銀河鉄道を待ちながら
鬱と付き合いながらの日々を徒然に

2006年11月24日(金) ぐだぐだとグチを

http://www.youtube.com/watch?v=32zMqGaqApg
ま、自分もなんだかんだといってガンダム世代ですから、こういうネタは好きです。

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ここ一週間近く、メンタルな調子は上向きで、少しずつ自分のやりたいことができるようになってきている。

とはいえ、これがただ単に調子の波によるものなのか、それとも本当に回復してきているからなのか、それは分からない。

何にせよ、自分にできることは、よく睡眠をとり、欠かさず薬を飲み、無理をしないこと。それに変わりはない。

治療に専念する毎日は、特に起伏もなく、淡々と過ぎていく。

仕事に忙殺されていた日々は、どこか遠い別の世界での出来事だったように感じる。

自分は仕事から遠ざかり過ぎているのかもしれない。

職場復帰のことを考えると憂鬱になるので、今は目をそらしている。でも、いずれは避けて通ることができないことだ。それは分かっている。

職場復帰までの間に、自分に足りないいろんなスキルを身につけたいと思うが、具体的に何をすればいいのかは分からない。自分が何をしたいか、何を目指しているのか分からないせいだろう。

そう、僕は今の職場でやりたいことを見出せないでいる。

入社当初思っていた職場のイメージと現実の職場は、あまりにかけ離れていた。そして、仕事にやりがいを感じることができないでいる。

それは大して調べもしないで、今の職場を選んだ自分の責任だ。

だったら辞めれば?

そう思わなくもないが、辞めるだけの勇気がない。今の仕事の他に自分にどんな仕事が出来るというのか。やればやったで、何とかなるのかもしれない。けれど自信がない。

僕には何のスキルもない。

行動力もない、理解力も判断力も、企画力も、何も人並みにできることがない。

まるで自分は子どもだ。

一人で立って歩くこともできない。

そんな自分を、いつまで今の会社は大目に見てくれるだろうか。

考えると怖くなる。だから、考えないようにしている。


さて、暗い話題はここまでにしよう。

今日、NHKの深夜番組、爆笑オンエアバトルを見た。

僕はお笑い番組、お笑い芸人のチェックが結構好きなので、爆笑オンエアバトルはほぼ毎週必ずチェックしている。

その番組を見始めてから、もう6年近くもなるだろうか。

最近(といってももう2年前くらいからにはなるだろうか)、その番組がおかしい。

おかしいというのは、僕が見始めた当初と、芸人の質が違っているということだ。

番組に出演している芸人さんたちには大変申し訳ない言い方なのだけど、はっきりいって、芸人の質が落ちている。

どうしてそうなってしまったのだろう。

その番組では、観客が芸人を評価して、高い点数を取った芸人だけが「オンエア」されるシステムになっているのだが、この観客の評価基準もおかしくなった。

要するに、芸人に対して「甘く」なったのだ。

以前ならどう考えてもオンエアされなかっただろう芸人たちが、見事に高得点で「オンエア」を勝ち取っている。

一体どうしてしまったのか?

内情は分からないが、番組がつまらなくなったのだけは間違いない。

せっかくいい番組だと思っていたのに、とても残念だ。

自分勝手な推測だけれど、同じように感じているお笑いファンは、とてもたくさんいるのではないだろうか。

「エンタの神様」も同じようにならないようにしてほしいものだ。



2006年11月22日(水) 生は死の中に……

今日のネタ。

http://www.compfused.com/directlink/525/
マイケルさんはやっぱりすごい人だなあ……いろんな意味でも。


このところ、毎日少しずつ「ゲド戦記」を読んでいます。
今は第5巻、外伝を除けば最終巻となる巻の中盤まで読みました。

ゲド戦記では作品全体を通して、生と死、光と闇、善と悪に触れられています。と思います。自信はありませんが。

その語り口は淡々としていて、人が死ぬ場面でもしつこい描写はありません。そういう場面を盛り上げようという作者の意図も感じられません。人の死も、物語の一場面として極めてさらりと描かれています。

