(木)  ©  汚い女。


元彼さんから久し振りにメールが来た
彼は相変わらず、彼の野望に向け前向きに走って居た。

君のそう言う処が眩しくて
君のそう言う処に惹かれていたんだよなぁ。

なんて、ふと彼を好きだった頃の自分を思い出したりした
我侭で、自己中で、お子様で。
でも一緒に暮らしてた2年間、余所見もせずに
いつも真っ直ぐ帰って来てた。
何処に行くにも、何をするにも2人だった。

ワタシだけを見て、ワタシだけを愛してくれていた人。

今時、奇特な人も居たもんだね。

君が今のワタシを知ったら、何て思うだろう
どれ程ガッカリするのだろう。


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汚い女なのだ
ワタシと言う女は実に。







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2005年02月23日(水)  ©  あの日がきっと始まりだった。


不思議なモノだ。

あの人が何かの賭けでワタシに勝った時に
ワタシに言った願い事は

『お前の写真が欲しい。』 だった。

ワタシは、君、頭おかしいんでしょ?
当然のようにそんな事を思った。

『好きでも、如何する事も出来ないのだから
 せめて写真をずっと持っておきたいって思うのが悪いんですかぁ?』

コロコロ笑うワタシに、あの人はそう反論した。

悪く無いけど、思考が一昔前の中学生のように思うのはワタシだけですか。


そして、今思い返せばあれが始まりだったのだ。

2度目の賭けの勝者も君だった。
ってワタシ、賭け弱いな、オィ。

躊躇いがちに、本当に・・・言おうか如何しようか迷いながら

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『どぉぞ?』とニコリ、彼の腕を取ったワタシ。
緊張のせいでフルフルと震えていた、あの人。
とても可愛らしく、愛おしく思った。

もぅ、それをするのに緊張も、抵抗も要らなくなったけれど
ワタシはあの時のあの人を、今でも忘れない。
たかが、それだけの事に
あんなに震えてくれたあの人を、ワタシはずっと忘れない。


そして、時折蒸し返して、ネチネチと君をからかってやる。きゃは。








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2005年02月22日(火)  ©  永遠に堂々巡り。


君に会えなくて寂しいとか
早く会いたいとか
そんな事は一切感じなくて。

1日終わって
君が居なくても、ワタシの小さな世界は
回るのだ、ごくごく普通に。
そんな事を思った。

仕事の用件で入った、たった1本の電話が
本当なら、今日全く関わり合う事の無い筈の
ワタシと君を一瞬繋いだ。


でも、君がお休みの日にかけてくる電話は嫌いだ。


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君が誰よりも愛しているのは
其の小さな声の持ち主。

ワタシは、如何頑張った処で
戦う事すら出来ない。






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2005年02月21日(月)  ©  ある日の摩訶不思議な出来事。


とある日、会社のロッカーを開けたら
靴の中に、キーホルダーのようなモノと指輪が入って居た。

うわっ何っ?此れ。誰っ?気持ち悪っ。

此れ第一印象。
えぇ、ワタシは最悪の女。

バイトちゃんからのプレゼント?
嫌がらせ?受け狙い?
色々思ったが、深い意味は無いと思い
出勤前のミーティングルームで『これ入ってたー、誰がくれたのぉ?』
なんて、みんなとキャッキャ騒いでた。

誰も知らない。

何なの?
ねぇ何なのっ
誰なのサ。

不思議って感覚を一周回って第一印象の気持ち悪いに返った。

キーホルダーらしきモノだけなら判るが
指輪が解せない。そんなモノくれる人に心当たりが全く無い。

かと言って
あの人はワタシに指輪をプレゼントするような人じゃ無いし
激しくキャラ違い。

結局誰だか判らなくて、其の事自体を忘れかけた。
えぇ、誰だか判んないから興味なくなったの。


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お前かよっ!

