綿霧岩
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2004年08月25日(水) 遠い空に

めっきり涼しくなった。まだ暑いけど、頂点は越えた。これからどんどん涼しくなるのだろう。
秋は瞬く間に通り過ぎ、冬がやってくる。はず。
空はどんどん高くなる。
思いもどんどん遠くへ行く。

泣きたくなることがある。
ほんと、いつまでも青春なわたし。


2004年08月22日(日) 観客

いろんなものを見て、自分がなにを思うのか。
それがおもしろい。
結局観客というものは、自分を確認することになるのだ。

自分はどんな人間なのか。それを知りたいのだ。


2004年08月09日(月) ものといきもの

パソコンを手に入れたばかりで、わからないことだらけだ。
それでも表面的な操作の仕方は少しずつわかってきたけど、パソコンの中身がどうなっていて、何がおこなわれているのか、わたしは何も知らない。
一生知らないままかもしれない。

パソコンを前にしていると、もう何もしたくなくなっても、やることが思いつかなくなるくらい疲れても、なかなか電源を切るタイミングがつかめない。
もういいや、おしまい、と思っているのにいざ終了となると暗いなにかが心をよぎるのだ。
こちらの都合で、一方的にはい、さようならということがなんとなく憚られる。
まるで対人間だ。

本は違う。
本はもっとわたしのペースで開いたり閉じたりできる。
わたしがさよならと思えばそこでさよならだ。そこにはなんのあとくされもない。
本の中身は、たとえ未読であっても、そこに紙があって文字があることをわたしは知っているし、気軽に触ることができるからだろうか。
もう二度と開くことがなくても。
書かれている文字は変わることなくいつまでもそこにある。わたしが読もうが読むまいが。
きっと、だから安心してさよならできるのだ。

自分が知らないあいだに変わってしまうかもしれない、ほぼ確実に変わるであろういきものとさよならをするのは、パソコンの電源を切るときと少し似ている。


カタギリミワコ |MAIL