こどもの世界のルールは固定しない。世界のルールは誰かの思いつきで一瞬のうちに変更され、不具合を感じた別の誰かが修正し、収拾がつかなくなればあっという間に崩壊し、また新しい世界が生まれ、その繰り返しである。彼らはルールを知らない者に寛容である。それまでのルールを知らぬ者の方に、自分を合わせようとさえする柔軟さを持つ。他者を変えようとするのではなく、自らが進んでどんどん変化していくのだ。