1人と1匹の日常
2004年02月27日(金)  生きるって幸せ♪
ここ何日間、ママのわたしは病気をこじらせ寝てばかりの日が続いてる。
ちょっと無理して、車イスに座っていると、
「ママ、もうベットに寝なよ〜。」って、ベットの横でじっとお座りして待っている。
腰をさすっていたら、ペロペロと舐めてくれる。
お転婆なりんくうが、一緒にしょげている・・・。

病院へも、りんくうと一緒に行く。
りんくうは看護師さんの人気者。
「かわいいから、なでたくなるけど、ダメなんだよね?」と、質問される。
「もちろんダメだよ。」
玄関には、「補助犬同伴OK」のシールを貼って下さっている。

一人と一匹。
どんな時も、病気の時も。

どんな時も、あなたの側には幸せがあって。
生きるって幸せなんだよ♪って、教えてくれる。

早く元気になろう♪
2004年02月19日(木)  ポカポカお陽さま日和
午後の陽だまりにまどろみながら。
りんくうと一緒に隣り合って寝っ転がって。
フワフワの背中を撫でていると。
スヤスヤと気持ち良さそうに、息遣いが聞こえてきた。
寝ている横顔を眺めていると。
幸せな気分になるんだなぁ。
それから起きたら、ボール投げをして遊んだ・笑
お腹が空いたら、りんくうの大好きな「ごはん」の時間さ♪

今日はいっぱいお仕事もしてくれたよ♪
ティッシュケース、CDケース、ビデオケース(なぜかケースばかりだ。。。)ボールペン、葉書・・・。
あぅ〜いっぱい落としてしまった。。。(T T)

今日もありがとう☆りんくう♪
また明日!!
2004年02月18日(水)  お願い☆
「補助犬が、お仕事中の時は、触らないで下さいね。」
と、いつもお願いしてますが。
その、「理由」を、ご存知でいらっしゃらない方が、多いのでは?と思います。

補助犬のみんなは、お仕事がとっても大好きです。
しっぽふりふりしながら、お手伝いをしてくれます。
でも、もしその楽しいお仕事の時間に。
突然、知らない人に体を触られたりしたら、ビックリしちゃいます。

またユーザーにとっても、ビックリした補助犬の意識が、そちらにそれてしまうと、引っ張られたリードに車イスから転倒してしまったり、思わぬ危険もあるのです。

スーパーなどでお買物をしている時は、狭い通路のお店などでは、補助犬に店の前で、お客さんの迷惑にならない場所にて、ステイ(待つ)させることもあります。
その時も、決して介助犬に触ったり、むやみに声を掛けたりしないで下さい。
補助犬を不安がらせてしまったり、また人が大好きで人懐っこい補助犬が、見知らせぬ人に付いていってしまえば、大変です。

必ず、お声を掛けられる時は、まずはユーザー(使用者)に、「触ってもいいですか?」と聞いて下さい。

信頼関係で結ばれている、補助犬とユーザーへの、大切なマナー。
あなたができる、やさしい温かな、まず最初のボランティアです。
2004年02月17日(火)  車イスで歩くワンコ
車イスで歩くワンコと出会った。

そのワンコは、自分の両足が不自由だってこと、知っているんだろうか?
他のワンコと、ちょっと違う部分があるってこと、知っているのかな?
・・・とか、人間のあたしは思ってみたのだけど。

確かなのは、とっても幸せそうな顔して、ご主人の隣りで歩いていたって、こと。
2004年02月15日(日)  合同訓練時代。
介助犬と出会えば、あれもこれも、できるようになる、と思っていた。
「介助犬は、便利な道具ではない。」
それは合同訓練時代に、トレーナーさんから掛けられた言葉。

車イス生活になってから、普段あまり外に出る機会がなく、家の中で過ごす生活が続いていた。
介助犬と生活し始めるには、まずは、介助犬とユーザー(使用者)との、合同訓練を行う。
それは、これから共に生活することになる、介助犬との絆を築いていく最初の一歩でもある。

最初に、介助犬と一緒に歩く訓練から、始まった。
まずは、室内から。
そして、次は屋外へ。
りんくうと一緒に、初めて外に出た時。
距離にして500mで、立ち止まってしまった。
というか、そこで、リタイヤ。

日頃、車イスで外に出ることに慣れていなかったわたしには、合同訓練だからといって、いきなり外の世界を出歩けるわけがなかった。
そして、初めて目にした、現実の厳しき壁だった。

何気なく歩いていると、気づかれることがないことだけど、道路は緩やかなかまぼこ状になっている。
それは、雨水などが、道路の真ん中に貯まらないようにといった工夫がされてるのだけれど。
車イスで歩くと、勾配の流れに沿って、道の端へ端へと寄ってしまい、とても歩きにくい。
ちょっとした段差・坂道が、車輪で歩く車イスにとっては、困難な壁となってしまう。

恥ずかしいながら、わたしの合同訓練は、まずは、ユーザーであるわたし自身の、車イスでの歩行練習から始まった。
家の中での生活から、体力も落ちている。
違法駐車を除け、ちょっとした段差に転ばぬように。
意識を集中させる訓練は、終わる頃には毎日、疲れきっていた。

今でも、屋外を歩く時は、常に神経を集中している。
今は自分一人の命ではない。
りんくうのママであるわたしにとって、もう一つの大切な命も、守る立場であるのだから。

りんくうと一緒に、乗り越えた、始めの一歩。
あなたと一緒に、挑戦した、勇気の一歩。
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