1人と1匹の日常
2005年04月26日(火)  本屋さんでの出来事
先日、書店に行った時の出来事。
何とか私1人が通れる通路で、店内はわりと人が多かった。
今日は、目的のコミックコーナーだけをターゲットに、りんくうは父に預け、車椅子を進めた。
狭い通路では、りんくうと私が歩くと、りんくうがすれ違った時に、人のズボンに毛がついてしまったり、通路側に少し出ていた商品を落としてしまったり、1人と1匹分のペースが必要だ。
どうしても車椅子の私が通るのに、お客さんに横や後ろに下がっていただき、申し訳なく思う場面に出会う。
りんくうは狭い通路は、車椅子の後ろに行くように、訓練されているが、場所とその時の用件に合わせ、その日は父に預けることを判断した。

電動車椅子のレバーを押し、車椅子を前に進める。
目的のコミックコーナー目前にして、ちょうど商品棚の下部にある引き出しが開いていて、そこから前には進めなくなってしまった。
すると、本を選んでおられた方は、さっ引き出しを押して下さり、何事もなかったかのように、また選んだ本を手に。
そして、そのままレジに歩かれた。

「ありがとうございます」も、何も言えないまま、ほんとに何事もなかったかのように、突然サラリと差し出された手に、ほんのり…暖かい気持ちになった。

とある福祉先進国では、困った人を見掛ければ、何も言わず人が集まり、手伝ってもらった側も、「すみません」も「ありがとう」も、言わないそうだ。
それは、助け合うことは、ごく当たり前のことという意識があるのかもだけど、まさに私はこのことを実感したのだった。

でも、言葉の交流がないのは、何となく、さみしいものを感じる。
今度こそ、心の中の、「ありがとうございます!」という、とってもうれしくて温かい気持ちを、きちんと言葉にして伝えたいな。
2005年04月16日(土)  機械音痴のママ?
携帯を、機種交換したのはいいのだけど、着信が15秒しか鳴らない。
たぶん、買った時の、初期設定がそうなってるのだと思うのだけど、どのように設定を変えればいいのか?わからない・・・。

最近の携帯って、「着うた」といって、アーティストの歌声が着信音で流れたりするのだけど、コンポの音楽と思って、全く、「携帯テイク(持って来て)。」をしてくれない、りんくう・・・。
「やっぱり、ふつうの着メロにしよう・・・。」と変えたら、りんくうが持って来てくれる途中で切れちゃうんだよね、15秒って短い・・・。

だけど、「トイレしてる時に、携帯でおしゃべりしないでね。」って、この前、ママのお母さんに注意されちゃった!
だって、りんくうが持ってきてくれたら、つい「もしもし」って出ちゃうんだもん・・・。
2005年04月07日(木)  一緒に歩いていこう。
今日は、ワンコ話とはちょっと違い、
わたしの心の中を、少し書きたいと思います。

障害受容とは、何なのか?
ずっと悩んできた。
「障害を受け入れなさい。」と言われるけど、
障害を受け入れるとは、どういうことなんだろう?

わたしの病気は難病で、この先、
治ることはない。
一生付き合い続ける、病気。
治ることに固執し、前を見ないよりは、
自分の持つ障害をしっかりとみつめ、
今ここから歩き出すことが大切。

だけど、それは、絶望とは違う。
医学は日進月歩。
明日には、治る薬が開発されるかもしれない。
医学は科学を信じるけれど、
まだまだ世の中って、解明されてないこともあるよね?

障害を受容することは、あきらめていく過程でもあると思う。
だけど、希望を失うことはない。
あきらめないで、がんばらない。
今できることを、ひとつずつ、していけばいいのだと思う。

私は、いわゆる、障害受容はできてない障害者だと思う。
未だに、後ろ向きになることもあるし、
だけど、前向きになって、ファイト!と思う時だってある。
それでいいんじやないかな?
後ろ向いたり、前向いたり、笑ったり、泣いたり・・・。

そう思えるようになったのは、
りんくうと出会えたことと、
りんくうと一緒の幸せな毎日の今日を過ごせること、
そして、
りんくうが運んでくれた、たくさんの温かな方々との出会いが、
あったからだと思います。

ほんとに、わたしは、りんくうと出会えてよかった。
出会わせてくれて、ありがとう。
りんくう、これからも、1人と1匹で、
笑ったり泣いたりしながら、
一緒にゆっくり歩いていこうね。
よろしくね。
2005年04月04日(月)  春便り♪
お久しぶりになってしまいました☆
一人と一匹は、元気に過ごしております♪

今日は、文字にするより、
春のお便りを、お送りしようかな。


  
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