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ありさんの心臓

2002年11月29日(金) 悪魔の電話


あたしとgoroが、
今まで通りお付き合いしていくためには…

あたしたちは別れることにした。
偽装だけど…

奥さんの前での電話なら絶対に嫌だとあたしは主張した。
goroはあたしの気持ちをわかってくれて、
goroの妹の前で電話してきた。

goroはあたしに電話をし、言った。
「もう、会わないことにしたい。元気でね…」
ウソとわかっていても、
あたしの心臓に突き刺さった。


後で聞いた。
「さようなら」とは、やっぱりウソでも言えなかったって。






2002年11月27日(水) 猛攻撃!!


goroのところに、奥さんと奥さんの父親がやってきた。
goroの母親と妹さんまで一緒。

もちろん、goroの浮気を責めるため。

もうすぐ40才になる人が、なんで親まで連れて来ちゃうの!?
これ、goroから報告を受けたあたしの最初の感想…
ほんと変な女だな、奥さん。

で、goroは総勢4人にやんややんやと責められたそうだ。
でも、「絶対別れられない!」と頑張ったそうだ(/_;)
敵4人は、彼女もここに呼んで!と言ったらしいが、
それはgoroが食い止めてくれた。

で、案の定。
興信所ついてたそうです…。
だから言ったじゃん(-。−;)



2002年11月18日(月) もしかして…?


朝、家を出るとアパートの前に見慣れぬバンが止まってた。
中に4人乗ってる。
横浜ナンバー。

なんとなく…ピンときてgoroに報告した。
「もしかして…興信所じゃないかな?」
でもgoroは、「まさか。いくらなんでもそこまでしないよ」

そうかなぁ?
気のせいなら良いんだけどね(^^ゞ



2002年11月16日(土) 奥さんの小さな反撃


奥さんに浮気を指摘されても、
goroは開き直って普通に会いに来てた。

奥さんには、「彼女と別れて」と言われてたみたいだけど、
「無理!」って答えてたみたい。


奥さんは、彼の会社の支社(埼玉)でパート勤めしてる。
その奥さんが、今日本社(都内)に来たみたい。

今夜も当然会う約束してたんだけど、
「これじゃー無理」って、goroからあわてた感じのメッセが入った。

仕方ないけど、故意に邪魔されて悔しかった。
奥さんの立場からしたらあたしだけが悪者なんだろうけどね…。


独りでいたくなくて、友達と飲みに行った。



2002年11月14日(木) 奥さんへの手紙


奥さんに、返事を書いた。

まずは、お詫びの言葉。
そして、goroを好きという思い。

返事を書くということが正解なのか不正解なのかわからないけど…


手紙に、goroとの関係を「ごめんなさい」と書いたが、
あたしは、正直、悪いとはあまり思っていない。
不倫という行為が、倫理に反するというのはわかってる。
だけど。
夫が心変わりする環境を作ったのは、夫婦二人の問題。
あたし、嫌がるgoroを無理に押し倒したわけじゃない。
あたしなら、夫の心は離れていかないように、
最大限努力する。
いつも、綺麗でいるように。
いつも、愛されるように。
間違っても、夫にブタ呼ばわりされるような妻にはならない。

こんな考え、あたしが傲慢なだけなんだろうか。
でも。
何度考えても、奥さんの責任だって大きい。
goroだけが悪いわけじゃない。
あたしだけが悪いわけじゃない。



2002年11月13日(水) 奥さんからの手紙


goroが、奥さんからの手紙を預かってきた。

最初ビックリしたのは、あたしの名前が書いてあったこと。
なんで知ってんの!?
でも。パソコンのアドレス帳も見てるから当然か…。

次にビックリしたのは、有り得ない字のヘタさだったこと。
あたしも人のことは言えないけどさ…。
文字は重要!と改めて思いました(^^ゞ


内容なんだけど、要約すると
「今は会えないが、必ず会うようにしたい。
 一つ言えるのは、私がまだgoroを好きと再認識できた」
って感じかな…。

あたしは、ちょっと安心。
だって。
奥さんがgoroに対して愛情持ってなかったとしたら、
goroが可哀想すぎる。
そういう意味で、奥さんの愛情が確認できて嬉しかった。



2002年11月11日(月) バレた!?


いつものように、深夜3時に家に着いたら、
奥さんが起きて待ってたらしい。

goroがパソコンに保存してた、
北海道旅行の時のツーショット写真を見られたらしい…。

(`□´)コラッ!保存なんかしちゃダメじゃん!!

goroは奥さんのことを信用してて、
自分のパソコンを覗かれるなんて想像もしなかったらしい…

でもさぁ…。
こんな生活してて夫の心変わりに気づかない女なんていないよね…。




2002年11月01日(金) 奥さん


初めて聞いてみた。
「ねぇ、奥さんって綺麗なんでしょう?」
goroは爆笑しながら答えた。
「綺麗!?(爆)単なるブタだよ!!」

ブ…ブタ???
いくら愛情薄れても、奥さんをブタと言うとは…
そんなヒドイのか!?

でも。
きっとあたしに気を使ってるんだろうな…。

ついでだから詳しく聞いてみた。
普段の家庭のこと。

「家の中は、布団作れそうなくらいホコリが舞ってるよ」
「キッチンも汚いから、うちの両親は嫁の作った料理には手をつけない」
「2世帯住宅なんだけど、親の方はいまだ新築のように綺麗。
 うちは築20年くらいになってる」
「休みの日に俺が寝坊すると、キレて蹴られる」
「子供の見てる前でも、気に入らないことがあるとおデコ叩かれる」
「結婚して15年以上になるけど、一度もお小遣いくれない」


w(゜o゜)wええええええっ!!
そんな…ほんとにヒドイのか?!
それがほんとだったら、goroはまるで飼い犬じゃないの?
ほんとなの?

でも。
ちょっとだけ思い当たることがある。
初めて会った時から思ったこと。
社長さんなんだから、もっと良い物着れば良いのにな…



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