有難う。ごめんね。
死んで詫びたい処だけど、まだ死ねない。ゴメン。

でも、君なら直接渡してくれたらいいのでは?
正論だと思う。えぇ。
だって
遠回し過ぎでしょ。ややこしいでしょ。気付かないでしょ。
いゃ、気付けなかったワタシが悪いんだけどもね。
ごめんなさい。


てゆうか
明らかに君は指輪とかプレゼントするキャラでは無い。


其れだけに、彼の意外な此の行動に驚きました。はい。
彼の特別扱いに、感謝。


女はいつだって『お前は特別』に弱い。
ふぁぁ・・・。


でも、ワタシは君が
今でもそう思ってるんだろうか。
って事の方が知りたいよ。





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2005年02月20日(日)  ©  リアルに都合の良い女。


ワタシの役目と言えば
あの人を癒す、云わばウォーターベッドのようなモノだろうか。
ニコニコしていればあの人は満足なのでしょうか
嬉しいのでしょうか。

薬飲まなきゃ微熱まで下がってくれない
厄介な熱続きのワタシは、出勤直後から
今日も仕事が終わったらサクッと帰って寝て仕舞おうと予定していた。

が。
冗談なのか、本気なのか遊ぼうと言う馬鹿発見
勿論、彼だ。

体調悪いのですが。
貴方、知っている筈ですが。
元気そうにしてるから治ったとでも思ってるんですか。


そんな早く治るか馬鹿。


断るワタシに、何だか拗ね気味のあの人。救えない。
ワタシは貴方のお人形じゃない。

元気そうに見えるから元気なのだと勘違いを起こす貴方は
解っているようで、ワタシの事を全く解って居ない。


『会いたいから。』『一緒に過したいから。』が、理由なら
100歩譲って許してあげる。
でもまぁ、体調悪いと訴えている人間に其れも酷と言えば酷な仕打ちだが。

でもきっと君は
『暇だから。』『遊びたいから。』と言うだろう。
本当の理由はどっちにしても、だ。


周りから見れば、只の都合の良い女なワタシに
リアルで、其れを感じさせないで下さい。

危うく零れそうになった言葉。
もう1度、彼が其れを口にしていたら
ワタシの口から、間違いなく零れていたであろう言葉。

でも、幸運な事に
その後、彼と世間話をする時間もなく就業時間となったワタシは
最後に彼と顔を合わせる事もせず、サッサと帰宅した。



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でも、今日は其れでいいのだ。
きっと可愛くない言葉しか吐けなかっただろうから。








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2005年02月19日(土)  ©  バランス。


休みだった。そぅお休みだったのだ。仕事が。

あの人からは、相変わらず忙しいのか
メール1つ入って来ませんが。

でもそんな小さな事でグダグダした処で仕方無いので
夕方から仲の良い同僚と食事や買い物をしたりして
其れなりに、充実した時間を過した訳だけれど。


普通の付き合いならば、メールがなくても電話がなくても
そんな事は、気にならないけれど

如何にも不慣れな今の立場は
心のバランスを保つのが大変だ。

そして、ガラにもなく崩れ落ちそうな此の感じは
きっと、何か他の事で気を紛らわせないと
ぶつけても仕様が無い、我侭に変化しそうだった。



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こんな事でもしないと
心のバランスが取れない。

ワタシの心は、自分で思っていた以上に不器用らしい。






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2005年02月18日(金)  ©  腹黒っ。


此処はウラ。本日から始動しているらしい。
日々の穏やかな出来事×心の裏側
そんな場所。

彼と、いつもよりゆっくり会える時間が取れたある日
ベッドの上をコロコロしているワタシと隣で煙をくゆらせて居た彼。

何となくそんな話題になり、彼はワタシに言った。

『晃、性欲の捌け口とかそう言うのと勘違いしないでね。』
みたいな事を。〔うろ覚え〕

ワタシは言いました。

『それでもいいょ。ワタシが君を好きなんだから。』


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いゃ、こっちこそゴメン!

実際そんな事思ってないから。

半々です。えぇ、今となってはね。
少し前なら完全に在り得ない無いけどナ。
其れでも・・・まぁ。


今でも、其れが目的だと判明したら間違い無くシバくけど。


自分が目的にされる体なのか?は棚に上げ
ちょっと控えめな可愛い女を演出?
腹黒っ。





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