綿霧岩
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2014年10月22日(水) そのまま

何かを経験して強く印象が残ったときに、すごく言葉にしたいと思うと同時になんだかものすごく言葉にしたくないと思うのはずっと昔からだった。
そしてその言葉にしたくないという自分の思いはある意味私の怠惰な部分なのだと誰に言われたわけでもないのにそう思っていた。
言葉にすることの方が正義なのだろうと勝手に思い込んでいてなかなかそうしない自分にわざわざ罪悪感のかけらまで持っていた。

言葉にすることは省くこと、言葉にしたとたん言葉が示すこと以外の事象は見えなくなる、たった一つの出来事をたった一つの出来事足らしめているのは「たった一つの出来事」という言葉であり、複雑極まりない事象を人の脳は言葉で理解しているからこそ認識できるのだ、というような文章を読んだ。

言葉にせずにいると整理整頓ができない。
誰かにわかるように伝えられない。
それでも私が言葉にしたくないと思うのは、ただそのままとっておきたいんだ。
もう二度と思い出さなくても誰の記憶にも残らなくても。
そのままにしておくことに私は価値を感じているのだ。
いや、言葉にすることで自分の印象が改竄されることが怖いのだ。
それに気付いて少し気が楽になった。

何故だか逆に言葉にすることがこれからもっとできるような気もしてきた。


2014年10月10日(金) 缶の階 の公演案内

缶の階 の公演案内です。


○o。.。o○o‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
劇場を舞台にした2つの2人芝居を上演します。
劇場には舞台と客席がありますので、舞台を舞台にした舞台編と、客席を舞台にした客席編の2つです。
どちらも、劇や劇の登場人物や俳優や観客をめぐる物語です。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+○o。.。o○o。


舞台編『ヒーローに見えない男/缶コーヒーを持つ男』
作:久野那美
出演:太田宏(青年団・カムヰヤッセン)、諸江翔大朗


客席編『椅子に座る女/椅子を並べる男』
作:久野那美
出演:片桐慎和子(突劇金魚)、七井悠


★今公演は二会場で行います。


■船場サザンシアター 公演
12月13日(土)
11:00 舞台編+客席編
15:00 舞台編
17:00 客席編
19:00 舞台編+客席編

12月14日(日)
11:00 舞台編+客席編
15:00 舞台編
17:00 客席編
19:00 舞台編+客席編


■ウィングフィールド 公演
12月15日(月)
16:00 客席編
18:00 舞台編
20:00 客席編

12月16日(火)
12:00 舞台編+客席編
16:00 舞台編
18:00 客席編
20:00 舞台編

※舞台編、客席編はそれぞれ上演時間を1時間。
舞台編+客席編は2時間15分を予定しています(15分の休憩含む)
※開演20分前に開場し、ご来場順に入場いただきます。



■料金
舞台編のみ:前売1,800円
客席編のみ:前売1,800円 
(予約・当日券は2,000円)

舞台編+客席編:前売3,600円
(予約・当日券は4,000円)


※ウィングフィールドでの16時開演公演(15日、16日両日ともに)のみ、前売・予約・当日すべて1,000円で販売いたします。

※9月1日〜11月30日は前売券(事前振込)の発売のみになります。
12月1日より予約を受け付けます。前売と予約では料金が異なります。
座席数が限られておりますので、なるべく前売券のご購入をお勧めいたします。


■チケット取扱い

船場サザンシアター公演→https://ticket.corich.jp/apply/56688/002/
ウイングフィールド公演→https://ticket.corich.jp/apply/56689/002/


■前売券購入について
前売券は、事前振込のみの取り扱いとなります。
下記3つの振込先のうち、いずれか1つをお選びください。なお、振込手数料はお客様負担となります。ご了承くださいませ。
1、ゆうちょ銀行(四〇八支店)
2、ジャパンネット銀行(すずめ支店)
3、三井住友銀行(千里中央支店)
入金確認後、チケットとちいさなプレゼントをお送りいたします。


■会場アクセス
船場サザンシアター
(〒542-0081 大阪市中央区南船場2-4-19 大和ビル16号館 B1F )
ウィングフィールド
(〒542-0083大阪市中央区東心斎橋2-1-27 周防町ウイングス6F)

※船場サザンシアター、地下鉄長堀橋駅2B号出口より徒歩約2分。
※ウィングフィールド、地下鉄長堀橋駅7番出口より徒歩約3分。


■お問い合わせ
http://homepage2.nifty.com/floor/can/
cannokai@gmail.com
070-5501-7448(制作:アサダ)



2014年10月02日(木) 10月になった

突劇金魚『漏れて100年』伊丹公演が終わりました。仙人の役はサリングさんにバトンタッチ。仙人のことをよろしくお願いしますって私が作者のサリングさんに言うのも変な感じだけどなんかそんな気持ちもある。
終わって何日か経ったので、老いていた顔は戻ってきたかな。いや実年齢がそう若くはないっていうのも事実ですが。
公演を観に来てくれたお客さまからお花を頂いて、今部屋にあるのですが、お花って素敵ですね。甘い匂いがほんとにしてくるし、見れば綺麗、見ているこちらも色っぽいような気分になりますよ。
10月になったけど昼間は夏のように暑いです。夜は涼しい。この頃の雲と空は動く絵みたいに広くて気持ちがいいです。
もうすぐ缶の階の稽古が再開します。その前に台本の書き直しが送られてきました。言葉ひとつ変わると全体も大きく変わります。久野さんの書かれる台詞は覚えるのにある集中力がいる。少しの変更も大変更に感じます。内臓の位置を変更するみたいな。がんばります!


カタギリミワコ |MAIL