それはおそらく、作者が人間が生きていくということを、なるべく飾り気なくありのままに表現しようとしているためだと僕は感じました。

主人公のゲドは絶対的な力を持った英雄ではありません。
彼は怯え、悲しみ、怒り、絶望し、傷つく、ごく当たり前の人間として描かれています。
そんなゲドに、読者はシンパシーを感じることでしょう(少なくとも僕は感じました。)

ゲド戦記が名作として評価される理由が読んで分かったような気がします。

もちろん、他にもゲド戦記には多くの魅力があります。個性豊かな登場人物や壮大な世界観は読者を決して飽きさせることがないように作品を彩っています。

さて、そんな原作と先般公開していたジブリ作品のゲド戦記を比較すると、ジブリの方はテーマが曖昧で、作品自体、他の作品(例えばシュナの旅や宮崎駿監督の他のジブリ作品)のいいシーンを寄せ集めて何とか一つの物語にしたような、まるでつぎはぎだらけの衣服のような、見ていてイマイチ納得がいかず消化不良が残ってしまう印象を僕は持ちました。
はっきり言って、原作とジブリの作品は全くの別物だと思いました。

最近のジブリはどうしてしまったんでしょうね……。
前回の作品「ハウルの動く城」も、原作の方が遥かにいいと思いましたし、作品を通して伝わってくる主張が感じられません。

宮崎駿監督が引退して、ジブリは終わってしまうのかなあ……。



2006年11月20日(月) 主治医からの提案

今日のネタ

http://www.youtube.com/watch?v=MqDAf_lg9Xs
世の中にはおもしろいことを考える人がいるな、と。


さて、11月も半ばを過ぎて、職場復帰の予定日まで4ヶ月を切った。

調子は好不調の波を繰り返しながら、少しずつ上向いている。

とはいえ、未だ記憶力や判断力、理解力は衰えたまま。

職場復帰予定日までにそれがよくなるのかどうか、不安を抱えながら日々を過ごしている。

先日、診察を受けた折、主治医の先生からはこんな提案をされた。
「一週間ほど入院してもう一度電気ショック療法を受けませんか」と。

退院してから早2カ月、なかなか上昇気流に乗れない状態を考慮してくれたのだろう。

正直に言って、僕はもう一度入院することはしたくないのだが、病気の回復を促すということから考えると、それもいい方法かもしれないとも思った。

熟考した末、僕は先生に、後1カ月だけ様子を見させて下さい、と言った。

問題の先送りかもしれないが、僕はなるべく今の状況(自宅療養)の下で回復に努めたかった。

もし、今の状況で回復できなければ、それは自分の自信の喪失にもつながってしまうし、いつまでも入院することはできないのだから、結局は今の状況下(自宅療養)で治療を如何にうまく行っていくかが問題とならざるを得ないからだ。

それに、せっかくのクリスマスを病院で過ごしたくはない。
まあ、そういうクリスマスも「人生のネタ」としてはおもしろいけれど。

というわけで、これからの1ヵ月、僕はこれまで以上に治療に専念しなければならない。

とはいえ、よりよくなるための具体的な方法は、今はない。
これから探さないといけないだろう。

まずは夜型になってしまった体のリズムを朝型に直すこと。
それを目標にしようと思う。
(といいつつ、これを書いている時刻はもう午前2時を回っているという……)



2006年11月04日(土) 幸あれ

今日は大学時代に入っていたサークルの後輩の結婚式の二次会に行った。

結婚式の二次会はとても楽しい。皆が結婚したカップルを祝おうと自然に一体となって、誰もが幸せそうな顔をしている。新郎と新婦が抱いている幸福感を分かち合っているかのように。

おかげで楽しい夜を過ごすことができた。
二人とその他大勢の仲間に感謝。

ところで、このところ周囲にいる人が次々と結婚していっている。

皆、それぞれの人生を一歩一歩着実に進んでいるのだな、と妙に感慨にふけることがある。

時間の流れは止まらない。否が応でも人生は続いていく。

結婚は、その人生を共に分かち合っていくパートナーを決める儀式だ。

一人一人、人生でつらい時期というのはあるだろう、楽しい時期もあるだろう。結婚した二人は、それらを一緒に抱いて行くのだろう。

これから先、どういう人生が待っているか、それは誰にも分からない。

願わくば、今日の二人に幸せがあらんことを。

……ちょっと堅すぎたかな。



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